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参院選 民主拠点の豊田・みよしでも自民票トップ

 第23回参院選が21日投開票され、自民65・公明17人が当選、非改選を合わせ自民・公明の与党は総勢135議席の安定過半数になった。参院定数は242で、過半数は122議席。

 一方、民主党当選者は過去最低のわずか17人。非改選を合わせ59席の少数勢力になった。先の衆院総選挙で民主は政権の座を下り、さらに参院選の民主惨敗。日本の二大政党制は当面大崩壊だ。

 憲法改正、原発再稼働、TPP交渉や経済・財政再建等々の大政治課題に、保守色濃厚な自民党がほとんど単独で取り組むことになる様相だ。

 愛知選挙区(改選3)でも自民が圧勝し、新人候補の酒井庸行氏(前県議)が空前の100万票を超す大量得票。伝統的に2人候補でトップを走ってきた民主党は、今回は候補者を現職・大塚耕平氏1人にしぼったが、74万票の得票。

 3位戦はみんなの党新人の薬師寺道代氏が制したが、みんな・維新の選挙協力が直前に破談になっていなければ、第3極が民主をおびやかしていたかも。民主も参院選は無党派の浮動票だのみだ。前回88万票でトップ当選の人気候補が74万票しか取れなかった。

 共産党の実力については「やはぎウィークリー」でいつか書きたい。新人本村伸子氏は維新候補に名古屋で勝ったが、地元の豊田・みよしで負けた。共産も参院選は無党派の浮動票だのみであり、投票率の低下(政治不信)が得票にひびいた。

 今から15年前の1998(平成10)年、第18回参院選があり、投票率が全国で14・32、愛知県で17・30ポイントも急上昇した。反自民の都市無党派層の大反乱があった。

 この時の参院選情勢は非常に複雑で、愛知11区の自民勢力が反労組的運動を起こしたため、田舎の投票率も軒並みに急上昇、大波乱選挙になった。

 これに比べ今回は投票率が全国で5・31、愛知で4・81ポイントも大下落した。有権者の無関心を思わせるような静かな選挙だったが、民主党政権時代への政治不信を批判する自・公の組織戦が大勝利した。無党派は投票しなかったのか?

 豊田圏では、自民・酒井候補は豊田で7万3千、みよしで9千6百得票した。1998年からあと5回の参院選があったが、当地で自民票が民主票を上回ったのは今回が初めて。

 7月6日、自民・酒井候補の移動選挙事務所(大会)が豊田市神田町の同党11区支部事務所前の広場で開催された。豊田・みよし市議会の自民系市議団が仕切っていた。

 この大会で八木哲也衆院議員(自民党11区支部長)が「これまで11区の参院選では、民主候補がトップ当選し、自民候補はいつも2位だったが、今回は自民・酒井候補をトップ当選で」と宣言、それが実現した。
 これは、八木衆院議員と酒井参院議員の三河コンビ体制でもっと読む.pdf

防災・減災のルール案完成 9月市議会へて条例制定へ─豊田市

2面・防災基本条例・写真.jpg 平成24年度から開かれてきた「豊田市防災基本条例検討委員会」の最終回となる第6回目が18日開催され、条例案ができ上がった。9月市議会への上程を経て条例制定となる。

 この市条例は、自助、共助、公助の各理念に基づき、市民、事業者、市が連携して、防災対策や減災対策に継続的に取り組むためのルール。学識経験者、PTA、民生児童委員、消防
団、区長会、NPO、森林組合、商工会議所、公募市民ら13委員で協議してきた。また、国の災害対策基本法の改正(6月)との整合をはかるため、事務局の防災対策課が修正を加えてきた。こうした条例を制定している自治体は全国で16例のみ。県内では岡崎市(議員提案)に次いで2番目だという。

 条例案は、前文、第1章総則、第2章予防対策、第3章応急復旧対策、第4章復興対策、第5章応援協力、第6章雑則、附則からなっている。前文には昭和47年災害、平成12年東海豪雨、近い将来の南海トラフ巨大地震の事例が挙げられ、東日本大震災であらためて気づかされた〝地域社会の助け合いの重要性〟についても書かれている。

 法的なしっかりしたものであっても、課題は多い。例えば、個人情報である〝災害時要援護者の名簿〟の取り扱いについてはもっと読む.pdf

アジアユースパラ日本代表 三好高校 池田樹生君

3面・三好高校の池田君.jpg 愛知県立三好高等学校の池田樹生君(スポーツ科学科・2年)が、マレーシアで10月に開催される「アジアユースパラ競技大会」の日本代表選手として陸上100mと200m競技に出場する。

 同大会は4年に1度の開催で、アジア地域の14〜21歳の選手を対象とした障害者スポーツの総合競技大会。池田君は6月に大阪で行われた日本身体障害者陸上競技選手権大会で200m準優勝(27秒77)、100m4位(13秒44)の成績を収めた。周囲の選手が競技用義足でレースに臨むなか、池田君は歩行用義足で臨み、上位入賞を果たした。

 池田君は生まれつき、左手が指2本で、右脚の膝から下と右腕の肘から先がない。成長するなかで両親から言われたのは「あなたがやりたいことをやればいい」の言葉。幼少の頃よりサッカーや野球を健常者とともに楽しみ、中学(豊田市立朝日丘中)ではバスケットボール部に所属した。陸上へ強く惹かれたのは、中学3年のとき。ロンドンパラリンピックに出場した山本篤さんの写真を義足製作会社で見て、強い衝撃を受けたという。バスケ部で夏の最後の大会が終わって引退すると、陸上部に入部した。

 池田君はパラリンピック出場の目標と、将来スポーツに携わる職業に就くことを夢に三好高校に進学。同校で障害のある生徒がスポーツ科学科を選考するのは珍しいそうだが、池田君の日常生活に問題がないことや、明るく前向きな性格から学校側は入学を断る理由が全くなかったという。

 池田君の練習メニューはほかの部員と同じで、体と調整を取りながら行う。常に狙っているのは自己ベストだ。池田君は「夢を持つことの大切さ、努力は裏切らないことをみんなに伝えたい」と話してくれた。もっと読む.pdf

今年は紛糾せず おいでんファイナル説明会

 豊田都心で今週末27日に開催される「おいでんファイナル」の説明会が19日、豊田市福祉センターで行われた。例年になく良い雰囲気で行われたようだ。

 例年はこの説明会で出場連からクレームが相次ぎ紛糾することが多い。原因の一つは事務局(市)の事務的な進め方。もう一つの原因は、踊り連側の「市民の手でつくるまつり」という自覚の欠如だ。要するに、両者のコミュニケーションが足りないのだろう。

 今回の司会進行は事務局が行うのでなく、NPO法人おいでん代表で、おいでん実行委員会「踊り部会」の副部会長を務める安本和外さん(42)に任された。踊り連の熱い想いも、事務局の心労も理解している人だ。

 おいでんの踊りは近年、踊り連独自の創作性が強まり、あまり前進しないことが問題視されている。今回この事についての質問があった。例年なら事務局へのクレームに発展したかも知れない質問だが、安本さんが「事務局でなく、参加者同士で前に進むよう考えるべき問題じゃないですか」と問いかけもっと読む.pdf

ウナギ絶滅危惧の原因にも
矢作川水系8漁協連合会が国交省側に課題を提示

1面・漁協と国交省の定期協議.jpg国土交通省と矢作川水系8漁業協同組合連合会との恒例河川環境定期協議会が、7月4日、豊田市平戸橋町の矢作川漁協研修室で開催された。オブザーバー参加の県豊田加茂建設事務所、市河川課、市矢作川研究所を含めて30人が出席した。
 国土交通省側からは豊橋河川事務所の谷川知実所長、矢作ダム管理所長の椙田達也所長ら8人が出席。漁協連合側から矢作川漁協の杉本重和組合長、新見幾男顧問、加藤重雄専務理事長、木戸規詞事務局長や、各漁協の組合長ら15人が出席した。
 あらかじめ用意された定期協議が終了したあと、矢作川漁協側から、海と矢作川の間を往来しているウナギ、天然アユ、カワマス(アマゴの降海型)などの大型回遊魚、モクズガニ、テナガエビなどの回遊生物保護について、既設ダムの構造改良の視点で、いくつかの問題提起があった。
 1971(昭和46)年の矢作川ダム建設以来、今日まで未解決のままになってきた懸案事項について、前組合長の新見幾男顧問が、今年秋の定期協議で解決の方向を示すように国側に要請した。
 現在、三河湾から矢作川に遡上してくる天然アユやウナギなどの稚魚は、明治用水・中電が魚道改善を進め、魚道経由でダム上流の矢作川へ遡上することがおおむね可能になった。
 矢作川本流には7つのダムがある。そのうち最上流の矢作ダム(国交省管理)及び矢作第2ダム(中電管理)には魚道が設置されていないが、ここでは天然アユのトラック輸送によるダム越えを漁協が実現した。まだ国交省、中電の関与はないが、魚道がなくても天然アユがダムを越えられるという道が開かれた。ウナギは前々から愛知県がトラック輸送による放流を実施している。
 さて、天然アユとウナギの魚道遡上やトラック輸送によるダム越えは、回遊魚類の春の遡上、つまり登りの解決策だ。「行きは良い良い、帰りが恐い」という歌があるが、ウナギも天然アユも魚道を遡上してダム上流へ登れてももっと読む.pdf

国連本部で高い評価 豊田市の低炭素社会への取組

 経済産業省の補助を受けて取組を進めている「豊田市低炭素社会システム実証推進協議会」(会長=太田稔彦市長)の一行が、スイスの国連欧州本部で1日〜3日に開催されたイノベーション・フェアに参加し、取組内容を展示・発表してきた。市環境モデル都市推進課によると、高い評価を受けたようだ。

 この催しは国連経済社会理事会(54理事国)の主催。今年4月に「とよたエコフルタウン」を視察した国連関係者が感銘し、太田市長にフェアへの参加を要請した。

 協議会からは会長の太田市長のほか、構成員のトヨタ自動車、デンソー、ドリームインキュベータ、豊田通商も参加。パネルや実機の展示で取組をPRした。展示ブースにはパン・ギムン国連事務総長も訪れ、太田市長に「国連としても環境についての取組をしっかり情報発信していかなければならないと考えている」とコメントした。

 最終日の3日に行われたフォーラムでは、事前審査で選ばれた団体が持続可能な経済発展や環境維持をテーマに取組を披露。豊田市も事前審査を通過して太田市長がスピーチした。主催者側から「災害対策への寄与をはじめ、持続可能な社会に寄与する価値のある取組だ」と髙い評価をもっと読む.pdf

巳年に開催「十三年大祭」豊田市旭「お須原山」周辺13地区

3面・旭13年大祭.jpg 豊田市旭地区東萩平町にあるお須原山の御鍬神社で28日、12年に1度の例大祭が行われる。

 御鍬神社はお須原山の周囲にある旭地区6町(東萩平・大坪・市平・池島・榊野町能見・万根)と、足助地区7町(月原・東渡合・実栗・御蔵・小町・上切山・新盛町菅田和)の護国豊饒と無病息災を祈る農業の神。大祭は13町合同で巳年のみに行われてきた。13町で行うことと、祭りを行った年を含めて巳年を2回数えることで、地元では13年に1度の「十三年大祭」と呼んでいる。

 祭りが始まったのは300年ほど前。13ヶ村に飢饉が続き疫病が流行した時だ。月原町の横山勝美さんと小町の深見鈊二さんの先祖が中心となり、巳年に伊勢神宮へ勧請に出向いたという。当初祭りは、旧暦の6月16〜19日の4日間、神輿を担いで13ヶ村をまわる巡回祭礼が行われていたという。神輿を迎えた村では祭礼を執り行い、打ち囃子や棒の手などの余興を奉納し、次の村へ神輿を送ったそうだ。

 明治14年の巳年にはお須原山に御鍬神社の新社殿を建立。これを機に13ヶ村の代表者が集い、村人の要請や時代背景を踏まえて、巳年のみに行う大祭へと形を変えた。
 十三年大祭は今年で12回目。昨年夏、13町の町内会長や氏子総代ら約50人による大祭実行委員会を立ち上げもっと読む.pdf

川には魚いっぱい 第1回矢作川さかな釣り大会

4面・釣り大会・写真①.jpg──矢作川にたくさんの生きものが棲んでいることを多くの親子に知って貰おう。川が大好きな親子を増やそう──

 そんな趣旨の「矢作川さかな釣り大会」が14日に初開催され、約130人の親子が集まった。

 これは、毎年4面・釣り大会・写真②.jpg5月に豊田市越戸町の矢作川分流で開催されていた「子どもアマゴ釣り大会」の後継イベント。放流アマゴでなく、自然の魚を釣って矢作川の実力に触れて貰おうと、新たに企画されたものだ。

 主催は矢作川川会議の構成団体でつくる実行委員会。市民グループ矢作川水族館の阿部夏丸さんや豊田市矢作川研究所が中心となって企画し、市内の大手釣具店3店(天狗堂・上州屋・イシグロ)の全面協力で初心者親子の釣り教室も…もっと読む.pdf

おいでんバス乗客増加へ 豊田市赤字負担金11・9%も減る

1面・おいでんバス・写真.jpg豊田市の「おいでんバス」は、市営バス路線の民間委託ではない。民間側はバス運行事業者として、計画づくりから参加し、経営にも責任をもつ。名鉄撤退後の不採算路線での運行中心であり、経営赤字は豊田市が負担する。豊田市はバス運行の「事業者」ではない。

 基幹バスとは、都心・鉄道駅・市役所支所などをつなぐ市主体の路線バス。地域バストは、地域の実情に応じ地域主体で企画・運営する路線バス。市の定義では、おいでんバスと言えば基幹バスのことだが、今回ここでは「おいでんバスの中に基幹バスと地域バスの2種類がある」との考えで、この記事を書いた。

 豊田市交通政策課の発表によると、基幹バス・地域バスともに乗客数(利用者数)に路線によるバラつきがある。

 しかし総体では、主として都市部を走る基幹バスの乗客は前年比7%増。なかでも、豊田東環状線(豊田市駅〜高橋地区〜三河豊田駅)、保見豊田線、土橋・トヨタ記念病院線の増加が顕著だった。
 地域バスでは…もっと読む.pdf

豊田みよしの中学・高校部活動キラリ紹介 
ラジオ番組「部ラボー」7月から新スタート

2面・部ラボー.jpg エフエムとよたが7月から、豊田・みよし市の中学高校生の部活動を紹介する新番組「ジブラルタ生命・部ラボー」をスタートさせた。放送は月〜金曜の18時40分〜18時45分。土曜18時5分〜18時30分には総集編が放送される。

 この番組はジブラルタ生命保険㈱の社会貢献活動のひとつで、学校の部活動やボランティア活動でがんばっている生徒の声を地元の人たちに伝え、まちを明るく活気づけるのが狙い。生徒が毎日2〜3人出演し、活動内容や目標を話す。総集編では生徒のほかに部活動顧問も登場する。パーソナリティーの女性とのやりとりから生徒の熱い思いや悩みなどが語られ、なかには顧問も知らなかった生徒の本音がとび出すとも。親子間、学校と保護者、学校と地域の結びつきがもっと読む.pdf

おいでんバスの効率性市の評価とは違いも
豊田都市交通研究所 報告会 

3面・都市交通研究所・写真.jpg 都市交通に関する調査や研究を行っている公益財団法人「豊田都市交通研究所」が5日、豊田産業文化センターで研究成果報告会を開催した。

 同研究所は平成3年に、豊田市(15億円)、トヨタ自動車(12・9億円)、損害保険4社(2・1億円)の共同出資で設立された財団法人。22年に公益法人に移行した。理事長は豊田市長。東京大学名誉教授の太田勝敏所長以下16人(研究員8人)が在籍している。研究成果報告会は毎年開催しているもので、今年で9回目。171人が参加した。

 今回報告された研究成果は、①おいでんバス・地域バスの効率的運営に関する考察、②豊田都心の元城地区で導入された速度規制「ゾーン30」の効果検証と住民意識、などだった。

 おいでんバスと地域バスについては、豊田市による3年サイクルの評価とは別に、学術的に効率性を測定する手法で評価を試みていた。

 おいでんバス(基幹バス)については、「市の基準をクリアしていても効率性が低い路線がある」ことを指摘。一方、地域バスについては「全体的に非効率」としながらも「効率性という概念で一様に評価するのは困難」とまとめていた。今後の課題としては研究手法の課題を挙げただけで、バスの利用方法への提言は無かった。

 豊田都心の元城地区で導入された速度規制「ゾーン30」については…もっと読む.pdf

162cmスルリ みごとな脱けガラ

4面・へび抜け殻写真.jpg豊田市上郷地区の柳川瀬子どもつどいの広場(愛称・にこにこ)で先週、みごとなヘビの脱け殻が見つかった。2歳の女の子がスタッフに「へびさんがねぇ……」と報告。見に行くと桜の木に脱け殻がぶら下がっていた。木の又の尖った所にしっぽを引っ掛け、スルリときれいに脱皮したようだ。長さは162㎝もあった。アオダイショウだろう。同広場の受付の正面に展示してある。4面・ヘビ抜け殻・円写真.jpgもっと読む.pdf

伊勢神峠観光再考

2面・伊勢神写真①.jpg国道153号「新・伊勢神トンネル」=10年後完成構想=の開通によって伊勢神峠の周辺が廃れてしまわないようにと、足助地区明川町や大多賀町の地元住民・店主たちが観光の再考や地域づくりを始めている。

 昨春発足した会の名称は「伊勢神峠を愛する会」。会長の朝倉和夫さん(69・ドライブイン伊勢神経営)と、副会長の後藤武久さん(67・産直市場153広場会長)を中心とする地元5名が発足メンバーだ。6月19には今年度最初の定例会が開かれ、豊田市からも商業観光課や足助支所の職員が出席。足助観光協会長や、市の支援事業で観光アドバイザーを依頼した飯田市の井上弘司氏らも出席した。2面・伊勢神写真②.jpg

 同会では、伊勢神峠の魅力を多くの人に知って貰い、観光交流によって地域活性化を図ろうと様々な活動を計画している。メイン事業となるのは、かつて多くの人々が往来した峠道(標高800m)の補修や、遠く伊勢神宮を拝んだ遥拝所の整備。遥拝所の周囲は木が大きくなりすぎ伊勢方面を遠望できないため、地権者の理解を得て間伐を実施したい考えだ。また周辺3集落による遥拝所の秋祭りなどの伝統行事を再興して都市部の人にも楽しんで貰いたいという。そのための手段としてご当地弁当の開発・販売や、インターネットやマップによる情報発信も計画している。市の支援が3年間なので、その間に軌道に乗せたい考えだ。

 当面の大きな課題の一つは…もっと読む.pdf

豊田地区ロータリー・ライオンズ新体制スタート

豊田地区の5ロータリークラブと、7ライオンズクラブの新体制が7月1日スタートした。長年活動を続けているお二人に、これまでの活動内容や、想いを聞いた。

豊田ロータリー 杉浦正典さん

日本学生のグローバル化急務
ロータリー・杉浦さん.jpg貞島記者 ロータリークラブの日本での発足について教えてください。

杉浦さん 日本では1920年に東京ロータリークラブが最初に発足しました。三井信託銀行の創立者であった故米山梅吉翁が発足の中心人物です。現在は全国で2300クラブ、会員数は約9万人です。愛知は82、豊田は5クラブあります。

貞島記者 ロータリークラブでは外国人留学生の支援事業を行っていますね。詳しく教えてください。

杉浦さん 支援事業には2種類あります。国際プログラムの「青少年交換事業」と、日本独自の「米山記念奨学会」です。後者は故米山梅吉翁の偉業を記念し、東京ロータリークラブが1953年に奨学事業「米山基金」をスタートしました。

 優秀な学生を日本に招くことで日本と世界を結ぶ平和の懸け橋となり、国際社会で活躍し、ロータリー運動の良き理解者となる人材育成が目的です。当時のロータリアンの強い願望でした。

 いまでは日本における民間最大の留学生支援事業となっています。

貞島記者 米山記念奨学会での留学生の受入れ状況と、想いをお聞かせください。

杉浦さん 今までに支援してきた留学生数は1万8千人で、出身国は121ヶ国に及んでいます。今年度は全国で7百人を受入れており、事業費は13億2千万円になります。豊田地区でも学生1人を受入れています。

 留学生は勤勉で、大きな夢と目標をもっています。駐日韓国大使を務めた權哲賢さんもその一人です。日本でも、多くの学生たちが内向き志向を克服し、グローバルな舞台に積極的に挑戦し、活躍出来るよう人材の育成を図ることが急務ではないでしょうか。

豊田東名ライオンズ 宮本俊道さん

市民とともに盲導犬の支援

ライオンズ宮本会長.jpg貞島記者 ライオンズクラブでは、地域に根ざした社会貢献活動を行っていますね。どのような活動がありますか。

宮本さん 私たちのクラブでは盲導犬支援として年一度、市民チャリティーゴルフ大会を開催しています。27回目となった昨年は、会員や市民ら約300人が参加し、盲導犬協会に100万円を贈りました。また理解を深めるため、南部地区の子ども会を中心に募金活動も行っています。

 ほかにも環境保全や青少年育成、保健安全など各種委員会による活動があります。児童や生徒を対象とした薬物乱用防止の講習会の評判が良いですよ。

貞島記者 印象深かった活動は。

宮本さん 東名ライオンズで取組んでいる地球環境緑化の「フィリピン・緑の森ツアー」があります。20年以上続く植林活動です。年1回、前林中学校をはじめ市内の中学生約10人を連れて行きます。子どもたちの体験・交流は勿論のこと、現地の子どもたちの屈託のない笑顔に感動しました。

 東日本大震災の復興支援活動では、岩手県大船渡市の小学校に運動会で使う玉入れの玉を贈りました。寿恵野小学校の協力を得て、児童や父兄らが玉にメッセージを書いたものでした。大変喜ばれましたね。扇風機も20台ほど贈りました。

貞島記者 活動を通して感じたことは。

宮本さん ライオンズクラブのモットーは「われわれは奉仕する」です。活動は一人じゃ出来ません。仲間が必要です。会員維持と増強が課題です。今後は行動しながら奉仕の仕方も考えていきたいですね。
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豊田の宝地元で保護へ 御船町の白髭草

6面・シラヒゲソウ活動・写真.jpg豊田市の天然記念物「シラヒゲソウ」の自生する御船湿地の管理を、今年度から地元の「御船愛護会」=6面・シラヒゲソウ写真(トリ.jpg澤田文夫会長・約120名=が引き受けることになり、7月1日に作業が行われた。

 シラヒゲソウは山間の湿地に生える多年草で、高さ15〜30㎝ほどの茎の頂部に直径2㎝程の白い花をつける。低地で自生することは珍しく、県内では昭和45年に御船湿地(標高70m)で初確認された。翌46年には市の天然記念物に指定され、自生地を守るためフェンスで囲われている。フェンス内の管理はこれまで豊田市から豊田市自然愛護協会に委託され、定期的に草刈作業などの管理が行われてきた。

 御船湿地には希少種のシデコブシも多く自生しており、フェンスの外は御船町自治区と御船愛護会が連携して管理してきた。今回フェンス内の管理も地元で引き受けることになったのは自然な流れだ。
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水瓶矢作ダム 渇水の危機脱出

4面・矢作ダム湖・写真.jpg 梅雨入り後もまとまった雨が降らず、西三河の市民生活や経済活動を支える水瓶「矢作ダム」=河口から約80㎞=の水位がずいぶん下がった=写真=。貯水率は先週19日の時点で約44%。節水制限を実施する寸前の危機だったが、ようやく19日にまとまった雨が降り、26日朝の時点で74・5%まで回復している。一安心だ。

 矢作ダムは西三河の水道水、農業用水、工業用水、水力発電を支えている多目的ダム。有効容量は6千5百万トンだが、雨の多い6月〜10月中旬の期間は洪水に備えて有効容量を5千万トンと控えめにしている。現在の貯水率はこの5千万トンに対する値だ。

 矢作ダムの渇水は中・下流域の市民生活や経済活動の危機であるだけでなく、河川生態系にとっても大きな危機となる。とくに恐ろしいのはもっと読む.pdf

これ、生きもの? オオマリコケムシ

4面・オオマリコケムシ・写真.jpg  豊田市上郷地区の柳川瀬公園内にある長池(ひょうたん池)で、直径40センチ程の球形をした何とも奇妙な生きものを見かけた。

 これは淡水性のコケムシの一種。おそらく北米原産の外来種オオマリコケムシ(大毬苔虫)だろう。日本では昭和47年に河口湖で初めて採集され、今では全国各地の池や沼で普通に見られる。どちらかというと水質が悪化した所に多いようだ。大型で奇妙な形をしていることから度々話題になる。柳川瀬公園の長池では数年前から見かけるようになったそうだ。

 この大きな塊はオオマリコケムシの群体塊。個虫(約1・5㎜)は表面にたくさん並び続きは本紙をご覧下さい。

第2回 橋の下世界音楽祭 豊田大橋下観客1万人

1橋の下うえ.jpg 豊田市を拠点に活動する楽団「タートル・アイランド」等主催で、第2回橋の下世界音楽祭が6月7・8・9日、豊田市街地の矢作川豊田大橋下と、周辺の市営千石公園で開催され、3日間昼夜で延べ5千〜1万人の大観衆が集まった。

