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トヨタ労組農業体験8年目に  2017.05.26

3労組田植え.jpg 豊田市足助地区北部の新盛自治区内にトヨタ労組(鶴田光行委員長・組合員6万8千人)の稲作農業体験実習地がある。広さ約1反歩(約1千㎡)の山間地域の水田だ。

 ここで5月21日、トヨタ労組社会政策局主催の第8回目の田植えがあり、組合員ら28家族・81人が参加し、午前中2時間ほどで植え終えた。労組から西野勝義副委員長や、寺田昭部長、スタッフ2人が現場に出ていた。

 地元農家団体の新盛里山耕流塾からは、鈴木邦夫会長らベテラン7人が田の中で労組員らに田植えの技術指導。もう一人、前市長の鈴木公平さんがいつもの百姓装束で田に入り、田植えの手ほどきをしておられた。

 右のベテランらを含めれば、今年の第8回田植え参加者は百人を超えていたかも。盛況だった。

 トヨタ労組の農業体験は、田おこし、田植え、田の草取り、稲刈り、脱穀、大収穫祭等々合わせ全8工程。ほとんどがトヨタ労組と新盛里山耕流塾の労農提携の協業だ。

 大きな成果は労組の農業体験田がある新盛自治区内の管田和集落から、耕作放棄農地が激減したことだろう。トヨタ労組の農業体験がその激減の〝雰囲気〟をつくり、新盛里山耕流塾が耕作放棄地内に市民農園を次々開設し、激減の〝実務〟をもっと読む.pdf

閉校から30年 素敵な山村同窓会 旧御内小学校  2017.05.19

3面・御内小・写真①.jpg豊田市足助地区の御内自治区(矢澤長介区長)が13日、旧御内小学校で閉校30周年イベントを開催し、地域内外に住む卒業生や当時の教員ら約150人が集まった。市長も駆けつけた。

 御内小学校は明治30年に鼎尋常小学校として開校。昭和40年頃までは造林事業に携わる人たちが多く、児童数も多いときには55名を数えたという。小学校の統廃合で90年の歴史に幕をおろしたのは昭和62年。児童はバスで足助小学校へ通うようになった。


3面・御内小・写真②.jpg閉校当時4年生だった矢澤英介さん(40・豊田まちづくり㈱)は、「みんな家族みたいな学校でしたよ」と振り返る。同学年は矢澤さんを含めて2人だけ。運動会のピラミッドも児童だけでは人数が足りず、先生も加わったそうだ。学校裏の田んぼに水を張ってスケートをした思い出もある。

 閉校30周年のイベント会場になったのは、御内小学校の跡地に整備された集会場「鼎館」と屋内広場「鼎ドーム」だ。これは市町村合併直前の足助町が各地域に整備した交流拠点の1つ。校舎も改修されて木工や竹細工、陶芸等のアトリエ「鼎工房」として使われてきた。今年7月からは新たにアート活動の場としてもっと読む.pdf

農業体験もう8年目 トヨタ労組社会政策局事業  2017.04.21

2開耕式.jpg トヨタ労組社会政策局の毎年の恒例事業である「2017農業体験活動」が4月16日、足助地区北部・豊田市新盛町菅田和集落の同労組稲作実習農場でスタートした。今年で連続8年目。

 労組側からは鬼頭圭介社会政策局長、同寺田昭部長や組合員34家族・95人が参加。地元農家から新盛里山耕流塾の鈴木邦夫会長ら6人が参加。市側からこの労組・山村の交流事業の生みの親である市おいでん・さんそんセンターの鈴木辰吉所
長、市足助支所の近藤雅雄所長が来賓出席した。

2ヤギ除草.jpg 労組の寺田昭部長、地元の鈴木邦夫会長の2人が、この日の労組・地元農家の交流をリードした。同労組出身の民進党古本伸一郎衆院議員や随員の一行も労組と農家の交流現地を視察に訪れた。

 この日古本衆院議員らが訪れた現地の菅田和集落の農地は、トヨタ労組と地元農家団体・新盛里山耕流塾との交流で甦った、まことに希有な成功事例の地だ。水田の耕作放棄地がほぼ消えた。

 トヨタ労組の「農業体験」は組合員のセカンドライフの可能性を開きながら、農山村の過疎解消に貢献する目的の事業。市は地域内に宿泊型の交流施設「すげの里」を建設。地域は地元農家が「新盛里山耕流塾」設立、労組事業を支えながら共に生きてゆく方針だ。また田園風景を甦らせるため、耕作放棄地に市民農園をもっと読む.pdf

ツリーハウス上棟式 あさひガキ大将養成委員会  2017.03.31

3面/ツリーハウス写真1.jpg 豊田市旭地区東萩平町の安藤征夫さん宅の裏山で26日、山桜の大木を利用したツリーハウスの上棟式が行われた。3面/ツリーハウス写真2.jpg

 この山は安藤さんが代表を務める、あさひガキ大将養成委員会のメイン活動場所。「子どもが子どもを育てる」「事故や怪我は自己責任」の方針で参加家族を募集し、過保護でないプログラムで子どもの生きる力を育んでいる。

 ツリーハウスづくりはそのシンボルとして2年半前にスタート。大工と一緒に月2回程度のゆっくりしたペースで進め、今回ようやく上棟式を迎えた。新年度は屋根、壁、床をつくり、家族で泊まれるようにする計画だ。

 現在はまだ足場に囲まれているので解りにくいが、台形フレームをつなぎ、山桜に竜が巻き付くようなイメージで設計されている(左写真が模型)もっと読む.pdf

小原暮らしの大見本市 移住希望の7家族が見学  2017.03.03

5面・小原見本市.jpg 豊田市小原地区で先月26日、都市からの移住希望者を対象にした「小原暮らしの大見本市」が開かれた。7組の家族が訪れ、大平自治区の加知満区長の案内で分譲宅地や空き家物件、地元小学校などを見学した。

 このイベントは、過疎・高齢化対策で移住・定住を促進しようと行ったもの。おいでんさんそんセンターや小原支所、旭支所の職員らも参加した。

 分譲宅地を販売している名古屋の会社は、坪単価が平均4万8千円であることや、日当たりが良いことをアピールしていた。地元の道慈小学校を見学したときには学校隣の道慈山観音寺も訪れ、地元住民が寺の歴史や文化について話した。 

 目玉となったのは空き家物件2件。この物件はイベント開催に向け、地元住民や市職員ら総勢40人が人海戦術で大量の家財道具や庭木を処分したものだ。1件は母家と離れ、駐車場、畑付きで家賃が月額4万5千円もっと読む.pdf

小原・下山も動いた 豊田市山村地域の定住促進活動 2017.02.24

 豊田市の旧町村地区では近年、過疎・高齢化対策として都市からの移住者の受け入れに力を注ぎ、成果をあげ始めている。これまで動きの鈍かった小原・下山の2地区も今年度から活発に動き始めた。今週末26日には小原地区で、3月26日には下山地区で移住希望者向けのイベントが行われる。

2面・定住促進・写真.jpg 小原・下山地区の人たちが都市からの移住者受け入れに積極的になり始めたのは、名古屋大学の高野雅夫教授による次のような試算をおいでんさんそんセンターが発表したからだ。

 ──人口1千人あたり毎年1〜2世帯の子育て世代が移住すれば、子どもの数は減らず地域を持続できる──
 少し頑張れば達成できる具体的な目標を示されたことで、これまで絶望的な危機感を抱えていた山村住民に希望が見えたのだろう。

 小原地区で率先して動き始めたのは大平自治区(加知満区長)。人口530人の同自治区では毎年1世帯の受け入れで目標達成だ。自治区の中に若者定住委員会を立ち上げ、先進地の旭地区からも学んでヤル気が高まった。その集大成として開催するのが今週末26日の「小原暮らしの大見本市」だ。分譲宅地11区画、畑付の空き家物件2戸、地元小学校の見学のほか、豚汁を振る舞って交流会も行う。集合は午前10時におにぎり持参で大平児童館(大平町宮ノ前5の1)へ。当日参加も歓迎している。

 この大見本市にむけて大平自治区は19日、「空き家片付け大作戦」も行った。これは空き家の流通が少ない大きな理由となっている〝大量の家財道具の片付け〟をボランティアでやろうというもっと読む.pdf

都市と農山村つないで回す  2017.02.17

 豊田市営の2つの組織「おいでん・さんそんセンター」と「豊田市観光協会=新名称ツーリズムとよた=」が一般社団法人になる手続きを終えた。来年度4月1日から本格的に活動をスタートさせる。

 両組織ともに、民間の発想や知恵、機動力を活かして都市と農山村をつなぎ、豊田市全体を上手く回していこうとしている公的な法人だ。豊田市が新しい時代に進むための大きな転換になる。

 「おいでん・さんそんセンター」は都市と農山村をつなぎ、お互いの強みを活かして「心豊かで持続可能な社会」を目指している全国的に見ても先進的な組織。経済以外の〝新しい価値観〟を広めることで豊田を回そうと活動してきた。設立から3年半が経ちすでに実績も多い。

 これまでは市企画課の出先機関だったが、民間の発想にあふれ、頑張って動こうとする地域へ支援を集中するなど、行政ではやりにくい手法で精力的に動いてきた。今回の法人化で、より思い切った自主事業を展開するとともに、市も経営に加わることで公的な信頼性も保っていく考えだ。

 正式には、市の出先機関である「おいでんさんそんセンター」の運営を、新たに誕生した「一般社団法人おいでん・さんそん」が受託する形だが、市民からみると今まと何も変わらない。事務所も足助支所2階のままだ。

 一方の「一般社団法人ツーリズムとよた」は、手続き上は豊田市観光協会とは別組織として発足する形。観光協会は残務処理後に解散する。

 会長は引き続き豊田市長が務めるが、キーマンの事務局長には実務経験者として新潟から招いた荻野光貴さん(現・開設準備室長)が就く。行政組織にはない発想や機動力を発揮しそうだ。

 前述のおいでんさんそんセンターが「新しい価値観」の切り口で豊田を回すのに対して、ツーリズム豊田は「観光産業」の切り口でもっと読む.pdf

人口・経済縮小で幸せな社会へ 豊田いなかとまちのくるま座ミーティング  2017.02.10

2面・くるまざミーティング・.jpg 農山村と都市をつないで幸せな社会を創ろうとしている豊田市の組織「おいでん・さんそんセンター」が、足助交流館で5日、シンポジウム「いなかとまちのくるま座ミーティング」を開催した。

 いま、心豊かな暮らしを求める都市住民たちが農村回帰の動きを強めている。自然の摂理に沿った暮らし、支えあいの社会、エネルギー自給、伝統的な食文化などの人間らしい生活環境が、現代社会に悩む人の心を惹きつけているのだろう。今回のシンポではこの潮流を強めようと「田舎を田舎らしく磨き上げる」をテーマにもっと読む.pdf

超小型EVコムス楽しく社会実験
2017.02.03

4面・コムス横写真.jpg トヨタ車体の1人乗り超小型電気自動車「コムス」を山村地域の移動手段にしようという社会実験の一環で28日、実験参加者でつくる「とよたの山里コムスサークル」が交流会を開いた。作業拠点のある小渡町の中央広場には色とりどりのコムス7台が集まった。

 この社会実験は、高齢者も暮らしやすい山村地域を実現するために名古屋大学、東京大学、豊田
市、足助病院が共働で立ち上げ、トヨタ・モビリティ基金を使って進めている「あすけあいプロジェクト」の1つ。マイカー相乗り、乗合タクシー、既存地域バスの効率化、コムス活用など様々な移動手段を組み合わせて交通格差の解消をめざしているものだ。サークル参加者が当事者意識をもってコムスを使い込み、活用方法や車両改善の提案を行って4面・コムス縦写真.jpg、それをプロジェクト主体の名古屋大学が支援している。

使われているコムスの大半は群馬ヤクルトから払い下げられた旧型モデルで、家庭のコンセントで一晩充電すると40〜50㎞を走行できる。車両の両側を目で確認できるほど幅がせまいので高齢者にも運転しやすく、また山村地域のガソリンスタンド減少も問題ない。いま社会実験で走っているのは足助7台、旭6台、稲武1台の計14台だ。

 コムス改造にのめり込んでいる足助地区則定町の髙木健さん(78)は大学とともに、1人乗りを前後2人乗りに改造し、軽自動車としてナンバー登録も済ませた。現在はより乗り降りしやすい改良版の制作にも取り組んでいるそうだ。メンバーは皆コムスをいじるのが面白いようで、交流会もワイワイと楽しそうなのが印象的だった。

 山村の高齢者にコムスを普及させる課題の一つに運転免許更新時のもっと読む.pdf

猪・鹿による農作物被害増加の解決に  2017.01.06

 豊田市足助地区新盛町の「猪鹿工房山恵」周辺で12月9日、県主催の「愛知産ジビエネットワーク会議」が開かれた。11月に稲武地区で開催された「ジビエ・グルメ・グランプリ」の中で行われた会議に続く第2弾だ。今回は名古屋調理師専門学校の生徒17人を中心に、飲食店経営者ら約40人が参加した。

 この会議は野生獣による農作物の被害増加を認識するとともに、捕獲されたイノシシやシカを食肉として有効活用することで山村地域の活性化を図ろうと開かれたもの。参加者はイノシシやシカを解体処理加工する施設「猪鹿工房山恵」で実際の現場を見たり、常勤役員の鈴木良秋さんから施設の概要説明を聞いたりした。このほか、イノシシの牙やシカの角でアクセサリーをつくっている「三州しし森社中」や、ヤギの飼育を行っている「めぇープルファーム」も見学した。

 新盛町集会所の扶桑館では愛知県農業総合試験場主任研究員の小出哲哉さんが、県内のイノシシやシカなどの野生獣による農作物の被害状況や、被害額などを説明。平成27年度の被害額は約2億2千万円だと話した。また捕獲されたイノシシやシカの頭数の過去5年間の推移をグラフで見せ、共に増加傾向にあることを説明していた(26年度イノシシ9432頭、シカ3362頭)。生息地域も拡大しているともっと読む.pdf

空き家片づけ大作戦 2016.12.16

1面・空き家かたづけ・写真.jpg 豊田市のおいでん・さんそんセンターが中心となり、足助地区明川町の古民家で11日、社会実験「空き家片付け大作戦」が行われた。山村地域で増えている〝空き家〟を活用し、都市からの移住者の受入れを促進する「空き家にあかりを!プロジェクト」の一環だ。

 古民家を借りて山村へ移住したい家族は年々増えている。子育て世代が移住すれば山村の人口構造が変わり、人口は緩やかに減っても、学校や祭り、お役などの担い手を維持できることも分かっている。空き家の活用は過疎対策の切り札だ。

 ところが、空き家はたくさん有るのに、貸し出される空き家は少ない。その理由の一つが「荷物が片付かない」ことだという。別の場所で暮らす家主だけで膨大な家財道具を片付けるのは難しい。業者に依頼すると100万円を超えるのでそれも無理だ。だから貸せない…。

 今回の社会実験は、そんな空き家の片付けをボランティア支援でやってみて、課題を炙り出そうというものもっと読む.pdf

伊勢神宮に絹糸献納  2016.12.02

2面・伊勢神宮献糸・写真.jpg 豊田市北域の今の稲武地域は明治〜昭和期「養蚕王国」で、農家の4割まで蚕のエサを採る桑を栽培、年に3回カイコを飼育、自家で絹糸をつむぎ生計を立てた。やがて製糸工場もできた。

 稲武の農林業の指導者であり、大地主だった古橋家は明治15年(1882)、古橋暉兒当主の時、稲武産絹糸の「伊勢神宮献糸」を実現。養蚕業継続発展の礎を置いた。生き物を育て農家は常に神への信仰と共にあったのである。

 平成時代、住民の総サラリーマン化で稲武の養蚕農業は事実上消滅。古橋財団理事長・古橋源六郎現当主は古橋懐古館の一角に「まゆっこセンター」を開設。桑の栽培、カイコ飼育、製糸、マユ製品加工などの「趣味の養蚕」の世界を一貫システム化したのである。

 同センターは、市民団体「まゆっこクラブ」が自主運営。今年11月7日伊勢神宮へ献納された神衣づくり用の絹糸も、同クラブの金田平重代表や女性会員らが同センター内の施設で生産、献納用に丹念に調整したものである。永続的な献糸システムがもっと読む.pdf

2016トヨタ労組農業体験活動in ASUKE  2016.11.25

五平餅焼.jpg 今年7年目の「トヨタ労組農業体験in足助」が去る11月13日、市施設「すげの里」で今期の「大収穫祭」を開催した。労組員や家族、共同事業者の新盛里山耕流塾のメンバー、来賓ら百人余が集まった。’五平餅やシシ汁などの手料理で恒例の大会食会を開いたのである。

 トヨタ労組社会政策局の農業体験は、元々は労組組合員の定年後のセカンドライフ準備のためにスタートしたものだが、今では労組と山村の地域交流の色彩の方が濃いと思う。都市と山村の恒例交流行事になった。

 その中でも晩秋の収穫祭は、田起こし、田植え、稲刈り、脱穀に続く最後のシメであり、会話もはずむ。トヨタ収穫祭.jpg今夏は長雨で稲の成長は遅れ、稲の大敵のイモチ病も発生。無農薬栽培の現地では大不作(まあ半作)を経験したが、収穫祭は無事にすんだ。プロの農家の新盛里山耕流塾の人らが来年の対策を練っている。

 トヨタ労組の実習田は約1000㎡の広さ。その周辺一帯の農地約2万8千㎡は新盛自治区内の菅田和集落の農地だ。7年前にトヨタ労組の農業体験が始まる前まで、その農地の87%までが草茫々の耕作放棄だった。

 7年前ころ、新盛里山耕流塾ができて、耕作放棄地を耕しては’「市民農園」を次々造成し、市民に優良農地として貸し出した。一般農家も刺激を受けて奮発し、自分の耕作放棄地を耕し始めたのである。

 トヨタ労組の農業体験の刺激が強力だった。新盛里山耕流塾が「市民農園」をスタートさせた効果も絶大だった。わずか7年の間に新盛自治区・菅田和集落の耕作放棄地は11%へ激減もっと読む.pdf

ヤギお披露目山里の人気者に 豊田市足助 めぇープルファーム 2016.11.04

6面・ヤギ.jpg 豊田市足助地区北部の住民らでつくる「めぇープルファーム」=鈴木光明会長・18人=が先月29日、新盛町の扶桑館周辺で雌ヤギ2頭のお披露目と飼育拠点の開園式を行った。

 めぇープルファームは耕作放棄地の草をヤギに食べさせることによって山里を美しく保つとともに、ヤギとのふれ合いを地域の活性化にも繋げようと発足した地域団体。昨年からヤギの飼育に関して研修を行ったり、飼育拠点となる山すそを整備したりしてきた。長野県売木村からヤギを購入することを決め、今年7月からは飼育小屋などもつくってきた。

 当日会場となった広場には、ヤギの命名を依頼されていた地元の市立新盛小学校(全校22人)の児童らが集った。来賓には小島丈幸・鈴木雅博両県議、鈴木章市議、足助支所長の近藤雅雄さんらが招かれた。

 開園式で新盛小の子どもたちはヤギの名前を発表。体の小さいヤギが「もみじちゃん」、大きいヤギが「かえでちゃん」と名付けられた。香嵐渓のモミジと、英語メイプルを日本語のカエデに改め、決めたという。子どもたちは「森のくまさん」の替え歌でヤギが来たことをよろこぶ歌もっと読む.pdf

