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足助まつり初取材火縄銃の轟音圧巻    吉田直樹     2017.10.13

 足助八幡宮とその周辺の町で8日に開催された、足助祭りの本楽祭を初めて見た。江戸時代から伝わる高さ6m余の山車と鉄砲隊、棒の手の演技で知られる勇壮な祭りと聞いていたので期待していたが、予想以上におもしろかった。

 特に鉄砲隊の火縄銃発砲は迫力満点で、地形の関係からか、平地では聞く事のできない轟音を発する様は圧巻だった。この原稿を書いている今も、耳に鉄砲の音が残っているように感じる。

 記録によると足助祭りは、江戸時代中期には既に今と同じ形式で行われていたようだ。足助山車祭り保存会の横地朗会長は「フェスではなく、あくまでも神事として当時と全く同じ形式を踏襲している」と言う。

 天候に恵まれた8日には多くの観光客が訪れ、外国人の姿も見かけた。

 地元の足助高校が来年から観光科を開設するのに伴い、今回、約30名の生徒が参加したそうだ。宮町の鉄砲隊のサポート役としてそれらしい若い女性がいたので話を聞いてみた。彼女の名は川島佑奈さん(17)。意外にも足助高校ではなく、杜若高校の生徒だった。

 川島さんは「祭りが大好きなので参加しました。今回は2回目だったので余裕があり、鉄砲についている藁束の由来も知ることができて本当に楽しかった。大人になり他の地域に転居しても、この時期に休暇を取って参加したいです」と熱く語ってくれた。

 こういう若い人がいるならば、祭りの未来は明るいと実感した。もっと読む.pdf

主筋、副筋、脇筋が歌舞伎を楽しむ要点  吉田直樹     2017.10.06

 豊田市文化振財団が今月1日に小原交流館内の歌舞伎伝承館で開催した、錦秋特別講座を聞いた。10・11月に石野、小原、旭で開催される農村歌舞伎の見どころを解説したものだ。講師は安田文吉東海学園大学教授が務めた。

 解説された演目は、「菅原伝授手習鑑 車曳き」「二月堂良弁杉由来」「奥州安達原三段目 袖萩祭文の場」「絵本太閤記十段目 尼崎の場」「白浪五人男」の5つ。

 安田教授によると、歌舞伎をより楽しく見るには、物語の歴史的背景である「主筋」と、主役に絡む重要な脇役の物語である「副筋」、物語に付随して伏線となる話の「脇筋」を押さえておくことが重要だという。

 「菅原伝授手習鑑」を例に挙げると、主筋に当たるのが菅原道真と藤原時平の政争。副筋に当たるのが不義の罪で勘当した弟子・武部源蔵と道真の師弟愛。脇筋に当たるのが図らずも敵と味方に分かれた梅王丸、松王丸、桜丸三兄弟の悲劇的な関係だという。

 その他も主筋のみを簡単に述べると、「二月堂良弁杉由来」は良弁が赤子の時に鷲にさらわれたという伝説にちなむもの。「奥州安達原」は前九年の役。「絵本太閤記」は本能寺の変後の明智光秀。「白浪五人男」は江戸中期の大盗賊・日本佐衛門とその一味を、それぞれ題材にしたものだ。

 ネタばらしはここまでで後は見てのお楽しみにするとして、史実を元にした演目を見る時は関係者の系図など歴史的事実を確認してから見ると、より理解が深まり楽しめる。もっと読む.pdf

とよた産業フェスタで書道の魅力再確認  貞島容子    2017.09.29

 「とよた産業フェスタ」が先週末の2日間、豊田スタジアムで開催された。2019年に豊田市でも開催されるラグビーW杯に向けて、外国人に日本の文化を知ってもらおうと、市が「和」のブースを設け、多くの来場者がけん玉、生け花、お茶などを楽しんでいた。

 この「和」のブースで、書道経験30余年の私も、竹うちわに文字を書くサービスを行った。豊田の魅力を市民目線で発信する団体「とよたプロモ部」の一員としての参加だ。イベント会場で文字を書くのは初めてなので、開始直後から長蛇の列ができ、びっくり。子どもの名前を希望する親子連れが多かった。書体を選んでもらい、「力強い感じで」「可愛らしいイメージで」など、それぞれの想いに合わせ筆を動かした。

 名前は親から子への大切な贈り物。名前の一文字一文字からいろんな想いが膨らむ。なかでも多かった文字は「愛」。「相手を愛おしく可愛いと思い、守りたい、という気持ちや想いを表現するための言葉」だ。筆を置き、うちわを渡すと、「ありがとう」「大切にします」と微笑みが返された。一期一会に感謝すると同時に、「書」や「漢字」のもつ魅力や大切さに改めて気づかされた。

 外国人女性10人ほどにも、名前や好きな文字を書いた。「平和」「愛」「両親」の文字を望む人もおり、国籍関係なく誰もが大切に想うことは同じだと感じた。今回「和」のブースを企画・運営してくださった方々に、深く感謝申し上げます。もっと読む.pdf

豊田の礎を築いた挙母藩主内藤学文   吉田直樹     2017.09.22

 豊田市の崇化館交流館と挙母祭り保存会が14日、崇化館中学校の1年生向けに開催した、藩校「崇化館」と挙母祭りの歴史に関する講演を聞いてきた。講師は挙母祭り保存会顧問の水野功さんだ。

 挙母祭りが現在のように大きな山車が曳きまわされる華やかな形になったのは、内藤家が挙母藩をおさめていた時代だという。

 崇化館中学校がその名称を受け継いだ藩校「崇化館」が設立されたのも内藤家の時代だ。紀伊徳川家七代藩主・徳川宗将の四男に生まれ、挙母内藤家の養子となった学文公が、藩を治めるには優秀な人材が必要と考えて設立したそうだ。

 学文公は、たびたび起こる矢作川の洪水に苦しんでいた領民を救うため、排水路・安永川の普請や、高台への城の移転、城下町の移転を行った人でもある。わずか2万石の小藩だった内藤家にとって、こうした様々な大事業を行うのは資金的にも苦しかっただろうが、学文公は御三家出身という人脈を生かし、実家の紀州藩や幕府から資金援助を受けて完遂したようだ。このように領民思いの名君だった学文公が、44歳の若さで亡くなったのは惜しいことだ。 ちなみに、学文公の実兄である徳川重倫(紀州藩8代藩主)は、家臣や領民のことを考えず、破天荒な行いが過ぎて、30歳の若さで幕府から強制的に隠居させられたという。その後も好き勝手に生き、84歳の長寿を全うしたという。学文公のことを想うと複雑な気持ちだ。もっと読む.pdf