 出演36バンド・約5百人と関係者らが全国各地から来訪。遠来の人々は公園で野営した。国交省と豊田市が公園内にテント村を許可。20〜50歳代男女が子供連れで参加。子供らが公園で遊ぶ姿が目立った。
橋の下 下写真.jpg
 今回の第2回橋の下音楽祭の特徴は、神戸市・慧通信技術工業kkの粟田隆央社長(45)が、音楽祭主催のタートル・アイランド等で作る実行委員の永山愛樹代表(36)に協力し、音楽祭照明・音響等に使う全電力を太陽光発電で実験的に供給したこと。太陽光パネル702枚と変電・蓄電・送電用のパーソナル・エナジー・システム24台を会場内に設置した。

 梅雨期の曇天雨天続きで停電トラブルはあったが、オール自給電力で3日間の36バンド演奏のすべてを無事終えた。電源のない場所での野外イベントや災害救助等への活用の道が続きは本紙をご覧下さい。

教育や高齢福祉の現場が注目! パズル式あかね積木

2面・あかね積木・写真①.jpg 普段あまり使われることのない右脳を活性化させるとして、子育て、教育、高齢者福祉の現場で注目されている「パズル式あかね積木」。その普及を目的に、昨年みよし市で設立されたNPO法人「パズル式あかね積木ネットワーク」が2日、第1回目の定期総会を開いた。理事長の伊藤眞知子さん=59・教育研究家・みよし市=と、理事の川上範夫さん=67・臨床心理カウンセラー・奈良市=は本紙4面で『カウンセラーから見た映画の愉しみ方』を連載中のお二人だ。

 パズル式あかね積木は1種類で難易度も遊び方も様々なパターンがあり、大人も子供も夢中になるのが特徴。実際にやってみると脳を使っていることが実感できるはずだ。製品は約20種類。木製で塗料も安全なものだ。各地の子育て支援施設や小学校、足助病院などで採用されている。2面・あかね積木・写真②.jpg

 開発した伊藤さんはこの15年間、子育て、教育、高齢者福祉の現場にコツコツと広めながら、社会貢献のためNPO法人化の仲間をつくってきた。学会発表で科学的な実績も積んだ。その間に金儲けの誘いもあったが、その度にご主人が「これを生活の糧にしなくてもいいでしょ」と支えてくれたそうだ。

 この積木の良さを直感した元三好町長の塚本三千雄さんも、NPO法人化を強く後押ししてくれた。多くの人に支えられ、いよいよNPO法人として登録するとき、伊藤さんは15年間の積み重ねが無駄でなかったことを実感したそうだ。

 NPO法人化して大きく変わったのは、やはり信用度だ。伊藤さんが独りで奮闘していた時は難しかったことも、話が通りやすくなった。特に行政の対応が大きく変わったそうだ続きは本紙をご覧下さい

戦時末期の農耕隊ゆかりの地訪ねる 地元の記憶で検証

 豊田 豊田市御船町出身で、青山学院大学名誉教授の雨宮剛さん(78・東京都)が自費出版した『もう一つの強制連行・謎の農耕勤務隊─足元からの検証』をもとに、豊田市内のゆかりの地を訪ね関係者と対話するフィールド・ワークが8・9日に開催された。主催は戦争体験者の話などを記録するNPO法人ブリッジ・フォー・ピース。

3面・農耕隊.jpg この本は、太平洋戦争末期の昭和20年ごろ朝鮮半島から日本陸軍に強制連行され、主に農作業に従事させられた「農耕隊」の青年の存在を、当時を知る人々の証言や、元農耕隊員らのインタビューから明らかにしたもの。平成24年に出版された。

 ブリッジ・フォー・ピースの会員は東京や京都などから集った15人。少年時代に農耕隊を目撃した雨宮教授と杉本勇夫さん(78・豊田市)の案内で、猿投・藤岡地区の個人宅、浄厳寺(御船町)、雲竜寺(四郷町)など約10カ所を訪れ、関係者から当時の話を聞いた。

 藤岡地区西中山町の梅村悟司さん(79)・季久さん(76)兄弟は、昭和19年秋から同20年春頃にかけ、農耕隊を見かけ接触した人たちだ。軍歌を歌いながら歩いていく姿や、自宅近くの井戸で水を汲む様子を見かけたという。祖母や母が麦飯のおにぎりを作って渡すと、泣きながら食べていたそうだ。

 フィールド・ワークに参加した在日韓国人3世の男性(東京都)は「父親から大阪では人種差別があったと聞いたが、なぜこの地域ではこのようなことができたのか」と質問続きは本紙をご覧下さい。

猿投のスイカ 努力惜しまずトンネル栽培
豊田市上原町 山田良一さん

4面・猿投のスイカ写真.jpg 豊田市の特産品の一つである「猿投のスイカ」の収穫が始まった。今年は4月に爆弾低気圧や遅霜があったものの、その他は晴天が多く、スイカにとって絶好の条件だったそう。JAあいち豊田「猿投西瓜部会」の5農家は、7月中旬までに名古屋や豊田の市場へ4万玉近くを出荷する。

 同部会が育てているスイカは「祭りばやし777」という品種。甘さとシャリシャリ感のバランスが良いため、品種発表された翌年から採用し、今年で11年目を迎える。ただ少々作りにくい面もあるそうだ。

 スイカは雨がかかるのを嫌うため、同部会では面倒でもトンネル栽培を徹底している。日中と夜間の気温差を演出する意味もあるそうだ。ビニールの開け閉め調整も必要なため、トンネル栽培はたいへんな手間。部会長の山田良一さん=62・上原町=は「美味しくするための努力は惜しまずやっているつもりです」と自信をみせる。

 スイカの栽培は1月〜7月の半年間。残る8月〜12月の半年間続きは本紙をご覧下さい。

第2回目 橋の下世界音楽祭
公園に太陽光パネル600枚,音楽祭で電力自給大実験

1トップ1.jpg 豊田の楽団タートルアイランド(海亀の島の意)などで創る実行委員会主催の第2回橋の下世界音楽祭が、7日㈮18時前夜祭で幕開けする。8日㈯9日㈰は各11時から本祭り。アーティスト36組・約500人が演奏し、約1万人が訪れる予想。

 会場整備中の豊田大橋下では、1日〜7日夜、プレ行事の映画祭が水辺ステージで続き、映画祭も7日20時半からの『雲南』を残すのみに。1トップ2.jpg

 豊田大橋は無数のノボリが立ち、早くも「橋の下音楽祭」一色の空気。特に音楽祭電力が太陽光で自給されるので、その関係の事前人気が高い。

 第2回「橋の下世界音楽祭」会場で使う全電力を会場で自給する計画は、写真上の2人が立てた。

 神戸市・慧通信技術工業㏍の粟田隆央社長は、ドイツ製太陽光パネル600枚を現場に持ち込み、公園内に並べた。この太陽光電気を変電・蓄電・送電する同社製パーソナル・エナジー・システム30台も持ち込み、音楽祭メイン舞台上に並べた。総額約一億円。プレ行事の映画祭で正常に機能することを確認できた。

 大規模な太陽光パネル及びシステム導入実験は続きは本紙をご覧下さい。

2㎞の散策路にササユリ6千本 豊田市内最大の群生地

ささゆり.jpg ササユリの群生地を散策できることで知られる豊田市石野地区松嶺町の「ささゆり里」で、今年も6月1日から16日まで一般公開が行われている。

 今年は雨が少ないためか開花が遅いそうだが、それでも今週末あたりには見頃を迎えるだろうとのこと。9日の日曜日には「ささゆりまつり」も開催される。公開時間は朝8時〜夕方5時。

 この「ささゆりの里」に散策道が整備され、一般公開するようになったのは平成10年のことだ。個人的に保護していた地主の想いを引き継ぎ、地元住民有志で「松嶺ささゆり群生地保存会」を結成して始ま2面・ササユリ横写真.jpgった。近年はイノシシによる食害もあってササユリの数は減っているが、それでも1周2㎞の散策路に約6千本があるそうだ。市内外から例年2500人が訪れる名所になった。

 こうした長年の活動は平成23年に全日本花いっぱい大会や豊田市制記念式典で表彰され、今年2月には愛知県知事からも表彰されている。

 会員の高齢化という課題を抱え…続きは本紙をご覧下さい

生き物大好き80匹と暮らす ペットケア・アドバイザー大竹尚美さん

5面・大竹さんとヘビ.jpg 豊田市旭地区の大竹尚美さん(49)は大の動物好き。「触れ合える生き物なら、基本なんでもOKよ」と微笑む。自宅には、愛犬のアフガンハウンドをはじめ、カメやウサギ、フェレット、フクロモモンガ、グリーンイグアナなど鳥やは虫類など計約80匹を飼っている。ハムスターにいたっては、ゴールデン、ロボロフスキー、ジャンガリアンなど10匹もいる。

 大竹さんは幼少の頃より生き物が好きで、ヘビやザリガニ、カメは身近な友だちだった。自宅のペットは購入したものも多いが、捨てられていたのを拾ってきたものも。警察官の夫が、署に届けられた動物で世話が出来ないものを持ち帰ってくることもあるそうだ。そんな時は飼い主が現れるまで大竹さんが世話をする。これまで持ち込まれたなかには、準絶滅危惧種のオオタカや外来種のアムールハリネズミもいたという。取り扱いが特殊な生き物は公共機関へ届けたり、専門家へ相談したりする。

 大竹さんは単にペットマニアだけでなく、生き物に関して常に勉強し、情報収集も怠らない。ウサギの歯の不正咬合が分かったときにはニッパーで切ったり、ヘビの脱皮の観察日記をつけたりしたこともあった。今年2月には公益社団法人日本愛玩動物協会のペットケア・アドバイザー(飼養管理士)の資格を取得。ペットのしつけ相談にのったり続きは本紙をご覧下さい。

地産地消発信/生産者のアンテナショップ 
とよたエコフルタウンにカフェレストラン「ホガラカ」オープン

6面・ホガラカ写真①.jpg 低炭素社会を推進するためのモデルパークとして、豊田市が加茂病院跡地に整備している「とよたエコフルタウン」内に、地産地消ハウス「ホガラカ」がオープンした。

 この施設は地元産木材で建てる良さをみせるモデル店舗であると同時に、農産物の地産地消について発信するレストラン・カフェ。もちろん市民が自由に入店できるほか、全国からエコフルタウンへ視察に来た人の休憩場所にもなる。

 市の募集に応じモデル店舗を建設したのは、伊保町の水嶋建設株式会社=水嶋淳社長=。地元材100%で、地元の職人が造った建物だ。エコフルタウンが期間限定(あと8年)の施設であるため、移築しやすく、解体時に廃材が極力出ないよう造られている。

 この店舗を使ってレストラン・カフェを経営するのは、スーパーやまのぶ系の有限会社ナクア=山中康裕社長=。若草町の「ティア佳織の店」や、T・FACE8階の「穂がらか」を経営する会社だ。店のコンセプトは「地産地消」と「生産者の役に立つこと」。もちろん使用する食材のほとんどは豊田市内産だ。6面・ホガラカ写真②.jpg

 営業はモーニング(7時半から)、ランチ(11時半〜14時)、カフェ(16時半まで)。ランチは三州豚の豚カツ定食等の9品目で、780円〜1575円。座席数は52席。夜も予約制(10人から)で営業す
る。また店内には産直売場も設けており続きは本紙をご覧下さい。

保見朝市繁盛記 旬の野菜、切花、漬物人気

保見朝市.jpg
 ──「保見ふれあい朝市」は昨年5月6日(日)にスタートし、今年5月5日(日)に1周年記念の感謝祭がありました。すごい人出でしたね。
柴田千鶴子さん.jpg
柴田さん(会長) はい、おかげさまで。お客さんは4百人位来て下さいました。毎週日曜日の朝9時から10時まで、雨の日も風の日も〝日曜朝市〟を続けてきたので、今ではお客さんが待っていて下さいます。
宮川公利さん.jpg  宮川さん(副会長) 公職選挙法の選挙などがあると会場の保見交流館が使えませんが、それ以外は定例開催です

 ──冬は野菜の端境期で出荷がないのでは…。
中條道子.jpg
中條さん(会計)そういう声もあったんですが、私たち生産者は何か出せます。家々には得意な漬物、卵や蜂蜜もある…。

松井さん(地区役員) 真冬も真夏も〝日曜朝市〟をやってきたのは正解でしたね。

柴田さん そうですねえ、私たち生産者会員は自分の都合より、お客さん、消費者本位で考えた方がいいんですよね。

 ──松井さんは市議会議員さんですが、1周年記念の朝市にホウレン草とフキを出荷…。
松井CMYK.jpg
松井さん はい。お百姓出身ではないですが、畑2百坪、田2反を借りて耕作していますよ。

柴田さん 松井さんは耕運機の新車をもっておられる。朝市の会場では喫茶店も出して下さる。

 ──副会長の宮川さんはタラノメ、エンドウ、フキを出荷された。

柴田さん 宮川さんは農業のプロですよ。宮川さんのサツマイモは実においしい。子供にもイモほりを教えておられる。区長を3回もやられた。

宮川さん いやいや、私は高校の事務職出身で、定年後10年の百姓ですよ。
 ──会計の中條さんはレタス、青ウリを出荷…。

中條さん はい。

柴田さん いや、中條さんはナスとトマトの専門家ですよ。

中條さん ナス、トマトは苗作りからやっています。ナスは果肉がとってもやわらかいのが自慢です。トマトは完熟の味をお届けしていますよ。

 ──会長の柴田さんは大量出荷でしたね。玉ネギ、セリ、フキ、ウド、春菊、切花、竹炭…。

柴田さん やっていますよ。豊田厚生病院(看護師長)を定年退職したら、待ってましたとばかりに「保見朝市」をやろうということになり、頑張っています。今年から農ライフ創生センター中級コース入学です。

宮川さん 会長さんはご主人を最近なくされたんですよ。

柴田さん 野菜作りや朝市で癒されています。朝市は高齢者がうば車を引いて来れますね。バローや農協より安くておいしいものを出したいと思っているんです。

 ──目標は?

柴田さん 保見朝市の生産会員はいま67人で、うち常時出荷者が約30人ですよ。生産会員を百人にしたいですね。そうすると常時出荷者が50人位になる。朝市の品ぞろえが豊かになる。市場出荷しない小農家が夏も冬も計画生産する。保見朝市の目標です

子どもに大人気 かえっこバザール ふれ愛フェスタ

3面・かえっこバザール.jpg豊田市中心市街地一帯で26日、「ふれ愛フェスタ」が開催され、子どもに人気の「かえっこバザール」も行われたた。かえっこバザールとは、使わなくなったおもちゃを持参してポイントに変え、ポイント数に応じたおもちゃと交換する遊び。

 同フェスタでは、市の環境学習施設エコットが「かえっこバザール」を担当していた。
子どもたちは使わなくなったおもちゃを持参したり、ゲームに参加したりしてポイントに変えていた。本来なら子どもがおもちゃを査定してポイント数を決めるのだが、おもちゃの山を目の前にしてスタッフになる子どもはいないそうだ

矢作川全域に海の恵み 天然アユ110万尾突破

4トップ図.ai 三河湾から矢作川への天然アユの遡上がピークを過ぎ、今年の全体量がみえてきた。

 アユは古来から日本人に親しまれ「国魚」と呼んでもいい魚だ。その一生はたった1年。前半生を海で過ごし、後半生を川で過ごすことから、川と海の健全なつながりをみる指標にもなっている。また、海から河川流域へもたらされる持続可能な資源でもある。

 そんな天然アユを保護するための基礎データを得るため、市民グループ矢作川天然アユ調査会と豊田市矢作川研究所が、15年前から毎春、遡上量調査を続けている。調査地点は豊田市水源町にある矢作川最下流のダム・明治用水頭首工=河口から約35㎞=だ。

 今年、同ダムを越えた天然アユの総数は、現時点でおよそ110万尾。特別に多い年ではないが、まずまずの量だ。

 総数110万尾のうち、64万尾は自然遡上。ダムに設置されている魚道を通過した数だ。2つ目の越戸ダムを通過した数は例年より少ない3万尾ほどなので、豊田都心〜平戸橋の矢作川には60万尾以上ものアユが

複合映画館の進出決定 豊田市駅前北地区再開発

 豊田市駅前通り北地区市街地再開発事業=コモスクエア対面の再開発ビル建設=で、集客効果をねらう時間消費型アミューズメント(娯楽)施設の事業者が決定し、17日発表された。

 決まったのはシネマコンプレックス(複合映画館)事業者の㈱ワーナー・マイカル=東京=。オープンは平成28年度の予定だ。平成3年に長崎屋ビル内アート座が閉館して以来、四半世紀ぶりに豊田都心の映画館が復活することになる。

 提案競技を募集したのは今年2月。パチンコ店やゲーム場を含めた13社に要項が配布されたが

杜氏の勉強 日本酒造りオフシーズン

3面・杜氏の勉強・写真②.jpg 緊張の日々だった酒造りシーズンを終えたこの時期、酒蔵の技術責任者である杜氏は、商品の熟成度合いを管理しているほか、酒造りのための勉強や市場調査にも力を入れている。

 豊田の地酒「菊石」の浦野酒造=四郷町=で杜氏を務める新井康裕さん(39)は、修業時代から名古屋市中区の御園座近くにある居酒屋3面・杜氏の勉強・写真①.jpg「一位」に足を運んで勉強してきたそうだ。先日、記者も同行させて頂き、楽しい酒を味わってきた。全国新酒鑑評会の金賞受賞=1面に詳細記事=が発表される前夜だった。

 「一位」は料理と日本酒へのこだわりで知られる人気店。店主の尾崎勤さんが選んだ全国各地の酒がお手頃な値段で飲める。愛知の酒には特に力を入れ、菊石だけでも何種類も置かれていた。

「僕はこの店に育てて貰ったんですよ」と新井さん。お金が無かった修行時代には食べさせて貰ったし、各地の酒を飲ませて貰った。なにより酒造りへの姿勢を

神前で魚さばき、安全と繁盛祈る だる磨きらら亭 宮本博道さん

4面・ほう刀式.jpg 和食料理人で伝統芸能を継承する「大草覚真流あいち大草倭会」=山下健治会長・知立市=が、豊田市上郷地区鴛鴨町の若宮八幡社で21日、「庖刀式」を行った。

 庖刀式とは室町時代から続く和食料理人の伝統芸能で、魚に一切手を触れず、真菜箸と刀のような包丁だけで魚をさばいて神に捧げる儀式のこと。戦国時代には武将の戦勝祈願、平和な時代では豊漁や豊作祈願として行われてきた。 

 豊田市で庖刀式が行われたのは今回初めて。地域の安全や発展の祈願と、古くから伝わる日本の文化を広く知ってもらおうと行われた。神社には地元住民や料亭関係者ら約60人ほどが集った。

 魚を捌く「正庖士」を務めたのは、だる磨きらら亭の宮本博道総料理長(36・豊田市永覚町)=写真=。拝殿でカツオに真菜箸を刺し、目の前まで持ち上げて包丁で三枚におろす動作は、まさに神業

豊田市議会 正副議長分け合う人事

杉浦弘高.jpg庄司 章.jpg5月14日、豊田市・みよし市で恒例の臨時市議会が開催され、両市議会の今期人事が決まった。豊田は自民・民主の共同歩調で平穏に、みよしは大波乱の雰囲気の中で。人事の結果は本紙1・2面の広告欄の通りだった。

 豊田市議会第1会派の自民クラブ(議員28)では、臨時市議会前日の5月13日の議員団総会で、同議員団の杉浦昇団長、神谷和利幹事長、三江弘海総務会長、太田博康政調会長の団4役を最終決定。

 一方、第2会派の民主系・市民フォーラム(議員9)はすでに4月段階で、吉野博子代表、作元志津夫幹事長、桜井秀樹政調会長の3役を決めていた。自民クラブ側の前4役時代から、次期議会役員人事の基本方針が内定していた模様。

 13日の自民クラブ総会では、この事前内定にもとづき、議長は自民・杉浦弘髙議運委員長(写真右)、副議長は庄司章民主前代表(同左)を選ぶ案が示され、自民クラブとして、この正副議長案を最終確認した。

 この最終確認にもとづき、14日の臨時市議会で正副議長選挙の全議員投票が行われた。議長選では自民、民主、公明、みんなの全議員42人が自民・杉浦議員票を投じた。

 副議長選では、民主・庄司章議員が41票をとったが、議長選の杉浦票より1票少なかった。自民28議員の中の1人が、副議長ポストを第2会派へゆずったことに対し造反したものと見られる。自民内には、自民・民主のゆずり合いよりは、自民・民主の対決姿勢を大事にしたい人が

新しい地域づくりキックオフ まちづくり ふれあいフェスタ


雨の中稲武地区の産直市場を.jpg豊田市挙母地区の寿町を中心とする東田自治区が11日、東田区民会館と会館前広場で「まちづくり・ふれあいフェスタ」を開催した。

 これは、区民会館が完成して20年が経ったことや、区内を縦貫する枝下緑道が開通して15年を迎えたことをきっかけに、変貌していくまちの中で住民の絆を深めようと開催されたもの。区民会館では、道路の変化の様子やまちづくりに関する活動内容が写真やパネルで展示され、タレントの矢野きよ実さんによる「絆」をテーマにした講演会も開かれた。広場では下山や稲武地区の産直市場が開かれ、枝下緑道を歩くウォークラリーも行われた。

 東田自治区は、寿町と緑ヶ丘・山之手・大林町・竜神町の一部の約1500世帯からなる。地区内は工業地、住宅地、商業地が混在しており、近年ではマンションなども増えている。 

 神谷鉃治区長は南海トラフ大地震発生の可能性を視野に入れ、「向こう三軒両隣、お互いに声の掛け合えるまちづくりにしていきたい」と

初めて「源流の森」テーマ 矢作川「川会議」

矢作川愛護の官民18団体が一年に一度集まるシンポジウム「川会議」が、今年も5月第2土曜日の「矢作川の日」に古鼡水辺公園で開催され、約200人が集まった。川と人のより良いつきあい方を考える目的で始まり今年で13回目。今回初めて「源流の森」がテーマとなり、新鮮な雰囲気のシンポジウムとなった。

3面・川会議・写真.jpg 矢作川は本流だけでも7つのダムがあり徹底利用されている川だ。そのためか、河川環境を守る市民活動が盛んな流域としても全国的に知られている。「川会議」の存在はその象徴だろう。ただ各活動団体がやや高齢化してきている。

 一方、矢作川流域は森林の分野でも市民活動が盛んなことで有名。平成12年の東海豪雨災害で流域のスギ・ヒノキ人工林の荒廃ぶりが明らかになって以降、市民活動や行政の取り組みが進んで全国の先進地となった。森林ボランティアグループは毎年増えて現在15団体ある。都市住民が多いことや行政に依存していないことが、川の市民活動と大きく違う点だ。

 川と森の市民活動はこれまで交流が無かったが、平成22年に始まった「矢作川流域圏懇談会」でお互いを知るようになってきた。今回の川会議のテーマが源流の森になったのも、そうした下地が出来たからだ。

 基調講演の講師は東京大学生態水文学研究所(瀬戸市)所長の蔵治光一郎さん。森・川・人をバラバラに見るのでなく、その関係性を見ることの大切さを話し、山と川の活動が手をつなぐ必要性も説いた。また、平戸橋付近を流れる矢作川の水の4割が岐阜・長野に降った雨だと説明して

豊田市芸術選奨に  紙漆工芸の安藤和久氏

01安藤和久.jpg 今年度の「豊田市文化振興財団表彰」の受賞者が決まり発表された。この表彰制度は豊田地域の文化芸術の振興発展への業績や、将来への期待、青少年健全育成への業績などを称えるもの。今回受賞したのは25個人・1団体の皆さんだ。表彰式は6月2日午後3時から市民文化会館小ホールで開催される豊田市文化振興財団大会で行われる

豊田・みよし市議会正副議長選挙
豊田は自民・民主が合作の情勢 みよし自民分裂、議長選が大混乱

 豊田市議会(現員45)とみよし市議会(定数20)が来る5月14日、市議会役員改選のためそれぞれ臨時議会を開催する。正副議長は市議会本会議場にて全議員が無記名投票によって選出する。

 豊田市議会では最大会派の自民クラブ(28人)と、第2会派の民主系市民フォーラム(9人)の間で、水面下の接触が進んでいるようであり、議長は自民・杉浦弘髙氏、副議長は民主・庄司章氏が選出される予想だ。

 豊田市議会では正副議長候補と自民クラブ役員候補の選考が同時進行中。議長職が形式的職務中心であるのに対し、団長職は政策決定などの実質的職務が多い。実力と人格が要求される。都築繁雄現団長の後任には、杉浦昇氏を登用か。団長補佐の幹事長は神谷和利総務会長が最有力。

 みよし市議会では、各会派の役員人事は4月に終了。最多会派の自民系新世紀の会(8人)は伊藤邦洋会長、藤川仁司幹事長を選出。第2会派の自民・民主混合系みよし未来の会(6人)は近藤義広会長、塚本隆敏幹事長を選出。

 新世紀の会の伊藤会長らの新執行部は、議長候補に2期・近藤鋓男副議長(69)を選考したが、この人選を不満とする前会長の5期・日置孝彦元副議長(71)が直ちに新世紀の会を脱会、自らも議長選に出ると宣言。多数派工作を

安心と安全なまちづくりに力を注ぐ 豊田市区長会新体制

 豊田市区長会の総会が市民文化会館で4日に行われ、新体制がスタートした。区長会長(1期2年)は中條善朗さん(65・藤岡地区迫町)=写真=が2年目を務める。 総会には市内302自治区の区長271人が出席し、来賓には太田稔彦市長や梅村憲夫市議会議長ら6人が招かれた。

 太田市長は永年勤続退職者(連続4年・通算6年以上)の区長14人を表彰。「区長会の役割は自治区の基本的な課題への取組み。地域会議には具体的な課題を深掘りする役割がある」「区長会と地域会議が互いに協力しながらよりよい地域づくりに尽力してほしい」と

メタボ・認知症・ロコモの予防 足助病院改築

5面・足助病院.jpg 豊田市の中山間地域の医療拠点である愛知県厚生連足助病院(岩神町)が改築され、4月に引っ越しを終えた。

 足助病院は昭和25年に開設され、足助地区をはじめ稲武、旭、下山など農山村地域の医療拠点として住民の健康と暮らしを守ってきた。改築は、耐震性の問題
が課題にあがったことと、山村地域の人々の暮らしが都市部の生活に密接していることが認識されたためで、平成23年に着工された。建物総工費は28億5800万円、医療機器類の費用は12億円で総額は40億円余になる予定

写真=2月に完成した足助病院の新病棟。足助地区の重伝建を意識し、外壁に落ち着きある黒色を取り入れた

地域で小水力発電へ  水車の里つくば

6面・小水力発電・写真①.jpg  豊田市旭地区・旭八幡町の住民グループ「水車の里つくば」が、地域づくり活動の一つとして、小水力発電を始めようとしている。今年度の豊田市わくわく事6面・小水力・写真②新.jpg業補助金に申請中だ。

 水車の里つくばの活動拠点は、介木川ぞいの県道から旭高原元気村へ上る市道の入口付近。周辺の自然林や蕨野川の流れを活かして、旭高原を訪れる市民が立ち寄りたくなるような場所にしようと活動している。

 シンボルは平成20年に作った本格的な水車小屋だ。蕨野川の水を引いて動いている。さらに昨年は第二弾として、水車周辺にスイレンやコウホネ、クワイの咲く池を造成した。そして今年、第三弾として計画しているのが

梅ヶ丘学園に木工家具を寄贈 公益財団法人あすて森のプレゼント事業

豊田市高岡地区の同市本町に事業所がある公益財団法人あすて(豊田彬子理事長)のボランティア団体が18日、同市梅坪町の児童養護施設・梅ヶ丘学園を訪問し、同ボランティアが手作りした本棚などの木工家具6点をプレゼントした。同学園の子供たちと共に家具の組み立て作業もした。

 梅ヶ丘学園を訪れたのは、あすて理事長の豊田彬子さんや、あすて木工グループ「森のプレゼント」代表の硲伸夫さんと15人の木工ボランティアたち。トヨタ自動車総務部の廣田哲也さんが中屋浩二園長に木工家具製作の支援金10万円を贈った。

 贈呈式では、豊田理事長と硲代表があいさつし、子供らに「この本棚は、ぎゅうぎゅうに混みすぎた森から間引きした杉の木を使って作りました。本棚から〝森の精〟たちのささやきが聞こえるかも…」と話した。子供らは「本棚にマンガの本をたくさん置
き、大事に使います」と。

 公益財団法人あすては、1966(昭和41)年創設の旧勤労センター憩いの家が前身。寮から工場へ通う勤労青年の家庭の役割を果たした施設だったが、今のあすては地域や企業のボランティアを支援する施設。旧施設時代の〝卒業生〟がボランティアに来る。

 今回のあすて森のプレゼント事業の特徴は、福祉の先端事業を市民ボランティア団体が主催し、それを企業が社会貢献事業で支援していたこと

豊田B級グルメ「おいでんGP」今後は?