若者の多さに驚き 下山よってらっ彩みてらっ祭  2016.10.28

3面・五平もち早食い・写真.jpg 豊田市下山地区の秋まつり「よってらっ彩・みてらっ祭」が先週末22・23日、市役所支所の駐車場で開催された。山村地域らしからぬ盛況ぶりに驚かされる、都市部との交流イベントだ。2日間の来場者はのべ5千人規模(下山の人口は4700人)。地元以外のお客さんの方が多いそうだ。

 このパワーの一番の源は下山商工会青年部の頑張りらしい。20人ほどしか居ないのだが、彼らが同年代の友人をたくさん巻き込んで開催しているそうだ。そこに中学生のボランティアもたくさん参加している。とにかく若い人が多いのがこのイベントの特徴だ。下山商工会の近藤孝会長も「不思議な現象なんですよ」ともっと読む.pdf

献糸の伝統脈々135年も 豊田市稲武地域の市民団体で「養蚕」を継承 2016.09.23

27年度宇治6$+$i8%G((0)l$X.jpg 今の豊田市稲武地域は明治〜昭和期、養蚕農業=マユの生産で栄えた。稲武の豪農の古橋家当主の古橋暉兒氏は養蚕振興のため、カイコの餌になる桑の苗木を稲武の農家に配布。伊勢神宮宮に対しては、稲武からの献糸の古典復活を要請した。

 明治15(1882)年には、神官の衣料を織るための生糸を初めて献納した。稲武から伊勢神宮への献糸の伝統は脈々続き、今年の稲武献糸会からの献糸は135年目。養蚕業盛んな時代は各養蚕農家が献糸用の絹糸を寄進していたという。まゆっこくらぶ.jpg

 昭和30〜40年頃、稲武の養蚕農家は4百軒ほどあり、毎年マユ4万㎏程を生産していた。これ以降は産業の工業化で養蚕業は衰退。今は稲武の養蚕業は事実上消えた。

 稲武の農林業や養蚕業を支えてきた財団法人古橋会=古橋財団(古橋源六郎理事長)としては財団施設内に、市民の養蚕体験継承のための「まゆ
っこセンター」と、稲武の養蚕業復活をさぐるための「古橋財団養蚕所」の2施設を開設した。

 先発の「まゆっこセンター」の方は、まゆっこクラブ(金田平重代表・9人)という市民団体が運営し、桑畑の育成・カイコの飼育・マユの生産・製糸の全工程を一貫管理できる。施設名を「真ゆっこせんたー」という。

 最近の伊勢神宮献糸はすべて「まゆっこクラブ」産の御料糸(生糸)でまかなわれてもっと読む.pdf

稲武に初の観光ヤナ完成 2016.07.08

4面・おいでんやな・写真①.jpg 豊田市稲武地区では初めての観光やな「おいでん・やな」が7月1日、大野瀬町の根羽川河川敷広場にオープンした。悪天候時以外は9月末まで無休の予定だ。

 おいでん・やなを運営するのは、清流再生を願い今年2月に発足した稲武地区の有志組織「いなぶ清流ルネッサンス」。構成するのは川に携わる団体、営農組合、シダレザクラ保存会、蜂愛好会などだ。交流のある都市部の東田自治区(豊田市挙母地区)や金城学院大学(名古屋市)も入っている。代表は名倉川漁協の安藤恭三組合長、やな運営の主体はヘボ愛好会の一蜂会(鈴木健氏会長・16人)だ。

 やな(簗)はもともと観光用でなく、落ちアユを捕るための大型漁具。かつては稲武地区4面・おいでんやな・写真②.jpgでも各河川に架けられていたそうだ。根羽川にもあったが平成12年の東海豪雨で壊滅してしまった。

 今回初めて観光やなを作ることになったのは、ルネッサンスの中で「地域活性化の起爆剤に」と案が出たのがきっかけ。「地元高齢者の雇用や集いの場になれば」という思いもあったそうだ。やなの架け方は巴川の白鷺やなに教わった。

 建設時には地元の土木業者が応援しもっと読む.pdf

すげの里で弁当づくり豊田足助地区   2016.06.17

3面・足助ごはん.jpg 豊田市足助地区の市営里山くらし体験館「すげの里」で7日、里山の食事づくり講座が開かれた。主催したのは新盛里山耕実行委員会で、参加者5人がスタッフとともに弁当作りに挑戦した。

 この企画は山村の食材を使って調理し、その場で食べることで食材の美味しさを知ってもらおうと開かれたもの。山菜の天ぷらや、鮎の塩焼き、シイタケの焼き物、釜で炊いた白飯、足助ごはん.jpg草餅など約15品のメニューが並んだ。

 東京都出身で足助地区に住み始めて4年目の久保良子さん(37・小町)は、講座参加者からスタッフになった人。今回は釜での飯炊きを担当した。「今回は上手く炊けなくて残念でした。でも失敗しても適切なアドバイスがもらえるのでありがたいです」「足助では旬の食材がすぐ食べられる。すごく贅沢だともっと読む.pdf

稲武に養蚕事務所新設  2016.06.17

蚕.jpg 豊田市北端の山村・稲武市街地に、古橋財団=一般財団法人古橋会(古橋源六郎理事長)経営の歴史博物館「古橋懐古館」がある。その一角の古橋財団施設で市民団体「まゆっこクラブ」がスタートしたのは1997(平成9年)4月だった。

 金田平重代表は稲武在住の愛知県の古い養蚕技術者、会員12人。養蚕技術を伝承し、新しい養蚕事務所設立を準備しながら、稲武産の繭で生糸を生産、伊勢神宮奉納を続けてきた。1蚕上.jpg

 そして今年2016年4月、古橋財団は稲武市街地内に従業員5人規模の本格的な養蚕事務所を設立。この6月9日、大学や報道各社対象に新養蚕事務所の見学会を開いた。まゆっこクラブの金田平重代表が初代養蚕事務所長に就任した。

 新しい稲武養蚕事務所はもっと読む.pdf

クマガイ草・エビネ復活! 初夏の足助植物園    2016.06.03

エビネ.jpg 去る5月21日朝、足助植物園を訪れた。植物園会長の市川俊作さんが初夏の山草を語ってくれた。

 足助植物園があの急峻な山道(眞弓山ハイキングコース)で管理しているのは山草・樹木は250種類という。山草それぞれに植物名を書いた標識が立ててあるので、カメラマンたちの評価は上々。

 今年4月、家内と2人で植物園内を歩いた時、ジエビネ、キエビネの大群落を見た。背丈が高く伸びていた。古い産地ではエビネが小型化し、株もマバラになっているが、足助植物園内でエビネは健在だった。30年前の杉本・神明神社と同じ正常なエビネが見えた。足助植物園に移植されたジエビネは草丈が高かった。花もびっしりついていた。足助植物園はエビネを復活させたのである。

 今回はクマガイ草の復活地を見せてもらった。20株移植したというクマガイ草は、数倍の株数に繁殖していた。地下水、土質等を事前調査した上で移植し、今後の繁殖も継続調査するという。

 エビネ・クマガイ草と並び絶滅が危惧されている山草にササユリがあるがもっと読む.pdf

スイス流黒字の森づくり学ぶ 2016.05.20

 日本の林業より厳しい経営条件にありながら黒字経営を続け、自然環境への貢献も両立させているスイス林業に学ぼうと、豊田森林組合が16〜18日の3日間、スイスから敏腕フォレスター(森林管理者)を招いて講演会と現地研修会を開催した。

3面・森林組合・顔写真.jpg 戦後拡大した人工林が生長し、これから日本林業は空前の収穫期を迎える。豊田市が中核製材場の誘致(平成30年度稼働)を決断したのもそういう時期だからだ。これまでは間伐整備が中心だったが、主伐に力を入れるようになる。

 伐採を担う豊田森林組合にとっては、持続可能な方法で、いかに低コストに施業できるか、その能力がますます問われる。そ3面・森林組合・写真.jpgのため同組合は森林施業プランナーの育成に力を入れ、17名を試験に合格させてきた。今回スイスから講師を招いたのも人材育成に力を入れている現れだ。

 講師に招いたロルフ・シュトリッカー氏は、チューリッヒ州にある延べ850haの森林を管理するフォレスター。林業経営計画の立案から、所有者との交渉、作業員や機械の発注、製材所との交渉、材木の売却までを一手に担っている人だ。

スイス林業は、人件費が世界一高い、急勾配、材価が低い、補助金が無いなど、日本林業よりも厳しい経営条件にある。そのため1980年代から、近隣の林業大国では生産の少ない、価値の高い木を択伐する林業にシフトしたという。伐採は森の生長量を超えない範囲で行うため、森の形も永続的に保たれている。近自然森づくりだ。

 そうしたスイス林業の中でもシュトリッカー氏は敏腕のフォレスターとして知られ、彼が担当する森林は黒字経営を続けてもっと読む.pdf

空き家活用へ本気 豊田市 旭敷島自治区  2016.05.13

2面・敷島自治区・写真.jpg 都市からのIターン・Uターン定住者の受入れに積極的な豊田市旭地区の敷島自治区(鈴木正晴区長・330世帯)が、去る4月27日、不動産・建築業の3社と「パートナー協定」を締結した。

 両者はこれまで市の「空き家情報バンク制度」で成約した物件に限定した関係だったが、定住希望者の情報、空き家の情報を共有することは双方にメリットがあるため協定締結に至った。

 平成22年に市が始めた「空き家情報バンク制度」は山村へ定住したい都市住民に人気が高く、現在228世帯が登録している。その60%は30〜40代の子育て世代であり、過疎・高齢化に悩む山村にとっては希望の光だ。

 ところが、空き家供給の登録は13軒とまったく足りていない。空き家はたくさん有るのだが、生まれ育った家を手放すことへの抵抗感や、親戚の目が気になるなど、山村住民の気持ちの問題でなかなかバンク登録されないのが現状だ。この問題を解決することこそが、山村の過疎・高齢化対策のカギになる。

 今回の協定締結は、不動産のプロが空き家活用に本気になることでもっと読む.pdf

都市の山草ファンどっと5百人 第68回足助山草展  2016.05.13

1足助山草展.jpg 豊田市の足助地区恒例の「春の山草展」が5月3・4・5日、百年草館ホールで開催され、名古屋、豊田、岡崎、瀬戸などの都市の山草ファンが3日間で5百人余訪れた。例年より多かった。

 会場には会員らがタネを蒔いたりして育てた山草約88点の鉢植え作品が出展された。

 フタバアオイ、フリン草、イワチドリ、イカリ草、チゴユリ、ウラシマ草、ヤブカンゾウ、ハハコグサ、ジエビネ、ヒメイズイ、サクラ草、エンコウ草、アマドコロ、ウスユキ草、クマガイ草、ギボウシ、シライト草、ムサシアブミ等々が見られた。

 出展者は会員33人のうち、17人程度だった。熱心な会員が多数の作品を出展しているので、山草展の会場は華やいでいたが、山草会は会員の高齢化など一つの危機をむかえているようだもっと読む.pdf

リピーターも増えてます 山野草展11年目   2016.04.22

4面・山野草展.jpg 豊田市足助地区新盛町の集会所「扶桑館」一帯で16日・17日の2日間、山野草展を中心とするイベントが行われた。主催したのは扶桑の郷活性化委員会で、今年で11年目。

 これは、同自治区を活性化させようと春と秋に開いているもの。館内には岡崎市の園芸店から運び込まれた山野草の苗や鉢植えなどが多数並んでいた=下写真=。屋外ではこけ玉づくりの実演販売や、バンド演奏も。野菜などの販売もあり、多くの人で賑わっていた。2日間で400本用意した五平餅は完売となり、急きょ炊き込みご飯をつくるほどだったという。

 イベント開催の1日は扶桑館隣の獣肉加工処理施設「猪鹿工房山恵」も出店し、シシ汁を振る舞ったり、シシ肉まん等を販売したりしていた。

  扶桑の郷活性化委員会代表の鈴木光明さんは「リピーターも増えてきてうれしいですね。来場者が飽きないよう新しいことも取り入れていかなくてはならないと考えていますもっと読む.pdf

ヤギで草刈り山里を美しく!    2016.04.15

4面・足助ヤギ.jpg 耕作放棄地の草をヤギに食べさせて山里を美しくしようと考えている豊田市足助地区北部などの住民グループ「めぇープルファーム」=鈴木光明会長(63・新盛町)・会員19人=が、ヤギの飼育拠点(新盛町)の外柵を完成させた。

 同団体は今年1月から本格的に拠点づくりをスタート。土地を借り受けて整備を行ってきた。外柵づくりと平行して飼育小屋やエサ置き場も設計し、年間スケジュールについても話し合いを重ねてきた。10月には雌ヤギ3頭を購入する予定だ。購入先は同団体を立ち上げるきっかけとなった長野県南信州の売木村だというもっと読む.pdf

都市企業の研修山村へ 2016.04.08

4面・伊熊町・写真.jpg 名古屋市中区の本社を拠点に、県内でカレーハウス「CoCo壱番屋」15店舗を経営している㈱ワイズ=従業員400人=が、豊田市旭地区の伊熊町で「社員研修」と「遊休農地解消による社会貢献」を兼ねた農業体験の取り組みをスタートさせた。3月29日には伊熊公会堂でキックオフ・イベントの勉強会と交流会が行われ、社員や地元住民ら約20人が参加した。

 農業体験を通したこの社員研修・社会貢献事業は、企業の組織づくりを手伝う㈱ジオコス=名古屋市=が企画したもの。「我が社の元気ファーム」と銘打ち、都市の企業に薦めている。受け入れる農山村側とのコーディネートには豊田市のおいでん・さんそんセンターが全面協力した。

 この「我が社の元気ファーム」事業には昨年から人材派遣のMantoMan㈱=名古屋市=も取り組んでおり、秋には収穫祭も開催。過疎・高齢化の進む集落が久しぶりに賑やかになったそうだ。同社は今年度も規模を拡大して継続すると言う。

 第2弾の㈱ワイズが取り組むのは稲作1500㎡ともっと読む.pdf

ジビエ界の巨匠㈱山恵来訪 エスポワール藤木徳彦シェフ 2016.02.26

5面・山恵.jpg 豊田市足助地区北部の新盛町に1月オープンした野生獣肉加工処理施設「猪鹿工房㈱山恵」に先月22日、ジビエ界の巨匠・藤木徳彦さんが来訪した。藤木さんは長野県蓼科高原にある宿泊施設を備えたフランス料理店「エスポワール」のオーナーシェフ。NPO法人日本ジビエ振興協議会理事長で、内閣府の地域活性化伝道師でもある。

 藤木さんが㈱山恵を来訪したのは、オープンしたばかりの山恵を単純に見学したいと思ったからだという。名古屋市でジビエに関する打ち合わせもあった。

 山恵ではイノシシが運ばれてくる様子や、解体・加工処理場、野生獣肉の冷凍保管場所を見学。「皮の剥ぎ取り方がうまいですね」「肉の臭いが他地域と比べて違いますね」と話していた。イノシシ肉のソーセージももっと読む.pdf

獣肉解体フル回転 豊田足助猪鹿工房㈱山恵  2016.02.19

 豊田市足助地区北部の新盛町にできた野生獣肉加工処理施設「猪鹿工房㈱山恵」が1月10日に稼働スタートした。ここは、これまで捕獲しても廃棄処理(地中埋設)されることが多かったイノシシやシカを食用として活用していく会社だ。稼働から1ヶ月。野生獣の受け入れ状況やジビエ商品の販売状況を聞いた。

IMG_0145.JPG オープンから1ヶ月が経った2月13日までの受け入れ状況は、イノシシ58頭、シカ10頭の合計68頭。冷凍庫がいっぱいでシカの受け入れを断ったこともある。売り上げは一般販売と業者の買い取りを合わせて約35万円。業者は温泉旅館や大手ラーメンチェーン店などだ。稲武地区で開催されたジビエスタンプラリーの景品にも使われたという。

 イノシシ・シカの受け入れ目標は年間350頭。猟師のなかには独自の流通ルートをもっている人もいるので、当初は十分な量が持ち込まれるか心配したそうだ。しかし、販路を持ってない人や、現金で買い取ってもらえるシステムに好感を持つ人も多く、思っていた以上に持ち込み量が多いという。

 買い取り価格は内臓を抜いた状態で、重さ1㎏あたり250円〜500円。イノシシ、シカとも年令や雄雌などによって肉質や脂ののりが違うためもっと読む.pdf

野生獣「駆除」も「保護」も目標に 猪鹿工房山恵 2016.01.22

山恵.JPG 豊田市新盛町菅田20─1(足助北部)で、去る12月竣工していた獣肉処理販売施設「猪鹿工房・山恵」が1月10日営業スタートし、イノシシ(猪)の捕獲・解体・精肉加工・販売を一貫した流れに乗せた。10日から5日間で12頭解体した。ジビエ販売の問合せは☎0565─98─0836へ。

 この施設の建設・運営母体の株式会社山恵は山間地域有志の出資で設立。豊田市の多額補助と農水省の6次産業補助で、総額5千万円で施設建設した。今後は民設民営会社の山恵が自主経営する。

 山恵社の小澤庄一社長(78)は非常勤。常勤スタッフは山恵常勤役員で猪鹿工房店長の鈴木良秋さん(64)と、桜井啓三(78)水野浩司(61)河合廣美(66)桜井鉄夫(81)の4人の足助のベテランの皆さん。以上5人で捕獲応援・解体・精肉・販売のすべてをこなす。

 株式会社山恵はイノシシ(猪)やシカ(鹿)による獣害対策のためスタートした会社だが、捕獲した野生獣は食用として活用するのが大前提の会社でもある。山恵社の人々はこの会社名称の通り、イノシシやシカなどの野生獣を「山の恵み」と考えている。捕獲で農地に出て来る野生獣の数を〝調整〟しもっと読む.pdf

山主も参加意識アップ あさひ森の健診報告会に熱気  2016.01.08

6面・あさひ森の健診・写真.jpg 豊田市旭地区で昨年8月に開催された「第1回あさひ森の健康診断」の結果報告会が、去る12月20日、同地区の敷島会館で開かれた。会場内は満足感とヤル気からくる熱気であふれていた。

 10年継続して昨年度終了した元祖「矢作川森の健康診断」は、森林ボランティアと研究者が主催し、多くの都市住民が参加。流域の人工林の荒廃状況を広く知ってもらう役割を果たした。

 これに対して今回の「あさひ森の健診」は、地元主体で開催したことが大きな特徴。山主をはじめ地元住民が人工林の現状を実感し、森づくりへの関心を地域全体で高めるのが狙いだ。それが山村では地域づくりのビジ
ョンに直結する。

 第1回目は地域の関心があまり高まらないまま開催日を迎えたが、調査に参加した山主たちは「さほど荒れていない」と思っていた山が〝過密〟と判定され、目からウロコが落ちたようだ。

 今回の報告会でも「うちの山は〝超過密〟でペケだと判りました」と、ふっきれた笑顔でもっと読む.pdf

民設民営獣肉加工処理施設完成   2015.12.18

食肉処理場.jpg 豊田市新盛町菅田(足助北部)で「野生獣肉加工処理施設」が完成し、12月19日10時〜13時、現地で竣工式がある。国・県・市議員、愛知県・豊田市・猟友会の代表ら約50人が出席する。神事や施設説明会、獣肉料理パーティがある。

 施設の総工費は5500万円。豊田市・農水省・県補助金3600万円(65%)。株式会社山恵の自己負担は1900万円。山恵が自主経営し、イノシシ・シカを毎350頭処理する計画だ。

 今後の経営テーマは、次の2点だろうと記者は思う。

 〈第1〉 これまで市内で毎年3千〜4千頭のイノシシ、シカが捕獲されていたが、そのほとんど廃棄処理(地中埋設)されていたらしい。これは神が許さぬ行為。丁寧な事前処理で廃棄処分を極力減らし、捕獲獣はジビエや加工品として食卓に供する。㈱山恵はそういう目的をもった経営体であるという。