引幕の採用で歌舞伎が進化      吉田直樹      2017.09.15

 小原交流館の豊田市歌舞伎伝承館で6月から開催している歌舞伎夜話も10日で3回目。今回は歌舞伎の舞台について学んだ。

 歌舞伎の劇場は、外の日常と中の非日常を区切る意味で竹矢来に囲まれており、興業の神の降臨を祈念して櫓を建てる。楼上には四隅に御幣を立て、神と交信するための櫓太鼓も置かれる。また竹矢来の内側には、非日常空間の守りとして、時代劇の捕り物でお馴染みの突棒、刺股、袖搦の三つ道具を立てる。

 歌舞伎の舞台は、本舞台の左後方に橋掛かりが付いた能舞台から始まり、これに舞台を拡張する付け舞台や本花道、仮花道が付き、中央で回転する回り舞台や役者が登場するセリ、妖怪など人以外の役が登場するスッポン、名乗り台、黒御簾(陰囃子)などが順次付属して、現在の歌舞伎の舞台に発展したという。

 その中でも特に重要な転換点となったのが舞台と客席を区切る引幕の登場だ。この引幕の採用により上演中の場面転換が可能になり、従来の一幕物だけではなく多幕物の作品も次々と誕生し、長時間に渡る複雑な筋の物語も演じられるようになった。 講師の安田文吉東海学園大学教授の語り口の面白さもあり、浅学ながら今回も楽しく聞くことができた。話がはずんで予定時間内に解説が終わらなかったほどだ。

 次回は12月17日の開催で、内容は今回の続きと衣装に関して。問い合わせ・申込みは小原交流館(℡0565(65)3711)まで。もっと読む.pdf

豊田フェスで若者のアカペラを堪能  貞島容子          2017.09.08

 豊田市駅周辺の空間や広場、公共施設をつかった「豊田フェスティバル」が2日に開かれた。

 主催したのは日本各地でアカペライベントを企画している若者の団体「5○フェス」だ。「50大学のアカペラサークルを一カ所に集めたら、一体どんなことが起きるんだろう」。そんな発想から始めたものだという。

​ 参合館前広場では演奏本番前の男女が音合わせ。優しい音色が聞こえてきた。また小学生くらいの子が電子ピアノをつかってドラえもんのテーマソングや、流行の曲を軽やかに演奏していたのにも感動。市駅西口デッキ下では大学生と思われる男女がアカペラを歌っていた。私の大好きな日本人女性歌手MISIAの曲が流れてきたので足を止めて聞き入ってしまった。T-FACE前のステージでは男女6人が演歌を披露。社会人1年目だという男性が「2020年開催の東京オリンピックを前に、日本の演歌の良さを見つめ直そうと思いました。『夜桜お七』を歌います。聞いてください」と元気にさわやかに、まちゆく人に語りかけていたのも印象的だった。

 まちなかでは若者たちの素晴らしい歌声に足を止める人も多かったように感じる。昼間のアカペラにすっかり魅了され、夕刻からGAZA前のメインステージで開かれたゲスト出演のステージまでしっかり堪能してしまった。再開発ビルKiTARAと月をバックにしたシチュエーションで聞く生のアカペラは最高だった。もっと読む.pdf

子育てパパが対象「川おやじ養成講座」            2017.09.01

 自慢じゃないが、いや、少し自慢でもあるけれど、私は矢作川で長年遊んできた川おやじだ。

 アユ釣りやウナギ釣りはなかなかの腕前だと自負しているし、スッポン漁もかなり得意だ。タモ網や投網を使っての雑魚捕りだって、何処へ行けばどんな種類が捕れるかだいたい分かっている。夜の川に潜って魚を観察調査することもあるし、深夜のダム湖でカヌーを漕いでいることもある。冬になれば川面に浮かぶカモや、河畔林にとまるキジバトも獲る。深く楽しみながら考え方や技術を身につけてきた。昔だったら〝遊び人〟と指さされたところだが、幸いなことに現代社会では〝名人〟扱いしてもらえるので肩身も狭くない。

 ここまで川に深入りして考え方や技術を身につけたのだから、今後はそれを次世代に伝えよう。そう思いはじめた。

 そんなわけで最近、年間を通して月1回開く「川おやじ養成講座」を構想している。川遊び講座といえば対象はふつう子どもだが、私は子育て世代のパパを対象にもっと読む.pdf

参合館で27日午後開催ミズベリング豊田会議          2017.08.25

 豊田市駅前の参合館で27日の午後、市主催の「ミズベリング豊田会議01」が開かれる。初開催なのでどんな雰囲気で行われるのかよく分からないが、水辺とまちの未来に関心があれば誰でも参加できる。時間は14時〜16時30分だ。

 豊田市役所は最近、都心の魅力創出に矢作川の水辺を活かそうと動いている。再開発ビルKiTARAが11月に竣工し、30年におよんだ都心の再開発が一段落することも理由だろうし、2年後のラグビーW杯開催に向けて都心の魅力づくりを急いでいることも大きな理由だろう。

 今回のミズベリング豊田会議では、水辺の風景デザインについて専門家が講演したあと、「豊田らしい水辺とは?」「社会実験で何ができるか」をテーマに話し合うようだ。ここで市民意見を聞き、9月から始める水辺の社会実験も踏まえて「矢作川水辺まちづくり計画」を作るという。対象エリアは豊田大橋周辺の河川敷だ。魅力ある水辺空間にするため、物販やサービス事業を展開しやすいようなルールづくりも行われる。

 私も矢作川の魅力を市民に伝えようと市民活動を続けてきた一人だ。お役所の都合で不愉快な思いもしているが…もっと読む.pdf

台風5号で矢作ダム貯水率は一気に回復           2017.08.11

 西三河の水瓶「矢作ダム」の貯水率が先週、42%台にまで低下した。8月上旬としては珍しいほどの低水位なので心配になり、日曜日にダム湖を一周みて回ってきたところだ。

 でも、もう心配は無さそうだ。台風5号が矢作川の源流・上流域にもまとまった雨を落として行った。局所的な土砂災害は別にして、矢作川流域にとってはまさに恵みの雨になった。