 豊田市の名物料理を育てるB級グルメイベント「おいでんグランプリ」を主催している一般社団法人豊田青年会議所=豊田JC(川合雄造理事長・136人)が、豊田産業文化センターで18日、「地域ブランド創造」をテーマに例会を開いた。

 豊田JCは地域活性化事業として、2011年から「おいでんグランプリ」を開催してきた。今回の例会はこのイベントの認知度を上げながら、どのように地域を活性化し、市の発展につなげるかを考えようと開かれたもの。会員のほか、豊田市や商工会議所の職員、市農産物ブランド化推進協議会の会員ら128人が集まった。

 発表では地域ブランドの必要性を訴えた他、認知度の高い「おいでんまつり」や「香嵐渓」を事例に調査研究してきた内容を説明。キーワードに「ストーリー性」「市民と共に」「情熱」の3つをあげ

芝桜の丘からまちを一望 豊田市高橋地区池田町 髙見功さん

3面・芝桜.jpg 豊田市鞍ヶ池公園の北側にあたる池田町前田286の1の髙見功さん宅で芝桜が見頃を迎え、地元で話題になっている。

 ピンクや白、薄紫など色鮮やかな芝桜約2500株が、奥行き50mの庭と高さ20m程の小高い丘に咲き誇る。庭にはパンダの形に剪定された木や、富士山をイメージした一角も。丘には散策道が造られており

おいでんまつりに危機感 NPO法人おいでんが市民集会

 豊田おいでんまつりをいま一度考えようと、市民文化会館で20日に開催された市民集会。メインの意見交換会の内容を要約した。


4面・安本さん.jpg安本和外さん 私はおいでんまつりが縮小される前の、最大規模(2日間で延べ3万8千人=現在の10倍)の荒れていた時代も経験しています。ある意味、私たちも違反連でした。

 第39回(平成19年)が規模縮小されると決まったとき、慌てて市役所へクレームをつけに行きました。そこで第38回の時にパトカーが潰される事件があったことを知ったんです。同じ会場に居たのに知らなかった。愕然としました。そんな昔のおいでんまつりに戻したいとは思いません。参加者が自らルールを決めて守り、守らせて行かないと、良いまつりにならないと思っています。

4面・古市さん.jpg古市修康さん 私もまつり好きな男ですが、今日はブレーキ役の警察の立場で話します。荒れた第37回・38回を思い返すと、踊り連の側に自主規制の気持ちが無かった。少年たちの泥酔も許していたし、暴れることを楽しみにしている人たちも受け入れていた。本来まちの潤いであるべきまつりが、恥ずかしいまつりになっていたと思う。

安本和外さん 開催規模が縮小されて以降、毎年のことですが、事前説明会はクレームの嵐です。昨年初めて私も実行委員会側で受け答えしたのですが、かつての仲間から「安本さんがそちら側に居たら文句を言いにくいじゃん」と言われました。説明会の後、こんなまつりを続けていいのか…と思ったんです。

4面・本多さん.jpg本多勝幸さん 私は冷静な立場でその説明会に居ましたが、「安本さんがそちら側に居たら…」という発言を聞いて腹が立ちました。これだけおいでんまつりが好きで、説明する立場にまでなった安本さんの言葉を、君たちは聞く意思が無いじゃないか…そう思ったんです。ただ、彼らのクレームにも理由があって、まつり本番はクレームの通りだったんです。でも、それが運営側だけの責任とは思いません。それで安本さんと話し合い、「まつりに携わるすべての人が集まって話し合うべきだ。総会を開こう」と決めたんです。それが今日の集会です。

4面・竹内さん.jpg竹内正美さん 私は各地のまつりを立ち上げてきた立場ですが、立ち上がってからは市民が作って行くべきだと思っています。参加者が「こんなまつりにしたい」という強い思いを持っていないと、自分たちのまつりになっていきませんよ。


本多勝幸さん 私が踊り部会長を引き受けたのは強い危機感を持ったからです。おいでんまつりは第38回までと、縮小した第39以降の間に大きな溝があります。この溝がまだ埋まっていないことは事前説明会でまざまざと感じます。やはり〝市民のまつり〟だということを再確認しないと駄目です。参加する人、見る人の気持ちの中に「市民が自治できるんだ」「自分たちで作れるまつりなんだ」という意識が生まれれば、きっと良いまつりになりますよ。

竹内正美さん 荒れる気配を感じた時が、どうして行くべきか自分たちで考える転機だったのだと…

『足助の聞き書き』第4集準備へ 対話で地域史を描く

1面・ききがき写真.jpg 『足助の聞き書き』第3集(A4版・170ページ・三河印刷)が今年3月、市民団体「あすけ聞き書き隊」から出版され、すでに次の第4集製作の準備が始まっている。聞き書き隊の事務局の皆さんによると、現行14人の聞き書き隊を増強する方向で、5月頃から会員募集したい意向だ。

 第3集は平成24年度足助地区わくわく事業の補助で出版され、続く第4集も平成25年度のわくわく事業の補助で市民団体「聞き書き隊」が出版する予定。これにより前の聞き書き第1集(平成22年度)及び第2集(同23年度)は豊田市役所足助支所の直営で出版されている。

 平成24年度から支所直営の地域予算提案事業による聞き書き集作成が廃止され、民営化で誕生した聞き書き隊がわくわく事業の補助を受け、聞き書きという手法の「地域史」本の作成を継承することになった。

 平成24年度の前例によると、民営化でスタートした「あすけ聞き書き隊」の聞き手メンバー(取材・編集担当)は、20歳〜60歳代の若手14人(高校生2人を含む)。このメンバーが足助地区在住の高齢者(70〜90歳代)の中から話し手14人を人選した。高齢者の話し手と若手の聞き手による〝1対1〟の対話が成立し、昨年7月〜今年1月の長期取材が続いた。

 その対話記録が編集・レイアウトされ、表紙は会員による版画続きは本紙をご覧下さい。

森づくり基本計画マイナーチェンジ 豊田市の森林行政

 豊田市産業部森林課が「第2次・森づくり基本計画」を発表した。

 豊田市は平成17年の市町村合併で、市域の30%を超える3万haものスギ・ヒノキ人工林を抱えた。これらを20年間ですべて健全な状態に間伐整備しようと具体的施策をまとめたのが、平成19年策定の「森づくり基本計画」。下流の都市部の安心・安全にも直結することであり、豊田市の重要な計画の一つだ。

 計画の5年ごとの見直しは森づくり条例で定められているもの。今回の第2次計画で20年後の目標値は変更されていないが、過去5年間で分かってきた実情に合わせて様々な小改良が行われている。

 その中でも大きな変更点と言えるのが間伐の対象面積。従来の「3万ha」を「2万5千ha」に修正した。これは豊田市の意向だけでは事業を進められない愛知県・県農林公社所有の人工林や、間伐不要な高齢級の人工林を除外したためだ。

 新しい戦術も検討している。新対象2万5千haのうち4千haについては、1回の超強度間伐で針広混交林(針葉樹と広葉樹が混生する森)へ誘導しようという考えだ。具体的な方法は

エビネの里(旭)に9世帯が新入居

3面・エビネの里入居者.jpg 豊田市旭地区の杉本町に市営の農山村定住応援住宅「エビネの里」が完成した。2階建て2棟の木造住宅で入居戸数は9戸。

 エビネの里は農林業従事者や若年夫婦を対象に、農山村地域での定住促進と地域活性化の目的で建てられた。家賃も低く抑えられ(共益費込みで月額1万9千円)、入居期間は最長5年。入居者は地域の行事などに参加して住民と交流を深める。期間満了後は空き家情報バンク制度や分譲事業制度を活用し、地域内の定住へと進めていく。

 入居募集には13件の申3面・エビネの里建物.jpgし込みがあり、市職員や地元住民らによる選考委員会により入居者が決められた。入居者は森林組合に勤める人が多く、旭地区の工場に勤める人も。なかには自然豊かな環境で子育てをしたいと中心市街地から越してきた家族もいた。

 先月23日には同町の敷島会館で入居説明会が開かれ

助の「聞き書き」、次の第4集は?
座談会 鈴木 章さん 高木伸泰さん

4面・-木さん.jpg4面・アキラさん.jpg ──市議会議員の鈴木章さんが、当紙のエッセー欄に一文を寄せ、「あすけ聞き書き隊」のことをご紹介下さいました。

鈴木さん(写真右) ええ、足助地域会議の提言で足助支所が足助の聞き書き第1集と第2集を出していたんですね。その支所直営事業の予算が中止になったため、民間に14名のあすけ聞き書き隊ができ、わくわく事業の補助で足助聞き書きを継承したわけですね。その初の発表会が3月17日にあって、私もお邪魔しました。

 ──その第3集に話し手としてご登場なさった14名の高齢者の皆さんは、日頃からお知り合いの方たちですか。

鈴木さん そうですよ。支所直営で出した第1集と第2集を合わせると、総勢33名が登場されましたね。歴史に残されることが少なかった「普通の田舎の暮らし」や、「山村の人々の一生」が、まさに「生の声」で語られています。足助の貴重な財産ですね。いま聞き書きしておかないと、歴史から消えてしまう…。

 ──第9話で深見博子さんが藤原總助さん(足助町)の戦争体験を取材しました。

鈴木さん あれはすごい話でした。

 ──敗戦まぎわの昭和20年4月8日、日本の連合艦隊は戦艦「大和」を真ん中にして沖縄戦へ出撃する。藤原さんは菊水特別水上特攻隊の駆逐艦で出撃した。結局戦艦大和は撃沈。駆逐艦の藤原さんらは帽子を振って大和に別れを告げた。藤原さんは別の艦に救助され、佐世保軍港に生還できて、戦後は山の仕事をするという記録ですが、藤原さんは「俺の一代では3年半は短いかも知れんが、兵隊が一番印象に残っている事だ」と。  

鈴木さん 足助の聞き書きがなければ、忘れられていた…。   

 ──第5話の香嵐渓の茶室「助庵」の話は、岡村ゆかりさんが成瀬秀子さん(足助町)から取材された。成瀬さんは、茶室は巴川の対岸の静かな風景の中に建ててほしいと陳情しておられた…。

鈴木さん いい話ですね。「助庵」の歴史が残りました。

 ──当時、足助町職員として「助庵」創設に尽力された小澤庄一さんにお聴きしたんですが、茶人の成瀬さんの提案が良かったと。助庵というのは足助の庵(小家)という意味の命名だとか…。

鈴木さん 成瀬さんや小澤さんが香嵐渓の自然の風景を語っておられることが素晴らしいですね。

高木さん{写真左) 足助の風景は人物と共に、足助の聞き書きの中で語らなければならない重要な要素だと思いますね。

 ──第3集の「聞き手」は14人でしたが、次の第4集の準備をもう始めておられるそうですね。

高木さん 14人の中で、第1話の私、第11話の井上美知代さん、第12話の河合友里さん、第13話の原章展さん、第14話の加藤彩さんの5人が事務局になって、まず第3集の反省から出発です。第3集は話し手13人、私たち聞き手13人の1対1の対話で出来たんですが、第4集からは、話し手1人に聞き手2人のコンビで取材編集をしてはどうかと続きは本紙をご覧下さい。

竹林伐採 川の流れ見える風景戻った NPO矢作川森林塾

1森林塾.jpg 豊田市内の矢作川では全川で19団体(一部逢妻川水系)もの住民ボランティア団体が水辺を管理しているが、そのうち最大規模で長期持続しているのが、NPO法人矢作川森林塾(硲伸夫理事長)の事業だ。

 矢作川森林塾は2005(平成17年)に矢作川漁協の内部組織として誕生した漁協の自然保護団体だったが、5年後の2010(平成22年)、NPOとして独立。河畔林整備の方は漁協時代から継続され、毎週土曜日早朝2時間作業がもう8年も続いている。漁協も賛助会員としてNPOを財政支援している。

 矢作川森林塾のNPO化でボランティア構成は大きく変わった。現在のボランティアは漁協系・トヨタ(労組)系・市民系がそれぞれ3分の1で、総勢43人。そのうち20人程が毎週土曜日に参加。民間各社(賛助会員)の支援で草刈機・チェンソウも増強され、作業スピードが上がった。

 すでに当初目的だった高橋・豊田大橋・久澄橋間約1㎞の密生竹林の伐採をほぼ終えた。懸案だった豊田スタジアムレストランからの眺望が改善され、矢作川の流れや、その向こうの豊田市街地が見えるようになった。昔の矢作川の風景が戻ってきた。

 現在、竹林伐採跡から続きは本紙をご覧下さい。

豊田市フルーツ酒特区に認定

 豊田市は先月末、再生可能エネルギー・中心市街地の活性化・農業の3分野で、国から新たな支援を受けることになったと発表した。
 同市は平成23年に国から「地域活性化総合特区」の指定を受けており、規制緩和などを活用しながら取組みを進めている。今回の新たな支援はそれを加速化させるものだ。

 1つ目は、農政課が申請していた「フルーツ酒特区」の認定だ。豊田市は桃や梨の有名な産地。それらの農産物を活かした果実酒やリキュールの製造を推進し、6次産業化やブランド化を図るのが申請の狙いだ。全国では39市町村が同様の認定を受けている。
 この認定により、市内産の果物でワインをつくる場合、最低数量の規定は従来の6キロリットルから2キロリットルに緩和。リキュールの場合は6キロリットルから1キロリットルへ緩和される。指定果実は9種類。


 2つめは環境モデル都市推進課の管轄。総合特区の金融支援措置として、再生可能エネルギー導入の設備投資を行う企業に対して金融機関が低利子で融資できるようになった(国が最大0・7%の利子補給)。

 豊田市はこの制度を受けて今年度から、民間や市が所有している未利用地や屋根を積極利用して続きは本紙をご覧下さい。

女性の視点で旭の魅力PR あさひ観光案内所

3面・あさひ近藤事務局長.jpg 豊田市旭地区小渡町に「あさひ観光案内所」がオープンした。場所は、県道豊田明智線沿いのガソリンスタンド(松坂屋)跡地。水色の看板が目印だ。土・日・祝日も開いており、営業時間は9時〜17時。水曜定休。駐車場も10台分ある。

 観光案内所は空き店舗の有効活用と利用客へのサービス向上のため開設され、観光案内をはじめ地域のまちづくりの拠点としても期待が高まる。3面・あさひ観光案内所.jpg

 1日付であさひ観光案内所の事務局長に昇任したのは近藤久美さん(38・笹戸町)。平成19年から旭観光協会に勤め、今年で6年目。市内初の女性事務局長だ。同23年には刈谷ハイウェイオアシスで豊田市内8観光協会合同の観光PRプロジェクトを主宰した経験を持つ。

 昇任後初の大仕事は続きは本紙をご覧下さい。

川と森の豊かさ実感できる豊田市の「都市林」を目標に
NPO矢作川森林塾理事長硲 伸夫さん

硲さん.jpg ──NPO矢作川森林塾の理事長である硲伸夫さんは、矢作川の河畔林を豊田市の「都市林」と位置づけておられる。それはどんなイメージの都市林なのか。インタビューと対談がまじったような話をさせて下さい。

硲さん 歳をとったら、おいでんバスでふらりと来て、半日ぐらい散歩したり、木陰で座ったりする。孫も来るなら、川も森も豊かでなければ…。

 ──豊かさとは?

硲さん 草花、木の花がたくさんあり、キジが卵を産む。カブトムシ、クワガタ、カナブンも…。

 ──木の花では、矢作川は竹薮と雑木林の境界あたりの、アケビの花が立派ですね。もう咲いています。

硲さん ウナギ、ドジョウ、アユなども見たい…。それに野鳥の種類も多くなければ…。

 ──土曜日の作業日の朝、国交省岡崎出張所長の小林智さんと硲さんが、ここの野生生物の図鑑を出そうという話を
しておられた。植物、昆虫、魚、鳥…。野生生物図鑑を出すには観察しなければならない。そこから人と野生の共生の考えが生まれるのでは…。

硲さん そこが肝腎ですよ。たとえばキジは我々の水辺のどこかで、いつごろ産卵し、いつ巣立っていくのか…。それを観察するグループがNPOの中に生まれないと、人間と野生生物との「共生」の思想はなかなか定着しないでしょう。

 ──硲さんと国交省の小林さんは、豊田東高校生徒の環境学習に講師として出ておられますね。学校内に写真クラブもあるそうだが、、NPOで野生生物図鑑などを出す時には、大きな力になりますね。

硲さん 愛知県立豊田東高校にとっては、矢作川はすぐ隣りを流れる大河ですね。その水辺の生物図鑑をつくるとなれば協力してくれる。というよりは、写真撮影から編集まで一緒にやってくれるのでは。

 ──野生生物図鑑づくりは、豊田東高校の学習フィールドづくりに直結する事になるのかも知れませんね。

硲さん 矢作川左岸の水辺に豊田東高校の学習フィールドをどうつくっていくかは、今後学校内部で検討されるようだし、土木工学的な意味では国交省も協力されるのでは。

 ──NPO矢作川森林塾としても、高橋〜豊田大橋〜久澄橋の第1期事業(約1㎞区間)には、見通しがついてきた。それより下流約1㎞の国交省施工区間については、国交省貸与の大型草刈機を使ってNPOが日常管理をすることになるのか。

硲さん そうですね。NPOとしても管理区域が2倍になるわけですから検討課題があります。豊田鉃工の社会貢献活動が矢作川でどう始まるかにも続きは本紙をご覧下さい。

持続可能な河川漁業路線に成功 矢作川漁協総代会

市民団体の理解を得て都市型河川漁業を創る

 愛知県内最大の河川漁業団体である矢作川漁業協同組合(組合員1127人)=漁場延長・愛知、岐阜約50㎞=が、去る3月30日、豊田市平戸橋町漁協組合長.jpgの同漁協研修室で第48回通常総代会を開催し、現杉本重和組合長=写真になってから連続3回目の黒字決算を発表した。

 大きな自然災害がなかった上に、好天に恵まれ入漁料収入が好調だった。矢作川は天然アユが晩期(秋)まで釣れることで有名になり、不漁だった岐阜・静岡などから釣りファンが集まった。

 養殖事業収入では、同漁協生産のアユの干物が市内全小中学校の学校給食に利用されるようになり、市内三つの矢作川観光ヤナと並ぶ安定収入源となった。

 新年度の河川事業方針では、矢作川で「持続的河川漁業」を定着させるため、病気に強く晩期まで釣れることで人気のある天然アユ資源の繁殖保護の一層推進を決めた。

 具体的には、これまで約10年豊田市街地区が天然アユ保護区(友釣り専用区)として、一網打尽型の網漁やガリ漁が禁止されてきたが、今回同保護区を市街地上流の平戸橋・広瀬2地区にも拡大する方針が提案された。今後議論される。

 養殖事業方針では、ダム河川特有の河川水汚濁対策のため、同漁協構内で井戸の試掘に成功した。また河川水の汚濁によるアユの魚病防止のため、オゾンによる河川水消毒研究にも着手した。地産地消型の養殖事業を漁協施設において安定させるためだ。

 矢作川はダム建設やダム被害については「補償金」で解決しない方針で有名だが続きは本紙をご覧下さい。

おいでん・さんそんセンター準備室始動

豊田市は25年度の重点取組として、都市と農山村の「交流コーディネート事業」を掲げた。太田稔彦市長が重視する「暮らし満足都市」施策の一丁目一番地だ。総合企画部の出先機関として足助支所に「おいでん・さんそんセンター」を設置し、8月頃に本格スタートする。

I人口減少社会に向け豊田市モデル目指す

図.ai 国が発表した推計によると、50年後の人口は現在の1億2千万人から8千6百万人に減少し、高齢化率は現在の23%から40%に高まるという。このような社会の激変に対応するため、豊田市は総合計画を大幅に見直し再スタートした。そのキャッチフレーズが太田市長の掲げる「暮らし満足都市」だろう。

 豊田市が目指すのは、経済優先で生じた「都市のゆがみ」と、少子高齢化による「農山村の悩み」をマッチングし、お互いの強みで補い合って心豊かな社会を創ることだ。都市と山村の両方を抱える地域特性をいかして、人口減少時代のモデル都市になろうとしている。「おいでん・さんそんセンター」は、そのための組織だ。

 こうした取り組みは、すでに「とよた都市農山村交流ネットワーク」を始めとする民間団体が行ってきたが、市民が心を開くには行政の看板(安心)による〝もう一押し〟が必要だった。

 8月の本格スタートにむけた準備室長には、構想を進めてきた前・総合企画部長の鈴木辰吉さん(60)自身が就任した=ひと百話=。産業畑の長い経験から続きは本紙をご覧下さい。

地域のためお疲れさま 豊田市消防団が任免式

5面・消防団・写真.jpg 地域の安全のため活動している豊田市消防団=杉本寛文団長・約2千人=が4月1日、消防本部で任免式を行った。

 消防団は法令に基づき自治体に設けられる組織。地域の一般住民が郷土愛の精神で活動している。身分は特別職(非常勤)の地方公務員だ。

 主な任務は早期鎮火に努める消火活動のほか、自然災害時の救助・救出活動もある。平成21年に豊田市上高町で発生した大規模な山火事では、全団員が出動して鎮火活動にあたった。また日常は訓練や機器点検を行い、地元住民の防災意識の向上にも務めている。地域に欠かせない組織だ。

 今回の任免式は、分団長以上の幹部のうち退
団、降任、昇任、再入団する人に辞令を交付する恒例行事。退団・降任者には市長から感謝状も贈られた。

 猿投地区第17分団長を4年間務め、今回退団した杉浦昭夫さん(44)は、「やはり寂しい。それぐらい充実していました。消防団には〝酒ばかり飲んでいる〟というイメージがあると思いますが、今の若い団員たちはしっかりやっています。志をもって活動している事をを市全体にアピールして欲しい」と話していた。

 いま消防団の大きな課題は続きは本紙をご覧下さい。

みよし市莇生町に水仙の咲く小路

水仙.jpg 豊田市ざかいのみよし市莇生町小金下集落で、今年も砂後川の「水仙の咲く小路」の花々が美しく花開いた。

 水仙は品種によって花期が違うようであり、1〜4月頃に咲く。4月1日、最後のラッパスイセンが黄色の花=写真=を開いていた。水仙の花のいのちは短いから、この写真がお手もとに届く頃には花は終期か。

 現地は豊田市街地から20分ほど。県道豊田東郷線の豊田市公設地方卸売市場前を西進、1・5㎞程で莇生郷交差点を右折。すぐ近くに伊豆原薬局・さんさんバス停。近くの橋から上流へ3百m程の砂後川両岸が「水仙の咲く小路」。禮山寺の駐車場を利用させてもらうといい。