 〈第2〉 山恵の野生獣加工処理施設の影響を受け、イノシシ駆除が進展し、獣害が減るだろうかもっと読む.pdf

EV軽トラ足助でモニター使用  2015.12.11

3面・EV軽トラ・写真.jpg 豊田市衣ヶ原の新明工業㈱が開発中の「コンバージョンEV軽トラック」が3日、市役所足助支所にモニター納車された。これから3月末まで農山村での実証走行が行われる。

 コンバージョンEVとは、ガソリン車からエンジンやガソリンタンクを外し、電動モーターやバッテリーを積んだ電気自動車(EV)のこと。新明工業㈱はリーマンショック後、車両特装の技術を活かしてこの分野に挑戦し、市の低炭素社会システム実証プロジェクトにも参加してきた。すでに市役所や豊田信用金庫などに3台の商用バンタイプを納入している。

 今回のコンバージョンEV軽トラは農山村向けに開発中のもの。もちろん4WDだ。農山村のガソリンスタンド減少問題もあり期待が大きい。安価な鉛バッテリーを使用しているため満充電でも35㎞程しか走行できないが、登坂能力や積載能力は問題ないそうだもっと読む.pdf

手作り水力発電成功  2015.11.27

4面・稲武手作り水力発電.jpg 豊田市稲武地区富永町の自治区集会所とその周辺で、7月から10月まで行われていた4回シリーズの「手作り水車発電講座」が終了し、14日に点灯お披露目会が行われた。この企画は、水車や小水力発電の仕組みを学びながら発電機をつくり、そこから得た電力を地元で使っていこうというもの。講座を通して他地域や異年齢の人と交流することで、山村地域の活性化に繋げようという狙いもある。主催は市の補助金を利用するわくわく事業団体「里山とみながわくわく再生会」=伊藤純義会長=だ。講座の講師を務めたのは名古屋大学大学院環境学研究科の岡村鉄兵さん。毎回、地元住民や大学生、一般申込者など30人ほどが参加してきた。

 点灯お披露目会には受講生のほかもっと読む.pdf

中馬街道人馬往来の歴史遺産を豊田で再現 2015.11.20

1人馬パレード入れ替え.jpg 豊田市北部に伊勢神峠を愛する会(朝倉和夫会長・後藤武久副会長、会員24人)という行動派の自然愛護団体があって、「中馬街道人馬パレード」をやるという〝夢物語〟を構想していた。1中馬街頭イベント.jpg

 市企画課が市町村合併10周年記念で、ミライ志向の市民提案を募集していた。夢物語は応募40団体中16位入賞、賞金60万円をもらった。伊勢神峠の両側の足助・稲武で実行委員会ができ、11月15日、人馬パレードが実現したのであるもっと読む.pdf

ヘボ飼育巣市内トップで準優勝 足助綾渡町原田誉也くん(18)
2015.11.13

4面・ヘボコンテスト・写真.jpg 山村のハチ愛好家たちが育てあげたヘボ(地蜂=クロスズメバチ)の巣の重量を競う「足助へぼコンテスト」が8日、豊田市五反田町の八幡神社で開催された。今年で16回目の恒例イベントだ。主催は足助地蜂愛好会。

 同会の会長を長年務めた安藤啓治さんが今春病気で亡くなったため、新会長の安藤泰浩さん(五反田町)が「意志を継いで今年も開催することになりました」と開会挨拶。境内に集められた64巣の計量が始まった。

 ヘボの飼育は、初夏に小さな巣を探して巣箱に移し替え、エサを与えながら大きくするもの。巣を探すのも、飼育巣箱に通う働きバチが増えるのを見るのも、最後に食べるのも楽しく、山村の大人が夢中になる遊びだ。

 今年は初夏の天然巣は大きかったが、後半エサのバランスが崩れたのか大きくできない人が多かったそう。難しい年だったようだ。その中でベテランを唸らせたのが綾渡町の原田誉也くんもっと読む.pdf

盛大に収穫祭6年目 トヨタ労組主催・新盛里山耕が協力 2015.11.06

1新盛耕流塾収穫祭.jpg トヨタ労組主催・地元新盛里山耕実行委員会協力の2015「農業体験」事業が、冬の田起こしから春の田植え、夏の田の草取り、秋の稲刈りまで無事に終え、11月1日豊田市新盛町の市施設「すげの里」で、第6回収穫祭を盛大に開催した。

 農業体験に参加してきた同労組員17家族50人、労組・里山耕スタッフ・来賓合わせ、里山耕流下の上.jpg総勢約80人参加の大収穫祭だった。

 常連メンバーの鈴木公平前市長は今回他用で欠席。地元の鈴木章市議、松永浩行足助支所長、地元区長らが来賓出席し、喜びの挨拶をした。

 主催者のトヨタ労組・西野勝義副委員長は「イノシシの被害が少しあったが、新盛里山耕の協力に支えられ、おいしい米が収穫できた。組合員各家族、地元との交流を大事にしたい」と述べた。

 新盛里山耕スタッフによると、今年の農業体験田約1000㎡(1反)のコメ収穫量は約300㎏(5俵)。この新米でもっと読む.pdf

都市農山村交流に新展開 おいでんさんそんセンター  2015.10.30

 都市と農山村それぞれの強みを生かし合うためコーディネートをしている豊田市の「おいでんさんそんセンター」が20日、都市企業のトップや人事担当、福利厚生担当者らを農山村の推薦フィールドへ案内する「山里マッチングツアー」を初めて開いた。都市と農山村の交流の形を大きく前進させそうな取り組みのスタートだ。

2面・おいでん山村センタ写真.jpg 都市と農山村の交流というと「過疎・高齢化で困っている農山村を都市住民の人手で助ける」イメージが強い。しかし、都市側の潜在的ニーズも大きいはずだ。例えば農山村には、経済優先・効率優先の都市社会で心を病んだサラリーマンを癒やす力がある。企業の研修、CSR(社会的責任)活動、新規ビジネスの場にもなり得る。そうした都市側の潜在的ニーズを掘り起こして農山村と繋げることこそ、おいでんさんそんセンターの真骨頂だろう。今回の「山里マッチングツアー」は、そのきっかけづくりだ。予想を上回る14社(名古屋9、豊田4、安城1)の申込があった。

 視察先は稲武地区と旭地区の計4カ所。推薦フィールド2カ所と、既に企業が活動している先進事例2カ所だった。

 最初の推薦フィールドは稲武地区の建設会社㈱杉田組が経営するブルーベリー農園。社会的課題である耕作放棄地を活用しようと平成17年に農業参入し、加工・販売の6次産業化も進めてブルーベリーを稲武地区の特産品に押し上げたもっと読む.pdf

野生獣解体施設オープンへ 2015.10.23

1面・獣肉解体処理施設・写真.jpg 豊田市北・東部の農山村全域でイノシシ(猪)ニホンジカ(日本鹿)の農作物・農地被害が、山村の存立基盤をゆるがすような大きな社会問題になってきた。その抜本解決をめざす拠点施設「足助獣肉処理施設」=写真=が、この9月足助北部の同市新盛町で着工された。12月完工、来年1月営業開始予定。

 この拠点施設を建設・経営するのは株式会社山恵という地域会社。「山の恵みを地域に活かす会社」という設立趣旨に賛同する有志14人が出資。右の顔写真の3役員が農水省・豊田市との会社設立協議を担当。今後は会社経営に当たる。

 民設民営の山恵社の営業内容は、猪などの野生獣の捕獲(1次産業)から解体精肉加工(2次産業)、ジビエ販売(3次産業)までを一貫してあつかう第6次産業方式。

 経営は山恵社の独立採算。前途はまったく未開拓分野でもっと読む.pdf

小水力発電で山里てらそう 豊田市稲武    2015.10.09

3面・稲武の水車.jpg 豊田市稲武地区富永町の自治区集会所とその周辺で、7月から10月までの4回シリーズの「手作り水車発電講座」が開かれている。主催しているのは市の補助金を利用するわくわく事業団体「里山とみながわくわく再生会」=伊藤純義会長=だ。 

 この企画は、水車や小水力発電の仕組みを学びながら発電機をつくり、そこから得た電力を地元集会所などで使っていこうというもの。この講座を通して地元民が他地域や異年齢の人と交流することで、山村地域の活性化に繋げようという狙いもある。富永町は山林に囲まれた山里で、世帯数は8戸だけだ。

 7月から行われてきた講座には毎回、地元住民や大学生、一般申込者など30人ほどが参加している。この講座の講師を務めるのは名古屋大学大学院環境学研究科の岡村鉄兵さんだ。参加者たちは水力発電の仕組みについて学んだ後、実際に小水力発電機に使うパーツを加工したり、発電機を取り付けたりした。

 水車に取り付けられた発電機で得られる電力量…もっと読む.pdf

養蚕・製糸は産業文化遺産に 2015.10.09

1糸とり.jpg 今の豊田市稲武地域はかつて一大養蚕地域だった。大きな製紙工場が近年まであった。

 住民の4割までが養蚕農家で広い桑畑を持ち、桑の葉で蚕を飼育し、蚕の繭から生糸を生産していた。製糸業である。

 稲武で古橋懐古館(博物館)を経営する財団法人古橋会は代々、村の指導者として養蚕業と製糸業を育成してきた。稲武から伊勢神宮への絹糸の奉納(献糸)も明治期から続け、今年の献糸は134年目という。

 そして現在、稲武もトヨタ圏の一員。古橋財団は、かつての稲武の養蚕・製糸業を後世に伝承すべき産業文化と捉え直し、その文化を文字や言葉で伝承するだけでなく、目に見える形にして伝承し、ミライの可能性を追おうとしている。

 古橋懐古館隣地の古橋財団用地に平成20年「まゆっこセンター」を建設。ミニサイズながら桑の植え付け、蚕の飼育、繭の生産、製糸、シルク製品づくりなどの一貫作業を可能もっと読む.pdf

11月1日収穫祭へ70人・五平もちで 6年目・トヨタ労組農業体験 2015.10.02

稲刈り.jpg 足助地区北部の豊田市新盛町菅田和集落で、9月20日午前、トヨタ労組農業体験事業の稲刈り作業があった。

 平成21年(2009)に同事業が始まって以来、今年の稲刈りは6回目。労組員50家族の親子が参加。もう農作業に慣れた組合員が多く、約一反(千㎡)の広さの農作業を手刈り・ハザかけ式で半日で終えた。

 この農業体験は前段階に田起こし、田植え、田の草取りなどがあり、田んぼでの作業は稲刈りが最後。あと脱穀と収穫祭があるだけ、9割の工程が無事終了した。

 この労組事業には、市おいでん・さんそんセンター(鈴木辰吉所長)という事業推進団体と、地元の新盛耕流塾(鈴木智会長、30人)が参加。

 飯盛里山耕流塾は地主の農地を労組に賃貸する事務を行い、労組側の農作業を指導・管理する。同塾と労組は共存共栄関係を築いている。

 労組の目的は組合員の農業体験で定年後のセカンドライフを開いたり、山村地域と交流したりすること。もう一つはもっと読む.pdf

耕作放棄地で社員研修
2015.09.11

 都市の企業が農山村の耕作放棄地と空き家を借り受け、地元の力も得て、社員研修の場として使う。そんなソーシャルビジネス的な取り組みが豊田市旭地区で始まった。都市農山村交流の真骨頂とも言えるこの動きに注目が集まりそうだ。

4面・耕作放棄地・写真.jpg 耕作放棄地を活用したこの社員研修プログラムを企画したのは、企業の成長を手助けしている㈱ジオコス(名古屋市)。イメージはテレビ番組の人気コーナーだった「ダッシュ村」だ。農山村での農作業研修を通して、社員個々の良さや自主性を引き出し、さらにそれが企業としての社会貢献(耕作放棄地の解消)にもなる取り組みだ。

 この企画は豊田市の「ミライのフツーチャレンジコンテスト」で採択され、市のおいでんさんそんセンターと連携して事業スタートした。都市側の企業ニーズを発掘するのが㈱ジオコス、農山村側の受け皿を見つけるのがおいでんさんそんセンターの役割だ。

 第1号として旭地区伊熊町で8月に社員研修を始めたのは、名古屋市に本社をおく人材派遣会社MantoMan㈱だ。全国13カ所の営業所にいる若手社員の研修用に導入し、拠点として空き家も借りている。

 受け入れたのは伊熊営農クラブだ。おいでんさんそんセンターにとって悩ましいのは受け皿となる組織がなかなか見つからないことだが、今回の伊熊営農クラブは市の農ライフ創生センターで講師役を務めており、教え方を身につけているため、うまく繋げることができた。

 今回の農業研修プログラムが実際に〝商品〟になった意義は大きいもっと読む.pdf

地元住民の手で人工林調査 山主意識どう変わる?
2015.08.28

4面・森の健診・写真①.jpg 豊田市旭地域で23日、地元住民が主体となって「第1回あさひ森の健康診断」を開催した。

 森の健診は、スギ・ヒノキ人工林の混み具合や、山肌を覆う植物などを市民の手で調査し、人工林の健康・不健康を五感と数値で実感しようというもの。人工林の荒廃問題への市民意識を高めながら、森林行政に役立つ科学データも得られるイベントとして全国各地で行われている。

 その元祖が、森林ボランティアや研究者が中心となって昨年まで10年間継続4面・森の健診・写真②.jpgした「矢作川森の健診」だ。全国に大きな影響を与えて役目を終えたが、一方で、地元の山主たちの無関心を打ち破ることは十分でなかった。

 この地元の無関心を打ち破り、健全な森づくりの気運を地域に根付かせるのが、今回の「あさひ森の健診」のねらいだ。地元の有志を中心に実行委員会を立ちあげ、声を掛け合い、参加募集のチラシも全戸配布した。

 実行委員会が思っていた以上に地元の関心は低く、締め切り日になっても申込は少なかったが、個人個人への声掛けを強めて開催にこぎ着けた。参加者約100名のうち3分の1は地元住民だもっと読む.pdf

小原地域と漁協で矢作川学校を共催   2015.08.28

1 トップ上.jpg 豊田市小原地区東部の「矢作区ワークショップ実行委員会」は矢作川沿岸自治区の地域ボランティアの会である。大内健代表(63)、山田敏郎事務局長(65)。

 平成14年4月の創設以来、前々年の矢作川大水害で流失した水辺の修復や流木の1トップ下.jpg処理に追われてきたが、今は地域の子育て事業が中心だ。

 8月23日(日)、豊田市平畑町の矢作川右岸(有平橋の下)で、矢作川漁協上流3支部(浅野・小渡・笹戸、松井寿秀代表支部長)と共同で、親子百人参加の「矢作川学校」を開催した。

 メーン行事はタモ網や四つ手綱で魚やカニなどを獲って観察する「2015年ガサガサやるぞお!」の開催。水辺の草むらから子供らが自分の足で魚を追い出す時のガサガサという音から、この漁法の名称がついたらしもっと読む.pdf

稲武においでん!工場公開と農業体験  2015.08.21

4面・稲武トヨタケ工業.jpg 豊田市企画政策部が所管した「ミライのフツー・チャレンジコンテスト」で入賞した、稲武地区桑原町のトヨタケ工業㈱の「OPEN・INABU」事業が8日に開催された。第3回目。

 「OPEN・INABU」は、自動車や鉄道車両の内装シートをつくっているトヨタケ工業が、稲武.jpg工場を公開したり農業体験を行ったりしながら稲武の暮らしを紹介し、移住者を増やそうという提案。農業体験に関しては地元の大野瀬梨野営農組合が協力している。

 今回おこなったのは、5月に種まきしたトウモロコシの収穫作業。参加者8世帯が、営農組合の会員からトウモロコシのもぎ方を教わり、収穫した。その後、マイクロバスで同地区を巡回したり、バーベキューを楽しんだりした。

 名古屋市から参加した子連れの夫婦は、「自然に囲まれた環境に興味があった」と話したもののもっと読む.pdf

幕末に百年先の未来を考えた 古橋源六郎暉皃展 2015.08.07

4面・古橋源六郎展・写真.jpg 豊田市近代の産業とくらし発見館=喜多町4=が7月18日から、開館10周年記念企画展「〜幕末に百年先の未来を考えた〜古橋源六郎暉皃」を開催している。期間は11月1日まで。入場無料。

 古橋源六郎暉皃は、幕末〜明治期の稲橋村(現在の豊田市稲武)の篤農家。林業・製茶・養蚕・産馬・椎茸栽培など、山村に適した産業を新たに興し、山村の発展に尽力した郷土の偉人だ。昨年9月4面・古橋源六郎・写真.jpg、安倍晋三首相が国会の所信表明演説で地方創生を唱えた際に、暉皃翁を紹介し一躍脚光を浴びた(左上に記載)。源六郎は古橋家の当主が代々受け継ぐ名。暉皃が個人名だ。

 暉皃翁は天保の飢饉の際、領内の富裕者に呼び掛けて金を出し合って米を買い、村民を飢餓から救ったことでも知られる。また年貢の大幅減を役所に願い出てそれを果たし、村内に一人の餓死者も出さなかったと言われる…もっと読む.pdf

豊田市の田舎も人気 都市から田舎へ人口移動はじまる!

1山村へ.jpg──豊田市企画政策部企画課所属「おいでん・さんそんセンター」という市組織が、足助支所2階にありますね。その現地で所長の鈴木辰吉さんらは、都市側の要望と山村側が対応出来る事業のマッチング(コーディネート)をしておられる。

鈴木所長 そうですね。さんそんセンター内にはいくつかの事業部門(市民団体)があり、たとえば地域スモールビジネス研究会という市民団体が近々に「ミライの職業訓練校」を開校する。前回お話しした通りですね。1鈴木さん.jpg

 ──山村移住希望者用の職業を訓練、つまり山村で生きるためのワザを磨く。山村で生活するための半農半工、半農半文化等の小仕事(スモールビジネス)の研究も…。

鈴木所長 そうですね。移住者でなくても山村では複数の小仕事で生活してきた。伝統的には半農半林、多業型だった。
 ──山村生活ガイドブックの『里co』を出版しましたね。

鈴木所長 山村移住の女性8人が取材したり、されたりしながらできた本ですね。女性が移住したくなる小仕事の実際もご紹介できたと思います。
 ──『里co』3千部の出版効果は?