 矢作ダムへの流入量、下流への放流量、貯水量、貯水率などは、インターネットを使えば10分毎のリアルタイム情報を確認できる。今回は台風5号が近づくにつれて流入量が増え、貯水率はジワジワと回復。この原稿を書いている台風通過の8日(火)朝には、貯水率は一気に63%台まで回復した。まだまだ増えるだろう。これで一安心だ。

 台風前の渇水で私が心配していたのは、2009年の9月に発生した「渇水濁水」の再来だ。あの時は矢作ダム湖の極端な水位低下で湖底が露出し、厚く堆積したヘドロの上を川が流れて、黒い濁り水がダム下流へ流出し続けた。水位が下がり過ぎてもっと読む.pdf

矢作川感謝祭は流域のまつりへ             2017.08.04

 9月開催の「矢作川感謝祭」に向け、新しい企画を練ったり、打合せをしたりと忙しい毎週だ。

 開催日は9月2日(土)。豊田大橋東岸下の千石公園で午前11時〜午後4時だ。自由参加だけれど、朝からの「川あそび大会」「さかな釣り大会」「つり教室」は事前申込み制で、申込み受付は矢作川感謝祭のホームページで1日から始まっている。

 矢作川感謝祭はこれまで〝豊田の川イベント〟だったが、今年から、山で活動している人たちも一緒にやってくれることになり〝流域まつり〟へと拡大していく方針が固まった。漁業協同組合、森林組合、農業協同組合の第一次産業3組合も勢揃いだ。市域も県域も越えて流域の山・川・里・海をつないでいこう。

 いま、山も川も里も海も様々な問題を抱えている。その問題の多くは関連があるので「流域圏」の視野で考えるべきなのだが、それがなかなか難しいもっと読む.pdf

ノーベル賞天野教授が豊田西高校で講演  吉田直樹     2017.07.28

 人生においてノーベル賞受賞者の話を直接聞く機会などそうあるものではないだろうが、先週18日に豊田西高SSH人生講演で、青色LEDの開発成功で受賞した天野浩名古屋大学教授の話を聞く機会に恵まれた。

 天野教授が勉強することの本当の意味を理解したのは大学1年の時だったという。工学序論で「工」の字の意味を人と人を繋ぐものと教えられてからとのことだ。それ以来猛勉強して今日に繋がったという。「だからこの講演を聞いている皆さんも、将来の夢が見つからないからと不安になることはない」と生徒達に話していた。

 窒化ガリウムによる青色LEDの開発にこだわった恩師の赤﨑勇教授の研究室については、「全く新しい事に挑戦しているという考えから、教授も学生も同じ立場で上下関係がなかったので自由に研究が出来、その結果に対する責任も感じることが出来た」と感謝していたが、研究自体に関しては先生の言うことを聞かなかったそうだ。
 その理由を「赤﨑教授と自分たちとは勉強した環境が違うから」と話しもっと読む.pdf

今春発行された『棒の手伝え話』       2017.07.21

 豊田市棒の手保存会が今春、55ページの冊子『棒の手伝え話』を発行した。柴田和則会長が中心になり、市の市民活動促進事業補助金も使って作ったものだ。柴田会長は前書きにこう書いている。

 ──私たちは棒の手の練習時の合間に、明治・大正生まれの長老や先輩から「昔はあーだった、こーだった」「こんな話を聞いたことがある」というような話を聞きながら子ども・青年時代を過ごしました。そういう話こそが実はとても貴重なのではないかと思うようになり、各保存会の伝え話をまとめることにしました──

 書かれている伝え話の内容を少し紹介しよう。祭りだから当然、喧嘩の話もある。

 明治30年の猿投祭りでは、四郷合属(11ヶ村)と寺部合属(27ヶ村)が大喧嘩になり多数の怪我人がでた。後日、梅ヶ坪(現在の東梅坪)の顔役が仲裁役となって手打ち式を行ったが、四郷合属寄りだと不満が出て、寺部合属は翌年から猿投祭りに参加しなくなったという。

 明治37年の猿投祭りでは、宮口合属と南尾張合属が大喧嘩になった。宮口が南尾張・梅森の献馬飾りを奪ったことがもっと読む.pdf

矢作川応援ブランド「矢作川Life」     2017.07.14

 矢作川応援ブランド「矢作川Life」を立ち上げ、試作的なグッズができあがって3週間。この間に2つのイベントで販売し、品切れサイズも出始めている。

 グッズの種類数はまだ少ない。ポロシャツ、Tシャツ、トートバッグ、マグネットシート、缶バッジ…。その程度だ。本業以外の役員報酬等を充てた小さな運転資金なので最初から充実できないが、仲間やグッズ購入してくれた〝矢作川応援団〟の意見も聞きながら、デザインを微調整し、品数やカラーバリエーションも増やしていこう。

 矢作川応援ブランドを創ろうと思い立ったきっかけは、毎秋開催している「矢作川感謝祭」だ。ありがたい企業協賛金で成り立っているイベントだが、それに頼り切っていることにどこか違和感もあった。実行委員会メンバーや協力スタッフも含めて、参加者みんなで支える雰囲気のイベントにしたいのだ。

 「矢作川Life」というブランド名には「矢作川の生きもの」と「私たちの暮らし」の2つの意味を込めた。 目的は2つ。1つは、ちょっぴり高めに売った儲け分を〝市民応援金〟として…もっと読む.pdf

なぜ男が女を演じる歌舞伎の花誕生秘話  吉田直樹     2017.07.07

 「歌舞伎の花」と言えば女方だが、そんな女方について2日に、安田文吉東海学園大教授から面白い話を聞くことができた。豊田市文化振興財団が小原交流館内の豊田市歌舞伎伝承館で開催しているシリーズ講座、「歌舞伎夜話②」での話だ。

 元々歌舞伎は江戸初期に出雲の阿国(女性)がかぶき者(男性)を演じた事で始まったという。しかし寛永六年(1529)年に風紀上の理由で女優の出演が禁じられて、少年が演じる若衆歌舞伎へと移行。承応元年(1652年)にはこれも禁じられて、「成人男性が演じる野郎歌舞伎へと移行し女方が成立した」というのだ。

 男だけで演じるようになったことで、容色本位から技芸本位に変化し、歌舞よりも演劇が重視されるようになって色々な女方が生まれ、女方の芸が成立したとのことだ。

 男性が女性を演じることから女性以上に女らしい所作が要求され、中腰になり膝を着けて歩くことで女らしさを演出したり、組んだ時の腕の位置で娘か既婚かを表現するなどの工夫が生まれた。