莇生まちづくり研究会では、伊豆原弥生さん・加藤志津香さんの2人の女性が「水仙の小路」担当。各家庭に水仙の球根の提供を水仙植え付け2009秋.jpg依頼する回覧板を回したところ、2009年から4年間に3千球余が集まり、それを堤防に植えたのも大勢の皆さんが一緒だった=写真左=。

 集落の各家庭が自分の庭の球根を提供し、堤防に植栽し、花が咲けば子供たちも連れて見に来
る。そういう小路だ。

 水仙の小路はまだ完成の途上続きは本紙をご覧下さい。

御神木伐採の賛否 反対70賛成17区案92人

区案とは伐採はOK・小木植栽

楠.jpg御神木.pdf
 豊田市駅前再開発の2期工事である「北街区」で、平成25年度に再開発組合が設立され、26〜28年度に再開発ビル建設工事が行われる。その中心地にある喜多町神社の御神木(2本のクス)は、樹齢百余年、樹高20m、幹周3・5m程の地域のシンボルである。

左図の通り、北街区の地下は全面的地下駐車場になるので、大木は育たない。再開発の原案では御神木は「伐採」だ。周囲には現地保存の声が強いし、市も現地保存の技術検討をする意向だ。

 地元自治区の三区(中根宏之区長、市広報配布世帯452戸)は、御神木の伐採の是非で住民アンケートを取り、その結果を区総会で、次の通り発表した。
第1案=伐採反対70人。
第2案=伐採賛成16人。
第3案=区役員案(伐採 賛成だが代わりに小木 を植栽)92人。

 右の第3案は住民間の激突回避や、市への区のメンツを守るために区役員が考えた苦心の作。回答の数字も悩ましいものだった。第3案は伐採OK派であるが、どちらかと言えば区周辺部の声と解釈されている。区中心部=神社の周囲に強力な伐採反対の声があることも明らかになった。大木伐採・小木植栽案は、再開発組合側の意見そのものであり、区側の組合への迎合と…続きは本紙をご覧下さい。

半歩だけど大きな前進 山村の建設業まもる入札

INTERVIEW 豊田市議会自民クラブ 杉浦弘髙さん

2面・杉浦弘高・写真.jpg─一般競争入札は、なぜ地域の土木建設業を疲弊させたのでしょう。


杉浦議員 土木建設業界には談合などの悪いイメージがあります。公平公正という教科書的なきれい事で一般競争入札が良しとされ、それが行き過ぎて地域の土木建設業を疲弊させてしまった。きれい事は大事ですが、教科書通りに行かない部分もありますよね。

 豊田市は2008年に全国「入札改革フォーラム」の開催地になりました。入札改革の先進地みたいな意識を持ち始め、それがエスカレートした部分もあると思います。一般競争入札がオールマイティとされ、点数制も導入しました。例えば、ISOの取得も点数になります。体力のある業者は何百万円も使って取得できますが、小規模・零細の業者はそんなお金は使えません。能力的にも難しいでしょう。


─一その結果、どのような事態が起こったのでしょうか。


杉浦議員 従業員を雇えませんし、もっと言えば息子に後を継がせられない。商工会議所には毎日のように建設業の廃業届が出されています。自殺する人や夜逃げする人もいる。市民にとっても深刻な問題があります。多くの業者は重機を所有できずレンタルしていますから、災害が発生してもすぐに出動できない。これは大問題ですよ。


─一地域の土木建設業が適正な利潤を確保するには、どのような入札方式が良いのでしょうか。


杉浦議員 工事の価格はいろいろな基準を参考に積算します。そして、1割ほどの部切りをして市に提出してきた。市は更にそこから1〜2割ほどカットして設計価格を決める。積算で1億円の工事が、設計価格は7200万円ほどになるわけです。さらに入札で競争して7〜8割の落札価格になると、1億円の工事が5千万円になってしまう。そんなことが続いてきたんですよ。安いほど良いという考え方が世の中に蔓延し、市役所内もそうなってしまった。これでは適正な利潤どころか赤字の場合もありますよ。適正な利潤を確保するには、まず適正な価格をはじき、そこから100%の落札率でやらないといけない。一般競争入札では無理です。

 私は提案したいのは随意契約ですが、法的な問題もあるので指名競争入札が良いでしょう。昔の形へ戻ることになりますが、行政と業界それぞれがセーフティーネットをつくれば大丈夫だと思います。「違反したら完全にアウト」という厳しいものにすればいい。


─一今回の一般質問で総務部長が「中山間地域維持型一般競争入札を試行する」という注目の答弁を…続きは本紙をご覧下さい。

車いす生活の移送支援 豊田ハンディキャブの会20周年

3面・ハンディキャブ.jpg 豊田市錦町を拠点に車イス生活者の移送サービスをしているNPO法人豊田ハンディキャブの会(木本光宣理事長)が20周年を迎え、あす30日(土)、市福祉センターで記念式典を開催する。

 豊田ハンディキャブの会は平成5年から移送サービスを始め、20年間無事故。福祉車両の運転は国交省の福祉有償運送講習会を受講したボランティア会員が行っている。会員は70人。50〜60代の男性が多く、女性も数人登録している。

 移送サービスに使う車両は普通車2台と軽自動車3台で、全車両が車椅子に乗ったまま乗降可能だ。利用目的に制限はなく、通院や買い物、旅行を楽しむ利用者もいる。0件以上という。

 運転ボランティアを10年以上続けている宇野和男さん(室町)は元アラコの社員で、福祉車両の製造にも携わってきた人。講習会では障がい者への接し方や、より安全・安心な運転について学んだと語り、「慎重な運転を心がけると共に、利用者と楽しい時間が共有できるようコミュニケーションも大切にしています。『ありがとう』と言われたときに一番やりがいを感じます」と続きは本紙をご覧下さい。

原木シイタケの栽培講習 体験交流から菌打ち実習まで

シイタケ菌打ち.jpgキノコ人工栽培の農家や愛好家らでつくる豊田きのこ振興会(柴田邦彦会長、会員30人余)が、毎春恒例の「原木キノコ菌打ち講習会」を今年も開催した。同振興会の役員や豊田森林組合職員が講習会の現場を支援し、愛知県豊田加茂農林水産事務所森林整備課主任の高木謙さんが講習会の司会を担当した。

 講習会開催の目的はキノコ栽培の一般への普及。第4回目の今年は、これまでの講習参加者の各家庭でのキノコ栽培の成功・不成功例を聴き、体験交流型のアフターケアをしたのが特徴。

 最初に柴田会長が原木キノコ栽培の全国情勢を報告した。2年前の原発事故で原木(主にコナラの木)の一大生産地だった福島県阿武隈山地の森が放射能汚染で原木出荷停止になった。また愛知を含め全国の山林で杉・檜の植林によって、キノコ栽培適期の若いコナラ林(30〜50年生)が極端に減り、原木不足・高値が続いている。柴田会長は「幻の原木シイタケ」危機が来ると予言していた。

 このあと、キノコ栽培50年のプロ農家の天野敬一前会長が原木シイタケ栽培の技術講演。出席者の成功・失敗例に耳を傾け続きは本紙をご覧下さい。

家下川新聞 地元の川を発信 わくわく補助金と広告で

4面・家下川新聞・写真.jpg 豊田市上郷地区を流れる家下川と、その周辺水路の魅力を広く発信していこうと、昨夏から地元で『家下川新聞』が発行されている。

 発行者の「家下川リバーキーパーズ」は、地元中心の13人でつくる市民グループ。愛知万博を機に農業水路が生きものにとって大切な場所だと深く考え始めた豊田土地改良区の若手職員たちも中心メンバーだ。

 『家下川新聞』はA4版4ページで発行部数は1600部。回覧板にはさんで各家庭で読んでもらっている。できるだけ多くの人に読んで欲しいとの思いから、上質紙のカラー印刷だ。費用は市わくわく補助金を活用し、地元の㈱上郷印刷の協力も得て、年3回ペースで発行している。いま第3号が校正段階で間もなく発行される。

 紙面の内容は、生き物の棲みやすい環境をつくる活動の紹介や、子供たちの川遊びイベントの報告、魚類調査の結果、生きもの図鑑など。身近な水辺の自然環境について本質を発信している。

 今後は地元の企業や商店に広告を募集するなどして、できるだけ市の補助金を使わずに続きは本紙をご覧下さい。

竹林伐採 川の流れ見える風景戻った NPO矢作川森林塾

1森林塾.jpg 豊田市内の矢作川では全川で19団体(一部逢妻川水系)もの住民ボランティア団体が水辺を管理しているが、そのうち最大規模で長期持続しているのが、NPO法人矢作川森林塾(硲伸夫理事長)の事業だ。

 矢作川森林塾は2005(平成17年)に矢作川漁協の内部組織として誕生した漁協の自然保護団体だったが、5年後の2010(平成22年)、NPOとして独立。河畔林整備の方は漁協時代から継続され、毎週土曜日早朝2時間作業がもう8年も続いている。漁協も賛助会員としてNPOを財政支援している。

 矢作川森林塾のNPO化でボランティア構成は大きく変わった。現在のボランティアは漁協系・トヨタ(労組)系・市民系がそれぞれ3分の1で、総勢43人。そのうち20人程が毎週土曜日に参加。民間各社(賛助会員)の支援で草刈機・チェンソウも増強され、作業スピードが上がった。

 すでに当初目的だった高橋・豊田大橋・久澄橋間約1㎞の密生竹林の伐採をほぼ終えた。懸案だった豊田スタジアムレストランからの眺望が改善され、矢作川の流れや、その向こうの豊田市街地が見えるようになった。昔の矢作川の風景が戻ってきた。

 現在、竹林伐採跡から

豊田市フルーツ酒特区に認定

 豊田市は先月末、再生可能エネルギー・中心市街地の活性化・農業の3分野で、国から新たな支援を受けることになったと発表した。
 同市は平成23年に国から「地域活性化総合特区」の指定を受けており、規制緩和などを活用しながら取組みを進めている。今回の新たな支援はそれを加速化させるものだ。

 1つ目は、農政課が申請していた「フルーツ酒特区」の認定だ。豊田市は桃や梨の有名な産地。それらの農産物を活かした果実酒やリキュールの製造を推進し、6次産業化やブランド化を図るのが申請の狙いだ。全国では39市町村が同様の認定を受けている。
 この認定により、市内産の果物でワインをつくる場合、最低数量の規定は従来の6キロリットルから2キロリットルに緩和。リキュールの場合は6キロリットルから1キロリットルへ緩和される。指定果実は9種類。


 2つめは環境モデル都市推進課の管轄。総合特区の金融支援措置として、再生可能エネルギー導入の設備投資を行う企業に対して金融機関が低利子で融資できるようになった(国が最大0・7%の利子補給)。

 豊田市はこの制度を受けて今年度から、民間や市が所有している未利用地や屋根を積極利用して

女性の視点で旭の魅力PR あさひ観光案内所

3面・あさひ近藤事務局長.jpg 豊田市旭地区小渡町に「あさひ観光案内所」がオープンした。場所は、県道豊田明智線沿いのガソリンスタンド(松坂屋)跡地。水色の看板が目印だ。土・日・祝日も開いており、営業時間は9時〜17時。水曜定休。駐車場も10台分ある。

 観光案内所は空き店舗の有効活用と利用客へのサービス向上のため開設され、観光案内をはじめ地域のまちづくりの拠点としても期待が高まる。3面・あさひ観光案内所.jpg

 1日付であさひ観光案内所の事務局長に昇任したのは近藤久美さん(38・笹戸町)。平成19年から旭観光協会に勤め、今年で6年目。市内初の女性事務局長だ。同23年には刈谷ハイウェイオアシスで豊田市内8観光協会合同の観光PRプロジェクトを主宰した経験を持つ。

 昇任後初の大仕事は

川と森の豊かさ実感できる豊田市の「都市林」を目標に
NPO矢作川森林塾理事長硲 伸夫さん

硲さん.jpg ──NPO矢作川森林塾の理事長である硲伸夫さんは、矢作川の河畔林を豊田市の「都市林」と位置づけておられる。それはどんなイメージの都市林なのか。インタビューと対談がまじったような話をさせて下さい。

硲さん 歳をとったら、おいでんバスでふらりと来て、半日ぐらい散歩したり、木陰で座ったりする。孫も来るなら、川も森も豊かでなければ…。

 ──豊かさとは?

硲さん 草花、木の花がたくさんあり、キジが卵を産む。カブトムシ、クワガタ、カナブンも…。

 ──木の花では、矢作川は竹薮と雑木林の境界あたりの、アケビの花が立派ですね。もう咲いています。

硲さん ウナギ、ドジョウ、アユなども見たい…。それに野鳥の種類も多くなければ…。

 ──土曜日の作業日の朝、国交省岡崎出張所長の小林智さんと硲さんが、ここの野生生物の図鑑を出そうという話を
しておられた。植物、昆虫、魚、鳥…。野生生物図鑑を出すには観察しなければならない。そこから人と野生の共生の考えが生まれるのでは…。

硲さん そこが肝腎ですよ。たとえばキジは我々の水辺のどこかで、いつごろ産卵し、いつ巣立っていくのか…。それを観察するグループがNPOの中に生まれないと、人間と野生生物との「共生」の思想はなかなか定着しないでしょう。

 ──硲さんと国交省の小林さんは、豊田東高校生徒の環境学習に講師として出ておられますね。学校内に写真クラブもあるそうだが、、NPOで野生生物図鑑などを出す時には、大きな力になりますね。

硲さん 愛知県立豊田東高校にとっては、矢作川はすぐ隣りを流れる大河ですね。その水辺の生物図鑑をつくるとなれば協力してくれる。というよりは、写真撮影から編集まで一緒にやってくれるのでは。

 ──野生生物図鑑づくりは、豊田東高校の学習フィールドづくりに直結する事になるのかも知れませんね。

硲さん 矢作川左岸の水辺に豊田東高校の学習フィールドをどうつくっていくかは、今後学校内部で検討されるようだし、土木工学的な意味では国交省も協力されるのでは。

 ──NPO矢作川森林塾としても、高橋〜豊田大橋〜久澄橋の第1期事業(約1㎞区間)には、見通しがついてきた。それより下流約1㎞の国交省施工区間については、国交省貸与の大型草刈機を使ってNPOが日常管理をすることになるのか。

硲さん そうですね。NPOとしても管理区域が2倍になるわけですから検討課題があります。豊田鉃工の社会貢献活動が矢作川でどう始まるかにも

持続可能な河川漁業路線に成功 矢作川漁協総代会

市民団体の理解を得て都市型河川漁業を創る

 愛知県内最大の河川漁業団体である矢作川漁業協同組合(組合員1127人)=漁場延長・愛知、岐阜約50㎞=が、去る3月30日、豊田市平戸橋町漁協組合長.jpgの同漁協研修室で第48回通常総代会を開催し、現杉本重和組合長=写真になってから連続3回目の黒字決算を発表した。

 大きな自然災害がなかった上に、好天に恵まれ入漁料収入が好調だった。矢作川は天然アユが晩期(秋)まで釣れることで有名になり、不漁だった岐阜・静岡などから釣りファンが集まった。

 養殖事業収入では、同漁協生産のアユの干物が市内全小中学校の学校給食に利用されるようになり、市内三つの矢作川観光ヤナと並ぶ安定収入源となった。

 新年度の河川事業方針では、矢作川で「持続的河川漁業」を定着させるため、病気に強く晩期まで釣れることで人気のある天然アユ資源の繁殖保護の一層推進を決めた。

 具体的には、これまで約10年豊田市街地区が天然アユ保護区(友釣り専用区)として、一網打尽型の網漁やガリ漁が禁止されてきたが、今回同保護区を市街地上流の平戸橋・広瀬2地区にも拡大する方針が提案された。今後議論される。

 養殖事業方針では、ダム河川特有の河川水汚濁対策のため、同漁協構内で井戸の試掘に成功した。また河川水の汚濁によるアユの魚病防止のため、オゾンによる河川水消毒研究にも着手した。地産地消型の養殖事業を漁協施設において安定させるためだ。

 矢作川はダム建設やダム被害については「補償金」で解決しない方針で有名だが

おいでん・さんそんセンター準備室始動

豊田市は25年度の重点取組として、都市と農山村の「交流コーディネート事業」を掲げた。太田稔彦市長が重視する「暮らし満足都市」施策の一丁目一番地だ。総合企画部の出先機関として足助支所に「おいでん・さんそんセンター」を設置し、8月頃に本格スタートする。

I人口減少社会に向け豊田市モデル目指す

図.ai 国が発表した推計によると、50年後の人口は現在の1億2千万人から8千6百万人に減少し、高齢化率は現在の23%から40%に高まるという。このような社会の激変に対応するため、豊田市は総合計画を大幅に見直し再スタートした。そのキャッチフレーズが太田市長の掲げる「暮らし満足都市」だろう。

 豊田市が目指すのは、経済優先で生じた「都市のゆがみ」と、少子高齢化による「農山村の悩み」をマッチングし、お互いの強みで補い合って心豊かな社会を創ることだ。都市と山村の両方を抱える地域特性をいかして、人口減少時代のモデル都市になろうとしている。「おいでん・さんそんセンター」は、そのための組織だ。

 こうした取り組みは、すでに「とよた都市農山村交流ネットワーク」を始めとする民間団体が行ってきたが、市民が心を開くには行政の看板(安心)による〝もう一押し〟が必要だった。

 8月の本格スタートにむけた準備室長には、構想を進めてきた前・総合企画部長の鈴木辰吉さん(60)自身が就任した=ひと百話=。産業畑の長い経験から続きは本紙をご覧下さい。

地域のためお疲れさま 豊田市消防団が任免式

5面・消防団・写真.jpg 地域の安全のため活動している豊田市消防団=杉本寛文団長・約2千人=が4月1日、消防本部で任免式を行った。

 消防団は法令に基づき自治体に設けられる組織。地域の一般住民が郷土愛の精神で活動している。身分は特別職(非常勤)の地方公務員だ。

 主な任務は早期鎮火に努める消火活動のほか、自然災害時の救助・救出活動もある。平成21年に豊田市上高町で発生した大規模な山火事では、全団員が出動して鎮火活動にあたった。また日常は訓練や機器点検を行い、地元住民の防災意識の向上にも務めている。地域に欠かせない組織だ。

 今回の任免式は、分団長以上の幹部のうち退
団、降任、昇任、再入団する人に辞令を交付する恒例行事。退団・降任者には市長から感謝状も贈られた。

 猿投地区第17分団長を4年間務め、今回退団した杉浦昭夫さん(44)は、「やはり寂しい。それぐらい充実していました。消防団には〝酒ばかり飲んでいる〟というイメージがあると思いますが、今の若い団員たちはしっかりやっています。志をもって活動している事をを市全体にアピールして欲しい」と話していた。

 いま消防団の大きな課題は続きは本紙をご覧下さい。

みよし市莇生町に水仙の咲く小路

水仙.jpg 豊田市ざかいのみよし市莇生町小金下集落で、今年も砂後川の「水仙の咲く小路」の花々が美しく花開いた。

 水仙は品種によって花期が違うようであり、1〜4月頃に咲く。4月1日、最後のラッパスイセンが黄色の花=写真=を開いていた。水仙の花のいのちは短いから、この写真がお手もとに届く頃には花は終期か。

 現地は豊田市街地から20分ほど。県道豊田東郷線の豊田市公設地方卸売市場前を西進、1・5㎞程で莇生郷交差点を右折。すぐ近くに伊豆原薬局・さんさんバス停。近くの橋から上流へ3百m程の砂後川両岸が「水仙の咲く小路」。禮山寺の駐車場を利用させてもらうといい。


莇生まちづくり研究会では、伊豆原弥生さん・加藤志津香さんの2人の女性が「水仙の小路」担当。各家庭に水仙の球根の提供を水仙植え付け2009秋.jpg依頼する回覧板を回したところ、2009年から4年間に3千球余が集まり、それを堤防に植えたのも大勢の皆さんが一緒だった=写真左=。

 集落の各家庭が自分の庭の球根を提供し、堤防に植栽し、花が咲けば子供たちも連れて見に来
る。そういう小路だ。

 水仙の小路はまだ完成の途上続きは本紙をご覧下さい。

御神木伐採の賛否 反対70賛成17区案92人

区案とは伐採はOK・小木植栽

楠.jpg御神木.pdf
 豊田市駅前再開発の2期工事である「北街区」で、平成25年度に再開発組合が設立され、26〜28年度に再開発ビル建設工事が行われる。その中心地にある喜多町神社の御神木(2本のクス)は、樹齢百余年、樹高20m、幹周3・5m程の地域のシンボルである。

左図の通り、北街区の地下は全面的地下駐車場になるので、大木は育たない。再開発の原案では御神木は「伐採」だ。周囲には現地保存の声が強いし、市も現地保存の技術検討をする意向だ。

 地元自治区の三区(中根宏之区長、市広報配布世帯452戸)は、御神木の伐採の是非で住民アンケートを取り、その結果を区総会で、次の通り発表した。
第1案=伐採反対70人。
第2案=伐採賛成16人。
第3案=区役員案(伐採 賛成だが代わりに小木 を植栽)92人。

 右の第3案は住民間の激突回避や、市への区のメンツを守るために区役員が考えた苦心の作。回答の数字も悩ましいものだった。第3案は伐採OK派であるが、どちらかと言えば区周辺部の声と解釈されている。区中心部=神社の周囲に強力な伐採反対の声があることも明らかになった。大木伐採・小木植栽案は、再開発組合側の意見そのものであり、区側の組合への迎合と…続きは本紙をご覧下さい。

半歩だけど大きな前進 山村の建設業まもる入札

INTERVIEW 豊田市議会自民クラブ 杉浦弘髙さん

2面・杉浦弘高・写真.jpg─一般競争入札は、なぜ地域の土木建設業を疲弊させたのでしょう。


杉浦議員 土木建設業界には談合などの悪いイメージがあります。公平公正という教科書的なきれい事で一般競争入札が良しとされ、それが行き過ぎて地域の土木建設業を疲弊させてしまった。きれい事は大事ですが、教科書通りに行かない部分もありますよね。

 豊田市は2008年に全国「入札改革フォーラム」の開催地になりました。入札改革の先進地みたいな意識を持ち始め、それがエスカレートした部分もあると思います。一般競争入札がオールマイティとされ、点数制も導入しました。例えば、ISOの取得も点数になります。体力のある業者は何百万円も使って取得できますが、小規模・零細の業者はそんなお金は使えません。能力的にも難しいでしょう。


─一その結果、どのような事態が起こったのでしょうか。


杉浦議員 従業員を雇えませんし、もっと言えば息子に後を継がせられない。商工会議所には毎日のように建設業の廃業届が出されています。自殺する人や夜逃げする人もいる。市民にとっても深刻な問題があります。多くの業者は重機を所有できずレンタルしていますから、災害が発生してもすぐに出動できない。これは大問題ですよ。


─一地域の土木建設業が適正な利潤を確保するには、どのような入札方式が良いのでしょうか。


杉浦議員 工事の価格はいろいろな基準を参考に積算します。そして、1割ほどの部切りをして市に提出してきた。市は更にそこから1〜2割ほどカットして設計価格を決める。積算で1億円の工事が、設計価格は7200万円ほどになるわけです。さらに入札で競争して7〜8割の落札価格になると、1億円の工事が5千万円になってしまう。そんなことが続いてきたんですよ。安いほど良いという考え方が世の中に蔓延し、市役所内もそうなってしまった。これでは適正な利潤どころか赤字の場合もありますよ。適正な利潤を確保するには、まず適正な価格をはじき、そこから100%の落札率でやらないといけない。一般競争入札では無理です。

 私は提案したいのは随意契約ですが、法的な問題もあるので指名競争入札が良いでしょう。昔の形へ戻ることになりますが、行政と業界それぞれがセーフティーネットをつくれば大丈夫だと思います。「違反したら完全にアウト」という厳しいものにすればいい。


─一今回の一般質問で総務部長が「中山間地域維持型一般競争入札を試行する」という注目の答弁を…続きは本紙をご覧下さい。

車いす生活の移送支援 豊田ハンディキャブの会20周年

3面・ハンディキャブ.jpg 豊田市錦町を拠点に車イス生活者の移送サービスをしているNPO法人豊田ハンディキャブの会(木本光宣理事長)が20周年を迎え、あす30日(土)、市福祉センターで記念式典を開催する。

 豊田ハンディキャブの会は平成5年から移送サービスを始め、20年間無事故。福祉車両の運転は国交省の福祉有償運送講習会を受講したボランティア会員が行っている。会員は70人。50〜60代の男性が多く、女性も数人登録している。

 移送サービスに使う車両は普通車2台と軽自動車3台で、全車両が車椅子に乗ったまま乗降可能だ。利用目的に制限はなく、通院や買い物、旅行を楽しむ利用者もいる。0件以上という。

 運転ボランティアを10年以上続けている宇野和男さん(室町)は元アラコの社員で、福祉車両の製造にも携わってきた人。講習会では障がい者への接し方や、より安全・安心な運転について学んだと語り、「慎重な運転を心がけると共に、利用者と楽しい時間が共有できるようコミュニケーションも大切にしています。『ありがとう』と言われたときに一番やりがいを感じます」と続きは本紙をご覧下さい。

原木シイタケの栽培講習 体験交流から菌打ち実習まで

シイタケ菌打ち.jpgキノコ人工栽培の農家や愛好家らでつくる豊田きのこ振興会(柴田邦彦会長、会員30人余)が、毎春恒例の「原木キノコ菌打ち講習会」を今年も開催した。同振興会の役員や豊田森林組合職員が講習会の現場を支援し、愛知県豊田加茂農林水産事務所森林整備課主任の高木謙さんが講習会の司会を担当した。