鈴木所長 市内20店で売れているし、地域スモールビジネス研究会のホームページで注文いただければ直送します。ネット量販店アマゾンでも売ります。出版事業部も立ち上げましたよ。移住者が増える!もっと読む.pdf

豊田に田舎暮らしガイドブック 『里co』

4面・里co・人写真.jpg ──豊田市の「ミライのフツー・チャレンジコンテスト」で〝スモールビジネス研究会〟という市民団体は、山村移住者用に「ミライの職業訓練校」開設を提唱して、見事第一席の賞金百万円をとった。おいでん・さんそんセンターの鈴木辰吉所長の感想は。


鈴木所長 はい。ミライの職業訓練校は校長先生が決まり、受講生も定員(30人)いっぱいになった。今年8月開校です。将来厚労省の認可もとるだろうと思う。

 ──去る7月15日には田舎暮らしガイドブック『里co』が3000冊出版され、鈴木所長と女性3人=写真=が豊田市政記者クラブで出版案内の会見をした。今回の『里co』出版は、ミライの職業訓練校の開設に続く、おいでん・さんそんセンター(スモールビジネス研究会)の第2弾目の大仕事…。4鈴木辰吉さん.jpg


鈴木所長 はい。3000冊の出版、販売は大仕事です。おいでん・さんそんセンターが本屋になってしまった。ご説明しておくと、おいでん・さんそんセンターは市企政策部の中で「都市と山村の共生」を支援する担当部署(市組織)です。

 スモールビジネス研究会は、おいでん・さんそんセンターの中の事業部門(市民組織)の一つです。まあ〝仕事人〟の組織と言える。移住者が田舎で生きていくための半農半工、半農半文化などの小口事業(スモールビジネス)をいくつも研究している。職業訓練校の経営も『里co』の出版事業も田舎のスモールビジネスです。

 ──『里co』と言う雑誌名は「里の女の子」を思わせる。


鈴木所長 女性目線の雑誌の意味を込めたが、A4版70ページの内容の濃い美しい雑誌になった。

 ──続編の対談で内容説明を深めましょう。 鈴木所長 了解です。市内各店とインターネットで売っているので期待できます。もっと読む.pdf

山間に迫力の尺玉15発 稲武まつり花火

1面・稲武花火・写真.jpg 稲武まつりの新たな自慢にしようと2年前に始まった尺玉花火(10号玉)が今年も15発打ち上げられる。おいでんまつり花火大会ですら尺玉は26発。山村での15発は異例だ。今では「稲武は尺玉が上がるからね」と地元住民や出身者の自慢になり、山間に轟く大迫力を目当てに観客も増えてきたそうだ。

 この新しい自慢づくりに成功した立役者は、稲武商工会青年部の若者たちだ。一昨年、実行委員会の中に新しく企画部会を立ち上げ、その中で関わるようになった。

 尺玉を提案したのは勢いだったそうだが、保安基準を調べてみると、打ち上げ場所を変更すればやれることが分かった。かつて打ち上げた前例もあったようだ。

 尺玉の打ち上げには半径250m以内に人が居てはいけないという保安基準がある。実はその範囲内に3軒の民家があるが、「稲武のために…」とお願いし、エリア外に出て貰っているそうだ。消防団にも「若い力で稲武を盛り上げよう」と無理を言って全面協力して貰っている。

 打ち上げを依頼しているのは飯田市のアルプス煙火工業㈱。初年は10発だったが、昨年から15発に増やした。約300万円の予算内に収めるためもっと読む.pdf

地産地消で森を育てる 人と木をつなげる講演会

 新豊田市誕生10周年記念「ミライのフツー・チャレンジコンテスト」で採択された市民提案事業の一つ、「人と木をつなげるプロジェクト」が4日、木材の地産地消について知ってもらう講演会を開催した。

2面・講演会写真.jpg 豊田市は市町村合併後の10年間、都市の安心・安全な暮らしを守るため人工林の間伐整備に多額の税金を投入してきた。その方向性は正しいものの、衰退した林業を産業として活性化させ軌道に乗せることも大きな課題になっていた。

 そのための中核施設となるのが、いま御船町地内の市有地に誘致しようとしている「大規模製材工場」=平成30年度稼働予定=だ。今後はこの製材工場を活かした木材の地産地消が大きな課題となってくる。

 「人と木をつなげるプロジェクト」は、そうした課題を見据えた市民提案事業。ミライのフツー・チャレンジコンテストで満額100万円を獲得したことからも、市の期待の大きさが分かる。内容は二本柱で、①豊田市産の木材を使った新ブランド「hitotoki」の設立と、②市民が木に親しむワークショップや講演会の開催だ。

 今回の講演会に招いたのは木材コーディネーターの能口秀一さん(兵庫県)。第2部では写真の4氏を加えてパネルディスカッションも行った。会場の豊田森林組・研修室には約50人の老若男女が集まった。

 能口さんが語ったのは、木材利用によって森林を育てる循環がつくられることや、地域材を活かせる人材を育てることの必要性だった。地元産材の強みを活かすためには林業の現場・製材・建築現場をつなげることが必要とも語っていた。

 第2部パネルディスカッションでは様々な話が出たが、主軸となったのは「品質の良い木材を適正価格で流通させ、1円でも多く山主に還元できる仕組みをつくること」の必要性だった…もっと読む.pdf

テーマは過疎解消山村人口増加対策 八木代議士、太田市長、鈴木市議対談

 豊田市足助交流館大ホールで6月27日夕、山村地域の人口過疎解消を中心テーマに、八木衆院議員・太田市長・鈴木市議による3人対談が開催され、足助地区の市民ら約3百人が聴講した。

3ぶんや.jpg この3人対談の主催者の鈴木章議員後援会の年次総会が冒頭であり、沢田卓三後援会長と藤村春夫後援会顧問が鈴木議員の2期連続トップ当選にお礼を述べ、今後各地区別に報告会を開くなどの事業計画を発表。選挙費用については、鈴木議員が議員報酬の中から出した旨、報告があった。

 3人対談の進行役の鈴木議員が次の4点を話題提供し、対談に入った。
 ①豊田市の第8次総合計画(再来年から8年間)の中で、過疎山村地域の位置づけをどうするか? ②市独自計画の「おいでん山村ビジョン」に、地元の意見をどう集約するのか?
 ③今後の過疎地域の人口増加対策(定住対策)をどう展開するか?
 ④豊田市役所足助支所の建て替え計画が世界経済のリーマンショック以来止まっているが、山間地域拠点施設でもある新足助支所にどのような防災機能(豪雨対策機能)をもたせるか。

 ▼足助の人口動態▲ 最盛期の足助人口約1万
7千人→合併直前9千6百人→現在8千3百人。 鈴木市議 市総合計画の中で足助の位置は?

太田市長 都市と山村の共生の点で足助はいつも先頭を走ってきた。その魅力は今も変わらない。雇用面でも足助で出来ないことはほかでも無理。

八木議員 違った文化との融合が足助の財産。合併10年を整理し国会でも足助の声をつたえる。地域の魅力を高めれば人口は増える。

鈴木市議 市独自の過疎対策の「おいでん山村ビジョン」にどう地域の声を反映させるか。

太田市長 国の地域創生事業の中で山村ビジョンつくる。意見を出す機会は今後いくらもある。

八木議員 豊田市議会が独自に「地方創生特別委員会」を設置した意味は大きい。地方創生大臣も関心を寄せている。
 地域の魅力には文化的要素の比重が高い。過疎地の人口増加、つまり定住対策には文化的要素が大きい。大事な点だ。
 逆に若者が地域から出た理由を個々に解析し、地域の過疎対策=定住対策をつくらなければ。

鈴木市議 石破茂大臣の元での今の地方創生と、昔の竹下登内閣時代の「ふるさと創生基金」一億円分配とは、どう違うか。

八木議員 今回の地方創生は、市町村への「ふるさと創生基
金」一億円分配とはまるで違う。地域参加でふるさとを創る。地域の温度差があっていいのでは。

鈴木市議 IターンやUターンで最近5年間に163人が足助に移住してくれたがもっと読む.pdf

山村用ミニEV車の急坂走行実証
鞍ヶ池ドライブコース 旧道をテストコースに

2面・EV軽トラ写真.jpg 豊田市の「低炭素社会システム実証」の一環で、鞍ヶ池公園の旧ドライブコース(市道・閉鎖中)が〝農山村むけ小型電気自動車〟の開発テストコースとして使われることになった。

 これは新明工業㈱=衣ヶ原・佐々木和彦社長・従業員約800人=が進める開発を市が支援するもの。テスト走行は間もなく始まり、終了は2017年10月の予定だ。旧ドライブコースは散歩に使われているため、市公園課が走行日を周知し安全に配慮する。

 新明工業㈱はガソリン車を電気自動車に改造する「コンバージョンEV車」の開発実績がある。EV軽トラックも試作し、ガソリンスタンド減少に悩む山村むけの車として注目されていた。

 しかし今後の法改正で小型化を迫られそうなため、今回、軽トラより小さく軽量なミニトラック「ダイハツ・ミゼットⅡ」=新車販売終了=をベースにコンバージョンEVを試作した。小型モーターを使える点や小回りがきく点が魅力だ。 課題はテスト走行の場所だったもっと読む.pdf

樺細工の桜皮出荷したいね

6面・樺細工・写真①.jpg 伝統工芸品「樺細工」の原材料であるヤマザクラの皮を、この山から出荷できないか…。そんな愉快なことを矢作川流域の森林ボランティアグループ「足助きこり塾」=丹羽健司代表・20人=が考えている。

 樺細工は秋田県角館に伝わる工芸品。材料となるのはヤマザクラ類の樹皮だ。特有の光沢を生かした渋い色合いが愛され、茶筒や茶びつ、お盆、文箱、ブローチ、タイピンなどが作られている。6面・樺細工・写真②.jpg

 ところが最近、原材料である桜皮が手に入らなくなり存続の危機だという。皮不足の理由の1つは、福島原発事故の影響で山に入れなくなった地域があること。もう1つは、山への関心が薄れて境界が不明確になり、採取したくても山主の連絡先が分からないからだ。

 その話を聞いて興味を持ったのが足助きこり塾の丹羽健司さんだ。同グループの活動フィールドは豊田市足助地区の御内町地内にある私有林。その山にはおよそ200本のカスミザクラ(ヤマザクラの仲間)が自生している。丹羽さ6面・樺細工写真③.jpgんは「ここで試みて上手く行けば、キノコ採りだけでない、雑木山とのおつきあいの新たな作法を広められるかも知れない」と考え、角館で詳しい話を聞いてきたもっと読む.pdf

タネから育て鉢植えで 第65回足助山草展

くまがいそう.jpg 足助山草会は前身を「足助山草研究会」と言い、平成2年(1990)の創設から四半世紀もの間、
 ①絶滅の恐れある山野草の保護・繁殖。
 ②山野草や花木の自生地の学習・情報交換。
 ③足助・百年草館周囲に山野草園の造成。
 ④山野草や花木の足助の名産物化。
 ⑤足助山草展を年3回
(春夏秋)定期開催。
──などを目的に事業展開し、大きな業績を残してきた。

 なかでも「足助山草展」の定期開催は着実に進み、今年5月3・4・5日開催の春展で通算第46回目を迎えた。今年は統一地方選の年で矢作新報紙面は政治記事が多く、山草展記事の掲載が遅れた。

 本号で足助山草会の今後の課題や山野草保護の新しい動きなども併せ、当日の模様を紹介することにした。以下は記者の私記である。3面「ぶんや日記」に関連記事も掲載したもっと読む.pdf

芋焼酎「大野瀬 温」どんぐりの里いなぶで販売

稲武焼酎をつくったメンバー.jpg 豊田市稲武地区の大野瀬梨野営農組合(鈴木茂治組合長)を中心としたメンバーが、地元で収穫したさつま芋・黄金千貫とミネアサヒ米をつかった芋焼酎「大野瀬・温」を完成させた。醸造したのは西尾市の酒造メーカー・相生ユニビオ㈱。同焼酎は今年限りのプレミアム商品で、道の駅「どんぐりの里いなぶ」のみで販売している。 

 この企画は、長野県境近くの大野瀬梨野営農組合を中心に、金城学院大学(名古屋市)の学生と豊田市都市部の東田自治区とが協力して、地域興しの一環として行ったもの。金城学院の学生は以前から農業研修のため同営農組合と関わりを持っており、今回は芋苗の植え付けや収穫作業を行った。東田自治区は2年ほど前、大野瀬町の住民が同自治区のイベントで五平餅を売ったことが縁となり芋作りに加わった。

3面・稲武の芋焼酎.jpg さつま芋・黄金千貫約2トンとミネアサヒ米約6俵を使って完成した芋焼酎は4合瓶2000本。価格は1本1500円(税込)。さわやかな飲み口で、芋焼酎の臭いが苦手な人や女性にもお勧めという。黄金千貫は九州地方の焼酎づくりの原料になっている品種で、皮が黄金色なのが特徴だ。

 焼酎の名称「大野瀬・温」は、焼酎造りを通して結びついた心や、農山村ならでは温もりを感じてもらおうと、芋づくりに携わったメンバーらで話し合いながら決めたという。




 同焼酎の生産・販売は今年限りもっと読む.pdf

イノシシ減少 豊田市内山村地域

近年、豊田市の農山村地域で深刻な問題になっていた田畑の獣害。その原因の80%以上を占めていたイノシシが、この3年ほど生息数を大きく減らしているようだ。今冬の狩猟による捕獲数はかなり少なく、ピーク時の3割ほどしかなかったという。

4面・イノシシ写真.jpg 豊田市猟友会の梶忠義会長(75・花本町)が率いる銃猟グループでは、毎冬(猟期11月15日〜2月15日)40〜50頭ほどのイノシシを捕獲してきた。生息数が減ったと言われた昨年でも42頭捕獲できたそうだ。

 ところが今冬は、たった16頭しか捕獲できなかった。明らかに生息数が減ったそうだ。大きく減ったのは稲武・旭・足助・下山・松平地区。小原地区でもやや減った。平成22年頃に比べると3割ほどしか居ない印象だとい
う。藤岡・猿投・石野地区等のようにまだ多い地域もあるが、全体として減っていることは間違いないようだ。理由はやはり、年間2千頭前後も捕獲してきた有害駆除の効果だろう。

 ところが、イノシシの減少に合わせるように、今度はシカが急速に増えている。梶さんは「数年前に比べて5〜6割、多い所では7〜8割ほど増えている。今後はシカ対策が問題になるはず」と心配顔だ。

 愛知県内のシカは東三河の本宮山を拠点に増え始めたと言われている。豊田市内には本宮山に近い下山地区から入り込み勢力を拡大してきた。まるで、イノシシが減ったあとにシカが入り込んできた様にもみえる。

 駆除対象をイノシシからシカに切り替えれば良い、という単純な話でもないようだ。イノシシは捕獲後、引きずって山から下ろす。それでも肉は傷まないそうだ。ところがシカの場合は、引きずると肉に血が回ってしまうため担いで山から下ろさなければならない…もっと読む.pdf

市議選候補だせないけど… 旭地区元気

 過疎化と高齢化が進行し、今回の市議選で地元候補者の擁立を断念した豊田市旭地区。しかし、住民の地域づくりの動きはとても元気だ。新たに始まった2つの動きを取材した。

3面・旭元気・写真①.jpg 旭地区全域の山林で3年間かけて「あさひ森の健康診断」を実施することになり、地元住民主体の実行委員会が16日発足した。

 昨年最終回を迎えた元祖「矢作川森の健康診断」は、都市の森林ボランティアと森林研究者が主体となって流域全体で10年間継続。人工林荒廃の危機的な現状を都市住民に知ってもらう大きな役割を果たしてきた。得られたデータは市の森林行政にも使用されている。ただ一方で、山主たちの意識向上や、山村の地域構想づくりにつなげる部分は不十分だった。

 この不十分だった部分に取り組むのが今回の「あさひ森の健康診断」だ。地域住民が主体となり、声を掛けあって実施することで、山主をはじめ地域全体で「健全な森づくり」の気運を醸成する狙いがある。実行委員長はセカンドスクール受入れ林家の藤谷常壽さん、副委員長を旭木の駅プロジェクト実行委員長の高山治朗さんが務める。矢作川森の健診実行委、森林組合、市森林課、市旭支所も協力する。

 事務局長を務める押井地域森づくり会議の鈴木辰吉さん(市おいでん・さんそんセンター長)は「これから山を受け継ぐ次の世代に見て貰うことが大事だと思う。楽しく進めて多くの子供たちに携わってもらいたい。私たちの代で
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森林整備の新拠点 豊田森林組合の本所完成

4面・森林組合・写真①.jpg 豊田森林組合=清水元久組合長・組合員8544人・足助町横枕=が昨年8月から建設していた新しい本所が完成し、来週26日に竣工式を行う。森林整備の新拠点だ。

 神事は午前11時から。式典はテープカット後の12時から新館の会議室で行われ、愛知県と豊田市の政界や森林行政、組合関係者ら70人ほどが出席予定だ。林野庁からも出席がある。

 建設した場所は現本所の北隣。床面積662㎡(200坪)の大型の木造平屋建てだ。4面・森林組合・写真②.jpg建築費は約2億円。豊田市の大きな課題である人工林の間伐整備を後押しするため市が8割補助する。施工したのは地元の㈱河本材木店だ。

 使用している木材の大半は市内産のヒノキだ。全国的にみても優良材である三河ヒノキの良さをもっと読む.pdf

夫は畑、妻は工場 稲武の暮らし提案

3面・トヨタケ工業.jpg 豊田市稲武地区桑原町のトヨタケ工業㈱が、新豊田市10周年プロジェクトの「ミライのフツー・チャレンジコンテスト」に応募し、具体的な事業計画を練っている。同社が描く未来は、都市部に人口が集中するのではなく、過疎化が進む中山間地域にも人口が増え、活気ある生活が営まれることだ。

 トヨタケ工業は昭和39年、旧東加茂郡稲武町の過疎化対策の一環として町の工場誘致を受け、同地区に工場を建設。自動車や鉄道車両の内装シートをつくっている。従業員70人のうち大半が女性で、40〜50歳代の主婦が中心だ。高い裁断・縫製技術を継承し、将来にわたり安定した製品を提供していくためにも若手従業員の確保は必須だという。トヨタケ2.jpg

 都市住民のなかには田舎暮らしに憧れているものの、収入面や地域との関わりなどに不安を抱く人もいる。一方、山村地域側には地元の魅力のPR不足や受け入れ体制ができていない課題もある。これらの背景を踏まえ、工場を公開したり就農体験を行ったりしながら稲武の暮らしを紹介し、移住者を増やそうというのが同社の提案。事業名は「オープンカントリー!夫婦で納得、これならできるイナブの生活」だ。

 現在、地元の集落営農組合と話し合いもっと読む.pdf

山村は集落営農と共に

IMG_森本.jpg 豊田市北・東部8地域は、昭和と平成の2度の市町村合併で豊田市に編入された農山村である。農家人口の高齢化、家族単位の農業労働習慣の崩壊、若年層の農業労働ぎらいが同時併行で進み、山村農業と集落は崩壊の危機をむかえた。耕作放棄農地が目立つようになった。

 山村側は伝統的な個人経営農業を集落単位で助け合う「集落営農」に切り替えることにした。この「集落営農」の動きは平成20年代から始まり、左表の通り現在、市内北東部では8地域単位で「集落営農協議会」が設立され、その傘下で20組合が活動し、既に耕作放棄激減の効果も。

 1月18日、同8協議会主催の勉強会が左表の市内2会場で開催され、記者は足助会場を取材できた。211人が参加していた。官庁の講習会とは違い、自主開催の勉強会。会の進行は地域協議会長らが仕切り、市農政課職員は聞き手側として進行を見守っていた。

 勉強会の講師は集落営農先進地の兵庫県農業改良普及員の森本秀樹さん。1時間半に及ぶ講演の中で講師は、第1に集落営農のビジョンを描くこと、第2に営農組合は高齢家庭や病人家庭などの〝営農弱者〟をもっと読む.pdf

大規模製材場 誘致へ 矢作川流域材の基地

製材所地図.pdf 矢作川流域の林業・林産業界にとって悲願だった大規模な「製材工場」を、豊田市が誘致することになった。16日の市議会一般質問で、杉浦弘高市議の質問に答える形で太田稔彦市長が発表した。

 豊田市は平成17年の市町村合併で広大な森林を抱え、最大課題の一つとしてスギ・ヒノキ人工林の間伐整備に力を入れてきた。そもそも合併を決断した理由の一つが、平成12年の東海豪雨災害で豊田都心が水没寸前になり、人工林の荒廃を放置しておけないと気づいたからだった。

 上流域の山には戦後、国策で多くのスギ・ヒノキが植えられた。その後都市に人を吸い取られて山村は過疎高齢化し、また国策による木材輸入で木材価格が暴落して、人工林は放置されてしまった。間伐(間引き)されず過密なまま生長した人工林は保水力を失い、崩れやすくもなって、東海豪雨災害を引き起こした。