 演技をより完ぺきなものにするために、紙を膝で挟んだまま歩く練習をするなど、「女方の役者は日頃から勉強を怠らなかった」という。

 歌舞伎の女方の所作がとても女らしく見える背景には、こんな理由があったのかと改めて目から鱗が落ちた思いだ。 次回は9月10日(日)。テーマは今回の続きと舞台について。問い合わせは小原交流館(℡0565・65・3711)へ。もっと読む.pdf

「本気部」第2期テーマはラーメン         2017.06.30

 豊田市平戸橋町の㈱こいけやクリエイトが季刊発行しているフリーペーパー『耕ライフ』のおもしろ企画「本気部」が、第2期をスタートさせた。

 何が〝本気〟なのか。お店で購入したものは極力使わず、食材、調味料、器まで、すべて自分たちの手で作ってしまおうというのだ。ふだん何の疑問も持たずに購入しているものを手作りすることで、作り手や大地の恵みへの感謝の心を育み、知識や技術を身につけるのが目的だ。

 昨年の第1期のテーマは「シシ鍋」だった。部員は50名ほどいただろうか。肉を得るため狩猟免許を取得した部員もいた。ダシ用の焼き枯らし鮎を作るためにアユ釣り道具一式を買い揃えた人もいた。野菜やレンコンも育てた。味噌やみりん風調味料も作った。陶芸家に弟子入りして土鍋づくりまで行った。こうして約1年半もかけてシシ鍋を完成したのだから、今年1月に行った最後のシシ鍋会はとても愉快だった。

 第2期のテーマは「ラーメン」だ。昨年の技も活かして、猪骨スープ、鮎だしスープの2種類の味をもっと読む.pdf

中年の新人記者です名古屋から来てます   吉田直樹     2017.06.23

 矢作新報読者の皆さま初めまして、新人記者の吉田直樹と申します。この6月8日を持ちまして矢作新報社に入社しましたので、なにとぞ宜しくお願い致します。

 さて新人と申しますと皆さまは20歳代か、せいぜい30歳代の若者を想像されると思いますが、実は何を隠そう、既に50の坂を半ば超えた立派な?おっさんなのです。 矢作新報社に入社する以前は、センイ・ジヤァナルという繊維業界の専門紙で20年近く記者を務めて参りました。

 ご存じの方も見えるかも知れませんが、愛知県には岡崎市を中心とする横編みセーター産地や一宮市を中心とする尾州テキスタイル産地、三河地方の軍手産地など高度経済成長期の日本を支えた繊維製品の産地がたくさんありました。 

 私自身も前職の頃はこうした産地を頻繁に取材したものでしたが、なぜか豊田市やみよし市とは縁がありませんでした。

 今回奇しくも矢作新報の記者となり、豊田市およびみよし市と特別な関わりを持つようになったことは運命と感じます。

 ジャンルは違いますが専門紙記者として20年近く努めてきた経験を活かして、独自の視点から皆さまに情報提供をしていきたいと考えています。

 また現在私は名古屋市に在住しており、毎朝2時間近くかけて矢作新報社に通勤しておりますが、豊田市民やみよし市民ではない第3者の目でこの地域を見、新しい切り口で記事を書いていきたいと思いますので宜しくお願い致します。もっと読む.pdf

今年は息子に本気の夜釣りを教えようか     2017.06.16

 息子が小学5年生になったので、そろそろ本気で魚釣りを教えてやろうかと思っている。ただ、今どきの小学生はなかなか忙しいし、私も取材ばかりで時間が無いので、昼間は難しい。夜釣りになりそうだ。

 夜釣りと言えば、息子の昨年の夏休みの自由研究は夜釣りだった。夕方から翌朝まで徹夜で釣り続け、夜行性の魚たちがどんな時間帯にエサをよく食べているのか調べたのだ。

 私は夜釣り師なので分かっているのだが、夜行性の魚といえども一晩中エサを食べているわけではない。盛んにエサを探し回る時間帯と、ほとんど食い気の無い時間帯が3時間ほどの間隔で交互にやってくるのだ。理由は分からないが、さんざん夜釣りをしてきた私が確信しているのだから間違いないだろう。

 昨年の徹夜釣り調査は、魚たちのそんな不思議な生態に興味を持ってもらおうと私から提案した。夜釣り自体が初めてだったので、息子も興奮したようだ。 調査方法は簡単。釣り竿の穂先にアタリが出た回数を時間帯ごとに数えていくだけだ。でも小学4年生に徹夜は厳しかったようで…もっと読む.pdf

足助の新盛産直市場でお買い物     貞島容子      2017.06.09

 豊田市の中山間地域を中心に目にする農産物直売所が、新盛町菅田にもオープンした=上段に詳細=。

 会長を務めるのは鈴木勝義さん。農産物直売の構想は、新盛自治区でもかなり前からあったそうだ。それが本格的になったのが昨年のこと。自治区内で部会をつくり、足助地区ですでに営業して人気の「まごころ市」や「153広場」などを視察。「新盛でもやってみよう!」ということになったという。今年に入って地元住民に市場開設の案内や、協力者を募り、先月21日には総会を開催。今月3日オープンをむかえた。

 6月初旬は野菜の品数が少ない時期だそう。鈴木会長も心配していたそうだが「みんなの協力があってたくさん野菜が並び、ほっとしました」と微笑んだ。

 安くて新鮮な農産物を販売するのがウリの産直市場。これを実践することも大切なことと話しつつ、鈴木会長は「場所が国道から少し引っ込んでいるのでお客さんが来るか心配です。新盛ならではの目玉商品も考えなくてはなりませんね」とさらなるステップを考える。また「会員の気持ちに耳を傾け、収穫できた野菜の品数・量を聞きながら進めていきたいですね」とも話してくれた。

 産直市場は売り手と買い手の会話も楽しめる場所だ。オープン初日、瓦にユキノシタなどが植えられた作品を買うと、「庭に飾るの?」「天ぷらにして食べると美味しいよ」と声をかけられた。こんな話が聞けるのも産直ならではだと思う。楽しいな。もっと読む.pdf

ラグビーW杯公式サポーター募集中   2017.06.02

 2019ラグビーW杯で豊田市に訪れる外国人客の困りごとを〝おせっかい〟で解決しようと発足した市民ボランティア団体「Toyotaまるごとおせっかい」が、活動の輪を広げようと講演会を開いた=4面に詳細=。