 講習会開催の目的はキノコ栽培の一般への普及。第4回目の今年は、これまでの講習参加者の各家庭でのキノコ栽培の成功・不成功例を聴き、体験交流型のアフターケアをしたのが特徴。

 最初に柴田会長が原木キノコ栽培の全国情勢を報告した。2年前の原発事故で原木(主にコナラの木)の一大生産地だった福島県阿武隈山地の森が放射能汚染で原木出荷停止になった。また愛知を含め全国の山林で杉・檜の植林によって、キノコ栽培適期の若いコナラ林(30〜50年生)が極端に減り、原木不足・高値が続いている。柴田会長は「幻の原木シイタケ」危機が来ると予言していた。

 このあと、キノコ栽培50年のプロ農家の天野敬一前会長が原木シイタケ栽培の技術講演。出席者の成功・失敗例に耳を傾け続きは本紙をご覧下さい。

新設部「経営戦略室」がスタート 豊田市人事異動

山口美智雄.jpg原田裕保.jpg須藤寿也.jpg前田雄治.jpg
 豊田市の太田稔彦市長が19日記者会見し、新年度の職員定期人事異動を発表した。市長就任直後の前回は部長中心の異動だったが、2期目の今回は課長中心に総員353人の大型異動を発令。庁内122課中70課の課長を異動させた。女性幹部や弁護士職員も登用、仕事の質の向上をめざした=本紙2面に詳報。

 今回異動の目玉は、昨年11月新設構想を発表していた市長直属部「経営戦略室」を発足させ、4人の政策監=写真(左から前田雄治参事、前田雄治参事、前田雄治参事、山口美智雄参事)=を配置したこと。併せて秘書課、東京事務所、市政発信課(現広報課)の3課を同室一括所管にした。

 政策監は無任所の部長=参事級の幹部職員。旧来の部局組織に所属せず、部課横断的に長期視野で、市長の特命テーマについて政策を立案する。市長・副市長・教長・上下水道局管理者と共に「経営戦略会議」を構成し、全市的視野で政策議論する。
 これまでの全部長参加の行政経営会議は廃止。各部からの狭い政策発想にしばられる傾向があり、また参加人員が多く、意見一致が困難続きは本紙をご覧下さい。

狭かった駅前にロータリー 名鉄猿投駅

3面・猿投駅写真.jpg 豊田市が進めてきた名鉄三河線「猿投駅」の駅前広場整備工事が完了し、本日22日から供用開始される。広場は駅前と西側道路の一部を合わせた3200平方メートルの道路の付属施設。駅前の商店や民家などを移転させ、拡幅された場所にロータリーがつくられた。バス停・タクシー乗り場・送迎車用スペースも確保されている。 

 猿投駅は名鉄三河線の始発駅で、さなげ足助バスや企業バス、送迎車など複数の交通が結節している。また周辺には小・中・高等学校も建ち並ぶ。乗降客数は1日のべ3700人(平成23年度)という。しかし、これまでの駅前道路はせまく、地元住民や駅利用者からは交通渋滞の解消や歩行者の安全確保のため、道路整備を求める声が以前からあがっていた。 

 猿投駅前広場は、平成13年の都市計画法に基づき準備が進められ続きは本紙をご覧下さい。

矢作川ダム研究会がスタート

中電・漁協・市研究所が研究費を分担

 ダムに分断された矢作川の現場において、ダム固有のマイナス要因(冷濁水の発生・生物の移動障害)を軽減するための技術研究を目的に、中部電力岡崎支店・矢作川漁業協同組合・豊田市矢作川研究所の3団体が「ダム研究会」設立の準備をすすめてきたが、平成25年4月から同研究会の正式スタートを決めた。

 矢作川漁協の第48回総代会が3月30日午前10時から同漁協研修室で開催されることになり、同総代会議案の中でダム研究会の概要が発表された。

 これによると、ダム研究会は3団体担当者が在籍のままで、研究プロジェクトチームを編成、必要に応じてダム研究に従事する。初年度の研究費分担は各団体百万円。

 すでに準備会時代に明らかにされていることだが、ダム研究プロジェクトチームの研究対象は、下流から越戸・阿摺・百月・矢作第2ダムの発電4ダム。当面、中電集積の資料等にもとづいて湖底のヘドロ堆積状況を分析、必要に応じボーリング調査もする予定。

 漁協側によると、国交省管理の矢作ダム直下にある中電・矢作第2ダムが矢作川汚濁の大きな原因になっている可能性があり、同ダムの汚濁対策が重要研究課題。

 その下流に続く百月・阿摺・越戸ダムは汚濁課題があるほか、水産資源である天然アユ産卵親魚の海方向への下向対策がうまくいっていない。ダムの構造・運用面から研究が進められる。

 ダム直上流の矢作川で産卵・孵化したアユの仔魚はダム湖の中で稚魚に成長し…

古民家カフェOPEN

3面・足助の喫茶店.jpg 豊田市足助町の古い街並みに先月、古民家を利用したカフェ「バンバン堂」がオープンした。店内にはレトロな家具やイスが配置され、4帖半の畳の間もある。懐かしい雰囲気が漂う店だ。

オーナーは碧南市出身の鳥居健志さん(40)と智子さん(41)夫妻。自然に囲まれた場所で店を持ちたいという智子さんの想いから足助に店を構えることにした。

 メニューには智子さん自家製の白玉ぜんざいやケーキが並ぶ。置かれている家具などは昭和30〜40年代のもので、健志さんが収集してきたものだ。訪れた地元の人にも「古い物を大切古民家カフェ.JPGにして活かしている点が足助の土地柄にあっている」と好評だという。

 鳥居さん夫妻は喫茶店を開くにあたり、東京に住む大家さんや足助の中央商店街・商工会議所の了承を得るため、想いや構想を説明。契約後、健志さんが1年ほどかけて清掃から改築・改装まで行った。靴履きのままでいいテーブル席4組は高齢者の体を気遣って用意し、座敷は子連れの母親たちがくつろげるように…

薪ボイラーで加湿栽培 白い発芽にんにく

4面・発芽にんにく・写真1.jpg 豊田市稲武地区の御所貝津町にできた水耕栽培工場で、昨年11月から、珍しい「白い発芽にんにく」が作られている。稲武の新しい特産品として期待されている他、工場内の加温に木質バイオマスの薪を使っている点でも注目だ。

 この「水耕房いなぶ」を経営しているのは、地元の安藤和央さん(55)・真也さん(27)の親子。浜松市の会社が特許を持つ水耕栽培システムでライセンス生産を始めた。真也さんは脱サラしての新規就農者だ。

 建物は、数年前に廃業した大きな豆腐工場を活用。温度を14度に保つために冬季は暖房が必要だが、重油の使用は考えなかったそう。いま注目されているウッド・ボイラーを導入し、人工林間伐材や製材場で出る端材を燃料にしている。加温が足りない場合は薪ストーブで補っているそうだ。栽培サイクルは2〜3週
間。毎週80㎏ほど収穫できる。

4面・発芽にんにく・写真2.jpg 商品となるのはニンニクから発芽した葉の部分。真っ暗な工場内で栽培しているので白色〜薄い緑色
だ。ニンニクらしい香りはしっかりと有り、それでいて、火を通すと翌日に気になる臭いが残らない。ネギの代わりにいろいろ工夫して使うのがお勧めだそうだ。記者も分けていただき大量にチャ
ーハンに入れてみた。かなりイケル!…

自民党愛知県連は任期2年藤川会長・三浦幹事長続く

 [豊田市関係]
 愛知県内の政党組織及び県議団、県議会の5月の定期人事が行われ、豊田市出身の役職が確定した。
 自民党愛知県連の役員任期は2年で、今期が2期目だが、当て職関係者の大異動があった。しかし、藤川政人会長(参院・丹羽郡)、三浦孝司幹事長(県議・豊田市)は2期目留任が確認された。
 民主党愛知県連は、中村すすむ総務委員長(県議、豊田市)の留任が決まった。
 県議会人事では自民・三浦孝司県議は…続きは本紙を

低炭素社会実プロジェクト 実証実験の成果報告

 豊田市の「低炭素社会システム実証プロジェクト」に参画するトヨタ自動車が4日、同社が進める実証実験の結果を報告した。
 同社は豊田市の補助を得て、家庭のエネルギー利用を効率化するシステム・HEMSを開発。太陽光発電パネルをはじめ、家庭用蓄電池やPHV(プラグイン・ハイブリッド・カー)を導入したスマートコミュニティを市、トヨタホームと共同で高橋地区に設置した。一般住宅とCO2 の排出量を比較するなどの実験を行っている。
 発表によると天候や季節によるばらつきはあるものの…続きは本紙を

特別支援学級の中学生がお茶摘み体験学習 お茶の純平商店で

お茶の純平・写真.jpg豊田市高岡地区吉原町の「お茶の純平商店」=山内希男社長=の茶畑で5月29日、市立逢妻、高岡、若園中学校の特別支援学級の生徒たちがお茶摘み体験学習の交流を行った=写真=。
 同市南部の高岡地区は愛知県下の茶どころ。特に抹茶は年間約50トンを生産し、県下3位。逢妻中などでは、茶摘み時期に合わせ、生徒たちに地元特産のお茶を勉強させようと、3校合同の茶摘み交流会を初めて計画した…続きは本紙を







モデルはバレリーナ 豊田市民デッサン会

2-デッサン.jpg 豊田市美術連盟が主催する市民デッサン会が5月20日に視聴覚ライブラリーで開かれ、市内のプロ・アマチュア画家など50人が集まった。
 このデッサン会は、美術文化に親しみを持ってもらおうと同連盟が連盟員、一般市民を対象にはじめたもの。37年続く長寿行事で、毎月第3日曜日に開催されている。
 通常は裸婦がモデルになるが、この日のモデルを務めたのは豊田バレエ学校の柳澤美咲さん。参加者はチュチュ姿のバレリーナをデッサンした…続きは本紙を




校内に園児受け入れ 県立豊野高校

 豊田市渡刈町にある愛知県立豊野高校が5月25日、新たな地域貢献活動として、渡刈こども園の園外保育を受け入れた。
 開校して27年になる同校は木々が立派に生長し、草花も多い自然豊かな環境。一方、渡刈こども園の園庭は整地されて草花が生えないそう。園児が歩いていける範囲で自然豊かな安全な場所として豊野高校へ遊びに行くことになった…続きは本紙を

地元のマジシャン登場

3面・マジシャン写真.jpg地元のマジシャンSHINYAのステージマジックが、豊田産業文化センターで10日14時半から開催される。
 ステージではステッキやシルクなどを使ったカラフルでインパクトのあるマジックが飛び出す。観客を舞台に上げて共演なんてことも。
 SHINYA(石原進哉・23・神池町)さん=写真=は、小学3年のときに美里交流館の手品講座に参加したのがきっかけでマジックを始めた。現在は2カ所の事務所に所属…続きは本紙を






舞妓の恋心踊る 西川流幸女会

3面・西川流日本舞踊・写真JP.jpg 日本舞踊の流派のひとつ西川流・幸女会の第12回公演会が、5月27日に豊田市民文化会館で開催された。
 西川流幸女会は平成元年に豊田市で発足。今回の公演には今年4月に20歳の若さで師範となった西川幸華(本名杉山恵利可・青木町)さんが、舞妓の淡い恋心を表現する「祇園の夜桜」と「櫓のお七」を踊った=写真=。
 杉山さんは小学4年のとき幸女会に入会…続きは本紙を










スズメバチに効果大 駆除法を考案

4面・スズメバチ駆除・写真①.jpg この時期はスズメバチ類が巣づくりをする季節。できれば民家の周囲には作って欲しくないものだ。近年、都市部で問題となることが多いスズメバチは、中型のアカバチ(キイロスズメバチ)だ。生息環境への適応力が高く、都市部へ広がっているのだという。
 そんなアカバチを安全・効果的・安上がりに駆除する方法を、豊田市足助地区のハチ愛好家グループ「コバクロ研究会」が考え、なるべく殺虫剤は使って欲しくないという思いで広めている。稲武地区武節町の山田幸夫さん(85)も庭でその駆除方法を試し、驚くほど多くのアカバチが捕れている=上写真=。
 その駆除方法とは…続きは本紙を











連載の挿絵が代わりました ボールペン画 大和千代司さん

4面・大和さん.写真JPG.jpg 当面連載『カウンセラーから見た映画の愉しみ方』に今週から挿絵をそえてくれる岡崎市大樹寺の大和千代司さん(68)。豊田市民ギャラリーで開催された「ボールペン画教室作品展」の会場で話を聞いた。
 大和さんはトヨタ系の自動車会社で設計、事務、外注など様々な仕事をしてきた人。65歳の定年退職後に趣味としてボールペンで草花などを描き始め、一年前から中日文化センターで本格的に習い始めた。色紙やスケッチブックに向かって1回に2時間ほど集中して描いているそうだ。
 「旅先で撮影した風景を絵にすると2度楽しめますし、知らない植物を描いて後で名を調べるのも楽し
い。写真ではボケる部分をきっちり描けるのもボールペン画の魅力です」と大和さん。連載では草花や旅先の風景など、時折テーマを変えながら挿絵を提供してくれる。お楽しみに…

KーTEN19 現役の美大生らで企画運営

2面・K-TEN・写真.jpg 美術大学を目指す高校生が通う小林美術研究所のOBによる美術展「K-TEN」が、豊田市美術館ギャラリーで5〜10日にある。19回目。プロの芸術家から大学生までOBら64名が約100点を出展する。映像やCG等のデジタル作品も今回の目玉の一つだという。
 文化振興財団表彰で青少年育成奨励賞を受ける理由になった子ども対象のモノづくりワークショップは9・10日(要申込)。また、10日14時からは美術館講堂で異文化交流の講演会。地産の食にこだわる岡村ゆかりさん、足助屋敷の木地屋・原章展さん、国産綿にこだわる稲垣光威さんが「衣食住の地産地消」と題し鼎談する。無料…続きは本紙を










歩行者天国に1万3千人 ふれあいフェスタ

2-ふれあい.jpg 豊田市駅前一帯で5月27日、市街地活性化イベント「ふれ愛フェスタ」が開催された。駅前の商店主らでつくる実行委員会の主催で、今年で37回目になる。
 ふれ愛フェスタは市街地活性化のほか、駅前利用者への感謝祭的な役割も持っており、開催中は交通規制を行って会場が歩行者天国にされる。市内では珍しいホコ天イベントだ。
 今年の来場者数は1万3千人。例年よりも来場者数が多かったようで、イベントの中心になる駅前通りは常に多くの人が往来し、各商店街の催し物も、多くの親子連れらで盛り上がりを見せていた。
 しかし、せっかくのホコ天イベントにもかかわらず…続きは本紙を




トヨタ労組「農業体験」の農側パートナーが語る 里山耕顧問鈴木邦夫さん

3菅の里.jpg新見記者 「新盛里山耕流塾」という農業系の市民団体が、豊田市足助地区北部の「新盛自治区」内に4年前に出来て、鈴木邦夫さん(70)=豊田市細田町=は創設者の一人として、今年4月まで会長をしておられた。今は顧問ですね。

鈴木さん 当時足助観光協会長だった小沢庄一さんらと創設に参加しました。新盛里山耕実行委員会とか、里山耕とか言っています。都市と山村の交流によって、ちょっとエコでおしゃれな地域を創ろうという会です。

新見記者 わかりやすく里山耕の活動を解説してほしいのですが、去る5月20日にトヨタ労組の農業体験事業(今年3年目)が新盛の菅田和地区であって、労組の田植え参加者60人=5班編成=に対し、里山耕は各班に1人の指導員を張りつけて指導していましたね。鈴木邦夫.jpg

鈴木さん はい。

新見記者 田植えの手つきが良くなっていた
し、仕事が速くなった!「里山」というのは人が住む山村という意味の、少し気どった表現だと思いますが、里山の土を耕すことを通じて人と人との交流を深めるのが耕流ですね。

鈴木さん はい。農地や森だけでなく、都市と山村の人の心も耕して美しい里山をつくり、交流人口、定住人口も増やそうという会ですね。

新見記者 新盛里山耕実行委員会の会員数は。

鈴木さん 発足時は26人、今33人です。新盛自治区は194世帯です。

新見記者 新盛自治区内の菅田和地区で、3年前からトヨタ労組の「農業体験」事業が行われていますが、前の菅田和はもっと耕作放棄地が多くて、田園風景が美しくなかった記憶ですが…続きは本紙を

都市と農村の交流事業 労働組合の米づくり

5面・労組の米づくり・写真.jpgトヨタ自動車労組・トヨタ紡織労組・トヨタ生協労組の3団体がそれぞれ、組合員の米づくり体験に取り組んでおり、先々週と先週末に田植えが行われた。
 これは、農山村の大きな課題である耕作放棄地の解消にもつながる社会貢献も兼ねた事業。地元農家のグループと契約してパートナーとなってもらい、指導を受けながら楽しんでいる。地元にとっては耕作放棄地の解消だけでなく、雇用創出にもなる共存共栄の取り組みだ。
 最初に取り組み始めたのはトヨタ労組(組合員6万3千人)。一昨年から豊田市足助地区の新盛町で始めた。組合員の定年退職後の第2の人生の可能性の1つとして農ある暮らしを提案するのが目的だ=先週詳報=。
 トヨタ紡織労組とトヨタ生協労組が始めたのは昨年から。家族のふれあいや子供の食育、自然とのふれあいを目的にしており、トヨタ労組の目的とは少し違うが、地元農家グループとのパートナーシップは同じだ。
 トヨタ紡織労組(組合員約7600人)のパートナーは旭地区・敷島自治区の「敷島ふれあい
塾」。田起こし、田植え、稲刈り、収穫祭の4回体験を予定しており、5月27日に行われた田植えには20家族77人が参加していた。応募者の中から初めての人を優先しており、多くが初参加だった。農作業体験だけでなく、旭地区らしい旬の食材を使った女性スタッフ手作りの昼食が大人気だ。
 トヨタ生協労組(組合員850人)は昨年、組合結成40周年を記念して下山地区の花沢町で始めた。トヨタ自動車の研究開発施設(テストコース)周辺で休耕田を減らそうという考えもあってこの場所を選んだという。地元パートナーは花沢町の有志住民6戸でつくる「花5里山プロジェクト」だ。トヨタ生協の場合は休日がバラバラなので…続きは本紙を

往年の景勝地復活を 勘八峡山水会が設立総会

まずは今秋 資料本を出版

3.jpg かつて愛知県下でも有数の景勝地だった「平戸橋勘八峡」の存在をあらためて見直し、周辺に点在する歴史遺産や施設も上手に活用して地域発展につなげようと「勘八峡山水会」が発足し、平戸橋憩いの広場で13日に設立総会を開いた。猿投台中学校区の住民を中心に約90人が集まった。
 活動のきっかけは一昨年末の、前田栄次郎翁の没後50年記念誌『善處一歩』の出版だ。その時の編集メンバーを核として、続編的に次の活動を展開していくために発足したのが勘八峡山水会。「山水会」の名称は、かつて勘八峡が〝山紫水明の地〟と呼ばれたことから名付けたものだ。
 当面の活動としては、勘八峡についての資料をまとめた本の出版を掲げている。これは会長の倉地格さん(75)が講師として開いてきた歴史講座の教科書を再編・加筆するもので、今年秋までに出版する予定。A4版100ページ程で1千部ほど刷る考えだ。
 その後の活動は、完成した本をバイブルとしながら四季を通じて多くの人が訪れる勘八峡をめざす予定。今後、勘八峡らしいカラーを会員たちで考えていくことになる。活動を長続きさせるた
め、補助金や助成金に頼らず会費や地元の寄付による自主財源で進めていきたい考えだ。
 勘八峡と呼ぶ範囲については明確になっていないが、平戸橋直下の波岩から、上流は広瀬地区まではエリアとして考えていきたいという。
 勘八峡のカラーについて、倉地会長は「勘八峡から民芸は切れない。民芸は衣・食・住すべてですから、その底辺を拡大したい。周辺の漁協、発電所、ダムでも人は呼べます。それぞれ役割的に協力が得られればおもしろい勘八峡になりますよ」と話してくれた。
 総会後に行われた倉地会長の講演も素晴らしかった。抜粋要約して左に掲載した…続きは本紙を

写真=現在の発電所の辺りでお客さんをのせている屋形船。下流に帆掛け船や平戸橋が見える

猿投温泉30周年

猿投温泉家族写真.jpg豊田市猿投地区加納町の猿投温泉=豊田温泉開発(株)・古川爲之社長=が創業30周年を迎え、謝恩イベントを開催してる。
 猿投温泉は、昭和40年代に地元の温泉開発業者が掘り当てた天然ラドン温泉で、昭和57年に日帰り温泉としてスタートした。当時は番台と脱衣所があるのみだったという。その後、時代のニーズに合わせ、昭和61年にホテル「金泉閣」を、平成7年にはカラオケ横町「さなげ座」をオープンさせた。創業当初より勤務している営業チーフマネージャーの伊藤秀敏さんは、同施設が東海豪雨で大打撃を受けて1ヵ月間休業したことや、愛知万博の時に日本全国から海外の来賓客まで多くの人が訪れたことなどを感慨深げに話してくれた。
 猿投温泉の魅力は天然ラドン療養泉と自然に囲まれた日本庭園。ラドン泉の持ち帰りや、市内外へ運行している無料巡回バスなどのサービスも人気で、1ヵ月に2万から2万5千人が訪れるそうだ。お客さんの中には、医師から同施設を勧められたのがきっかけで来るようになった人や…続きは本紙を

みよしの生きもの写真展 トヨタすまいる館で10日まで

8面みよし写真家杉浦さん・写.jpgみよし市のアマチュアカメラマン杉浦勝さん(68)が、豊田市大林町1のトヨタすまいる館で、みよしの生き物写真展「今を精一杯に生きる」を開催している。10日まで。
 会場には、みよし市でで撮影した動物や鳥、虫など30点が並ぶ。写真下には撮影日と場所も記され、より身近に動物が感じられるようになっている。
 杉浦さんは、境川の堤防沿いでジョギングをしているときにカワセミを見つけ、それをきっかけに16年間生き物を撮り続けている。撮影を続けていくうちに、川が汚れていく姿、森の木々が伐採され道路が出来ていく様を目にした。急激な都市化で自然環境が悪化していく中、精一杯生きている動物を知ってもらいたいと、川や生き物を撮したポスターを作成し、学校や自治区等に掲示を始めた。小学校の授業の一環で児童と一緒に川の観察へも出かける。 
 杉浦さんは「自然環境が悪化していく中で、生き続ける動物がいることに関心をもってもらいたい」と話してくれた…続きは本紙を

トヨタ労組の農業体験3年目 耕作放棄地減る周辺効果も

1田植え.jpg トヨタ労組(鶴岡光行委員長、組合員6万3千人)が主催する労組組合員の「農業体験」の第3年度目の事業が進行中であり、去る5月20日(日)午前、豊田市新盛町(足助地区)の菅田和という地区で田植えがあった。
 田植えに参加したのは、労組の農業体験に応募・志願した24家族60人、労組社会政策局からの支援スタッフ約10人、地元農家組織「新盛里山耕」からの農業指導員6人。前市長の鈴木公平さんや市役所足助支所長らも百姓仕事スタイルで来ていた。総勢約80人が参加した、最近では珍しい大型の集団田植えだった。
 3年目の農作業体験で今年目立ったのは、みんな仕事が早くなったことだろう。組織から動員されてきた人ではなく、みんな〝志願兵〟だから仕事が早い。予定の半分程の時間の約一時間半で、約1反(1000㎡)の田植えを終えてしまった。田植え機による機械植えは避け、昔ながらに手植え作業をした。
もう一つの特色は…続きは本紙を

豊田市の市民活動団体1年の成果を公開発表

 豊田市内で活動する市民団体の平成23年度成果発表会が12日、中心市街地のT-FACE8階・市民活動センターで開かれた。
 豊田市は行政と市民の共働によるまちづくりの推進や、市民活動の活性化を目的に平成22年度から「市民活動促進補助金制度」を開始。この制度で団体の立ち上げから運営、新規事業への取り組みまでを金銭的にサポートしている。
 今回の発表会は、補助金制度を利用している団体が活動内容を公開発表することで、その公共性や有益性を計るために開かれているもの。市民団体にとっては、次年度の補助を得られるかが決まる審査の場でもある。
 審査員を務めたのは、愛知学泉大学・現代マネジメント学部の伊藤雅春教授や、あいちNPO市民ネットワークセンターの新谷千晶理事長など5氏…続きは本紙を

皮革の風合いに愛着 竹元町あずき庵でレザークラフト展

レザークラフト・ブローチ写.jpg 豊田市竹元町上の山下35の自然菓工房・あずき庵のギャラリーで今、岡崎市の宇頭レザークラフトむつみ会(会員10人)の手作り作品が、展示即売されている。31日まで。会員の中には豊田市出身の人もおり、あずき庵での開催は10回目。

2面・あずき庵クラフト展.jpgバッグやブローチ、財布など多数の皮革作品が並ぶ…続きは本紙を







男女共同参画を推進してもっと女性が働ける場を

 中小企業経営者の声を国政に反映させるための、経済産業省・中小企業庁主催の「〝日本の未来〟応援会議〜小さな企業が日本を変える」が12日、豊田商工会議所で行われた。
 経産省によると、全国の製造業・商業・サービス業の9割が中小企業。これらは円高や内需減少、東日本大震災の影響で厳しい現況にある。
 そこで、中小企業の若手経営者や商店街、地域金融機関の意見・声・考えを聞き、国策に取り入れようと、ちいさな企業・未来会議が、枝野幸男経産大臣を議長に3月発足。全国都道府県の31会場で開催することになり、愛知県会場はモノづくりの豊田市で開いた。
 鈴木正徳中小企業庁長官が「中小企業の従業員は年々減少しており、こうした経営者を支えるには.…続きは本紙を