 合併で誕生した新豊田市は森林課を新設し、森づくり条例を制定して中・長期的な計画で間伐整備に力を入れてきた。この10年間の取組は全国的にも高く評価されている。

 ただ問題は、こうした人工林整備が多額の税金投入で続けられていることだ。安全安心のためとはいえ、今後も持続的に続けて行くために、林産業として成り立たせることが大きな課題とされている。

 しかし現状ではもっと読む.pdf

イノシシ1頭丸ごと食べちゃおう会

名古屋から19人参加女性にジビエファン

ジビエ上.jpg 名古屋市長と豊田市長が共同記者会見で、足助にて「イノシシ1頭丸ごと食べちゃおう会」開催の計画を発表していた。

 対象は名古屋市民限定20人、参加費1人6千円。場所は足助旧市街のそば料理専門店「塩のみちづれ家」。目的は都市市民にジビエ(野生鳥獣肉料理)の味を普及し、山村の害獣イノシシ駆除にはずみをつけることだった。ジビエ下.jpg

 この体験交流型イベントは株式会社山恵=顔写真上=主催。足助商工会及び市観光協会=顔写真左=が企画・支援した。

 12月9日、会場には名古屋から応募の19人(女性中心)が集まり、山恵料理人と一緒にイノシシ解体に挑戦。1頭丸ごともっと読む.pdf山里にキラリ自治 旭木の駅プロジェクト座談会

 豊田市旭地区で15日、第6回目の「木の駅プロジェクト」がスタートした。山と地域を生き生きとさせ、山村の人々が自治の気持ちを取り戻す取り組みだ。中心的な役割を担う4人の皆さん=写真=に集まって頂き、座談会を開いた。

 ──旭木の駅プロジェクトは6回目になりますが、どのような進化を感じていますか。

実行委員長・高山治朗(地元在住) 3面・実行委員長・高山治朗.jpg僕は5年ほど前にUターンで旭へ戻ったとき、我が家の山を自分の代で荒らしたくないと強く思いました。その時は「自分で」という気持ちだったのですが、木の駅を続けるうちに「自分たちで」という感覚になってきた。皆で力を合わせて景観の良い里山にしたいな。

 木の駅が一つの話題になり、それが会話に発展して、互いに声を掛け合うようになりました。行政との関わりが密になったことで信用して貰え、新しい出荷者も加わるようになっています。

事務局・西川早人(名古屋市在住)前回4カ所あ3面・事務局・西川早人.jpgる土場(木材集荷場)ごとに土場利用会をつくり、世話人が実行委員会に加わってくれた。僕はあの時に「これで継続していけるな」と感じました。

事務局・戸田友介(Iターン定住) 土場利用会を設けたのは、関わりやすさも狙いですが、事務局のやることを減らしたかったんです。普通は事務局体制を整えようとしますが、3面・事務局・戸田友介.jpgそれではおんぶに抱っこの人が増えてしまい、地域自治の活動としては相応しくない。皆が自分なりにやっていく形を作らないとね。

 ──出荷者への支払いは地域通貨「モリ券」ですよね。地元商店の振興効果はどうですか。
戸田 いい感じの部分もあるし、相変わらずな部分もあります。いまモリ券の流通量は200万円弱なんですが、これが300万円、400万円となってくれば、商店の動きも出てくるだろうと期待しています。

 ──資金面の苦労話をして貰えますか。

戸田 第3回まで西川さんたちNPOが手弁当で事務局を担ってくれました。でも継続していくために第4回からは自分たちで事務局を運営し始めた。この年から市の地域予算提案事業のお金を使えるようになったのですが、事務局はお金の心配ばかりでした。
 ──チップ業者からお金が入るのは終了後ですよね。でも、その前にモリ券を発行する…。

戸田 そう。支出の方が先なんですよ。第4回では途中で資金が底をつきました。地域予算提案事業からは出荷想定200トンに対して逆ザヤ分の9割(54万円)を負担して貰うことになっていましたが、想定より出荷量が多かったんです。予定数量に達したのだから終了してもいい。でも、せっかく山主さんたちがやる気になっているのに途中でやめたくない。結局、実行委員長の高山さんが「このまま出荷して貰おう。お金は何とかなる」と言って、続けたんです。実行委員から少しずつ、計40万円ほど借りました。赤字になったら皆で何とかしようという感じでしたね。とにかく頑張って寄付金や寄付材を集めて、なんとか黒字になりました。3面・旭支所長・早川正文.jpg

高山 自分たちでやってみて台所事情が見えた。実行委員も出荷者も意識が高まりましたね。

──市役所旭支所としてはどのような考えなのでしょうか。

旭支所長・早川正文 地域予算提案事業は、地域会議で地域課題を議論してもらい、その解決のために税金を使おうというものです。旭の課題といえばもっと読む.pdf

優勝は水野さんのウリ漬 小原漬物コンテスト

3面・漬物コン写真①.jpg JAあいち豊田小原支店で25日、第4回漬物コンテストが開催され、約90人が食べに訪れた。

 このコンテストは永太郎町の国道419号沿いで「うめや」を営む海老澤咲子さんが、お年寄りに楽しんで貰いながら地域を元気にしようと個人的に始めたもの。この趣旨にJAが賛同し、今年は小原支店「ふれあいまつり」3面・漬物コン写真②.jpgのメインイベントとして開催された。

 審査方法は、ご飯と割り箸を受け取り、ズラリと並んだ32種類の漬物を食べて回って最後に箸で投票(2票)するというもの。ご飯のお代わりを貰いながら審査を楽しんだ。記者も3杯頂いた。

 優勝した水野保江さん(大平町)が出品したのはカリモリ=青うり=の粕漬け。2度漬けもっと読む.pdf

農山村の意識をチェンジ! 豊田JCまず小原地区で3年間

 トヨタ自動車㈱の最高顧問、豊田市の名誉市民で昨年9月に100歳で亡くなった豊田英二氏の一周忌に合わせ、その功績や生涯について紹介する特別展や企画展が豊田市内の郷土資料館など3箇所で始まった。自動車産業と深く関わって発展してきた豊田市の歴史についても考えをめぐらす機会となっている。

3面・JC写真.jpg 一般社団法人豊田青年会議所(豊田JC)が小原交流館ホールで5日、「都市と農山村の交流」をテーマにシンポジウム形式の例会を開いた。豊田JC50年の歴史で小原地区での例会は初めて。小原や藤岡地区を中心とした農山村の一般参加者や、JC関係者を中心とする都市住民ら約300人が集まった。

 豊田市は平成17年の市町村合併で、都市と農山村を併せ持つ広域な自治体となった。「都市と農山村がお互いの良さで補い合う関係」をどのように築くのか、日本の縮図として豊田市の施策が全国に注目されている。

 豊田JCも今年、この課題にむけて委員会を立ち上げ活動してきた。市の施策と一味違うのは、小原地区(旧小原村)に限定してモデル的に始めた点だろう。四季桜愛護活動への参加を通して小原地区に縁をつくった段階だ。都市の若者を中心に構成する豊田JCがこうした活動を始めた意義は小さくない。

 講師に招いたのは日本テレビの今村司さん。経済や効率優先で歪んだ現代社会に違和感を感じ、14年前、農山村の暮らしをテーマにした人気番組「DASH村」を制作したプロデューサーだ。内閣府の地域振興施策の有識者委員も務めている。

 今村さんは各地で成功している農山村のもっと読む.pdf

稲刈りに労組員ら70人 5周年トヨタ労組農業体験

1トヨタ労組農業体験.jpg トヨタ労組主催の「組合員農業体験事業」は鈴木公平前市長時代の2010年、同市長の都市と農山村の共生政策の中でスタートした。トヨタ労組と足助地区・新盛里山耕流塾が共同経営的に運営してきた。今年5周年である。 

 その5回目の稲刈りは9月21日、豊田市新盛町のトヨタ労組の実習田約1反歩(3百坪)で。新盛里山耕流塾が耕作放棄農地を地主から借用。優良農地に整備して労組に提供してきた。

 稲刈りには労組組合員・家族約70人、労組・里山耕流塾スタッフ約10人、総勢80人程が参加。昔ながら手刈り・ハザかけ方式にて半日で作業終了。前市長もいつもの野良着姿で、労組員らに稲刈りの手ほどきをしていた。

 今後…もっと読む.pdf

小原で桜の手入れ 豊田JC「都市と農山村交流」事業

四季桜・写真.jpg 豊田市内の若手経営者らでつくる一般社団法人豊田青年会議所(豊田JC)が今年度、小原地区の四季桜愛護活動に参加し汗をかいている。人手不足の地元にとって大きな戦力だ。

 小原の四季桜は、足助の香嵐渓とセットで秋の観光名所になっており、全国各地から観光バスが訪れる。平成21年秋には19万3千人もの観光客が訪れたそうだ。

 ただ、その後は観光客が減っており昨秋は13万8千人。小原観光協会を中心に原因を考え、その1つとして四季桜の花の咲きが近年良くないことが挙げられた。考えてみれば四季桜を増やし始めて35年ほど経っているが、手入れらしいことをして来なかった。

 良くない評判がたつと観光客はなかなか戻って来ない──。そんな危機感から昨年もっと読む.pdf

大人気!児童の農山村体験 セカンド・スクール

4面・セカンドスクール.jpg とよた都市農山村交流ネットワーク(山本薫久代表・足助地区桑田和町)がこの夏休み中、都市部の児童が農山村で農林業やくらしを体験する「セカンドスクール」事業の個人向け版を行った。

 セカンドスクール事業とは、農山村での作業や宿泊体験を通して都市部の児童の豊かな人間性を育むとともに、農山村地域の活性化を目的としたもの。平成20年度からは小学校単位で実施されており、24年度から個人を対象としたフリー版も行っている。豊田市と市民の共働事業だ。

 今回の体験地域は稲武・足助・旭の3地区。各地域によって様々なプログラムが企画されており、毎年、定員を上回る人気の高い事業だ。

 旭地区では「夏の野塾」をテーマに、野宿・野良仕事・野遊びの1泊2日コース(8千円)を3回実施。定員60人のところ、3・5倍も応募があったという。参加した子どもたちは野草を摘んだり薪を燃やして釜でご飯を炊いたりした。また川遊びや山遊びを通して鳥や虫、魚など自然の生き物に触れ、農山村での生活を満喫もっと読む.pdf

0〜4歳児「足助」6%増加 新盛自治区座談会 
特集 矢作新報リレー・エッセー ワイド

鈴木章さんポーズ.jpg 矢作新報5月30日付のリレーエッセーで、筆者(鈴木章)は「豊田市全域の少子高齢化」について書きました。その中で「0〜4歳児の人口が市内全域で約4・8%減少しているのに、足助地区では約6%も増加している」と特記しました。最近10年間の市人口統計から分かったことです。

 過疎・少子高齢化は日本全体の、特に豊田加茂7市町村合併10周年をむかえた豊田市の、大きな社会問題です。それを解決する鍵が当足助地区にあるのかもしれません。

 そこで今回、0〜4歳児人口の増加が顕著な新盛自治区(新盛小学区)の皆さんにお集まりいただき、なぜ「足助の幼児人口が増えたのか」を語る座談会を開催しました。


足助地区には15自治区と10小学校がありますが、0〜4歳児の人口の増加が顕著に表れているのは「新盛」「則定」「冷田」の3自治区です。それぞれの取り組みに特色があります。

 新盛自治区では「定住促進3カ年計画の実践」、則定自治区では「則定小学校の複式学級解消」、冷田自治区では「旧冷田小学校跡地を活用した定住施策」が、大きな成果を上げています。

 今回は「定住促進3カ年計画の実践」に取り組んでいる新盛自治区の歴代3自治区長(宇井和男元区長・内藤俊巳前区長・宇井亮次現区長)と、足助支所長の松永浩行さんに話を聞きました。

 平成24年4月、新盛小学校は新入生ゼロ。「入学式のない春」でした。全校児童はわずか15名で、旭地区の築羽小学校が閉校したことも重なり、市内で最も児童数が少ない小規模校となってしまいました。この事実はさらに地域の危機感を増大させ、住民の間では学校存続を危ぶむ声も囁かれ始めていました。

 このような状況を受け、新盛自治区では23年度から、当時の宇井和男自治区長を中心に、自治区の地域づくり委員会に「定住部会」を発足させ「定住促進3カ年計画の作成」に着手しました。

 宇井和男さんは「即効性のあるハード事業は早急には望めそうにない。まずは住民の意識を前向きに切り替えることが重要と考え、大風呂敷を広げるのではなく実現性の高い確実な取り組みを計画に盛り込んだ」と振り返ります。

 「定住促進3カ年計画の作成」には、3大活動のF・M・K活動があります。F=増やそう若い仲間(Iターン)、「M=戻そう残そう跡継ぎ(Uターン)、K=確保しよう住まい(空き家ほか)です。それぞれに目標数値を盛り込みました。

 そして平成24年6月、新しく就任した内藤自治区長のもとで「定住促進3カ年計画」がもっと読む.pdf

農薬へらせます 山間地むけ新品種 豊田稲武の県山間農業研究所 2014.5.30

病気に強く、美味い米

4面・病気に強い米・写真.jpg 豊田市稲武町の愛知県農業総合試験場「山間農業研究所」で18日、公開イベントが行われた。同日行われたウォーク・イベントのコースにもなっており、市民約850人が訪れた。

 同研究所は山間地むけの農作物の開発や、栽培技術を研究している施設。愛知が誇るブランド米「ミネアサヒ」を開発したのもここだ。

 公開イベントは同研究所の最新の研究成果を紹介するもの。今回の紹介の目玉は「いもち病に極めて強く、極早生で、美味しい」特徴を持った新品種の米だった。県農業総合試験場全体の成果のなかで昨年度の第1位に選ばれたものだ。

 この米は昨年11月に品種登録出願したばかりなので、県はまだ「中部134号」と育成系統名で呼んでいるが、農水省の品種登録ホームページには出願品種名で「峰の星」と記載されている。

 「峰の星」の大きな特徴は、いもち病に強い遺伝子をもっと読む.pdf

農山村のエコ生活も提案 とよたエコフルタウン完成     2014.05.02

4面・エコフルタウン写真②.jpg 豊田都心の低炭素社会モデル地区「とよたエコフルタウン」の第2期工事エリアが完成し、4月25日にグランドオープンした。

 すでにオープンしていた第1期工事エリアは、都市部における近未来の暮らしを提案する場。今回大きな変化は無かったが、これまで面白くなかったパビリオンは刷新されていて楽しめた。

 とりわけ、大人も子供も楽しめそうだと感じたのは、動植物が体に備えている驚きの仕組みをモノづくりに応用した事例を紹介するスペースだ。例えば、カタツムリの殻に学んだ「汚れにくいタイル」=左写真=や、クモの糸に学んだ「強くて伸びる人工繊維」、植物の光合成に学んだ「弱い光りでも発電できる太陽電池」、トンボの翅に学んだ「微風でも回る風力発電機」など、様々な実用事例や研究事例が展示されている。小学生の息子を連れてもう一度こようと思った。

 今回完成した第2期工事エリアは、農山村での近未来の暮らしを提案する場。また、都市住民に農山村暮らしの良さをアピールする場でもある。4面・エコフルタウン写真①.jpg

 中央に造られた水路のある庭や芝生広場は完成直後でまだ味気がないが、草木が育てば緑化公園風になるだろう。この芝生広場の隣にあり、誰もが覗き込みたくなるのが、コンテナハウス型の野菜工場だ。都市部における新しい農業の提案だが、ここは都心の近郊にも多くの農地がある豊田市。今ひとつ近未来をイメージできなかった。




 第2期工事エリアの展示の目玉は農山村向けのスマートハウスだがもっと読む.pdf

耕作放棄農地が激減 トヨタ労組の農業体験活動が5年目に

すげのさと2.jpg豊田市足助地区北部の新盛小学校区(新盛自治区)の菅田和という集落で、市の「都市と農山村」の交流事業が成果を上げている。

 この菅田和では、トヨタ労組社会政策局が地元の「新盛里山耕流塾」という自治区内グループと共働で、もう5年間も同労組組合員の「農業体験」活動を続けてきた。それより少し前に地元では「里山の再生」をめざす農家自主グループの「耕流塾」活動がもう始まっていた。その直後に市は、これらの交流(耕流)活動の拠点施設として
「すげの里」館=写真上=を建設。同館の運営に耕流塾が参加してきた。

 この最近5年間の菅田和の変化は顕著だった。記者もトヨタ労組の「農業体験」を5年間見てきたが、最初の頃は草ぼうぼうの休耕農地が目立ってもっと読む.pdf

都市と農山村の交流なぜ必要? 青年会議所もテーマに 2014.5.2

 一般社団法人豊田青年会議所(豊田JC)は今年度、これまでと違った大きな活動テーマとして、豊田市の重点課題である〝都市と農山村の交流〟を掲げている。先週16日に行われた例会では、そのスタートとして講演会とパネルディスカッションが行われた。市職員も多数聞きに来ていた

4面・JC写真.jpg 〝都市と農山村の交流〟は豊田市が総合計画の中で掲げている重点テーマの一つ。「おいでん・さんそんセンター」を立ち上げる等して力を入れている事業だ。ただ、多くの市民はまだその必要性を理解していないのが現状だろう。また、交流の意味を「少子高齢化で苦しんでいる農山村を都市側が助けるもの」だと捉えている市民も多いように感じる。

 今回の例会は、まずメンバーに〝都市と農山村の交流〟の必要性や意味を正しく知って貰おうと開いた対内的なものだった。担当委員会の発表では、農山村の暮らしに魅力を感じている都市住民が増えていることや、農山村住民には「今の静かな生活を壊されたくない」という警戒心があること等もしっかり捉えていた。

 前半は基調講演。講師には一般社団法人「地域問題研究所」の加藤栄司さんを招いた。

 加藤さんは、都市住民が抱えるストレスや心の病を救えるのが農山村であることや、持続可能な暮らしのモデルが農山村にあることなどを語り、都市と農山村の交流は、都市住民の側にとっても必要なことなのもっと読む.pdf

将来は天然林70%へ 豊田市森林総面積6万ヘクタール

水源の森.jpg 豊田市の「森づくり構想」が鈴木公平前市長の時代に着手され、スギ・ヒノキの経済林強化のための間伐事業が進んできたが、最近、同構想の一部である尾根や急傾斜地の非経済林の「自然林化」も始まりそうな情勢になってきた。

 この非経済林の自然林化事業には、豊田市独特の「水道水源保全基金」の投入が検討されている。全国最先端の展開になるものと見られる。

 豊田市森林総面積は6万1千ヘクタール余で、これは豊田市域の67%に当たり、愛知県内最大規模。現状はスギやヒノキの人工林50%、自然林など50%の割合だ。

 市の森づくり長期構想では、現況50%の天然林を70%に拡大。スギやヒノキの人工林は縮小強化し、能率的林業経営可能林をつくっていく方針。しかし、自然林を拡大し、市域全体で安全・健全な森づくりをする手法はまだ確立されていない。

 戦後の拡大造林時代に尾根や急傾斜地にまで植林されたが、今はそれが林業不採算の非経済林だ。地形的に経済林になり得る人工林も「過密林」のまま放置され、非経済林化した例も多い。

 これらの広大な非経済林が「天然林化」の対象だが、地権者の権利が強い日本ではもっと読む.pdf

豊田市水道水源保全基金20年 基金収入の7割を貯金

スクリーンショット(2014-04-04 17.01.32).png 豊田市の「水道水源保全基金」制度は、上水道利用者(個人・法人)が水使用量1トンにつき1円を負担し、その基金で水源地域の森林保全を推進する内容。