 ラグビーW杯は豊田市が2年後に迎える国際的な大イベント。大会公式ボランティアの募集開始前に、自発的に動き始めたこの取り組みには、市当局も期待しているようだ。講演会であいさつした杉山副市長も「ボランティア活動はともすると、市が呼びかけてやって頂き、そこに補助金を出すパターンが多いですが、まるごとおせっかいの活動は自分たちで楽しんでやってくれている。そうした活動を見ると市役所も『何かお手伝いできませんか?』となるものです。ぜひ主体的な活動を続けてほしい」と応援していた。 ラグビーW杯は2年後の2019年。まるごとおせっかいが目指すのは、その後のボランティア活動のもっと読む.pdf

これからの薪は針葉樹あさひ薪研の宅配事業   2017.05.26

 豊田市旭地区の「あさひ薪研」=上段に詳細記事=が創業記念で薪の大安売りをしていたので、土場へ取材に行ってきた。

 あさひ薪研は、長野県伊那市の㈱DLDが10年ほど前に始めた薪宅配事業と手を組み、名古屋圏の宅配を一手に請け負っている。特徴は針葉樹が主体であることだ。DLD本社の宅配はアカマツやカラマツが中心、あさひ薪研の宅配はスギとヒノキが中心だ。

 一般的に薪は広葉樹が良いとされ、針葉樹はタブーとすら言われている。でも、海外では針葉樹の薪を普通に使う。日本でも昔は広葉樹を選んでいたのでなく、身近な里山の木を利用していただけだろう。戦後の拡大造林で里山も人工林化され、身近な木はスギ・ヒノキになったが、柱として売る木を燃料に使えない。そんな事情もあって「針葉樹はタブー」と言われるようになったのかも知れない。

 でも、今はスギ・ヒノキの価格が暴落し、間伐材が山に伐り捨てられている時代だ。それなら燃料にした方が山の整備につながるし、化石燃料を使わないぶん地球環境のためにももっと読む.pdf

素敵だった御内小閉校30年イベント      2017.05.19

 神越渓谷マス釣り場で知られる豊田市足助地区の御内自治区で、小学校の閉校30周年イベントが行われた=上段に詳細=。

 御内自治区の区長は、市町村合併のときに足助町長だった矢澤長介さん(71)。開会挨拶でこの地域や小学校の歴史を聞かせてくれた。 矢澤家の長男で、閉校したとき小学5年生だった長史さんは、現在、豊田市南消防署の消防士。今回のイベントでは司会を務めていた。 次男で閉校当時4年生だった矢澤英介さんは、現在、音楽を通して豊田の魅力づくりをするジョイカルウェイブ(豊田まちづくり㈱内)の事務局。トヨタロックフェスティバルを運営している人だ。今回は自身の音楽バンド「平凡」の仲間とともにライブ演奏して地元を盛り上げていた。

 母校で演奏した英介さんは、「ここで音楽をいかしたお祭りをやって、御内の素晴らしさを街の人たちにも知ってもらいたいな。最高の場所だと思います。今日をきっかけに何かやれそうな気がしてきました」と目を輝かせていた。すぐ隣にマス釣り場もあるし、旧校舎は7月にアート活動の場として再スタートする。たしかに、ここで山村と都市との交流祭をしたら素敵だろう。

 会場で料理を担当していた女性たちの中には、御内出身の人に嫁いだ私の同級生もいて、自慢気に「素敵なイベントでしょ」と話しかけてきた。ここに住んではいないけれど、御内の人たちが大好きなのだそうだ。

 うん、とても素敵だった。もっと読む.pdf

富士登山駅伝10連覇に挑むトヨタチーム   2017.05.12

 トヨタ自動車の社員を中心に活動している同好会「トヨタスポーツマンクラブ」が、御殿場市主催の「秩父宮記念・富士登山駅伝競走大会」で、昨年まで9連覇している。今年の大会は8月6日。10連覇に向けて4月29日に猿投山で合同練習を始めた。例年、猿投中学校の「猿投山美化登山」に合わせて練習を始め、恩返しのゴミ拾いをしているそうだ=上段記事=。

 富士登山駅伝は、御殿場駅前(標高462m)をスタートし、富士山山頂(3720m)で折り返して、ゴールの御殿場陸上競技場(521m)を目指すというコース。距離47・93㎞、標高差は3258mもある。おまけに往路で登りを走った区間は、同じ人が下りも走るそうだ。世界に類のない山岳駅伝と言われている。

 どの区間もそれぞれにキツイそうだが、山頂の浅間神社でタスキに検印を押してもらう折り返しの6区は、傾斜35度以上の急勾配と酸素の薄さに悩まされるそうだ。高山病にならないよう、この6区を走る人は前日からもっと読む.pdf

豊田市の繁栄を支え鮎は養えない矢作川    2017.04.28

 三河湾から矢作川へと遡上してきた天然アユが、豊田市水源町の明治用水ダム(河口から35㎞)魚道を通過し始めたのは4月12日。サクラの開花と同じで今年はアユの遡上も10日ほど遅れた感じだ。

 そのあと後続の大群が到着し、24日に約6万5千尾、25日には約14万尾が遡上して累計は23万尾を突破した。もう盛期と言っていいだろう。例年どおりゴールデンウィーク中は感動的な大量遡上を見物できそうだ。

 今年は何百万尾が遡上するのか…と気になるところだが、大量遡上を手放しで喜べないのが近年の矢作川である。

 篭川合流点〜豊田都心あたりの沖積平野部では川が平坦になってしまい、アユが好む瀬が無くなりつつある。

 一方、中流域は岩盤がしっかりしているので平坦化はしないが、別の理由でアユの住処が奪われている。ダム群によって上流からの砂利供給が途絶え、川底が洗われないためもっと読む.pdf

もう春だというのに薪棚はスッカラカン    2017.04.21

 冬はとっくに終わり、春の盛りだというのに、まだ来シーズンの暖房につかう薪をまったく割っていない。薪棚はスッカラカンだ。非常にまずい…。

 我が家が暖房に薪を使い始めたのは何年前だろうか。私の趣味的な気持ちで始めたのだが、嫁さんは光熱費の削減にほくそ笑んでいるし、気持ちの良い暖かさは家族みんなが喜んでいる。もうすっかり冬の生活のベースだ。

 薪を使い始めて気づいたことだが、もっと深い満足感もある。薪あつめや薪割りは、私が唯一、〝地に足のついた生活〟をしている気持ちになれる手段なのだ。きっと、燃料を確保している安心感もそんな気持ちにさせるのだと思う。農業をする時間がない私にとって大切な心のバランス感覚だと思っている。翌シーズンのために割って乾燥させておくという時間感覚も、目先の仕事に追われる生活の中にアクセントを与えてくれているようだ。