松平まんじゅうで工場見学会

3-松平まんじゅう.jpg 豊田市松平地区の銘菓「松平まんじゅう」を製造・販売するふるさと本舗=加藤小夜子社長・九久平町=が19・20日の2日間、工場見学会を開催した。
 ふるさと本舗の工場では毎年、社会科見学を希望する中学生の受け入れをしているが、定期的な見学会は設けられていない。一般向けの見学会は創業から61年の歴史で初めての試みだ。普段は見ることのできない工場内を見られるとあって、開催初日には朝から多くの家族連れなどが工場や売店に列をつくりにぎわいを見せた。
 見学会では松平まんじゅうの成型機のほか、ういろうや様々なお菓子に使う〝あんこ〟の製造工程などを加藤社長やスタッフが説明=写真=。参加者らは工場に吊られたスタッフ手作りの説明書きを見ながら、興味津々の様子で工場内をまわった。
 また、見学後にはできたての松平まんじゅうの…続きは本紙を

ソロプチミスト豊田チャリティーゴルフ

ソロプチチャリティゴルフ写真JPG.jpg国際ソロプチミスト豊田(須賀育代会長・会員36名)が、15周年記念事業に豊田市月原町のセントクリークゴルフクラブで18日、チャリティーゴルフを開催した。
 チャリティーゴルフには元市長の加藤正一氏を含む104名が参加。加藤氏は同団体の社会貢献に対し、祝辞を述べた。 記念事業の収益金は、社会福祉法人豊田市社会福祉協議会と市次世代育成課にそれぞれ10万円ずつ寄付され、東日本大震災の被災者支援と、青少年健全育成基金の積立に使われる。続きは本紙を

加茂病院の跡地[エコフルタウン]開所 最先端の環境技術をPR

4-エコフルタウン.jpg 豊田市挙母地区元城町の旧加茂病院跡地に、環境学習施設「とよたエコフルタウン」が完成し、18日にオープン記念式典が開かれた。同施設の総事業費は3億9千万円で、土地の借用期限の平成33年まで利用される予定。
 豊田市は平成21年に国から東海地方唯一の「環境モデル都市」選定を受けた。それ以来、市内31の企業・団体で協議会を設立し、市民や企業と連携してCO2の削減、エネルギーの効率的な利用の研究と実験に努めている。エコフルタウンはこうした先進的な環境技術を紹介し、体験してもらうことで、市民のライフスタイルを転換するのがねらいの施設だ。
 施設のメインとなるパビリオンでは、環境ゲームコーナーや豊田の街をCGで見ることができる体験型設備のほか、エネルギーを効率的に使うシステム〝HEMS〟などの説明を展示。敷地内には次世代住宅・スマートハウスのモデルハウスも…続きは本紙を

杉浦団長の美意識 自民クラブ

 豊田市議会・自民クラブ議員団の杉浦弘高団長(65)=3期・豊田市四郷町=は、早くからこう述べていた。
 「次期役員選考になれば、団長が選考委員長になる。その自分が自分を議長に指名していいのか」
 市議会内では団長⇨議長、幹事長⇨団長のコースが慣行化していたが、杉浦氏はこれを制度悪の問題としては片付けたくなかった。自分が議長候補に選ばれることを固辞することにした。ほかの人を議長候補に選んだ。
 自分は議長の下の副議長のもう一つ下の、つまり市議会ナンバー3の議会運営委員長のポストを受け、次期以降をうかがうことにした。自民クラブ内の古い友人は、杉浦氏の決断を高く評価し、その方が政治家生命が長くなる、と述べた。
 杉浦団長は都築繁雄幹事長と共に市長選候補人選段階の敗退責任を負う立場。政界では通用しにくいことだが、自分の美意識で難局を乗り切りったのでは…続きは本紙を

青い空が交流イベント 無門学園

 豊田市猿投地区四郷町の「青い空」で6月2日、地域交流イベント青い空まつりが開かれる。雨天決行で、開催時間は10時〜13時30分。
 青い空は、社会福祉法人無門学園が運営する知的障がい者の就労支援施設。企業から受注する作業のほか、自家栽培のシイタケを使った加工食品の製造や喫茶店の運営、絵画や陶芸などのアート活動を通して地域と関わりながら、様々な角度から障がい者の就労支援を行っている。
 今回のイベントは施設の存在のPRや市民との交流、障がい者への理解の拡大を目的にはじめられたもので、今年で8回目を迎える同施設の恒例行事だ。
 今年は『力になりたい!』をテーマに、同施設を含めた県内16の福祉施設で作られた製品・食品の販売や、豊田おいでんプロレスのショー…続きは本紙を

小中一貫校めざし視察も 石野を変える会が総会

 豊田市石野地区の全戸を会員として昨年12月に発足した「石野を変える会」が13日、石野中学校の体育館で第1回総会を開いた。地元住民ら約200人が集まった。
 石野は豊田都心から30分圏内と近く、緑豊かな生活環境であるにもかかわらず、過疎化が進んでいる山間地域。児童生徒数は現在254人いるが、5年後には206人にまで減る予想だ。
 この過疎化を食い止めるため石野地区では、子育て環境の充実した地域に生まれ変わるという大きな目標を掲げた。こうした長期的な仕事をするには区長会や地域会議では任期が短いため、それを補い継続していくために発足したのが「石野を変える会」だ。各自治区の区長らが顧問になっている。
 変える会が目指すのは、①教育・学習施設の整備充実、②子育て支援体制の充実、③公共交通機関の効率的利用、④若者・子育て世代の住環境の充実、の4点。この中で最も注目されているのが①で、具体的には3小学校を石野中学校に統合して小中一貫校を創設するというものだ。既に1月には…続きは本紙を

北陸大会で準優勝 三好東郷ボーイズ

3面・三好東郷ボーイズ.jpg みよし市を拠点に活動している中学生の硬式野球チーム「三好東郷ボーイズ」が、ゴールデンウィーク中に石川県で開催された日本少年野球の北國新聞社旗争奪北陸大会に交流出場し、準優勝した。5日に行われた入団式の中で、鳥居鐐一代表(みよし市福谷町)ら球団役員や父母会に報告した=写真=。
 三好東郷ボーイズは全国組織の財団法人日本少年野球連盟(ボーイズリーグ)愛知県西支部に所属しているクラブチーム。高校野球での活躍を目指す選手たちが中学時代から硬式野球に取り組もうと、三河・尾張の各地域から集まっている。年間12〜13大会ある試合にむけ、土・日曜日に集まって練習している。今年度の3年生は16人、2年生は22人。5日の入団式で新1年生12名が新たに加わった。
 同チームの団旗には中央に「夢」の文字と、周囲に七つの星があしらわれている。入団式で挨拶に立った白澤憲一監督(尾張旭市)は「夢の文字は地球を表し、七つの星は北斗七星を表しています。自分の気持ちを見失わないようにという思いを込めたものです」と話していた。続きは本紙を

榎本了壱書画展 加藤正一元市長が企画

榎本展.jpg 東京在住の文化のディレクターで俳句・書・画の作者でもある榎本了壱さんが、5月18日まで豊田市喜多町2─160の珈琲工房・楽風RAFU(☎㉜0233)で、フランスをテーマにした俳句の書画展を開いている。加藤正一元市長が個展を企画し、元市長と榎本さんの共通の友人の会「かとうクラブ」が個展の開催や作品の即売に協力している…続きは本紙を






榎本 バソン 了壱さん初の豊田展を語る 宮田則夫氏INTERVIEW

 新見記者 京都造形芸術大学教授の榎本了壱さんが、5月8日〜5月18日(金)、豊田市喜多町・コモス クウエア内の「楽風 RAFU」で、俳句・書・画展を開催しておられます。1990年9月21・22・23日の「日本文化デザイン会議」豊田会議以来、榎本了壱さん(1947年生まれ・東京)と家族ぐるみのお付き合いをして来られた宮田則夫さん(1945年生まれ、豊田市若宮町)に、「榎本 バソン 了壱」展の解説をお願いしたいと思います。

 宮田さん 元市長の加藤正一さんの時代に、日本文化デザイン会議の豊田会議があり、その後に豊田文 化デザイン会議が10年間豊田インターシティフォーラムを開いたわけですが、両方とも榎本さんがプロデュースされました。だから加藤元市長もお付き合いが古い。今回の榎本さんの初の豊田展は加藤正一さん企画ですね。元市長と榎本さんの共通の友人の会である「かとうクラブ」が開催に協力しています。

新見記者 バソンとは榎本さんの雅号ですか。

 宮田さん 榎本IMG_5088.JPGさんは文化のクリエイティブディレクターですが、俳人でもあられる。バソンは、俳人・芭蕉、蕪村からとった俳号です。佛句(ふっく)というのはフランス風仕立ての俳句のことだそうですが、今回フランスをテーマにした48句の書・画が展示・即売されます。

 新見記者 お問い合わせは「アタマトテ・インターナショナル(☎03・5453・2911)へ」とあるが、これは…。

 宮田さん 榎本さんの会社の名称。アタマ(頭)とテ(手)を使う会社という意味でしょう。

 新見記者 榎本さんとはどんな人ですか。 

 宮田さん 小人の要素をたくさん残したまま大人になった人。一見してわかります。ウィットに富んでいる。人間の幅が広い。新しい情報がいっぱいの、刺激的な人…続きは本紙を

オープンガーデン見学ツアー ホームページ特別編

丹羽さん1.JPG 豊田スタジアムで28〜30日に開催された恒例の園芸イベント「第33回とよたガーデニングフェスタ」の一環として、3日間、毎年好評のオープンガーデン見学ツアーが開催された。これは、豊田オープンガーデンクラブ(福田光夫会長)の会員宅の庭をマイクロバスで廻る見学ツアー。丹誠込めて育てた花や庭を見てもらうことを通して、市民に交流してもらうのが目的だ。
 昨年まではバス1台による6コースだったが、好評なため今年はバス2台を使い12コースにした。市外も含め500人以上の応募があり、抽選で選ばれた216人が参加。すべてのコースが別の庭3〜4カ所を廻った。 
丹羽さん2JPG.JPG 公開された庭はどれも個性豊かで、奥行きの長い庭を色とりどりの花と、レンガを組み合わせて散歩道のようにつくられた庭や、外国の庭をモチーフに60本ものバラが植えられた庭もあった。庭に置かれたベンチに座ると、あまりの景観の良さと美しい花々で時の経つのも忘れてしまいそうだ。ツアー参加者は、庭の持ち主に熱心に花の名前や育て方を聞いていた。 
 オープンガーデンは通年公開している庭もあり、公開情報をまとめた「とよたオープンガーデンガイドブック」もある。問合せは豊田市公園緑地協会(☎31・2108)へ。

静面の会能面展

2面・能面展・写真JPG.jpg 豊田市美里交流館で能面作りをしている「静面の会」が、市民文化会館B展示室で能面展を開催している。13日まで。
 髭を蓄えた翁や、女顔の小面、力強い大癋見など36点が並ぶ。ヒノキの角材をノミで削り、15本以上の彫刻刀を使い分けて顔をつくる。男系や鬼の面は鼻筋や鼻の大きさによって迫力が変わってくるそうだ。女系の面は美しい肌を表現するために丁寧にサンドペーパーをかけて仕上げる。顔色は薄い色を何度も塗ってはペーパーをかけたり、また髪や唇の顔料には墨や矢車の実を煮詰めた液を混ぜたりもする。古い色合いを演出するためだ。出来上がった能面は実際に使えるような軽い仕上がり。目や鼻の穴の位置も決まっていて、鼻の穴からは足下が見える工夫も。能面は2年かけてやっと1つが出来上がる程度なので、愛着がわくという会員が多い。
 講師の伊原静玄さん(70・野見山町)は「歴史の古い能面は、まず模写が基本です。端整な顔かたちは実に美しいですね」と語った。会場では実物の能面を手に取って見られる。続きは本紙を

宇津木 隆さん 喜寿記念洋画回顧展

足助の人へ感謝

4面・宇津木先生・大竹さん写.jpg 豊田市足助地区の画家、宇津木隆さん(77)が足助交流館で4月19日〜5月6日の間、喜寿記念洋画回顧展を開いた。
 会場には、足助の風景や自然の中で暮らす人々の様子などが描かれた油彩画と水彩画21点が展示された。
 この回顧展は、宇津木さんが自身の喜寿を記念すると同時に、足助の人々と自然への感謝の気持ちから開催したものだ。
 宇津木さんは福島県出身。還暦を過ぎた頃より単身でスケッチ旅行に出かけた。蒲郡市の旅館に滞在中、何度も足助を訪れており、平成8年には同地区綾渡町でスケッチ中に脳梗塞で倒れてしまった。そこを偶然通りかかった地元の大竹峰生さん・鍈子さん夫妻が助け、足助病院へ。2ヵ月の入院生活も大竹夫妻が献身的に支えてくれた。
 宇津木さんは入院中もスケッチブックに水彩画を描き続けた。その絵は、…続きは本紙を

美里が住み良さ第1位 豊田市民意識調査

 豊田市総合企画部が昨年秋に実施した「第19回市民意識調査」の報告がまとめられた。報告書には豊田市の住みやすさ、まちづくり等への満足度や期待度などが集計され、地区別や年齢別などによる集計もされている。

住みよさの満足度は年々上昇の傾向

スクリーンショット(2012-05-12 20.56.07).png この調査は昭和44年度から2〜3年に1度のペースで行われているもの。今回は無作為抽出した20歳以上の6492人を対象に行い、4008人(61・7%)の有効回答を得ている。
 調査項目は多岐にわたるが、ここでは「住みよさ」「子育てのしやすさ」「近所づきあいの満足度」「定住意向」の4項目について、中学校区別に順位をつける形で列べてみた=下表=。
 「住みよさ」の満足度を市全体でみると、昭和44年度の第1回調査から上昇傾向にあり、今回、過去最高の71・6%を記録している。
 中学校区別でみると、満足度が高い上位3地区は美里、猿投台、高橋。一方、満足度が低いのは藤岡、旭、足助の3地区だった。旧町村地区で住みよさの満足度が低い結果だ。
 「子育てのしやすさ」の項目では、市全体で61・4%(4・6ポイント増)が満足している結果が出た。満足度が高い上位3地区は猿投台、井郷、高橋。旧町村地区で満足度が低い結果となっている。
 「近所づきあいの満足度」の項目では旧町村地域が上位〜中位を占めたが、必ずしも田舎ほど近所づきあいに満足しているという訳でもないようだ。上位3地区は下山、稲武、井郷だった。
 「定住意向」は現在地に長く住みたいと思う市民の割合。市全体では近年は横ばい傾向だった
が、今回は過去最高の68・7%(4ポイント増)となった。
 定住意向の高い上位3地区は…続きは本紙を

建設現場にICT普及 太啓建設(株)が研修会

7面・大啓建設・写真.jpg 国交省中部地方整備局の動向を受け平成20年に発足した「建設ICT導入研究会」で、技術普及チームリーダーをしている太啓建設㈱=豊田市東梅坪町=が4月24日、西広瀬工業団地拡張工事の現場で、建設ICT現場研修会を開催した。豊田市職員の研修会も兼ねており約80名が参加した。
 建設ICTとは、急速な技術革新が進んでいるICT(情報通信技術)を土木建設現場に導入したもの。近年の財政制約を背景に、作業の効率化や高度化を目的としたものだ。今回の研修会では実際に現場で、バックホウが情報化施工をする様子を見学した=写真=。
 このバックホウにはGNSS(GPSと同意)アンテナが装着されており、運転手はモニターを通して、いま自分が図面上の何処に居るか、あとどれだけ掘るべきなのかが一目で分かる。いわば衛星システムを使ったカーナビゲーションの高精度なものだ。少人数で精確な工事を行えるようになるため、雇用を減らすことにも繋がりそうだが、これも世の中の流れか…続きは本紙を


5月11日 矢作川アユ解禁

4/28・越戸ダム魚道・アユ遡上写真.JPG 矢作川のアユ漁が今日11日、県下で最も早く解禁日を迎えた。中・下流域はまだ時期尚早で釣れないが、水温が比較的温かい上流域は豊漁スタートとなる予想だ。
 川の水温はふつう上流ほど低いものだが、矢作川の場合は少々事情が違う。水力発電がパイプライン化されている影響で、笹戸温泉街よりも上流を流れているのは温かい支流の水が中心となっている。一方、笹戸温泉街よりも下流は矢作ダムや矢作第2ダムからパイプラインで引いた発電水の影響で水温が低い傾向にある。
 このように上流の方が温かいという特殊な水温事情に加え、上流域には早期から釣れやすいように育てたアユ種苗が放流されているため、例年、解禁当初は上流域だけが豊漁となる。解禁1週間前の5月5日に矢作川漁協が全6地点で実施した試験釣りでも、やはり、たくさん釣れたのは上流域だけだった。

 中流・下流域は天然アユが主体となる漁場だが…続きは本紙を

BNIおいでんチャプター 紹介を営業ツールに

 異業種の起業家らと交流して長期的な信頼関係をつくり、メンバー相互の質の高い紹介でビジネスチャンスを拡げようと活動している組織「BNIおいでんチャプター」が5日、会員以外への見学会を開き、約50名の参加があった。
 BNI(ビジネス・ネットワーク・インターナショナル)は、世界48カ国・6千チャプター(グループ組織)で13万人以上が活動していると言われる世界最大の異業種交流組織。日本には6年前に入ってきた。
 おいでんチャプターは2010年末に誕生した豊田市内初のチャプターで、会員は現在31社。小規模経営の若いメンバーが多い。「お互いのビジネスを発展させること」を唯一の目的として明確に掲げているのが大きな特徴だ。「与える者は与えられる」を合い言葉に、発足から1年間で紹介による売上げは1億円にもなっているという…

屏風と器のコラボ 足助 蔵の中ギャラリー

 豊田市足助町新町2の蔵の中ギャラリーで「屏風が出会う」と題し、同ギャラリーのオーナーで工芸作家の深見冨紗子さんの屏風と、陶芸作家の鈴木五郎さんの器などが多数展示されている。5月9日まで。
 深見さんの朱漆や金をつかった飽きのこない大小様々な屏風と、鈴木さんの個性的で力強い土瓶や陶箱、花器が並ぶ。土瓶は人の頭ほどの大きさで、持ち手も太く、茶褐色の中に黒、金、緑色が入っていて重厚感がある。織部の6種の電球傘もユニークだ。問合せは同ギャラリー(☎62・0010)へ。




矢作川の天然アユ ようやく遡上開始

桜の開花が遅れたのと同様、今春は矢作川の水温がなかなか上昇せず、天然アユの遡上がずいぶん遅れていたが、13日にようやく豊田市水源町の明治用水ダム(河口から35㎞)魚道で初遡上が確認された。全長10〜13㎝ほどの天然アユの群れが豊田市街地の矢作川に入ってきた。前日から水温が11℃を上回ったところだった。
 下流域の藤井堰(河口から15㎞)では3月初旬に初遡上が確認されており、そこから20㎞上流の明治用水ダムまで上がってくるのに40日ほどもかかった計算だ。
 17日現在、明治用水ダム魚道での遡上はまだ散発的だが、下流域では順調に遡上が確認されている。間もなく明治用水ダム魚道を大群が通過し始めるはずだ。

遡上見物は大型連休ごろ

 遡上の見物にお薦めなのは、もっと水温が上昇するゴールデンウィーク頃だ。例年この時期に遡上ピークをむかえ、連日もの凄い大量遡上シーンを見ることができる。ぜひとも子ども連れで、三河湾からやってきた生命の躍動をみて欲しい。
 数年前までは…

児ノ口公園春祭り500人 近自然公園は魅惑的!

 豊田都心地区の国道153沿いにある市営児ノ口公園で4月7日、恒例の〝児ノ口公園春祭り〟が開催され、春祭りの参加者らが大きな神輿をかついで桜満開の同公園内や児ノ口神社境内を引き廻した。主賓の地元自治区(東区)の岡田勇夫区長が神輿に乗って菓子などを投げ、子供や主婦らに喜ばれた。
 児ノ口公園は園内に雑木林、川、池、水田、草地のあるビオトープ型の市街地のオアシス。野鳥やホタルが棲み、花々が咲く。子供連れの若い女性や高齢者らに人気がある。全国区的な存在だ。
 元々スポーツ公園だったが、古いプールや野球場が移設されるのを機に、欧州近自然河川工法調査団に参加していた市職員らが、地下埋設だった河川を地上に移し、木々を植栽し、1995年今日の近自然公園を創った。日々美しくなってきた。
 今も市営公園だが、日常管理作業は地元自治区などで作る公園愛護会に委託された。そこにトヨタ労組ボランティア(TUV)や…

豊田市のご当地アイドル「Star☆T」観客とさくらに囲まれステージ

 豊田市のご当地アイドルグループ「Star☆T」が7日、市内のイベント2会場で歌と踊りを披露した。
 同グループは、豊田市を中心に活動する自主映画製作団体M.I.F.(清水雅人代表)の主導で、豊田の街を元気にしようと結成されたもの。昨年7月、市内在住の女性を対象にしたオーディションで第1期メンバーを選考。現在は12人で市内や近隣市町村のイベントなどに出張しライブを開催している。豊田の星を目指してスタートする、という意味を込めてこの名前が付けられた。
 この日メンバーが訪れたのは鞍ヶ池公園と平戸橋いこいの広場の2カ所。どちらもこの季節には行楽客でにぎわう桜の名所だ。Star☆Tは六分咲きの桜の下でデビュー曲「この街に生まれたから」「ひまわり」の2曲を笑顔で歌い、観客席から大きな拍手が送られた。
 また、ステージの途中ではメンバーが「私たちのことを知っていますか」と観客に質問し、ちらほらと手が上がる場面も。イベントなどへの出演で徐々に認知度が上がっていることが伺えた。
 ミフではStar☆Tのさらなる発展を目指し第2期メンバーの募集を行っている。オーディションは…

とよたに根付き38年 エトワールバレエ公演

 豊田市小坂町の市民文化会館大ホールで22日、エトワールバレエシアター(諏訪等代表)の定期公演が行われる。
 同シアターは、昭和49年に豊田市で初めてのバレエスタジオ「豊田バレエ学校」として設立。設立から3年後に名称を「エトワールバレエシアター」に変え、38年にわたって市内のバレエ文化を牽引し続けてきた。定期公演は創立2年目から続けられている同シアター伝統のもので、今年で37回目を迎える。
 上演されるのは「コッペリア・ディヴェルティスマン」や「バレエの情景」など。同シアターの生徒31人が躍動感あふれる踊りを披露する。また演目の一部では、演出総監督を務める諏訪代表が35年前に振り付けした作品の再演も行われるそうだ…

『黒澤明の遺言』出版 足助地区の都築政昭さん

 豊田市足助地区在住の評論家で作家、都築政昭さん(77)が3月に、実業之日本社から『黒澤明の遺言』を出版した。206頁、1785円。各書店で購入可。
 都築さんはこれまでにも本を22冊出し、そのうち12冊が黒澤についての本だという。今回の本は、映画監督で座談の名手であった黒澤明が88歳で永眠するまでに残した会話や手記、メモから抜粋した88の言葉が記されている。黒澤の生き方、人生観、世界観、死生観などより発せられた飾らない豊かな言葉の数々。文中の「僕はただ、映画という美しくて素晴らしいものの奴隷です」という言葉からも黒澤の生きざまが伝わってくる…

春の絵手紙展示 球カフェてぃーだかんかん

 豊田市西中山町の絵手紙講師、豊田三保子さん(62)に指導を受ける72人の作品が、豊田市平戸橋町永和の琉球カフェ「てぃーだかんかん」で開かれている。29日まで。
 並ぶ作品は桜やツクシ、タケノコなど春をテーマとしたものが多い。このほか、ハガキいっぱいに描かれたやさしい色合いの花や果物。大胆に描かれた天狗の顔。魚に銀色のラメが使ってあるのも面白い。実物を見てハガキに描かれた絵は、その時々の描き手の気持ちがストレートに表れているようだ。それは、絵に添えられた短い言葉からも想像できる。
 講師の豊田さんは「何年も会ってない友だちに、時間を掛けて心のこもった手紙を出せるのが絵手紙の魅力ですね」と話してくれた.…

エコ配送車でCO2削減 ヤマト運輸

 豊田市高橋地区渋谷町のヤマト運輸松平支店で3月30日、次世代システムを利用した配送車の納車式が行われ、関係者らおよそ30人が参加した。豊田市の低炭素社会システム実証実験の一つ。
 これは経産省の推進する「低炭素都市構築プロジェクト」に基づき行われているもの。同社も含め6つの企業・団体が共同し、商業施設のエネルギーを効率よく使うための新システムを開発している。
 今回の配送車の実験はその一環となるもので、昨年、ヤマト運輸が協議会に加わったことで今回の実証実験が実現した。
 納車されたのは常温・冷凍・冷蔵の3つの温度に対応した配送車。蓄電池とモーターで動く冷凍機を搭載している。
 通常のものは荷物の積み下ろしの際、温度が上がらないよう常にエンジンをかけておく必要がある。しかしこの配送車はエンジンが止まっている間、モーターで冷凍機を動かすことができるので、無駄なCO2 を排出しない仕組みになっている。1日で1時間半ほどエンジンを止めていられる時間が増えるそうだ。
 蓄電池は燃費向上のために小型化(軽量化)されているので、冷凍機の連続運転は3時間ほど。こまめな継ぎ足し充電を行うことを前提に、同社の営業所や配送ルート途中の店舗などへ太陽光を利用した充電ポールを設置した。各充電器の電気残量などから、最適な充電場所へ…