 水道利用者負担で「水源の森」を守る画期的な制度として注目されたが、制度スタートから満20年が経過。最近は市役所(上下水道局)の基金運用が形骸化した。基金負担者である市民や企業に説明、PRもしない。「水道水源保全基金」のパンフレットがない。最近まで投げやり的だった。

 左表は平成6〜25年度の20年間の基金収支の明細。基金収入の約7割に当たる6億8千万円が、明白な目的もなく貯金(基金積立)された。水源保全事業に投入されたのは約3割の3億2千万円にすぎなかった。左表の数字は基金運用益などが混入していて、貯金・事業費の正確な割合が出せなかった。

 左表の続きの平成26年度の「豊田市水道水源保全事業特別会計」予算案が市議会に提案されていて、3月19日の市議会本会議で、賛否の討論と採決があった。

 平成26年度も〝貯金〟中心の消極予算だったため、2議員が反対討論。共産党の大村議員は、基金を事業に投入せず貯金ばかりしているなら「1トン1円」の徴収自体を止めるべきだと発言。豊田市民の会の岡田議員は「豊田市内にこだわらず、矢作川流域で広く事業展開を」と発言。

 予算案は自民・民主・公明・みんなの賛成で通ったが…もっと読む.pdf

カタクリの花50万本 飯盛山の山麓に薄紫の花の絨毯   2014.03.21

カタクリの花・写真.jpg 豊田市足助町、香嵐渓の「早春の妖精」カタクリの花は、足助観光協会が3月15日に今年の「開花」を宣言した。2日後の17日には飯盛山西斜面でチラホラ咲きが始まり、カタクリファンらが山にのぼり始めていた。

 この週末の22日(土)ごろから花7分・蕾3分の見ごろがスタートするだろう。花盛りである。カタクリの花のいのちは短く、4月のごく初めに花期を終える。

 飯盛山北西の麓にあるカタクリの群落地は約5000㎡の面積。1㎡当たり平均100本の花茎が立つと仮定し、今シーズンに咲く花は約50万本と推定してみた。まもなくその50万本がカエデの林間地に薄紫の花の絨毯を敷きつめる。

 飯盛山の麓には、昔々から1000㎡程のカタクリの自生地があった。昭和61年頃から観光協会や街の人たちが古い自生地の周辺にカタクリのタネを蒔き続け、合計5000㎡大群落地をつくった。今の足助観光協会長の縄手雅守さんが日本観光協会(東京)から足助にスカウトされてからの「もう一つの香嵐渓」づくりもっと読む.pdf

森づくりを支えるひと   2014.03.14

4面・団地化.jpg 豊田市は平成19年度に「森づくり条例」を制定し、森林組合と二人三脚で放置荒廃したスギ・ヒノキ人工林の間伐整備に力を入れている。整備を効率的に進めるため、森林所有者たちには集落単位で「地域森づくり会議」を設置してもらい(25年度末で82地域)、森の団地化を進めてきた。

 この団地化は、路網を整備して高性能林業マシンを投入し、効率的で低コストな木材生産をするために必要な作業。木材価格が低迷する中でも、所有者に利益還元できるそうだ。ただ、団地化するには所有者たちが自ら山に入って境界を確認し合い、杭入れもしなければならない。簡単なことではない。

足助・森づくり撮影は2月28日.jpg 足助地区菅生町の地域森づくり会議では既に境界の杭入れと測量を終えた人を対象にもっと読む.pdf


未間伐地域、雪が原因で倒木

田舎とまち交流 農山村の資源を新ビジネスに

2面・田舎とまち交流.jpg都市と農山村の交流促進に取り組む豊田市が7日、足助町の料亭一の谷で「いなかとまちのくるま座ミーティング」を開いた。

 これは農山村で地域づくりに取り組む関係者同士が、互いの取り組みやノウハウを情報共有することでネットワークを構築し、今後の取り組みに活かすことが狙い。平成24年度に旭地区で開催した全国過疎問題シンポジウムの終了後に行ったくるま座ミーティングが好評であったため、第2弾として内容を一部変更して実施した。会場には市内外の農山村振興に係わる民間団体や企業、行政関係者ら51人が集った。

 ミーティングは、①農山村の資源を活用したビジネスモデル、②女性の力を用いたまちおこし、③都市部の企業と農山村地域が力を合わせて取組む幸せづくり、の3テーマに分かれて行われた。

 農山村の資源活用ビジネスでは、話題提供者として竹を活用した製品開発や販路開拓による里山保全を目指す英国人のトム・ヴィンセントさんと川村のり子さん(豊田市平戸橋町)が参加。トムさんは豊田市の竹林面積が県内全竹林面積の約2分の1であることをあげ、新ビジネスへ繋げられる有益な資源だもっと読む.pdf

家族でコメ自給計画 対談 小澤庄一日記

小澤さん.jpg新見記者 昨年6月から始まった「小澤庄一日記」の第1期分24回の連載が終わりました。1月からの第2期連載に当たり、24回の中から今後も課題になるようなテーマ6題を選んでおいたので、今日の対談テーマにしてほしい。

小澤さん はい。自分の身近なことを綴る中で『里山の今昔と明日』を語ってきたが、山村の豊かさを実現するには、今の6テーマが課題だと思う。視点を変えては繰り返し語りたい。

新見 今の市わくわく事業の補助対象は環境美化中心だが、もっと「なりわいに目を」というご提言があった。小峯町の成瀬弘治先生の野菜づくり講座は…。

小澤さん 成瀬さんは私の猿投農林高の同級生だが、彼の講座は評判がいい。それは続いているが、みんながコメをつくらなくなり、集落の「なりわい」が壊れてきた。わくわく事業は、そこに目をむけなければ.…。

新見 地元の上八桑集落(新盛小学校区の一部)の実情は。

小澤さん 上八桑のうち私の周囲は17軒です。そのうち4軒しかコメをつくらない…。

新見 対応は。

小澤さん 1戸で1反(3百坪=1千㎡)、無農薬・有機栽培でコメを自給し、それぞれ安全でおいしいご飯を食べる。小規模・自給農業をやる雰囲気を山村につくらなければ…。肥料づくり、農機利用、モミ付きでのコメの貯蔵方法。山村農業は課題山積だが、政府も豊田市農政課も「農業の大規模化」の夢ばかりみている。美しい山村の原風景が消えてゆく…。

新見 山村全域で、イノシシ、シカなどの野生獣被害がひどい。

小澤さん 豊田で1年に3千頭ものイノシシを駆除するがもっと読む.pdf

民設・民営で野生獣解体・精肉施設 足助北部

イノシシ年300頭規模

1面・イノシシ写真.jpg イノシシやシカを解体・精肉・加工・直販する専用施設を豊田市内に自前でつくろうと、足助地区を中心とする有志の市民14人が出資し、運営会社「㈱山恵」を11月13日設立した。資本金は480万円。代表は本紙5面で連載中の小澤庄一さんが務める。

 この事業は獣肉を流通させる道筋をつくり駆除意欲を高めるのが狙い。田畑をイノシシ害から守ろうという取り組みの一環だ。法律上、専用施設で解体した肉でないと流通させられないため、2年以上前から市農政課を事務局にして話し合ってきた。その構想が本格的に動き出した形だ。

 建設予定地は足助地区新盛町菅田地内。地元の集会所扶桑館の隣りだ。建物の規模は80〜90㎡とコンパクトで、建設費は約3千万円の予定。国・県・市から9割補助を受けて建てる。解体処理能力は1日3頭ほど。年間300頭前後で採算がとれる計算だという。

 当初は26年度建設の考えだったが1年遅らせ、26年度設計、27年度建設の計画に変更した。オープンは2年後のもっと読む.pdf

山村農家のくらし都市住民に伝える いなかとまちの文化祭

2面・いなかとまちの文化祭.jpg 豊田市中心市街地のT-FACEシティプラザとペデストリアンデッキで1日、都市と農山村の交流イベント「いなかとまちの文化祭」が開催された=4面に関連記事=。主催は山村で活動している市民団体やNPOで組織された実行委員会と、とよた都市農山村交流ネットワーク。

 このイベントは都市と山村が交流することでお互いの課題を解決し合い、くらしを充実させようと行われたもの。今回で2回目だ。

 会場では山村農家がつくった野菜やジャムなどが販売されたり、間伐材を利用した建前体験などが行われたりした。このほか、農業をしながら音楽活動をするアーティストのライブも開かれ、多くの人で賑わっていた。

 シティプラザの野外ステージでは、いなかとまちを結ぶ活動に取り組んでいる団体がシンポジウムを開催した。

 高橋地区の寺を借りて朝市を開いている「グリーンママン」は、関わりの深い生産者を紹介。松平地区で松本自然農園を営む松本直之さんは「ネ
ットを利用して野菜を売るよりもっと読む.pdf

伊勢神旧トンネルを歩く会 標高8百m峠で開会式

伊勢神峠祭り.jpg豊田市足助地区北部の国道153伊勢神峠は、今も昔も長野・飯田地方と愛知・西三河地方をつなぐ交通の要衝だ。歴史上、峠越えの手段で次の4つに時代区分される。

 ①峠の尾根道(伊勢神古道)=人馬の往来用に整備された。今は一部が東海自然歩道に。


②明治の旧伊勢神トンネル=馬車道として整備。今後は遊歩道利用か。

 ③昭和の現伊勢神トンネル=自動車交通用だが大型車の交通難渋。

 ④平成の新伊勢神トンネル=大型車可。すで着手、8年後完成予定。

 伊勢神峠交通の特徴は、古道・明治トンネル・昭和トンネルがすべて現役であること。平成トンネル完成で、伊勢神峠越えは4層交通になり、「道の博物館」の様相に。

旧伊勢神トンネル.jpg この新時代を予想し、地元足助地区の明川町、連谷町や、稲武地区の人々が一年前に市の観光事業補助を得て、市民組織「伊勢神峠を愛する会」(朝
倉和夫会長、会員25人)を設立。今回の伊勢神古道や旧トンネル内を散策する会を主催した。地元区も応援した。

 標高800mの伊勢神峠の山頂にはもっと読む.pdf

豊田の農山村を自然薯王国に 若者の就農に最適!

4面・自然薯・写真.jpg豊田市足助地区井ノ口町にある自然薯と自然薯加工品の店「とろろ庵 豆腐工房」が5周年を迎え、2日に記念イベントが行われていた。

 同店の辻順三さん(65)は自然薯のパイプ栽培の発祥地である山口県にゆかりのある人。瀬戸市で自然薯料理専門店を24年間営んできたが、業種転換して足助に自然薯加工品の製造直売所を開業した。言わば自然薯のエキスパートだ。

 自然薯は美味しくて健康に良いうえ、高い値で売れる高級な農作物。有名な自然薯料理店には客が押し寄せるほど人気が高い。辻さんは「この自然薯の栽培をもっと盛んにすることで、豊田の山間農業が非常に面白いことになると思う。農山村を活性化できるはず」と熱い思いを抱いている。自然薯栽培は簡単ではないが、上手くやれば儲かる。自分の自由な時間もつくりやすい作物だ。農山村には空き家もある。これなら農山村で若者の就農を促進できるという考えだ。

 豊田市の農山村は全国的にみても自然薯栽培に適した地域で、また周辺都市住民も自然薯の美味さをよく知っているので、一大生産地になれる条件は揃っている。しかし生産規模はあまり大きくはなく、最も栽培が盛んな旭地区でも19軒の農家で合計6トンほどしか出荷していないという。一方、山口県などの大生産地では1軒だけで7トンほど生産している農家もあるそうだ。辻さんは「旭地区を中心に生産量を最低でも今の4倍に増やしたい。その基礎をこの数年の間につくりたいと思っているんです」と話す。若手農家を連れて先進地の山口県を視察したり、自然薯料理の有名店を見て回ったりする考えだ。

 経済優先、効率優先で歪んでしまった現代社会に疑問をもちもっと読む.pdf

ミネアサヒに付加価値 合鴨農法や減農薬で米づくり

4面・旭のお米・大嶋さん.jpg中山間地では全国的に農家の高齢化によって耕作放棄された田んぼが増えている。ひとつひとつの田んぼの規模が小さいため集約的な農業も簡単ではない。

 そんな中山間地の豊田市旭地区に、地区内の田んぼ総面積の約半分にあたる40町歩(1町歩=約1ヘクタール)もの耕作委託を受けて米づくりに邁進している人がいる。余平町の農業生産法人「559有限会社」の大嶋茂希さん(63)だ。

 先祖代々から受け継がれてきた田畑を荒らしたくないという気持ちが強かった大嶋さん。兼業農家として30年以上米づくりを続け、平成4年に会社設立して専業農家となった。高額な農業機械を購入・維持するため、各種の補助制度が利用できる農業生産法人格も3年前に取得している。


 世の中の健康志向が高まるなか、大嶋さんは自身がつくる米の付加価値を高めようと、自分で所有している5町歩の田んぼの一部では拘りの米づくりをしている。合鴨に草取りをしてもらう「合鴨農法」や、農薬を半分以下に減らして手作業で草取りをするもっと読む.pdf

稲武「米粉王国」1周年 各商店が楽しく米粉商品開発

4面・米粉王国・キャラクター.jpg 豊田市稲武地区が「米粉王国」の開国を宣言して早くも1年。道の駅どんぐりの里いなぶで5日に1周年記念イベントが行われた。

 三河の山間地が誇る地域ブランド米ミネアサヒは、稲武地区にある「愛知県農業総合試験場・山間農業研究所」で昭和55年に開発されたベストヒット品種。稲武商工会といなぶ観光協会は、これを活かして特色ある活性化事業を展開しようと、昨年10月に「米粉王国」宣言した。国王はいなぶ観光協会長の松井徹さん(65)=写真=だ。

 今回のイベントは、各商店がこの1年間に開発した米粉商品を広く知ってもらい今後につなげるのが狙い。これまでに、豊田特産のお茶とコラボした団子、米粉のまったり感を活かしたチョコレートムース、菊芋の味噌漬けを使ったおやき、米粉100%のシフォンケーキ、稲武産ブルーベリーを使ったパイなど、7店が10商品以上を開発している。

 今後の展開についてもっと読む.pdf

山村の命運かけ出発式 足助商工会 移動販売車スタート

3面・足助移動販売車・写真.jpg 足助商工会がこの事業に取り組むことになったのは、トヨタ生協が地域貢献のため山村地域で走らせ始めた移動販売車「メグリア便」の影響が大きい。

 商工会は「地元商店を衰退させてなるものか」という危機感を持っただけでなく、山村の各集落に住む高齢者の買い物支援を見過ごしてきたことも反省し、昨秋から試行や準備に取り組んできた。お隣の稲武商工会では移動販売でなく「宅配」の取り組みを先月スタートさせている。

 足助商工会の移動販売事業は、資金面では経済産業省の「地域自立型買い物弱者対策支援事業」と、豊田市の「ソーシャルビジネス支援事業」の補助金を受けている。

 車両はトヨタ生協「メグリア便」が2tトラック改装であるのに対し、足助商工会「おいでん便」は軽トラックを選んだ。これは細く曲がりくねった道の先にある集落にも商品を届けたいからだ。

 移動販売を行う場所は5ルート44カ所。週5日の運行で、1日につき8〜10カ所を2台一緒に回る。1台は食品、もう1台は日用雑貨品。どちらも地元商店の商品だ。

 メグリア便への危機感がきっかけとなった移動販売事業だが、足助商工会の現在の考え方は、メグリア便と一緒に住民の利便性を高めようという方向を向いている。柴田事務局長は「道の広い集落は生協さん、道が狭い集落は商工会の車が回るように調整できたら嬉しいですね」と話している。



 この事業の主体となるのは、足助のスーパーマーケット「パレット」を経営する㈱ヤオミ。同社ではこの移動販売車のために新たに2人を雇用した。社会貢献の位置づけだが、長く続けるためにも数年で採算がとれるようにしたい考えだ。

 移動販売車のスタートは明るい話題だが、たいへんな労力が必要もっと読む.pdf

三河材は優良 地元材使ってよ
工務店むけに林産業見学会 豊田市森林課

4面・木材生産見学会・写真.jpg木材の地産地消を推進しようと、豊田市森林課が2日、工務店や設計事務所を対象とした「木材生産見学会」を開いた。

 豊田市は放置・荒廃した人工林を一掃しようと、全国でも先進的な森林行政を進めているが、当の森林課は環境部ではなく、産業部。木材利用の分野にも力を注がねばならない。今回の企画は森林課がその分野に力を入れ始めた現れだろう。

 この見学会の目的は、地元の木で家をつくる価値や意味を、工務店や建築設計事務所に共有して貰うこと。①木材の伐採現場、②木材市場、③製材所をすべて見て回り、見学場所ではそれぞれプロが仕事の手をとめて解説した。参加者である家づくりのプロたちは熱心に聞いていた。

 東濃から三河にかけての木材は高品質だと言われる。豊田市は〝宝の山〟とも言える広大なスギ・ヒノキ人工林を持っているが、製材・流通の分野の弱さがネックとなって大量生産できない。木材の地産地消を推進しようにも、三重県の大規模製材所にいったん運びもっと読む.pdf

農業共同化先進地に 豊田市旭地区敷島自治区9集落

対談・鈴木辰吉さん

コスモス.jpg新見記者 豊田市役所元産業部長・総合企画部長の鈴木辰吉さんは今、市の農山村交流推進組織「おいでん・さんそんセンター」初代所長であり、押井集落営農組合の組合長もしておられる。山村農業の将来は?

鈴木組合長 地元の敷島自治区(旧旭町南部)は明賀、太田、大坪、押井、加塩、小田、榊野、杉本、東萩平の9集落構成で、人口約千人。敷島は今年から5カ年計画で、愛知県営「農地環境整備事業」を実施中です。

記者 事業内容は?

鈴木組合長 私の直接の地元の押井集落もそうですが6面・おいでんさんそん・写真.jpg、敷島全体に用排水路など農業インフラが痛んできた。大修理し、山村農業の将来を固めます。事業費6億円。

記者 敷島は山村農業共同化の先進地ですね。

鈴木組合長 はい。敷島1自治区(9集落)内に、すでに押井、太田、東萩平の3集落営農組合があり、農業機械の共同利用を軸に集落内連帯が進んでいる。加塩なども準備中です。山村農業振興、共同化の先進地ですよ。

記者 押井集落営農組合の現状は?