 ただ、取材と原稿の締め切りに追われていると、毎年、1シーズン分の薪を蓄えるのがもっと読む.pdf

ラグビーW杯仕様ナンバープレート    2017.04.14

 2019年秋にアジアで初めて、日本で開催されるラグビーワールドカップ(W杯)を盛り上げようと、国土交通省と組織委員会がこの4月から、W杯特別仕様ナンバープレートの発行を始めた。

 このナンバープレートには「W杯のロゴ入り」と、1千円以上の寄付をすると選べる「W杯の図柄入り」の2種類がある。寄付金は試合会場への輸送力増強等に充てられるそうだ。

 開催12都市の一つである豊田市でも早速、中部運輸局・愛知県・豊田市が所有する燃料電池車「MIRAI」3台を豊田スタジアムに集め、特別仕様ナンバープレートを取り付けるお披露目PRイベントを行ったばかりだ。

  都合が悪くて取材には行けなかったが、私もこの特別仕様ナンバープレートには面白さを感じていて、すでに愛車の軽トラック用に注文してある。世界3大スポーツイベントと言われるラグビーW杯が豊田へ来るというのに、自分の気持ちが冷めていては損だ。ナンバープレートを替えて、無理やりにでも気持ちを盛り上げようと…もっと読む.pdf

「地域記者」制度をスタートします     2017.04.07

 矢作新報では今、新しい試みとして「地域記者」を育てようと考えている。先月から説明会を3回開き、10数人が手を挙げてくれた。説明会はまだ開く予定がある。

 ここ数年、地元愛の精神で積極的に地域のことを発信する人が増えているように感じる。SNSが身近になり、多くの人が情報発信側に立つようになったことが大きな要因だろう。豊田市が推進する「WE・LOVE・とよた」が根付いてきたことも一因だと思う。

 地域記者の制度は、そんな地元愛で発信したい人に、地元のことを記事にしてもらおうというものだ。もちろん、その記事を商品レベルに高めるのは編集長である私の責任だ。チェックと訂正のやりとりを何度も繰り返したうえで掲載することになる。速報性は無くなるけれど、私たち社員記者が書くよりも地元愛にあふれた記事になるに違いない。最初は手間が掛かって大変だと思うが、地域記者の腕が上がってくれば、私にも時間の余裕ができ、私自身の原稿の質も上がる…だろうと思っている。

 おもしろいことに、地域記者の募集に手を挙げてくれた人の多くが、結婚などで豊田へ来た〝よそ者〟だった。やはり、移り住んできた人の方が地域の魅力に敏感なのかも知れない。

 住んでいる地域を良くしたいと思い、いろいろと考え、実際に行動している人ばかりなので、説明会で話していてとても愉快だった。もう少しでスタートできそうです。ご期待ください。もっと読む.pdf

ガキ大将養成講座に4月から息子も参加    2017.03.31

 豊田市旭地区の安藤征夫さんらが開催している「あさひガキ大将養成講座」のメイン活動場所、裏山の「さくら村」で先週末、ツリーハウスの上棟式が行われたので行ってきた。

 あさひガキ大将養成講座は、お米づくり、裏山アスレチック、苦しい登山、木こり、小遣い稼ぎなどの様々な体験を通して、危険への対応力や相手を思いやる心を育んでいる。裏山の地形を活かしてアスレチック・コースのような遊び場もあり、その一角で山桜の大木を生かしたツリーハウスを造っている。上棟式はあいにく雨天だったが、多くの親子が集まり、神事や祝いの太鼓演奏、獅子舞、餅投げまで行われた。ツリーハウスの完全な完成にはまだ2年ほど掛かるそうだが、難しい工程は過ぎたので、今年中には泊まれるようになるかも知れない。

 ガキ大将養成講座では何をするにも、事故や怪我は自己責任。主催者側の責任でも親の責任でもない。子ども自身の責任だ。自然の中での遊びだから当然だが、なかなかもっと読む.pdf

恵那農業高校のヘボ食アンケート    2017.03.24

 いま世界で〝昆虫食〟が注目されているそうだ。

 これは国連食糧農業機関が2013年に出した報告書「食用昆虫─食料及び飼料の安全保障に向けた展望」の中で、①栄養価が高い点、②持続可能な農畜産業に組み込むことが期待できる点、③環境低負荷で生産できる点、が評価されたからだという。アジアやアフリカの昆虫食文化が、世界の人口爆発への対応食として見直されているというわけだ。

 日本でも山村地域では昆虫食文化が残っている。豊田市の山村でヘボ(クロスズメバチ)が好んで食べられているのが良い例だ。

 同じようにヘボ食文化のある東濃地方の恵那農業高校=2面に関連記事=が、学校祭でヘボ食についてのアンケート調査を行ったそうだ。その結果から「食べたい」「興味はある」と答えた人の割合をみるともっと読む.pdf

5市長誓約シンポに安城市長は自転車で    2017.03.17

 地球温暖化対策などの大きな課題に広域連携で取り組もうと、豊田市・みよし市・岡崎市・安城市・知立市の西三河5市長が「首長誓約」を交わしたのは一昨年の12月。このたび今後5年間の行動計画が発表され、そのキックオフ・イベントとしてJAあいち豊田ホールで12日にシンポジウムが開催された=2面に関連記事=。

 壇上にあがった5市長のうち安城市の神谷学市長だけがノーネクタイ、ジャージ姿だった。

 「他の市長さんはエコカーで来場すると思いましたので、私はもっとエコな移動をしようと、自宅から34㎞、1時間半ほどかけて自転車で来ました。帰りも自転車で帰りますよ」と会場の笑いをとり、愛車を壇上にあげて、ヘルメットも被って安城市の環境への取組を発表していた。真面目な場で会場を和ますのが好きな豊田市の太田稔彦長も、このパフォーマンスには完敗だ。

 安城市は前・総合計画で環境施策に力を入れ、平成21年度の「日本の環境首都コンテスト」で全国3位にもなったこともあるという。

 現・総合計画では従来の環境施策も継続したうえで、高齢化対策として健康施策にももっと読む.pdf

とよたプロモ部12日に市民講座    2017.03.10

 豊田市の魅力を発見し、自ら発信する市民を育て、増やしていこうと、仲間と一緒に今年度立ち上げた「とよたプロモ部」=西村新代表=が、今週末12日(日)午後、みんなで学ぼまい講座の第1弾「まちは変えられる。」を開催する。豊田産業文化センター4階で14時30分〜16時30分だ。参加無料の市民向け講座なので、ぜひ!