豊田初の五平餅サミット

 豊田市の名物五平餅を通し、地産地消や食育に関心を持ってもらおうと設立された「とよた五平餅学会」=野田清衛会長=が24日、市駅前の参合館で五平餅サミットを開催した。
 五平餅は、古くから豊田市を含む中部地方南部で親しまれている郷土食。今回のサミットは近隣地域で五平餅に関する活動をしている団体・事業者同士が交流を深め、歴史や食育、普及法などについて語り合おうと開かれたものだ。豊田市内のほか、岐阜県や長野県からも関係者が招かれ、各地域の活動報告なども行われた。
 サミットでまず話し合われたのは、各地域での形や味などの違いについて。五平餅には豊田市で主流のわらじ型のほか.…

豊田都心に新たな水辺公園

 久澄橋下流の矢作川でで行われていた大掛かりな工事が完了し、広大な河原と河畔林ができ上がった。豊田市中心市街地に近い新たな水辺公園の誕生だ。
 この工事は国土交通省の豊橋河川事務所が矢作川の治水を目的に行ったものだが、単なる治水工事ではなく、市民のための水辺公園風に仕上げてくれたことが特徴だ。
 工事は設計図どおりに行われたのでなく、矢作川漁協、矢作川研究所、NPO法人矢作川森林塾、市民グループ矢作川水族館の人たちと現場で意見交換しながら軌道修正していった。もともとが治水工事であるため、その制約内ではあるものの、約1㎞の工事区間内には小魚の生息場所となるように伏流水の湧くワンドが掘られ、親子が安心して水遊びできるよう浅場も創られた。実験的な試みがいっぱいだ。
 親子の水遊びの場にもなる浅場には、本流筋の深場との境に岩の堤を築いてある=上写真=。これはウナギなど岩の隙間が好きな魚の棲み家になると同時に、子連れで遊びに来た大人が「あの岩の堤から先は深くて危ないな」と判断する目安にもなるものだ。安永川最下流の樋門工事現場で出た岩を流用している。
 工事直後なので、現地を歩くとまだ殺風景な印象を受けるが、これから植物が生長したり、出水や雨で砂が削られたりすることで景観が落ち着き、おもしろい水辺公園になっていくだろう。
 工事を担当した国交省豊橋河川事務所岡崎出張所の小林智所長は、「工事はこれで完了ですが、今からが本当のスタートです。1年ほどで形が見えてきて、3年ほどで完成形になると思います。アドバイスをくれた皆さんがそれを分かってくれているので有りがたいですね。皆さんと一緒に良い場所にしていきたい」と話してくれた。
この新しい水辺公園の大きな課題は…

豊田市少年少女合唱団 選抜メンバー「グレイス」福島の全国大会で銅賞

 豊田市少年少女合唱団の選抜メンバーでつくる「グレイス」が、3月末に福島県で開催された第5回声楽アンサンブルコンテスト全国大会の一般部門で銅賞を受賞した。福島県が主催。
 参加団体は中学・高校・一般の3部門で計111団体。海外からの参加もあったという。一般部門には38団体が出場。愛知県合唱連盟の推薦を受け、豊田市から出場した「グレイス」のメンバーは中学2年〜21歳の男女16人だ=写真=。
 「グレイス」は昨年の大会にも出場を予定していたが、東日本大震災のため中止となり、今回が初の出場となった。今大会の開催決定を受け、同合唱団は1月29日に開催した豊田市少年少女合唱団第33回定期演奏会で義援金を募り、今回直接、福島県に届けた。大会当日は自分たちの歌声で被災地の人々を勇気づけたいと、愛媛県民謡の「新居の麦打ち唄」、わらべうた「いの字いっさいこく」、「Esti dal」の3曲を披露した。
 豊田市少年少女合唱団は昭和52年8月に公立の合唱団として発足。「明るく、楽しく、心と心のふれあう市民文化活動のシンボル」となることをモットーに、小学2年〜大学生を対象に活動している。

台風で荒れた河川景観整備 香嵐渓の巴川

 昨年秋の台風12号と15号によって観光名所の河川景観に大きな被害を受けた香嵐渓で、3月上旬、
洪水の力で倒れてしまっていた巴川の河畔林の伐採整備が行われた。
 被害が大きかったのは三州足助屋敷付近の対岸(左岸)の500mほどの区間。巴川が右へカーブして水が当たる場所だ。竹や柳が倒れて景観が悪化し、また左岸側から川に近づき難くもなっていた。地元からの相談を受け巴川漁協と観光協会が愛知県豊田加茂建設事務所・足助支所へ整備を要望。県は河川環境対策工事として行ってくれた。伐採・搬出の費用は180万円ほどで㈱鈴鍵が施工した。
 昨秋の台風連発によって、香嵐渓周辺の巴川では河原の様子もずいぶん変わってしまっている。

震災がれき豊田市も受け入れ方針 市議会決議

 豊田市議会は3月定例会最終日の26日、総額1586億円余の平成24年度一般会計予算案など71件の全議案を可決したあと、自民クラブ(29人)、市民フォーラム(民主系9人)、公明(4人)の3党派議員共同提案の「東日本大震災で発生したがれきの受け入れに関する決議」案を賛成多数で可決した。
 この議員提出決議の主旨は、岩手・宮城・福島3県で発生した震災がれき(瓦礫)2253万トンのうち岩手・宮城分の一部を豊田市も受け入れようという内容。放射能測定や情報開示などの安全対策条件も提示した。
 この議員提案の決議は直ちに、河合芳弘議長から太田稔彦市長に提出された。太田市長は「市議会の決議を重く受け止め、安全確認や市民理解を前提に、県・市町村と連携し受け入れを検討する」とコメント発表。
 市環境部は、県からの事前聴き取り調査段階で、豊田市渡刈クリーンセンター(清掃工事)で年間3000トン、藤岡プラントで年間500トンの受け入れ余力がある旨を回答しており、豊田市は最低でも年間合計3500トンの震災がれきを受け入れる方向。右の2施設から出る溶融残滓物・焼却灰は…

清酒きき酒研究会 全4部門で入賞

豊田市四郷町 「菊石」杜氏 新井康裕さん

 愛知県酒造組合主催の鑑評会「清酒きき酒研究会」の表彰式が21日、名古屋市内のホテルで開かれ、豊田の地酒「菊石」の浦野酒造が全4部門で入賞した。
 愛知県には45場の酒蔵がある。これは全国で5番目に多い数だ。同研究会には4部門(純米吟醸酒・吟醸酒・純米酒・本醸造酒)が設けられており、今年は合計193点が出品。各部門とも8〜11点が入賞した。
 杜氏にとって同研究会は、実力を評価される場であると同時に、重要な勉強の場でもあるという。良い酒の味を知り、それを造った杜氏同士で指摘しあったり、アドバイスしあったりできる貴重な時間なのだそうだ。浦野酒造の新井康裕杜氏(38)は副杜氏から昇格してまだ4年目。毎年入賞をしている実力者だが、入賞を続けることに対する怖さも感じて…



表彰式の当日には一般市民参加のきき酒会も。杜氏の新井康裕さんと蔵人の神谷陽光さんが出席し対応した。写真は浦野酒造後援会「輝久の会」提供

みよし市職員人事異動 庁内組織を見直し・再編

…また、平成19年度に始まった機構改革から5年が経過したことと、4月に新庁舎が完成することを受け組織・機構の見直しが行われる。
 見直しは市民サービスの向上と、簡素で効率的な組織の再編を目標に行われた。サービス面では総合窓口化を推進。税関連の諸証明書発行やゴミ出しの案内業務などを市民課に、特定健診や高齢者健診業務などを健康推進課に一元化する。
 組織の面では庁内部署の統合再編を行う。経済建設部を環境経済部と都市建設部の2部に再編、各課の名称変更や業務の統合などが行われる。実施は4月1日から。新庁舎に引っ越す大型連休までの間は…

癒しあたえる支援犬NPOらまねき譲渡 県動物保護管理センター

 豊田市松平地区穂積町の愛知県動物保護管理センターで22日、動物介在活動を行う支援犬の譲渡式が開かれた。
 動物介在活動とは、障がい者や高齢者に動物とふれあってもらい、癒しやリハビリテーションの効果を与えようというもの。一般的に浸透している「アニマルセラピー」は専門の医者が診断や評価の判断を下すのに対し、動物介在活動は知識を持った獣医師やボランティアなどでふれあいを中心に行うのが特徴だ。
 譲渡されたのは同センターに引き取られたチワワのクー(2歳)とトイプードルのモモ(2歳)の2頭。クーとモモは長久手市のNPO法人しっぽいっぽの会と、安城市のボランティア団体ロイヤルアシスタントドッグに渡され、活動のデモンストレーションを行った。
 愛知県内での犬の捕獲・引取数は年間約2100頭。ここ10年は減少傾向にあるが、現在でも飼い主や引き取り手が見つからない約1100頭が殺処分されて.…

廃プラごみ袋で付加価値 ホーメックス社の新サービス

 事業所から出た廃棄物を再び事業所で使う「循環型リサイクル」。その取り組みにこだわりながらゴミ回収事業を展開している豊田市錦町のホーメックス㈱(餅原幹也社長・従業員1千人)が、この度、廃プラスチックを原料にした「再生ごみ袋」の製造と使用を始めた。
 この再生ごみ袋の原料となるのは、同社の顧客(事業所)から出た廃プラスチック。市内矢並町の自社施設で圧縮・破砕し、それを中国で製品化している。リサイクル製品ながら、バージン製品よりも価格を抑えることに成功したそうだ。破れにくいよう通常の規格品よりも厚めにしてあり、90リットルと45リットルの2サイズがある。
 ホーメックス社に清掃業務も依頼している事業所は、社内でこの再生ゴミ袋を使うので、廃プラスチックをリサイクルする行動を起こしたことになる。価格競争の激しいゴミ回収の業界で、付加価値として「エコ・アクション」を顧客に提供するサービスだ。
 同社はゴミ回収の事業者でありながら、企業のゴミ排出量を減らしてコストダウンを図る「廃棄物コンサルティング」事業にも…

地域共働型学校づくり 藤岡中学校が地域支援ルームを設置

 豊田市立藤岡中学校(梅村清春校長・生徒408人)は、地域に開かれた学校づくりを目指し、地域住民の学校参画を呼びかけている。花壇の手入れは地元のボランティア団体「環境を守る会」が行い、四季折々の花を植栽。また、今年1月には同中学校の藤棚のつるの剪定を木瀬四季の里山づくり実行委員会(中島勝幸会長)が行い、生徒たちがつるを集め、藤岡支所の清掃員も片づけの手伝いに訪れた。さらに今月13日には、藤のあふれるまちづくり事業の一環として藤岡観光協会から藤の木18本の贈呈を受け、学校、行政、地域で植樹式を行った。
 同中学校は市教育委員会の方針「地域共働型学校づくり」に早くから申し入れ、昨年10月に学校・教育委員会・地域のボランティア団体で具体的な話し合いを行い、藤棚の剪定や植樹に至った。昨年末には空き教室を利用して地域住民が利用できる地域支援ルームを設置。部屋のすぐ近くには手洗い場とトイレがあり、室内には学校側の好意により畳が敷かれ、湯飲みなどの入った食器棚も置かれている。現在は学校開校日のみの使用だが、今後は校舎内のセキュリティの問題を…

市民活動継続のカギは?

名古屋大学教授が講演会

 とよた市民活動センターで25日、「とよたの活動団体ネットワークの現在」と題した講演会とワークショップが開かれた。講師には名古屋大学社会学研究室の丹辺宣彦教授が招かれた。
 これは名古屋大学が昨年2月に市のわくわく事業団体やNPOを対象に調査した結果を基に「とよたのまちづくり」の方向性を探ろうと、同センターが企画したもの。会場には各活動団体や市職員ら32人が集った。
 調査結果をみると、男性は自治区やコミュニティ会議などの地域活動が多く、女性は健康・医療・福祉など広域に渡る活動が目立つ。団体のリーダーになる人は9割近くが過去に何らかの活動経験のある人だという。他の団体と交流や情報交換を行っている団体は多いものの、同種で結びつく傾向が強い。そのため活動のマンネリ化やメンバーの固定化が生じてしまうことが…

漁場改良5カ年計画

 矢作川漁業協同組合(杉本重和組合長・組合員1127人)が3月24日、豊田市平戸橋町波岩の同漁協研修室で第47回総代会を開催し、安定した財政確立や、漁場改良5カ年計画などの新方針を決めた。
 全国の河川漁協は河川環境の悪化や異常気象の長期化などで苦しい経営に追い込まれているが、矢作川漁協は徹底した経費削減とアユの加工品の学校給食への販路拡大などで、3年ぶりに赤字経営を脱した。
 ダム開発の影響などで漁場が荒廃した上に、異常な長雨が続き釣人が大きく減ったのが、経営悪化の原因だったが、そのドン底で経営赤字を脱出。安定経営に見通しを立てることが出来た。
 今後は「漁場改良5カ年計画」を立て、大きな改良工事は国・県・市に対応を要請するが、日常的改良工事には同漁協の予算を集中・継続投資する方針。その予算措置のため通常経費を削減することに今回合意出来た。矢作古川頭首工に県が魚道を新設することになり、天然アユが増える予想。
 ソフト面では、一般釣人優遇のためアユ友釣期間の延長や女性釣人優遇も決まった。

富国橋の橋歴板 地元の富田町自治区で保存へ

 矢作川の中流で先月、旧富国橋の解体工事が行われた。左岸側(国附町)の一部の工事は来冬に持ち越しだが、右岸側(富田町)と中央部の解体はすべて完了している。
 この富国橋の右岸側に取り付けられていた「橋歴板」が豊田市から富田町自治区に譲渡され、地元公民館に保存されることになった。橋歴板は20×25センチ程の鋳鉄製。古い塗装などの汚れは鍛冶屋で焼き切って掃除して貰ったそうだ。地元の大津建男さん(72・矢作川漁協中和支部長)が制作したケヤキ板に取り付けて公民館に飾ってある。このケヤキも富田町内で伐採されたものだ。
 解体された富国橋は2代目。昭和34年の伊勢湾台風で初代富国橋(同30年架橋の吊橋)が流失し、2年後に当時の猿投町が架けたものだ。総工費は2500万円程だったと言う…

豊田の地産品をPR 農産物ブランドマーク発表

 豊田地産の農産物を表す「ブランドマーク」の発表式が24日、豊田市駅前のGAZA南広場で行われた。
 これは市農産物ブランド化推進協議会(会長=柴田文志JA組合長)が、地産の農産物のPRと品質向上、消費拡大を目的に豊田市と共同で全国から募集したもの。応募された415点の作品の中から最優秀賞を選考し、同日開催された地域振興イベント「まちパワーフェスタ」内の企画の一つとして発表した。
 最優秀賞に選ばれたのは、大阪市の塩崎エイイチさんの作品=写真=。豊田の頭文字〝と〟に見立てた輪郭に、安全安心を表す笑顔が描かれたマークだ。植物の芽と、農作業をイメージさせる麦わら帽がデザインされている。このブランドマークは、農薬使用量など一定の基準を満たし…

能面 一年に一作品ペースで

 能面や狂言面をつくっている珍しい市民グループ「豊田宏春会」の作品展が、活動拠点である豊田市高岡農村環境改善センターのロビーで18日まで開かれた。
 同会は、京都府の能面師・小松谷宏春さんが講師を務めている5教室(京都・大阪・愛知)の1つ。愛知県が豊田市内で開いていた講座が解散となった平成19年に、講師の小松谷さんが受講生を引き受けて発足した。会員は市内の人を中心に現在8名。日ごろは個々に自宅で制作を進め、講師が訪れる毎月第一土曜日に一日かけて教えて貰っているそうだ。
 材料となるのはヒノキの角材。手本となる写真や型紙を参考にしながら、大小様々な彫刻刀で少しずつ彫っていく。一つの作品を完成するのにじっくり1年をかけるそうだ。
 この趣味を始めて18年になるという加茂秋久会長(70・高美町)は、「能面はすべてが曲線です。少し間違うだけで表情が変わってしまうから難しいですね。最後は一皮ずつめくる感じで削るんですよ」と話してくれた。
 彫り終えた後の色づけも気を抜けない。貝殻の粉を使った胡粉を塗り重ねて下地をつくり、その上に色を置いていく感じで仕上げるそうだ。
 完成した作品は冷暖房による割れを防ぐために普段は飾らない人が多いが、自作の面で狂言をしているメンバーもいるそうだ…

地元の米粉100% 稲武 シフォンケーキ店オープンへ

 豊田市稲武地区に今月31日、シフォンケーキの店「アトリ」がオープンする。お店は、道の駅「どんぐりの里いなぶ」から道一本隔てた東隣で、R153沿いのログハウスだ。
 売りは、何と言っても地元の米粉を100%使っていることだ。それに加え、こだわりの卵や米油、ビート(てんさい)グラニュー糖などが使われる。米粉を使っているのに小麦粉と同じようなふわふわ感が味わえる。季節によってはブルーベリーやゆずなどの入ったシフォンケーキも食べられるそうだ。
 オーナーは地元の菜園レストラン「山里Cyafe」の可児和義さんと仁熊信子さん=写真左=。パティシェは神戸市で4年間修行し、長年お菓子作りに携わってきた伊藤千恵さん(岐阜県)=写真右=だ。伊藤さんは、地元の食材を使って安心安全な食を提供している二人のオーナーのコンセプトに共感して…

山桜植樹に350人 豊田ライオンズが鞍ケ池公園で

 豊田ライオンズクラブ(石川隆之会長・会員50人)の設立50周年記念「桜の植樹式典」が18日、豊田市矢並町の鞍ヶ池公園で行われた。当日は曇り空の下、公募による約100組の家族連れ350人余が参加。公園南側にあるプレイハウス広場や元登山道入り口の斜面一帯に山桜100本を植栽した。
 豊田ライオンズクラブは昭和36年、岡崎ライオンズを親クラブとして結成された豊田地区初のライオンズクラブ。鞍ヶ池公園を〝桜の名所〟にしようと、昭和39年の開園以来、園内各所に桜約1
200本を植栽し、育ててきた。 
 前日に予定されていた式典が雨天で18日に順延されたため、娘の誕生日と重なったと嬉しそうに話す家族連れや、子どもの成長とともに桜の生長が見られるのが楽しみだという声も多く聞かれた。植樹に当たっては、1ヵ月程前からクラブ会員の造園業者が山の下刈りを行い、当日は参加者に…









クラブ会員に教えてもらいながら山桜の苗木を植える親子。

薬の管理・活用にお薬手帳が有用 豊田西加茂薬剤師会

 豊田西加茂薬剤師会(石橋博文会長)が11日、松坂屋豊田店前のペデストリアンデッキでお薬手帳の啓発活動を行った。当日は、道行く人に「お薬手帳をお持ちですか?」と書かれたティッシュを配布した。
 日常において、薬の管理や活用に「お薬手帳」は極めて有用だという。薬局で、薬の飲み合わせや重複を確認でき、前回までの記録と見比べることができるのが大きなメリットだ。東日本大震災の被災地では、薬は供給されたものの、自分が服用している薬名を知らない人が多かった。そのなかでお薬手帳を持っていたことで早く適切な薬を受け取った人もいたという。患者自身が服用している薬の効果を確認し、意識を高めることができるのも利点だろう。有効な活用方法は、別々の医療機関にかかっても…

県立豊田西高校 生徒ら主導で防災ウィーク

  豊田市挙母地区小坂町の県立豊田西高等学校(四方元校長・生徒数996人)では、5日からの1週間を「防災ウィーク」と定め、東日本の被災地支援と生徒たちの災害に対する意識向上を図っている。
 これは昨年3月に起こった東日本大震災の記憶を風化させないために、同校生徒や教員の主導で企画されたもので、東海・東南海地震への備えも目的にしている。期間中は生徒会や風紀委員会のほか、保健体育の授業を利用し災害に対する様々な取り組みが行われる。
 《生徒会
 生徒会では、被災地支援を目的とした取り組みを行っていく。その中心となるのが義援金の募金で、各学期末ごとに全校生徒から義援金を募り、被災地へ送る。また震災の記憶を風化させないため
に、生徒会新聞に被災地の現状を掲載する。現地の知人やインターネットから情報を集め、月1〜2回のペースで発行していくそうだ。
 《風紀委員会
 風紀委員会では生徒の意識向上と災害時の状況把握を目的にアンケートを実施。災害時に帰宅可能な生徒の把握や、避難所で担える役割などを調査し、グラフ化して発表する。
 《保健体育
 保健体育の授業では、豊田消防署の協力を得て心肺蘇生法の実技指導を実施。1年生319人がダミー人形を使っての心肺蘇生やAEDの使用方法などを学んだ。
 被災地支援活動を担当している生徒会長の松下由梨さん(2年)は「被災地の人に〝忘れてないよ〟というメッセージを伝えるために、少量でも定期的に義援金を送ろうと決まった。これをきっかけに東北の高校生とのつながりができれば、手紙などで交流を続けていきたい」と話してくれた。
 なお、今回の義援金は福島県高等学校長協会を通じ、現地の高校生のために使われるそうだ。…

震災がれき豊田市も受け入れ方針 市議会決議

 豊田市議会は3月定例会最終日の26日、総額1586億円余の平成24年度一般会計予算案など71件の全議案を可決したあと、自民クラブ(29人)、市民フォーラム(民主系9人)、公明(4人)の3党派議員共同提案の「東日本大震災で発生したがれきの受け入れに関する決議」案を賛成多数で可決した。
 この議員提出決議の主旨は、岩手・宮城・福島3県で発生した震災がれき(瓦礫)2253万トンのうち岩手・宮城分の一部を豊田市も受け入れようという内容。放射能測定や情報開示などの安全対策条件も提示した。
 この議員提案の決議は直ちに、河合芳弘議長から太田稔彦市長に提出された。太田市長は「市議会の決議を重く受け止め、安全確認や市民理解を前提に、県・市町村と連携し受け入れを検討する」とコメント発表。
 市環境部は、県からの事前聴き取り調査段階で、豊田市渡刈クリーンセンター(清掃工事)で年間3000トン、藤岡プラントで年間500トンの受け入れ余力がある旨を回答しており、豊田市は最低でも年間合計3500トンの震災がれきを受け入れる方向。右の2施設から出る溶融残滓物・焼却灰は…続きは本紙を

清酒きき酒研究会 全4部門で入賞

豊田市四郷町 「菊石」杜氏 新井康裕さん

菊石・写真.jpg 愛知県酒造組合主催の鑑評会「清酒きき酒研究会」の表彰式が21日、名古屋市内のホテルで開かれ、豊田の地酒「菊石」の浦野酒造が全4部門で入賞した。
 愛知県には45場の酒蔵がある。これは全国で5番目に多い数だ。同研究会には4部門(純米吟醸酒・吟醸酒・純米酒・本醸造酒)が設けられており、今年は合計193点が出品。各部門とも8〜11点が入賞した。
 杜氏にとって同研究会は、実力を評価される場であると同時に、重要な勉強の場でもあるという。良い酒の味を知り、それを造った杜氏同士で指摘しあったり、アドバイスしあったりできる貴重な時間なのだそうだ。浦野酒造の新井康裕杜氏(38)は副杜氏から昇格してまだ4年目。毎年入賞をしている実力者だが、入賞を続けることに対する怖さも感じて…続きは本紙を



表彰式の当日には一般市民参加のきき酒会も。杜氏の新井康裕さんと蔵人の神谷陽光さんが出席し対応した。写真は浦野酒造後援会「輝久の会」提供

みよし市職員人事異動 庁内組織を見直し・再編

みよし人事.jpg…また、平成19年度に始まった機構改革から5年が経過したことと、4月に新庁舎が完成することを受け組織・機構の見直しが行われる。
 見直しは市民サービスの向上と、簡素で効率的な組織の再編を目標に行われた。サービス面では総合窓口化を推進。税関連の諸証明書発行やゴミ出しの案内業務などを市民課に、特定健診や高齢者健診業務などを健康推進課に一元化する。
 組織の面では庁内部署の統合再編を行う。経済建設部を環境経済部と都市建設部の2部に再編、各課の名称変更や業務の統合などが行われる。実施は4月1日から。新庁舎に引っ越す大型連休までの間は…続きは

癒しあたえる支援犬NPOらまねき譲渡 県動物保護管理センター

2-SIENNKEN.jpg 豊田市松平地区穂積町の愛知県動物保護管理センターで22日、動物介在活動を行う支援犬の譲渡式が開かれた。
 動物介在活動とは、障がい者や高齢者に動物とふれあってもらい、癒しやリハビリテーションの効果を与えようというもの。一般的に浸透している「アニマルセラピー」は専門の医者が診断や評価の判断を下すのに対し、動物介在活動は知識を持った獣医師やボランティアなどでふれあいを中心に行うのが特徴だ。
 譲渡されたのは同センターに引き取られたチワワのクー(2歳)とトイプードルのモモ(2歳)の2頭。クーとモモは長久手市のNPO法人しっぽいっぽの会と、安城市のボランティア団体ロイヤルアシスタントドッグに渡され、活動のデモンストレーションを行った。
 愛知県内での犬の捕獲・引取数は年間約2100頭。ここ10年は減少傾向にあるが、現在でも飼い主や引き取り手が見つからない約1100頭が殺処分されて.…続きは本紙を

廃プラごみ袋で付加価値 ホーメックス社の新サービス

 事業所から出た廃棄物を再び事業所で使う「循環型リサイクル」。その取り組みにこだわりながらゴミ回収事業を展開している豊田市錦町のホーメックス㈱(餅原幹也社長・従業員1千人)が、この度、廃プラスチックを原料にした「再生ごみ袋」の製造と使用を始めた。
 この再生ごみ袋の原料となるのは、同社の顧客(事業所)から出た廃プラスチック。市内矢並町の自社施設で圧縮・破砕し、それを中国で製品化している。リサイクル製品ながら、バージン製品よりも価格を抑えることに成功したそうだ。破れにくいよう通常の規格品よりも厚めにしてあり、90リットルと45リットルの2サイズがある。
 ホーメックス社に清掃業務も依頼している事業所は、社内でこの再生ゴミ袋を使うので、廃プラスチックをリサイクルする行動を起こしたことになる。価格競争の激しいゴミ回収の業界で、付加価値として「エコ・アクション」を顧客に提供するサービスだ。
 同社はゴミ回収の事業者でありながら、企業のゴミ排出量を減らしてコストダウンを図る「廃棄物コンサルティング」事業にも…続きは

地域共働型学校づくり 藤岡中学校が地域支援ルームを設置

 豊田市立藤岡中学校(梅村清春校長・生徒408人)は、地域に開かれた学校づくりを目指し、地域住民の学校参画を呼びかけている。花壇の手入れは地元のボランティア団体「環境を守る会」が行い、四季折々の花を植栽。また、今年1月には同中学校の藤棚のつるの剪定を木瀬四季の里山づくり実行委員会(中島勝幸会長)が行い、生徒たちがつるを集め、藤岡支所の清掃員も片づけの手伝いに訪れた。さらに今月13日には、藤のあふれるまちづくり事業の一環として藤岡観光協会から藤の木18本の贈呈を受け、学校、行政、地域で植樹式を行った。
 同中学校は市教育委員会の方針「地域共働型学校づくり」に早くから申し入れ、昨年10月に学校・教育委員会・地域のボランティア団体で具体的な話し合いを行い、藤棚の剪定や植樹に至った。昨年末には空き教室を利用して地域住民が利用できる地域支援ルームを設置。部屋のすぐ近くには手洗い場とトイレがあり、室内には学校側の好意により畳が敷かれ、湯飲みなどの入った食器棚も置かれている。現在は学校開校日のみの使用だが、今後は校舎内のセキュリティの問題を…続きは

市民活動継続のカギは?