鈴木組合長 昨年末に全戸(27戸)加入の集落営農組合を設立し、まずトラクターを買った。初の事業年度の今年は作業受託料を決め、組合で休耕地一括管理を始めた。
 今後各種補助制度利用で資金を貯め、田植機、農業倉庫、コンバイン、ミニライスセンター等を導入します。オペレーター養成もしている。

記者 集落営農で農業機械共同利用や集落内の各種連帯事業が軌道に乗った場合、山村の過疎化は止まりますか。

鈴木組合長 すぐに人口減少はストップしないが、過疎化がゆるやかになり、みんなで相談し対応策を考える時間のゆとりができるのでは。

記者 おいでん・さんそんセンターの役割は。

鈴木組合長 都市側に山村移住希望があっても、山村側はバラバラの個人だった。今後集落営農組合が団体で対応できる。おいでん・さんそんセンターの私の仕事が多忙になる…もっと読む.pdf

写真=豊田市押井町に普賢院という古刹があり、その隣地に押井集落営農組合が今年初めてコスモス園を開いた。営農組合の「花の休耕農地管理」事業である。

お年寄りの買い物手助け 地域商店と「配達便」スタート
稲武商工会

3面・稲武商工会・写真.jpg 高齢化率が38%を超える豊田市稲武地区で、住民の買い物を手助けする「いなぶお買い物配達便」が2日スタートした。

 これは稲武商工会が地域の商店に呼び掛けて始めたものだ。きっかけはトヨタ生協が山村の高齢者の買い物支援で一昨年始めた移動販売車メグリア便。山村地域の各商工会は「地元商店の廃業が進むのでは…」と危機感を持ち、そのことが「地域の商店が一体となって買い物支援をすることが、商店の生き残りにつながり、地域コミュニティの核ともなる」という考えに発展した。足助商工会では独自の移動販売を始め、メグリア便と連携して進めている。

 稲武商工会が企画したのは配達便。足助と同様に市のソーシャルビジネス支援事業を活用し、3年間の補助期間で軌道に乗せる考えだ。

 仕組みは、利用者が商工会や商店に電話注文するともっと読む.pdf

「あさひ物産展」スタート延期 旭観光協会

5面・旭観光協会.jpg 豊田市の旭観光協会は、小渡町の観光案内所で今月8日に予定していた「あさひ物産展」のオープンを10月に延期することを決めた。

 同物産展は、あさひ観光案内所を拠点に、地域の活性化と地元住民の喜びと誇りにつなげようと企画されてきたもの。9月の中止は苦渋の選択だったという。

 中止の理由は大きく二つ。一つはメインとしていた新鮮野菜の販売が、端境期と重なり予定量を収穫できないこと。もう一つの理由はもっと読む.pdf

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挙母神社で針供養

2面・針供養.jpg 豊田市内の和・洋裁学校や編み物教室などでつくる専修・各種学校教育振興会(会長=学校法人川崎学園川﨑省治理事長・竹生町)が7日、挙母神社境内にある針塚で恒例の針供養を行った。

 これは、日ごろ針仕事に携わる人が仕事を休んで、古い針や折れた針を豆腐やこんにゃくに刺して供養し、裁縫の上達を祈るもの。当日は和・洋裁学校などの講師や生徒ら17人が集った。

 針供養は本来8日に行われるものだが、同市では挙母神社の「八日市」と重なるため7日に開催している。8日でも針供養は可能で、針塚には豆腐が置かれている。

 挙母神社には昭和33年に建てられた岩の針塚があり、裏側には和・洋裁学校をはじめ、呉服屋や個人名など40の名前が刻まれている。当時の挙母市は養蚕が盛んで西加茂製糸㈱など製糸業が栄えており、針仕事をする女性ももっと読む.pdf

触れば祈願成就 松平天下祭

3面・天下祭・写真.jpg 豊田市松平町で9日、恒例の裸まつり「天下祭」の本祭が行われ、東照宮周辺は多くの観客や写真愛好家で賑わった。

 この祭りは、天下泰平を祈願した松平家初代・親氏公の偉業を顕彰し、地域活性化につなげようと地元の若者が中心になって始めたもの。今年で27回目になる。参加した裸男は約200人。北海道や高知県から参加した人もいるそうだ。

 メイン行事の玉競りで使われるのは、家康公誕生の時にも使われた〝産湯の井戸〟の水で清めた水玉(木製の玉)。触れると祈願が成就されると言われ、ふんどし姿の裸男たちが体をぶつけ合う迫力が…もっと読む.pdf

矢作川の喉つまった

2面・矢作川の喉つまった・写.jpg 矢作川の源流域の上村川で1月28日、国道418号対岸の岩壁が崩落し、写真のように川を塞ぐ形になっている。

 崩落があったのは岐阜県恵那市上矢作町にある達原渓谷。特に川幅が狭まり「喉の滝」と呼ばれている名勝だ。恵那市の天然記念物にも指定されているが、崩落した巨岩や礫ですっかり埋まってしまった。

 崩落した巨岩や礫は川底から20mほどの高さで川幅いっぱいに堆積しているが、流れは岩と岩のすき間から抜け、堰き止められてはいない。土砂災害等によってできる天然ダムのような崩壊・洪水の危険は無いように見える。土砂ではないので下流への濁りも発生していない。

 国土交通省豊橋河川事務所の管理課も「現状では流れているので今のところ支障は無い。下流の集落にも危険はない」と判断し、崩落した巨岩の撤去は考えていないという。なお、少し下流の河原に土砂採取場があるためもっと読む.pdf

豊田市のいまを後世にとよたフォト・コン展

5面・とよたフォト.jpg 伝統行事や日々の暮らしなど今の豊田市の姿を後世に伝えようという趣旨の写真コンテスト「とよたフォト・ドキュメント」が開催され、昨年10月から今年1月にかけて
265点の応募があった。市と市文化振興財団、市教育委員会主催で今年で21回目。応募作品は豊田市民ギャラリーで9日まで展示もっと読む.pdf



子供が社会のしくみ体験

2面・キッズタウン.jpg 子どもたちが社会の仕組みを体験する「とよたキッズタウン」が、豊田市東梅坪町の市青少年センターで25・26日に開催された。

 これは、青少年センターを拠点に活動する学生ボランティアや社会人がイベントを通して社会貢献するとともに、子どもたちとの触れ合いを目的に行われたもの。
 キッズタウンとは、子どもが主体となる仮想のまちで、職場体験や消費体験を通して社会の仕組みを学ぶイベント。税金を納めたり、裁判を受けたりももっと読む.pdf

新聞の掲載記事が縁となり交流へ

3面・小澤さんと金川さん写真.jpg 豊田市足助地区で農業を営み、野生獣解体精肉場を建設予定の「株式会社山恵」代表でもある小澤庄一さん(76)と、旭地区で農業に励んでいる金川智子さん(39)が20日、新盛町の小澤さん宅で交流した。 

 これは、矢作新報にエッセイを連載している小澤さんが、金川さんを掲載した記事を読んで興味を持ち、記者を通じて行われたもの。その時の記事には、金川さんが農作業をやりたくて都市部から旭地区に移り住んだことや、田舎での暮らしぶりについて書いている。

 小澤さん宅では昼食を摂りながらの交流会となり、二人は食のあり方などについてお互いに意見を交わしていたもっと読む.pdf

豊田JCが藤岡中で真の日本人セミナー

2面・JC写真.jpg一般社団法人豊田青年会議所(豊田JC)が20・21日、市立藤岡中学校の2年生132人を対象に「真の日本人育成セミナー」を開いた。

 これは豊田JCが一昨年から力を入れている継続事業。相手を思いやる気持ちや、道徳心、倫理観を見つめ直し、日本人の誇りを取り戻そうという取組だ…もっと読む.pdf




盆上に雄大な風景 盆石冨樫教室新春展

4面・冨樫さん・盆石.jpg 豊田市若宮町の細川流盆石冨樫教室が新春展を25・26日、豊田市民文化会館B展示室で開催する。今回で25回目。

 会場には、新春にふさわしい富士山や国内外の風景などを表現した盆石・盆画約40点が並ぶ。

 盆石とは、黒塗りの盆上に自然石や白砂を使って、雄大な風景を創出する日本古来の芸術だ。作品の中には彩色した砂を使ったものもある。

 講師の冨樫愛子さん(83・石野地区勘八町)は8歳のとき、伯父の家の床の間で初めて盆石を見た。あまりの美しさに見とれてしまい、長い時間たたずんでいたそうだ…もっと読む.pdf

元豊田市議 篠田忠信さんが自分史を出版 市職員の「高給」を下げた人

篠田忠信写真.jpg 零細会社の労働者が多い全金愛知同盟出身で、民社党公認の豊田市議を7期28年つとめた篠田忠信さん(76)が、公職退任後の日々に『自分史』を自ら編集、このほど三河印刷から出版した。地元益富中学校区の自治区、老人クラブ、後援会などの関係者に配布する。

 篠田さんの自分史はA4版85ページ、6章構成、300部。市議時代に1回8千部印刷の後援会ニュースを138回出した。その保存写真に新しい資料も加えた。自伝記がそのまま「地域づくり史」になった。一般の人に読める内容だ…もっと読む.pdf


矢作川河川敷で出初式 こども消防士も初参加

2面・出初め式・写真.jpg 豊田市の消防職員や消防団員など、防災を担う諸団体が団結と士気を市民に披露する「消防出初式」が11日朝、矢作川河川敷の白浜公園で行われた。約1千人と25台の消防車両が参加し、見物に来た市民らに日頃の訓練を披露した。

 式典には大村秀章県知事や地元選出の衆議院議員、県議らが来賓として招かれ挨拶。また太田稔彦市長による部隊の観閲が行われた。

 続いて行われた訓練では最初に統一行動を披露する分列行進が行われ、今回初めて〝こども消防士〟が消防車に同乗して…もっと読む.pdf

JR岡崎駅にモニュメント 豊田の彫刻家 小林豊さん

4面・小林豊さん・写真.jpg 豊田市栄町在住で国画会会員の彫刻家・小林豊さん(58)の作品がJR岡崎駅東口ロータリーに設置され、内田康宏岡崎市長も出席して9日に除幕式が行われた。

 この作品は岡崎南ライオンズクラブが結成50周年記念事業の目玉として小林さんに制作を依頼したもので、少女のブロンズ像と石彫で構成された珍しいタイプのモニュメントだ。石彫の部分は小林さんがデザインし岡崎市の石材店・小林秋三郎商店が作った。偶然ながら作者は共に小林さん…もっと読む.pdf

梨ジュースを成人式の記念品に みよし果樹法人「夢の実ファーム」

12面・梨の実ジュース.jpg みよし市の農事組合法人「夢の実ファームみよし」がつくる「梨の実ジュース」が、今年市内で成人式を迎える若者約640人へ記念品として贈られる。

 これは、昨年の成人式の立食パーティーで地元の特産品を知ってもらおうと、梨ジュースを出して好評だったため、今年はひとり一人に配られることになった。ジュースは水や砂糖を使用しない果汁100%。梨本来の甘みと香りが感じられるさっぱりした飲み心地だ。

 夢の実ファームみよしは、平成23年に三好下地区の若手果樹農業者4人が設立した市内初の果樹栽培法人。三好町大慈山地内などで進められている畑総事業(畑の区画整理)の約17ヘクタールを使い、地元特産品の梨や柿、桃などを栽培していく。樹園地では新しい栽培方法を取り入れたり、ブルーベリー栽培も行ったりしていくそうだが、作業員の人数確保が課題だという。

 代表の萩野敏廣さん(58)は「食べる人の『うまい』の一言が作り手には一番うれしい。美味しくて安心・安全なものを皆で力を合わせてつくっていこうと思います」と話してくれた。

 梨ジュースは、アイ・モール三好店内の吉十や刈谷ハイウェイオアシスで販売されている。

20本足の異形「自然薯」です 御船の山中で掘り上げ成功

20本自然薯.jpg加藤吉明さん(65)は自分の野菜畑のすぐ横の山道に、毎年自然薯の太いツルが立ち上がるのを見てきた。

 今年は掘り上げてやろうと決めていた。しかし、ツルの太さからして、相当の大物を掘ることになると決意し、周囲から順番に掘り進んだ。

 場所は豊田市御船町東山畑の山中。御船町八柱神社から北東へ約5百m。加藤さんは豊田市亀首の人だが、ここにも野菜畑を持っていた。

 相当に長く太い自然薯が出て来るとの予想で掘り進んだが、周囲を浅く掘っただけで、薯が抜けてきた。それが写真の異形の自然薯だった。自然薯掘った人.jpg

 日本発条㈱のOB仲間で、喫茶さくらの常連仲間の友人の板倉一巳さん(69)に見せたところ、「これは珍しい、矢作新報に見せてやろう」ということになったらしい。

 新聞記者の私は、この異形の自然薯を情報提供者の板倉さんから受け取り…もっと読む.pdf

豊田市駅前で15年エイズ予防を啓発

4面・ソロプチ.jpg さまざまな職業分野で活躍する女性たちの社会奉仕活動団体「国際ソロプチミスト豊田」=嶋村峯子会長・会員数34人=が、豊田市参合館前広場や市駅周辺で14日、エイズ予防啓発の街頭キャンペーンを行った。これは市のエイズ予防啓発月間に合わせ、同団体が行っている継続事業の一つ。今年で15年目になる活動だ。市保健所の職員らとともに道行く人にエイズ抗体検査を呼びかけるティッシュを配布した。

 この活動には県立豊田東高校のJRC(青少年赤十字)部員を含む64人も参加しており、エイズについてのパネル説明や街頭コンサートを行って道行く人に呼びかけた。

 ソロプチミスト豊田がこの活動をはじめた当初は、市民になかなか理解してもらえなかったそうだが、高校生が加わったことで…もっと読む.pdf

全国大会に向け演奏演技 豊田ジュニアマーチングバンドが壮行会で披露

豊田市ジュニアマーチングバンドが今月14・15日にさいたま市で開催される全国大会に先立ち、柳川瀬公園体育館で7日に壮行会を開いた。

 同バンドは青少年の健全育成を目的に平成8年に発足した全国でも珍しい市立バンド。市文化振興財団の今井康夫理事長が団長を務めている。団員は小学4年〜22歳の青少年で構成され、12月の全国大会出場と3月の定期演奏会を活動目標に、年間90回程の練習を重ねている。全国大会には過去15回も…もっと読む.pdf

矢作ダム放流市民に人気

矢作ダムで19日まで臨時ゲート放流の見学会が行われている。

 見学会は平日のみだが、先週末は土曜・日曜にも特別に催され、両日とも定員40名がほぼいっぱいになる人気だった。東京方面からも2組来たそうだ。

 通常、矢作ダムの放流水は発電所を経由するため、ゲート放流は洪水時にしか見ることができない。いまゲート放流しているのは中部電力が発電所の点検作業を…もっと読む.pdf

児ノ口公園大モチつき大会

1もちつき.jpg 豊田市街地の市営児ノ口公園で8日、地元自治区(東区)やトヨタ労組ボランティア(TUV)など開催の「ふれあい餅つき大会」があり、8百人余が参加した。市が同公園を「近自然公園」として再生整備=1996年=してから最大規模のモチつき大会だった。公園広場はモチをつく人、食べる人らであふれていた。

 近自然公園がスタートした時、市は地元自治区内に「公園管理協会」を設置、日常管理を民営化した。公園内の湿地に田んぼが開かれ、TUVなどのボランティア中心に古代米(紫米)を栽培。田植え、草取り、稲刈りなどを毎年続けてきた。

 その稲作暦の最後は、収穫祭を兼ね大モチつきで飾るのが、公園のならわしだ…もっと読む.pdf

救助訓練人形かんじ君

2面・消防職員かんじ君.jpg 豊田市北消防署の村山寛二消防士長(35・扶桑町)が消防庁の主催する「消防防災機器等の開発・改良作品」募集で、消防職員・消防団員部門の優秀賞に選ばれた。豊田市では初の入賞だ。

 これは、消防科学技術の向上と消防防災活動の活性化を目的に行われているもの。

 村山さんの作品は、廃棄された消防ホースや救助ロープを使ってつくった救助訓練用人形。特徴は製作コストがかからないこと、誰にでも製作できること、簡単な構造であり破損部分が修復できることなど、良いことづくしの人形だ。特に優れている点はもっと読む.pdf


外来生物の駆除モデルに 逢妻女川の取組み

4面・写真①左右反転.jpg 外来生物の駆除モデルとして、豊田市の逢妻女川で今夏、民・官・学の連携によるミシシッピアカミミガメ(以下アカミミガメ)の駆除活動が行われた。

外来生物とは、人間の活動に伴って本来の生息地ではない場所に持ち込まれた動植物のこと。その繁殖が地域の生態系を大きく変えてしまうため自然破壊のひとつとして社会問題になっている。カメのように可愛らしい外来生物の場合には、駆除によって命を奪うことに抵抗感が大きいが、放置することで知らず知らず在来生物の命を奪い、絶滅に4面・写真②.jpg追いやることもある。やはり人間が責任をとって駆除しなければならない。

 今回の民・官・学による駆除のモデルケースづくりは、豊田市矢作川研究所の主任研究員・山本敏哉さんが提案したもの。外来生物の駆除は地域ごとに地道に続ける必要があるため、各地域の交流館(官)を拠点に、地元の愛護団体など(民)に取り組んで貰おうという考えだ。

 アカミミガメを対象に選んだのは、捕獲が比較的容易なことや…もっと読む.pdf

上郷駅イルミネーション

4面・上郷イルミネーション.jpg 豊田市では豊田市駅前ロータリー一帯をはじめ、ほか2駅でもイルミネーションが始まった。

 愛知環状鉄道の三河上郷駅前ロータリーでは23日から始まった。

 これは上郷地区のまちづくりを考える地元住民や経営者らが「駅に降りた人が温かい気持ちになれるように」と、防犯も兼ねて始めたもの。今年で8年目だ。同地区ではさらに地域に根ざしたものにしようともっと読む.pdf

小池百合子さん来豊

小池百合子.jpg 自民党本部の広報本部長を務める小池百合子衆議院議員(61)が17日、豊田市のJAあいち豊田本店を訪れ、地元選出の八木哲也議員の支援者と「ふるさと対話集会」を開いた。

 この対話集会は自民党が野党時代に始めたもの。国会議員が全国各地を訪れて住民のナマの声を聞くのが目的だ。講演会ではなく意見交換の座談会形式で行われた。

 今回の主催者は八木てつや後援会の青年局と女性局。女性局の希望で小池百合子議員を招くことになったという。第1部の男性局、第2部の女性局ともに約50人ずつ集まり、会場からの質問に小池議員が答える形で進められた。男性局からは消費税、電力、原発、憲法などの問題が話題にあがっていた。小泉元首相の原発反対発言については…もっと読む.pdf

お汁粉と足湯は人気 豊田マラソン都心の活気は?