 講師に招くのは、多くの人を巻き込み市民サイドから姫路市のまちを変えてきた米谷啓和さん(52)。NPO法人スローソサエティの理事長、一般財団法人まちづくり地球市民財団の会長、米谷紙管製造㈱の社長など多くの顔を持つ人だ。平成16年に日本青年会議所の会頭も務め、「100万人のキャンドルナイト」呼びかけ人代表の一人でもある。

 米谷さんは「姫路の駅前はトランジットモール(公共交通&歩行者用)です。どんな豊田のまちが出来あがるのか楽しくお伝えしたい」と、メッセージも寄せてくれた。

 豊田都心も遠くない将来、駅前通りをフルモール(歩行者専用)化する構想がある。米谷さんの実体験を聴きながら、豊田都心の将来像を思い浮かべるのも…もっと読む.pdf

豊田市民芸の森で民芸観を聞く 貞島容子 2017.03.03

豊田市平戸橋町の「民芸の森」管理棟で先月26日、市民グループ民芸の森倶楽部会員による「私たちの民芸観」が開かれた。

 これは「民芸について身近に感じることができる、こじんまりとしたイベントをやりたいね」という会員同士の会話から実現したもの。初めての試みとして、倶楽部の会員でもある陶芸家の角岡秀行さん(青木町)と、民芸品や骨董品を40年以上収集している新實三治さん(小坂町)が講師・語り手を務めた。

 角岡さんは古伊万里やくらわんか手について実物を見せながら説明。藍色の素朴な絵柄が描かれた円形の小鉢が15点ほど並んだ。素人の私ではどちらが古伊万里で、どちらがくらわんか手なのかわからない。ただ手に取ってみて、我が家で使っている小鉢よりちょっと重いなと感じた。角岡さんが「民芸品はガラスケースの中に入っている物でなく、触れて楽しむものですよ」と言っていたのが印象的だった。

 「私のすきなもの」と題して語った新實さんは、いろんな徳利を紹介。入手が困難で高嶺の花だった「鎧徳利」を買えたときのエピソードや、店主との値段の駆け引きなどを面白おかしく話してくれた。「鎧徳利はね、酒をつぐとき、トックリトックリと、いい音がするんですよ」とか、「ほしい物を見つけた時には躊躇してたらダメ。男女の出会いと同じですよ。手に入らなくなっちゃいますからね」と笑わせた。

 参加者からは次回開催の要望もあり、面白くなりそうだ。もっと読む.pdf

豊田都心の矢作川をどう使うべきか   2017.02.24

 豊田市役所の河川課と公園課が中心になって庁内8課で横断的に進めている「矢作川水辺プロジェクト」が、3月22日に「矢作川利用調整協議会」を発足させる。豊田大橋あたりの矢作川を都心の魅力の一つにするため、市民・民間事業者と市当局が魅力創出策を協議する組織だ=2月10日号1面で既報=。

 この協議会の下部組織である「担当者会議」は一足早く始動しており、20日に第2回目が開かれたので出席してきた。様々なアイデアを出す役割を担う若手組織だ。この日は2グループに分かれて官・民メンバー全員で魅力案を出しあった。

 私が加わったAグループでは、日常的利用の視点として「お酒が飲める場」 「釣り人から天然アユを買い取って食べる場」 「橋脚を利用した映画会」 「スケボーパーク」「手ぶらOKの高級キャンプ場」等の案が出たほか、豊田大橋の高さを活かして河川敷へワイヤーで滑り下りる「ターザンロープ」などの案も出ていた。川を学ぶ視点で「川ガキ養成講座」「渡し船」等の案も出た。

 オブザーバー参加していた国交省豊橋河川事務所(矢作川管理者)の副所長が「皆さんの案はもっと読む.pdf

新東名開通から1年渋滞回数は9割減少   2017.02.17

 新東名高速道路が豊田東JCTまで開通したのは昨年2月13日。早くも1年が経った。開通から11カ月間の整備効果について国土交通省と中日本高速道路㈱が発表したので紹介しよう。

 旧・東名高速の音羽蒲郡IC〜三ヶ日JCT間は渋滞ワーストランキング9位〜30位の場所だったが、新東名高速の開通により、渋滞回数はなんと9割も減少(381回→26回)したそうだ。

当然ながらトラック輸送の生産性も向上した。豊田JCT〜御殿場JCT間約200㎞の所要時間をみると、新東名高速はスピードを出しやすく距離も10㎞ほど短いので、旧・東名高速に比べて平均22分短縮(145分→123分)。大型車の走行時間は年間約15%改善されたそうだ。これによって物流の定時性も向上し、ドライバーの労働環境も改善した。沿線地域への工場立地も進んで地域活性化にも役だっているようだ。

 広域的な観光の活性化につながったという結果も出ている。例えば岐阜県の下呂温泉はプロモーション活動時に新東名高速の開通をPRしもっと読む.pdf

あそべるとよた期間延長を発表   2017.02.10

 3面に隔週で12回連載してきた「あそべるとよたプロジェクト」が今週号で終了した。同プロジェクトに様々な立場から参加している人たち12人が、それぞれの想い、期待、手応えを書いてくれたので、まちの魅力とは何なのかがよく解った。ありがとうございました。

 毎回の原稿依頼から当社へのデータ送信まですべて担ってくれたのは、同プロジェクトに関わるまちづくりマネジメント会社㈲ハートビートプラン(大阪)の岸本しおりさんだ。今度お酒をご馳走しながら豊田都心について語ろう。

 タイミングの良いことに先週、同プロジェクトのメイン事業である「あそべるとよたDAYS」の来年度の内容が市都市整備課から発表された。前回との大きな違いは、対象のまちなか広場を駅周辺の6カ所に絞った(昨年9カ所)ことと、期間を8カ月間に延ばして(昨年5カ月)4月21日〜12月10日にしたことだ。また、1つの企画で複数広場・連続日で使用する場合は利用料が2割引になった他、過去に参加した人はWEB申請できるようにもなった。

 あそべるとよたのシンボルとも言えるペデストリアンデッキ広場の飲食店ももっと読む.pdf

女性のための法律講座「離婚」に参加  貞島容子   2017.02.03

 女性の中には結婚や出産・育児を機に、働き方を考える人も多いと思う。そのことに触れて掲載したのが上段の2つの記事〝働くママ〟だ。

 育児や働き方だけでなく、夫婦生活に悩みや不安を抱えている女性もいると思う。そんな人のために、とよた男女共同参画センターが先月26日、女性弁護士を講師に招いた「女性のための法律講座〜離婚について〜」を開いた。会場には40歳代を中心に12人が参加。講師の弁護士は、離婚について民法や事例を交えながら説明した。 

 離婚が認められる原因については、①配偶者に不貞な行為(ウワキ)があったとき、②配偶者から悪意で遺棄(生活費がもらえない等)されたとき、③配偶者の生死が3年以上明らかでないとき、④婚姻を継続し難い重大な事由があるとき、などの説明があった。

 受講者の一人は「夫のウワキが原因で別居した場合、離婚は認められますか?」「別居は家庭内別居でもいいのですか?」と質問。また別の女性は「ウワキの証拠は写真で残さないとダメですか?」と、具体的な質問が飛び交った。

 弁護士は別居で離婚を認められるには3年の期間が必要だと話していたように思う。家庭内別居はもっと読む.pdf

矢作川の本当の姿を動画で発信するのだ   2017.01.27

 矢作川に潜って水中の動画を撮ろうと思い、オリンパス社のアクションカメラを購入した。かなり小型だし、水深30mまでOKの防水性能なので、川の流れの中でも安心して使えそうだ。

 いま矢作川漁協のホームページを刷新中で、春には公開できると思う。釣り人だけでなく、一般市民にも楽しく見て貰える「川の観光協会」のようなイメージにしたいと思っている。私がアクションカメラを購入したのは、そのホームページで矢作川の本当の姿を発信したいからだ。

 川の本当の姿というものは水中を見てこそ解るのだが、それは誰もが出来ることじゃない。だから河川環境の問題は二の次、三の次になりやすいのだと思う。だったら私が川に潜って動画を撮り、どんどん発信すればいいのだ。

 撮りたい対象はいろいろある。もちろん生き物の動きのような素敵な動画を撮りたい気持ちが一番だが、川底の病状こそ発信しなければと思っている。ダムだらけの影響で矢作川の川底は危機的状況にありもっと読む.pdf

トラック数台が川へ不法投棄か!    2017.01.20 

 先日、矢作新報社へ通報の電話が入った。私は直接話していないが「篭川にトラックが何台か止まっていて、何かを捨てているようだ」との内容だったらしい。連絡をうけてすぐ現場へ向かった。

 白昼堂々と川へ廃棄物を捨てに来るとは太い野郎どもだ…。まてよ…。わざわざ目立つ昼間に、トラック数台でゴミを捨てにくる馬鹿がいるだろうか…。

 そんなことを考えながら現場に着くと、岡崎ナンバーのトラックが3台。水辺にはバキュームカーもあった。やっぱり怪しい…。

 カメラを片手に近づいていくと…もっと読む.pdf

JC現役メンバーに贈られたOBの言葉    2017.01.13 

 豊田青年会議所の新年賀詞交歓会=2面に関連=で、OBの杉浦弘髙市議が現役メンバーに贈った言葉を紹介しよう。

 ──アメリカではトランプ大統領が誕生します。イギリスはEU離脱を決めました。これらはグローバリズムとポピュリズムの弊害で起きたことだと思います。東京では新都知事がポピュリズムにより誕生しました。このことが良いかどうかは歴史が証明してくれると思います。青年会議所の皆さんはしっかりと価値観を持ってください。

 日本は超人口減少時代に入っています。どんな政策をうっても人口が減っては成功しません。人口減少を止めないかぎり日本の繁栄はありません。一番大事な政策は人口増なんです。このことを言うと女性に怒られるから政治家は黙っています。これではいけない。ハッキリものを言って、攻撃されようがしっかりやってください。

 青年会議所の信条は、修練・奉仕・友情です。最初に友情があると上手くいきません。まずは修練です。自分の資質を上げ、それを社会奉仕に使う。それによって友情が芽生えるのです。順番を間違えると今の日本のようになってしまいます。

 今の日本は3つのボケが始まっています。贅沢ボケ、便利ボケ、平和ボケです。不便な方がいいんです。それを便利にして贅沢をしている。そして憲法があれば平和でいられるという子供化した考え方に日本は陥っていると思います。しっかりと社会を担う青年会議所になってください──もっと読む.pdf

2017.01.06 豊田都心の分煙は皆に優しい方法で

 この原稿を書いているのは年末。正月号の〆切りに追われ、そのうえ酒席も多いので、タバコの本数が増えてえらいことだ。

 タバコといえば、豊田市議会の一般質問で自民クラブの杉浦弘髙議員が面白い質問をしていた。近年の嫌煙・禁煙に偏った風潮を、魔女狩り、大衆ファシズム、イジメになぞらえ、「禁煙政策に胆略的に走らず、全ての人に優しい分煙政策を推進すべきだ」と提言したのだ。杉浦議員らしい。

 市は平成15年に施行された健康増進法の規定に基づいて受動喫煙防止の取組を始め、25年には庁舎内の喫煙ルームを閉鎖してしまった。

 市当局は閉鎖の理由を「法律」だと言うが、同法では〝努力規定〟として「官公庁の施設管理者は利用者の受動喫煙を防止するために必要な措置を講ずるよう努めなければならない」と示しているだけだ。杉浦議員によると、市議会も「法律」と説明されて迂闊にも喫煙ルーム閉鎖を受け入れてしまったらしいもっと読む.pdf

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新見克也編集長

katuya2.jpg1968年4月27日生まれ。豊田市井上町で育つ。豊田北高から愛知大学へ。卒業後2年間、岐阜大学教育学部で魚類調査の研究生をした後、高知市の(株)西日本科学技術研究所生物研究室に5年間勤務。主に魚類調査の仕事をした。1998年に矢作新報社へ入社し、新聞記者に。
 2〜4面の編集・レイアウトを担当しています。以前やっていた仕事柄、淡水魚類の調査が得意ですので、「矢作川天然アユ調査会」に所属し、本業のかたわら矢作川の調査をしています。矢作川漁協の組合員でもあります。豊田市自然愛護協会の理事もしています。趣味は魚釣り、スッポン漁、自然薯掘り等です。
 ブログ始めました。またご感想をお寄せください。「軽トラ記者が行く」

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