2面・マラソン.jpg 豊田市の秋の一大スポーツイベント「豊田マラソン」が17日(日)、豊田スタジアムを中心とした高橋地区一帯で開催された。参加者の増加の課題解消と市街地の活性化を目的に猿投地区の運動公園から会場を移して2回目の大会だ。当日は約1万1250人が出場。古本伸一郎衆院議員も4㎞コースに参加していた。

 昨年の大会から大きく変わった点は、①10㎞コースのスタート方法を変えて参加定員を600人増やしたこと、②7㎞地点に給水所を設けたこと、③走り終えた参加者を豊田市駅周辺の2つのホテルから無料シャトルバスで各駐車場へ運搬したこと、④電車利用者に大会オリジナルグッズをプレゼントしたこと。③と④は豊田マラソンを市街地活性化に結びつけようという取り組みだ。マラソン風景.jpg

 コモスクエア前の広場では地元商店街の女性たちによるお汁粉の振る舞いや、藤岡地区石畳からの出張足湯など参加者へのもてなしがされており、多くの人で賑わっていた。 

 市街地に足を運ぶ取り組みはあったものの、多くの人が足を止めて長時間楽しめるイベントはなくもっと読む.pdf

お寺が結んだ縁 隨應院で結婚式

3面・お寺で結婚式.jpg 豊田市寺部町の浄土宗極楽山隨應院で16日、お寺の縁で結ばれた2人の結婚式が行われた。

 結婚したのは水野修一さん(37)・悠加さん(34)夫妻。同寺での仏前結婚式は今の木村昭玄住職になってから3組目だという。

 悠加さんの実家(豊田市池田町)は同寺の檀家。ピアノ講師の悠加さんは7年前から寺の法要時にピアノ演奏をしたり、掃除をしたりして寺に務めてきた。悠加さんの行いや人柄は檀家中で評判となっており、男性を紹介したいと寺に話を持ちかける人
も。そんななか、檀家総代が昨年春に修一さん(名古屋市)と悠加さんを引き合わせたもっと読む.pdf

親子写生大会に430人 豊田加茂ライオンズクラブ主催

矢作新報社賞 中浜.jpg豊田加茂ライオンズクラブ(阿垣剛史会長・会員43人)主催で毎秋恒例の「親と子で楽しむ写生大会」が10月26日に、豊田市の鞍ヶ池公園で開かれた。今年で38回目。愛知県・県議会・豊田市・市議会・教育委員会・矢作新報社などが後援した


当日は台風の矢作新報社賞 三浦.jpg雨風が残るなか431人が参加した。屋外で天気を気にしながらも写生を楽しむ親子連れや、目に焼き付けてきた動物を屋内で描く子どもも。なかには5回以上も参加し「毎年の家族の恒例行事なんです」と話す家族もいた。入賞作品は24日まで豊田産業文化センターに展示され、24日には同センターで表彰式が行われる。

 矢作新報社賞は写真の2作品もっと読む.pdf

中浜永遠さん(竹村小3年)の作品(上)と、三浦春奈さん(南部小3年)の作品

古本衆院議員の女性後援会 「たんぽぽ会」が10周年のつどい

3面・たんぽぽ会.jpg 民主党の古本伸一郎衆議院議員の女性後援会「たんぽぽ会」=中末美津子代表・会員数約400人=が発足10周年を迎え、2日に豊田出雲殿内のレストラン・ミラノで対談を中心とした講演会を行った。ゲストには民主党政権時に環境大臣を務めた細野豪志衆議院議員=写真左側=が招かれた。

 「たんぽぽ会」は古本議員の第1期当選と同時に、豊田・みよし市の女性たちでつくられたもの。古本議員の政治活動を地元で支えるととも
に、旅行や講座などを通して親睦を深めてきた。

 当日は会員約100人が集い、過去10年間の活動を映像で振り返った。その後、古本議員が細野議員を招き入れて紹介すると、会場から大きな拍手がおこった。

 2人の対談では、原発問題の課題について意見が交わされもっと読む.pdf

子ども園で意見交換会 民主党岡田克也元大臣が参加

2面・古本さん記事・写真.jpg 民主党政権時に行政改革大臣を務めた岡田克也衆議院議員が豊田市を訪れ、当地選出の古本伸一郎衆議院議員とともに、私立こども園の保育士や保護者たちとの意見交換「キッズフォーラム」を開いた。

 これは古本伸一郎後援会が「子どもと日本の未来」をテーマに10月27日主催したもの。市内の私立こども園に参加者を募集し、豊田産業文化センター大広間に約70人が集まった。

 民主党は政権当時〝社会保障と税の一体改革〟の中で、消費税増税の一部を使って子育て支援を充実する政策を掲げていた。今回の催しも、子育て現場のナマの声を聴いて今後の政策に生かそうと企画したものだ。岡田議員の来豊に合わせて古本議員が持ちかけ、実現したという。

 フォーラムの中ではクイズ形式で、民主党政権時に待機児童が4千人減ったことや、高校の無償化や大学の奨学金を拡充したことなどももっと読む.pdf

豊田高専が創立50周年 産学官連携の人材育成に力

4面・豊田高専50周年・写真.jpg 豊田市栄生町の豊田工業高等専門学校(豊田高専)=卒業生約7千人=が創立50周年を迎え、9日14時からJAあいち豊田本店のホールで記念式典と記念講演会を開催する。卒業生・在校生・教職員・保護者ら約500名が出席する予定だ。

 「国立高専」は高度成長期の昭和37年、ものづくり産業界からの要請に応えて、実践的な技術を身につけた技術者の育成を目的に創設された高等教育機関。中学卒業後5年間の一貫した専門教育が大きな特徴だ。

 豊田高専が創立したのは第2期の昭和38年。当時、市と商工会議所を中心に熱心な誘致活動が行われた。

 大学が多くの若者を受け入れるようになった時代背景のなか、一時は高専不要論もあったが、実践的かつ創造的な技術者を育成する教育は再び評価を得ている。法改正により平成16年から、全国51校の国立高専は独立行政法人「国立高専機構」の統括下となった。

 豊田高専の取り組みでで近年目立つのは、地域の産学官と連携した人材育成だ。平成21年には文科省の補助事業に採択された「ものづくり一気通観エンジニアの養成」プログラムに、豊田市と連携して取り組み始めた。これは、ものづくり工程の全体を見通せる創造力豊かな技術者を養成しようというもので、企業の若手エンジニアと学生を一緒に育成している。

 さらに平成24年には豊田市・豊田商工会議所と連携して、同校内に「とよたイノベーションセンター」を設立した。これは地域の中堅・中小企業にむけた総合支援窓口と言えるものだ。人材育成を核としてものづくり企業の活動環境を整備し、イノベーション(技術革新)の創出を図ろうというねらいがもっと読む.pdf


藤岡に名産物作ろう ふじおかブランドプロジェクト
地元の農産物つかった新メニュー8品ならぶ

6面・藤岡ブランド試食.jpg 豊田市藤岡飯野町の藤岡ふれあいの館で27日、地元の農産物を使った創作料理の発表と品評会「ふじおかブランドプロジェクト」が行われた。主催は豊田市のわくわく事業団体「NPO法人アース・アズ・マザー」=名古屋市=。

 この企画は藤岡地区の農産物や果物を活用し、地元ならではの名産物をつくって地域を活性化させるのが狙い。料理を発表したのは地元住民や市内外4個人・4団体。審査員には山田主成市議はじめ、藤岡支所長、藤岡商工会長、豊田市農政課の職員らも参加し、約40人が集った。

 創作料理には紫芋で作ったスティック状のお菓子やシソを使った飴、古代米のおは
ぎ、漬け物などが並んだ。また藤岡地区の花「ふじ」にちなんだ紫色にこだわった作品も。参加者たちは料理を試食しながら出品者に作り方や
こだわりなどを聞きもっと読む.pdf

入賞プラモデル展示中 豊田市駅前おもちゃの「マルモリ」で

2面・マルモリ作品2体.jpg 豊田市駅前・喜多町のおもちゃ屋「マルモリ」が今月末まで、9月に行われたプラモデル・コンテストの作品をマルモリ-.jpg展示している=写真=。

 このコンテストは、まちの賑わいづくりと店のPRを狙いに6年前に始められたもの。店内には機動戦士ガンダムシリーズのキャラクターを中心に16体が並ぶ。作品はプラモデルセットをベースに、ポーズや塗装などに手を加え、オリジナリティーを出している。なかには戦闘時の情景を思い浮かべ、土台の形状や色にまでこだわった作品
も。また大小のパーツを自作する本格的な人もいるそうだ。展示作品を見た人のなかには、作品を買いたいと願い出る人もいるという。
 コンテストは、技術屋部門と人気者部門の2部門がありもっと読む.pdf


大旗もラッパも無し 改革で良い神事に 挙母まつり夜の七度参り

2面・挙母祭り・写真①.jpg豊田都心の挙母神社の例大祭「挙母祭り」が先週末あった。2日目の本楽は大雨で山車の運行が中止されたが、初日の試楽は通常通り行われた。

 記者が挙母祭りの中で注目しているのは、試楽の夜に境内で行われる神事「七度参り」だ。ここ3年の改革が実を結び、良い神事になった。2面・挙母祭り・写真②.jpg

 この30年程だろうか。挙母祭りは若い衆の節度の無さが徐々にエスカレートし、見苦しい祭りになってきた。「若い衆」という組織が自制の機能を失い、それを各町の上層部も、祭り全体の上層部も統制できなかった。

 特に酷かったのが「七度参り」だ。各町の若い衆たちが荒れに荒れ、境内を七周まわれずに終わることも珍しくなかった。神事すらまともに出来ないのだから、祭り全体が見苦しいものになるのは当然だった。

 祭り上層部が本気で改革を始めたのは、3年前の七度参りで起きた傷害事件がきっかけだ。当初はあまりにも寂しい七度参りだったが、3年目の今年は活気も戻って来た。見苦しかった「大旗」や、耳障りだった「突撃ラッパ」の音は無く、若い衆たちが声だけで騒ぐ姿は見応えもあった。残念なことに…もっと読む.pdf

走行中のマイカーが足助地区市道で水没

1車水没.jpgこの道路はセントクリークゴルフ場への進入路として同ゴルフ場が自社でつくり、市へ寄付した。マイカーの水没現場は豊田市月原町萩殿左奥の建物はセントクリークの旧託児所。

 右側上方から流下して来る萩殿川(小川)は台風18号の大雨で増水中だった。そのすぐ下流の阿摺川、そのまたすぐ下流の矢作川も大増水中。萩殿川の流れは行き場を失い、農地や事故現場の市道上一帯に滞留していた。

阿摺川下流部は土砂が堆積し…もっと読む.pdf

アサギマダラ今秋も豊田に 3日旭地区で確認

旭は旅する蝶の南下コース内に

アサギマダラ 2.jpg 10月3・4日、林房子さん(榊野町浮橋39─2、☎68─3538)が、自分で経営する洋ランの杉本ハウス(杉本町小坪)のフジバカマ園で各1匹を初確認。4日には安藤歌子さん(榊野町)の庭のフジバカマ園で、8日には同町内の別の場所でも見られた=写真は昨年=。

 林さんや安藤さんはアサギマダラの保護・観察者。旭は旅する蝶の秋の北上コース内にあるらしい。昨年は9月28日初飛来した。もっと読む.pdf


※本紙には「旭は旅する蝶の秋の北上コース内にあるらしい」とありましたが、正しくは「秋の南下コース内」です。なお、うれしい続報。10月10日12時半頃、矢作新報社庭のフジバカマの花にもアサギマダラが初めて来ました。南下コースを飛行中の蝶が当社の花のにおいに気づいてくれたのか。同夜編集長と共に、市内花本町のかん八、青木町のサゴハチにてカンパイ。




NGOと共同で小水力発電 水車の里つくば 豊田市八幡町

3面・小水力発電・斜視に.jpg 豊田市旭地区に矢作川の支流「介木川」がある。さらにその支流の「蕨野川」に自作の小水力発電施設がほぼ完成し、5日に通水式が行われた。

 場所は介木川沿いの県道から旭高原元気村へ上っていく入口付近。地元旭八幡町の住民グループ「水車の里つくば」が地域づくり活動で整備しており、平成20年に完成させた水車小屋がシンボルになっている。旭高原へ向かう家族連れが水車を見て足を止め、小水力発電も見学できるよう更に整備したい考えだ。

 活動拠点となっているあさひ製材協同組合は、発展途上国の住民生活をを支援するNGO「自立のための道具の会」の活動拠点でもある。同NGOは電力供給のない集落に小水力発電を設置する支援も続けており、ノウハウはバッチリ。今回の小水力発電施設はこの2つのグループが楽しみながら共同で設置したものだ。市わくわく事業補助金も活用した。

 この小水力発電は蕨野川から引いた農業用水を利用しており、発電能力はもっと読む.pdf

反重力を体感せよ 豊田市美術館で12月24日まで

4面・美術館・写真.jpg 反重力、浮遊、時空旅行、パラレル・ワールドをテーマにした豊田市美術館の企画展「反重力展」が開催中だ。期間は12月24日まで。

 重力に反する仮説の力「反重力」。宇宙飛行や空中都市などをイメージした非日常的な空間の展示方法や作品が特徴的な企画だ。磁気テープが宙に浮かんだまま回転し続ける作品や、コンピューターを駆使し、大画面に映し出された宇宙空間、白い布を上下左右に使った柔らかい部屋など。一つひとつの大きな空間や作品を視覚・触覚を使って体感するのが面白い。

 なかでも無重力体験飛行での提案として製作された作品が並んでいるのが印象的だ。「しがみつく」体勢にこだわってつくられた長球形の作品やブランケットなどが並ぶ。素材にニット布や緩衝材が使われている作品もあり、触れると心地よい。

 会場内の資料のひとつに向井千秋宇宙飛行士のインタビューが載っていた。「無重力でプカプカ浮いているのは、短い間は楽しいんだけど、長期に続けると自分がどこにboundされているかわからなくなる」と記され、子どもが毛布やぬいぐるみを抱きしめて離さないのは安心感があるからだと…もっと読む.pdf

10年かけ森と湿地整備 豊田市浄水町

地元でシラタマホシクサ守ろう!
6面・シラタマランド.jpg豊田市浄水自治区が区内にある森林を活用した公園「シラタマランド」づくりに取り組んでいる。
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 この活動は、豊田厚生病院の新築移転先が浄水町に決まった当初から、話が上がっていたもの。豊田厚生病院の南側R155線沿いにある森林の湿地帯には、環境省のレッドリストで絶滅危惧種に指定されるシラタマホシクサの群生地=写真=がある。地元自治区では宅地開発が進むなか、自然を守りながら楽しめる公園づくりをしようと、木の伐採や草刈り、遊歩道づくりなどを10年ほど前から行ってきた。森林のなかには、数種類のキノコや花が咲き、トンボももっと読む.pdf

「濁りすき」今も─洪水時の漁法─

4面・濁りすくい写真.jpg 台風18号で矢作川が大増水した16日、普段はなかなか見られない「濁りすくい漁」が行われていた。これは、濁流を避けて岸よりのよどみに避難してきた魚たち(主にアユ)を、巨大なタモ網ですくいあげる伝統漁法。矢作川では「濁りすき」と呼ばれている。漁協の規則では網漁の一種に挙げられ「濁りすきの口径は80センチ以下。解禁期間は8月16日〜12月31日」と記載されている。

 この日、記者が濁りすき漁を見かけたのは、富田町、藤沢町、笹戸町の3カ所。専用の巨大なタモ網が沿川の家々に残されていることを嬉しく思ったもっと読む.pdf

97歳軽やかに 敬老会で舞踊披露
豊田市朝日町成瀬ゆき子さん

4面・敬老会の成瀬さん.jpg4面・敬老会の成瀬さん.jpg 豊田市挙母地区栄生町の西山区民会館で15日に開かれた敬老祝賀会で、沖縄エイサーや日本舞踊などの舞台発表が披露され、集まったお年寄りを楽しませた。なかでも会場を沸かせたのは、97歳の成瀬ゆき子さん(朝日町)の歌謡舞踊=写真右=。背筋はピンと伸び、足さばきや扇子を回す動きは軽やかで、会場からは「90歳を過ぎてるなんて信じられない」など感嘆の声がもっと読む.pdf











角岡秀行 陶展 足助蔵の中ギャラリーで

4面・角岡さん陶展.jpg 豊田市猿投地区青木町の陶芸家角岡秀行さん(62)が、同市足助町の蔵の中ギャラリーで角岡さん作品1.JPG「陶」展を開催中だ。期間は10月8日まで。

 ギャラリーには瑠璃色の壺や青緑色がかった大皿、茶器、碗など約80点が並ぶ。作品はすべて角岡さんがつくった薪窯で…もっと読む.pdf











豊田市逢妻中学で薬物乱用防止教室

豊田ライオンズ・成瀬さん講演.JPG 豊田ライオンズクラブは5日、市立逢妻中学校で薬物乱用防止教室を行った。

 これは、子どもたちに大麻や覚せい剤などの違法薬物が脳や身体に与える弊害を伝え、違法薬物から子どもたちを守ろうと行われたもの。

 会場には1年生320人が集った。映像を通して、違法薬物を使用することで幻覚や幻聴、被害妄想などの精神異常が引き起されることや、脳や身体の発育を妨げることなどを学んだ。

 同クラブ会員で薬剤師の資格を持つ成瀬正幸さん(82)の講演では、薬物依存によって家族や友だちとコミュニケーションが取れなくなることや、家庭崩壊へも…もっと読む.pdf

地域おこし女子会シンポ

4面・女子会.jpg 地方の活性化を考える都市住民の女性たちによる「地域おこし協力隊全国女子会シンポジウム&フェスタ」が6〜8日に、長野県木曽町の「ふるさと体験館きそふくしま」で開催された。木曽町自治総合センター主催。

 地域おこし協力隊とは、都市住民が過疎地や山村地域、離島などに住民票を移し、地域行事や環境保全、農林漁業などの支援に従事し、定住・定着を図りながら地方の活性化を目的としたもの。平成21年に総務省がスタートし、財政支援を最長3年間行っている。

 今回の全国女子会シンポには、約100人が参加。地域おこし協力隊のほかに観光に携わる人や市職員も参加していた。

 6日の分科会では、子育て環境、6次産業化、地元のハローワークについて、3会場に分かれて意見が交わされた=写真=。

 6次産業化では、山梨県甲州市に住む女性が、耕作放棄地や果樹園に生えている野草を活用した取り組みを紹介。参加者は6次産業を進める上で商品のブランド化、経営力や運営力の強化、女性の目線を活かしたPR方法やネット利用などについてもっと読む.pdf


ボランティア休暇で被災地へ 豊田市職員労組

2面・豊田市職労震災ボラ・写.jpg 豊田市職員労働組合=足立潔重委員長・組合員2146人=が第40回定期大会の開催を記念して、東日本大震災の被災地で2泊3日のボランティア活動と研修を行った。

 これは、公務員として大災害時にどう対応すべきかを学び、東南海地震に備えようと企画されたもの。8月上旬と下旬の2回、計41人の市職員がボランティア休暇をとって参加した。新規採用者から定年間近のベテランまで、管理職5名をふくむ幅広い年齢と職種の職員が参加したそうだ。

 訪問した場所は宮城県の2カ所。南三陸町では防災センターの屋上から流されて唯一生き残った職員三浦勝美さん(同町職員労組委員長)を講師に、職員が生きのびないと復興がままならないことを学んだ。ボランティア活動で行ったのはガレキの除去。きれいになった土地も見かけだけでもっと読む.pdf


豊田大橋いよいよ塗り替え 耐震補強と併せ3年計画で

4面フリー・豊田大橋・写真.jpg 建設から15年が経ち、真っ白な塗装にハゲが目立ってきた「豊田大橋」で、いよいよ塗り替え補修が2日から始まった。工事は3年間かけて行われ、これに併せて耐震補強工事も行われる。

 豊田大橋は豊田市駅と豊田スタジアムを結ぶ市道。市の玄関から続く廊下と言ってもいい。車道は片側1車線だが、スタジアムを訪れる観客や散歩する地元市民など多くの歩行者が利用している橋だ。デザインを重視した複雑な構造であるため、建設には約100億円もの費用が掛かった。これは通常の橋の2倍とも言われる金額だ。

 今回の塗り替え工事でも、複雑な構造によって費用がかさんでしまう。すぐ下流の久澄橋(県管理)の塗り替えが7千万円だったのに対し、豊田大橋は約2億円。直接の比較は出来ないとはいえ大きな差だ。塗装は4回塗りで15〜20年間の保護効果をもたせるという。

 この塗り替えとは別に、今回は耐震補強工事に約8億円かかる。これは最新の耐震基準に沿って行われるもので、左右のアーチをつなぐ頂点部7カ所に鋼板による補強を行うほか、桁と桁をつなぐ落橋防止ケーブルの設置も行われる。

 塗り替えと耐震補強を合わせた3年間の総工費は10億円。消費増税などによって今後増額ももっと読む.pdf


写真=豊田スタジアム建設工事中の写真。今回の塗り替え工事の足場も、このようにアーチに沿って設置されるようだ。


子のために親が見合い 豊田産文で70人が参加

5面・良縁親の会.jpg 一般社団法人「良縁親の会」=脇坂章司代表理事・京都府=が豊田産業文化センターで8月29日、結婚支援フォーラム「親の代理お見合い会」を開催した。

 これは、結婚相手の見つからない子どもに代わって親同士が見合いをし、身上書を交えながら子どもの結婚相手を探すもの。同フォーラムは2005年から関西を中心に150回以上開催されており、県内では名古屋・豊橋・岡崎市などでも行われてきた。豊田市での開催は初めてで、150件ほど資料を発送したという。当日、会場には市内を中心に70人の親が集った。

 豊田会場の特徴は息子(特に長男)を持つ親が多く参加していたこともっと読む.pdf




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