名古屋大学教授が講演会

 とよた市民活動センターで25日、「とよたの活動団体ネットワークの現在」と題した講演会とワークショップが開かれた。講師には名古屋大学社会学研究室の丹辺宣彦教授が招かれた。
 これは名古屋大学が昨年2月に市のわくわく事業団体やNPOを対象に調査した結果を基に「とよたのまちづくり」の方向性を探ろうと、同センターが企画したもの。会場には各活動団体や市職員ら32人が集った。
 調査結果をみると、男性は自治区やコミュニティ会議などの地域活動が多く、女性は健康・医療・福祉など広域に渡る活動が目立つ。団体のリーダーになる人は9割近くが過去に何らかの活動経験のある人だという。他の団体と交流や情報交換を行っている団体は多いものの、同種で結びつく傾向が強い。そのため活動のマンネリ化やメンバーの固定化が生じてしまうことが…続きは本紙を

漁場改良5カ年計画

 矢作川漁業協同組合(杉本重和組合長・組合員1127人)が3月24日、豊田市平戸橋町波岩の同漁協研修室で第47回総代会を開催し、安定した財政確立や、漁場改良5カ年計画などの新方針を決めた。
 全国の河川漁協は河川環境の悪化や異常気象の長期化などで苦しい経営に追い込まれているが、矢作川漁協は徹底した経費削減とアユの加工品の学校給食への販路拡大などで、3年ぶりに赤字経営を脱した。
 ダム開発の影響などで漁場が荒廃した上に、異常な長雨が続き釣人が大きく減ったのが、経営悪化の原因だったが、そのドン底で経営赤字を脱出。安定経営に見通しを立てることが出来た。
 今後は「漁場改良5カ年計画」を立て、大きな改良工事は国・県・市に対応を要請するが、日常的改良工事には同漁協の予算を集中・継続投資する方針。その予算措置のため通常経費を削減することに今回合意出来た。矢作古川頭首工に県が魚道を新設することになり、天然アユが増える予想。
 ソフト面では、一般釣人優遇のためアユ友釣期間の延長や女性釣人優遇も決まった。続きは本紙を

富国橋の橋歴板 地元の富田町自治区で保存へ

4面・橋歴板写真JPG.jpg 矢作川の中流で先月、旧富国橋の解体工事が行われた。左岸側(国附町)の一部の工事は来冬に持ち越しだが、右岸側(富田町)と中央部の解体はすべて完了している。
 この富国橋の右岸側に取り付けられていた「橋歴板」が豊田市から富田町自治区に譲渡され、地元公民館に保存されることになった。橋歴板は20×25センチ程の鋳鉄製。古い塗装などの汚れは鍛冶屋で焼き切って掃除して貰ったそうだ。地元の大津建男さん(72・矢作川漁協中和支部長)が制作したケヤキ板に取り付けて公民館に飾ってある。このケヤキも富田町内で伐採されたものだ。
 解体された富国橋は2代目。昭和34年の伊勢湾台風で初代富国橋(同30年架橋の吊橋)が流失し、2年後に当時の猿投町が架けたものだ。総工費は2500万円程だったと言う…続きは本紙を

豊田の地産品をPR 農産物ブランドマーク発表

農産物マーク.jpg 豊田地産の農産物を表す「ブランドマーク」の発表式が24日、豊田市駅前のGAZA南広場で行われた。
 これは市農産物ブランド化推進協議会(会長=柴田文志JA組合長)が、地産の農産物のPRと品質向上、消費拡大を目的に豊田市と共同で全国から募集したもの。応募された415点の作品の中から最優秀賞を選考し、同日開催された地域振興イベント「まちパワーフェスタ」内の企画の一つとして発表した。
 最優秀賞に選ばれたのは、大阪市の塩崎エイイチさんの作品=写真=。豊田の頭文字〝と〟に見立てた輪郭に、安全安心を表す笑顔が描かれたマークだ。植物の芽と、農作業をイメージさせる麦わら帽がデザインされている。このブランドマークは、農薬使用量など一定の基準を満たし…続きは

イベント情報

第15回豊田フォトグループ・アイ写真展 真家の石田真典さんが講師を務める写真教室の23人の作品が並ぶ。
旧暦で飾るひなまつり 稲武の町並みを見ながら安藤美姫らアスリートの守り雛や土雛を楽しむ。メイン会場はどんぐり工房。4月15日まで。
その他豊田市民芸館講座作品展  鞍ヶ池アートサロン絵画展「花咲くとき 希望のとき」 金剛寺夜桜コンサート「インド音楽の調べ」 松平和太鼓の開催会場・日程・問い合わせ先などの情報が…続きは本紙を

能面 一年に一作品ペースで

3面・能面写真JPG.jpg 能面や狂言面をつくっている珍しい市民グループ「豊田宏春会」の作品展が、活動拠点である豊田市高岡農村環境改善センターのロビーで18日まで開かれた。
 同会は、京都府の能面師・小松谷宏春さんが講師を務めている5教室(京都・大阪・愛知)の1つ。愛知県が豊田市内で開いていた講座が解散となった平成19年に、講師の小松谷さんが受講生を引き受けて発足した。会員は市内の人を中心に現在8名。日ごろは個々に自宅で制作を進め、講師が訪れる毎月第一土曜日に一日かけて教えて貰っているそうだ。
 材料となるのはヒノキの角材。手本となる写真や型紙を参考にしながら、大小様々な彫刻刀で少しずつ彫っていく。一つの作品を完成するのにじっくり1年をかけるそうだ。
 この趣味を始めて18年になるという加茂秋久会長(70・高美町)は、「能面はすべてが曲線です。少し間違うだけで表情が変わってしまうから難しいですね。最後は一皮ずつめくる感じで削るんですよ」と話してくれた。
 彫り終えた後の色づけも気を抜けない。貝殻の粉を使った胡粉を塗り重ねて下地をつくり、その上に色を置いていく感じで仕上げるそうだ。
 完成した作品は冷暖房による割れを防ぐために普段は飾らない人が多いが、自作の面で狂言をしているメンバーもいるそうだ…続きは本紙を

地元の米粉100% 稲武 シフォンケーキ店オープンへ

シフォンケーキ店・写真JPG.jpg 豊田市稲武地区に今月31日、シフォンケーキの店「アトリ」がオープンする。お店は、道の駅「どんぐりの里いなぶ」から道一本隔てた東隣で、R153沿いのログハウスだ。
 売りは、何と言っても地元の米粉を100%使っていることだ。それに加え、こだわりの卵や米油、ビート(てんさい)グラニュー糖などが使われる。米粉を使っているのに小麦粉と同じようなふわふわ感が味わえる。季節によってはブルーベリーやゆずなどの入ったシフォンケーキも食べられるそうだ。
 オーナーは地元の菜園レストラン「山里Cyafe」の可児和義さんと仁熊信子さん=写真左=。パティシェは神戸市で4年間修行し、長年お菓子作りに携わってきた伊藤千恵さん(岐阜県)=写真右=だ。伊藤さんは、地元の食材を使って安心安全な食を提供している二人のオーナーのコンセプトに共感して…続きは

山桜植樹に350人 豊田ライオンズが鞍ケ池公園で

豊田ライオンズ桜植樹・縦.jpg 豊田ライオンズクラブ(石川隆之会長・会員50人)の設立50周年記念「桜の植樹式典」が18日、豊田市矢並町の鞍ヶ池公園で行われた。当日は曇り空の下、公募による約100組の家族連れ350人余が参加。公園南側にあるプレイハウス広場や元登山道入り口の斜面一帯に山桜100本を植栽した。
 豊田ライオンズクラブは昭和36年、岡崎ライオンズを親クラブとして結成された豊田地区初のライオンズクラブ。鞍ヶ池公園を〝桜の名所〟にしようと、昭和39年の開園以来、園内各所に桜約1
200本を植栽し、育ててきた。 
 前日に予定されていた式典が雨天で18日に順延されたため、娘の誕生日と重なったと嬉しそうに話す家族連れや、子どもの成長とともに桜の生長が見られるのが楽しみだという声も多く聞かれた。植樹に当たっては、1ヵ月程前からクラブ会員の造園業者が山の下刈りを行い、当日は参加者に…続きは本紙を









クラブ会員に教えてもらいながら山桜の苗木を植える親子。

薬の管理・活用にお薬手帳が有用 豊田西加茂薬剤師会

 豊田西加茂薬剤師会(石橋博文会長)が11日、松坂屋豊田店前のペデストリアンデッキでお薬手帳の啓発活動を行った。当日は、道行く人に「お薬手帳をお持ちですか?」と書かれたティッシュを配布した。
 日常において、薬の管理や活用に「お薬手帳」は極めて有用だという。薬局で、薬の飲み合わせや重複を確認でき、前回までの記録と見比べることができるのが大きなメリットだ。東日本大震災の被災地では、薬は供給されたものの、自分が服用している薬名を知らない人が多かった。そのなかでお薬手帳を持っていたことで早く適切な薬を受け取った人もいたという。患者自身が服用している薬の効果を確認し、意識を高めることができるのも利点だろう。有効な活用方法は、別々の医療機関にかかっても…続きは本紙を

まちパワーフェスタ 24〜25日 豊田中心市街地で開催

豊田市中心市街地一帯で24・25日の2日間、地域振興イベント「まちパワーフェスタ」が開催される。商店や行政関係者らでつくるまちなか宣伝会議の主催。
 期間中は7カ所の会場で様々な催し物が企画され、食べ物の販売やタレントのステージ、商店・団体らによる手作りイベントが行われる。会場と催し物の概要は以下の通り。
 《GAZA》24日…IKKOトークショー、25日…お笑いステージ
 《T-FACEシティプラザ》24・25日…古本市&パンまつり、大道芸人ショー、キッズダンスパフォーマンス
 《ペデストリアンデッキ》24・25日…大道芸人ショー
 《T-FACE屋上》24日…まちなか青空広場(菜の花贈呈、喫茶)、24・25日…キャラクターショー
 《コモスクエア広場》24・25日…地球バルーンで遊ぼう!
 《パブリカ》24・25日…パブリカ寄席
 《参合館前広場》24・25日…五平餅学会サミット(販売と手作り体験)
 ステージイベントはいずれも観覧無料。詳細な問合せは…続きは本紙を

あんず茶屋で 水彩画


 豊田市栄生町の西山区民会館で活動する水色の会=写真=が、豊田市日南町3のあんず茶屋で水彩画展を開いている。31日まで。会場には花や風景等の作品18点が並ぶ。
続きは本紙を

県立豊田西高校 生徒ら主導で防災ウィーク

2-NISHIKOU.jpg  豊田市挙母地区小坂町の県立豊田西高等学校(四方元校長・生徒数996人)では、5日からの1週間を「防災ウィーク」と定め、東日本の被災地支援と生徒たちの災害に対する意識向上を図っている。
 これは昨年3月に起こった東日本大震災の記憶を風化させないために、同校生徒や教員の主導で企画されたもので、東海・東南海地震への備えも目的にしている。期間中は生徒会や風紀委員会のほか、保健体育の授業を利用し災害に対する様々な取り組みが行われる。
 《生徒会
 生徒会では、被災地支援を目的とした取り組みを行っていく。その中心となるのが義援金の募金で、各学期末ごとに全校生徒から義援金を募り、被災地へ送る。また震災の記憶を風化させないため
に、生徒会新聞に被災地の現状を掲載する。現地の知人やインターネットから情報を集め、月1〜2回のペースで発行していくそうだ。
 《風紀委員会
 風紀委員会では生徒の意識向上と災害時の状況把握を目的にアンケートを実施。災害時に帰宅可能な生徒の把握や、避難所で担える役割などを調査し、グラフ化して発表する。
 《保健体育
 保健体育の授業では、豊田消防署の協力を得て心肺蘇生法の実技指導を実施。1年生319人がダミー人形を使っての心肺蘇生やAEDの使用方法などを学んだ。
 被災地支援活動を担当している生徒会長の松下由梨さん(2年)は「被災地の人に〝忘れてないよ〟というメッセージを伝えるために、少量でも定期的に義援金を送ろうと決まった。これをきっかけに東北の高校生とのつながりができれば、手紙などで交流を続けていきたい」と話してくれた。
 なお、今回の義援金は福島県高等学校長協会を通じ、現地の高校生のために使われるそうだ。…続きは本紙を

豊田市軟式野球連盟総会 高岡中学野球部等7団体・42人を表彰

  豊田市軟式野球連盟の総会が4日、カバハウスホールで行われた。小幡鋹伸市体育協会2面・少年野球写真(野村).jpg長や河合芳弘市議長、 笠井保弘教育長らが来賓出席。加盟チーム代表約300人が参加した。
 渡辺忠会長は「現状に満足せず〝改めるべきは改め、常に明るく楽しく〟を合い言葉に頑張って下さい。皆さんの協力で東日本大震災被災地へ義援金74万余円を贈りました」と挨拶。昨年の中日少年野球地区大会で準優勝した市立高岡中学野球部や各種大会で優秀な成績を収めたトヨタ生協など7チームとホームラン賞の個人(選手)42人を表彰した。
 小幡会長は「豊田市は競技施設の充実したスポーツの町でもあります。若い時からしっかり鍛え、高齢になっても元気で生活できるよう努力して下さい」と来賓挨拶。
 笠井教育長は「スポーツには、①練習は不可能を可能にする、②フェアプレイの精神が身に付く、③生涯の友を得る、の3つの宝があります。野球を通じてこの宝を得る努力をして下さい」と激励した。続きは

子ども委員が意見発表 子どもシンポジウム

 豊田市のまちづくりについて調査や研究をしている子ども会議の子ども委員が主体となり、2月26日「子どもにやさしいまちづくりシンポジウム」を開催した。これは、子ども委員が日頃の活動3面・子どもシンポジウム写.jpgを発表することで市政へ意見表明するとともに、子どもにやさしいまちづくりについて考えるきっかけにしようと企画されたもの。豊田産業文化センターに保護者や中学生ら127人が集った。 
 第1部の活動発表では小学生〜高校生の子ども委員35人の代表者たちが、ごみのポイ捨て禁止の看板の設置方法や子どもの目線で作られた安全マップ、青少年センターの使い勝手など5項目について映像やグラフを用いながら意見発表した。
 第2部では「20年後の豊田市をどんなまちにしたいか」をテーマに、客席を交えて現状と提案を発表した。焦点は「人と人との繋がりが強くなるまち」。自治区の施設や交流館などで趣味のサークルをつくったり、イベントを開催したりして、地域の繋がりを深めたらどうかなど活発な意見が多く出ていた。また集合住宅の人たちが地域に関わっていくための方法が問われ…続きは本紙を

香る春の訪れ 平芝公園の梅林

  豊田市平芝町の平芝公園で梅が咲3面・平芝梅まつり・写真JPG.jpgき始め、春の訪れを告げている。公園内には梅の木35種類約550本が植えられている。紅色の「八重寒紅」や「千鳥紅梅」、白色の「冬至梅」などが花を咲かせ、良い香りが漂う。開花は例年より10日ほど遅く、4月上旬頃まで楽しめるそうだ。
 平芝公園には市内の公園で最も多くの梅の木が植樹されており、地域の人に「梅林公園」として親しまれている。市外からも毎年たくさんの人たちが訪れるそうだ。
 平芝町の稲本正敏区長は「今年は梅の開花が遅れ心配していましたが、ここ数日の暖かさで一気に咲き始めました。これからもっと花を楽しむことができると思うので、ぜひ訪れてほしい」と話してくれた。…続きは

中田町で裸まつり

  豊田市南4面・裸まつり写真.jpg西端の高岡地区中田町にある八幡社で4日、恒例の裸祭りが開催された。今年で80回目になる。
 この祭りの特徴は、余興がとにかく愉快なことだろう。ふんどし姿の厄男たちが神竹をかついで練り歩く様子がおもしろおかしく、沿道の住民も、訪れる観客もみな笑顔になってしまう。近年はアマチュア・カメラマンも増えてきた。
 祭りが始まったのは昭和初期。中田八幡社の本殿を改築した際、厄払いの神様として知られる尾張国府大国霊神社(国府宮)の御霊が見つかったと言われる。2年後の昭和9年、村民有志により八幡社本殿の西隣に中田大国御霊神社を新築。尾張国府宮から分社の認定を受けて裸祭りが始まったようだ。以降、戦争で…続きは本紙を

豊田市が新年度予算発表  一般会計1586億円  将来発展への投資を増やす

1面・市長・写真.jpg 豊田市の新年度当初予算が2月23日に発表された。一般会計は1586億円。前年比0・3%減だが、子ども手当の制度変更分を除くと実質1・4%増。
 歳入面で気になる法人市民税は前年度並みの53億円。ここ数年の間は回復しないとみている。歳入不足を補うための財政調整基金の取り崩しは93億円。将来の発展に向けた投資のための市債の新規借り入れは120億円を予定している。
 歳出面では、経常的経費を前年度比27億円減の1158億円に抑えたが、将来のまちの発展に向けた投資的経費は前年度比13億円増の321億円とした。

新規事業の一部を…続きは本紙を

自宅庭に二宮金次郎 西中山町中村忍さん

2面・二宮金次郎・写真JPG.jpg 豊田市藤岡地区西中山町の中村忍さん(83)が、自宅の庭に二宮金次郎の石像を建てた。
 中村さんは名古屋市で教員を務めていた人。平成元年に定年退職を迎えてからは故郷藤岡のために活動し、市町村合併前の藤岡町議会で議員を2期6年間務めた。当時、市町村合併を議論しようと豊田加茂1市5町2村の1期生議員でつくった「豊田加茂21」では会長を務めている。とても真面目な人だ。
 「小学生のころから好きだったんです」という二宮金次郎の石像を今回建てたのは、7回目の年男(辰年)を記念してのことだが、昨年、自宅近くに藤岡南中学校が新設されたことへの想い入れもあったそうだ。
 藤岡町議を務めていた当時、藤岡中学校はマンモス校で、荒れていると言われていた。中村さんは1週間かけてじっくりと同校の様子を視察…続きは

矢作川の底から半世紀ぶり 初代富国橋の残骸引き上げ

3面・富国橋・写真JPG.jpg 矢作川中流の川底に埋まっていた初代「富国橋」の残骸が53年ぶりに引き上げられ、地元の人たちが懐かしがっている。
 富国橋は豊田市石野地区の富田町と国附町の間に架かる市道。初代橋はワイヤー吊り橋で、歩くケタ部分は木製だった。地元の60歳以上のお年寄りは皆よく憶えている。
 この初代が流失したのは昭和34年の伊勢湾台風の時だ。橋が無くなって暫くの間は渡し船で矢作川を渡っていたという。
 初代と同じ場所に2代目橋が架けられたのは、流失から2年後。鋼鉄製で、狭いながらも自動車で渡ることができた。
 その2代目も平成12年の東海豪雨で中央部分を流失。洪水ピークが朝だったので瞬間を目撃した人も多いそうだ。流木などが何度も当たって引っ掛かり流失してしまったという。その後、流失部分に仮設のケタが架けられ、人道橋として復旧されていた。
 そして昨年、少し上流に3代目の新富国橋が完成。役目を終えた2代目橋はこの2月に解体されたばかりだ(一部分は来年度解体)。
 今回の初代橋の残骸の引き上げは、2代目解体の際に地元漁協関係者の要望で行われたもの。元の位置から100mほど下流に沈んでおり、長年アユ漁の邪魔になっていたそうだ。
 重機で引き上げてみると、木製ケタが付いたままのワイヤーがかなりの量でてきた。川底にあったためか意外に傷みは少ないが、ワイヤーの破断状態が洪水の力と半世紀の年月を…続きは本紙を

トヨタ自動車デザイナー作品展 蔵の中ギャラリー

3面・蔵の中ギャラリー・写真.jpg トヨタ自動車のデザイナーたちが余暇に創作した絵画や陶芸、木工などの作品展「遥の美」が、豊田市足助町新町の蔵の中ギャラリーで開催されている。11日まで。
 今回が4回目の作品展となり、出展者は16人。土雛の油絵や足助の風景画、ナラの木でつくった椅子など多種多様な作品が並ぶ。濃さの違う20本の鉛筆を使い分けて描かれた動物や、精巧で忠実に作られたフェラーリやポルシェなど7台のミニチュアは必見…続きは

おいでんまつり座談会 〝見守り隊〟発足も提案

おいでん座談会・写真.jpg 豊田市の夏の祭典「おいでんまつり」を市民主導のイベントにしたいと活動しているるNPO法人おいでんが、2月27日、中心市街地の交流スペースパブリカで「おいでん座談会」を開催した。
 この座談会は、参加側である踊り連や受入側である都心の商店街、様々なまちづくり団体など、おいでんまつりに関わる多くの市民がお互いの考え方を理解し合おうと始まったもの。3回目の今回は約20団体の参加があった。おいでん実行委員会の事務局である市商業観光課職員も参加し、さらに今回初めて豊田警察署からの参加もあった。市民・市役所・警察が同じテーブルで、おいでんまつりを語り合ったのは初めてだろう。
(写真=座談会が行われたのは夜7時〜9時。約20団体の参加でパブリカはいっぱいになった)

横のつながりを強め市民主導のまつりに

 今回の座談会では、主催者であるNPO法人おいでん代表の安本和外さんが「おいでん見守り隊」を発足してはどうかと投げかけ、それがテーマの一つになった。
 この提案は、座談会に集まったメンバーを中心においでんまつりの市民サポーター的な組織をつくり、横のつながりを深めることで市民主導の雰囲気を盛り上げていこうというもの。さらに、まつり会場の隅々に目配りして警察の負担を減らし、警備面でも市民主導の色を濃くして行きたいという思いが込められているようだった。
 豊田警察署から参加したのは、赴任して10年目になる地域課の古市修康さん。おいでんまつりが荒れていた最悪の時代もよく知っている人だ。古市さんは「警察官もサポーターですから、まつりが発展して欲しいし、上手くやって欲しいと願っています。見守り隊の事はありがたい。このように真面目な話し合いをしていることに敬意を表したい」と心を込めて話していた。
 全体として見守り隊の発足に反対意見は少なかったが、具体的に何を行うのか見えないため賛成意見も少数だった…続きは本紙を

姿みえてき新庁舎 豊田市中央保健センター みよし市新庁舎

6-TOYOTATYOUSYA.jpg豊田・みよし両市では現在、市の新たな顔となる新庁舎の建設が行われている。両市の新庁舎はともに4年前の世界同時不況の煽りを受け建設延期を余儀なくされたが、平成22年から建設を開始。昨年起こった東日本大震災の影響で多少の遅れは出たものの、工事は概ね計画通りに進み、そろそろその姿が見えてきたようだ。2つの庁舎の進捗状況や特徴などを紹介する。
豊田市中央保健センター(右)

大きな特徴の一つに挙げられるのが、少子高齢化に備えた保健・福祉サービ6-MIYOSITYOUSYA.jpgスの充実と子育て支援の強化。子育てや保健活動の拠点施設として、保健センターや保健所、関連部署を一つに集約することでサービスの向上を図っている。
みよし市新庁舎(左)
新庁舎の大きな特徴は防災と環境の2点に分けられる。防災の面では震度7にも耐えられる免震装置を設置。環境面では1階ロビーから屋上部まで続く吹き抜けをつく
り、自然換気で温度調節を行う「エコボイド」や屋上への太陽光発電パネルの設置、LED照明の採用などが挙げられる。イニシャルコストが高いLED照明だが、ランニングコストも踏まえ、蛍光灯と同程度の経費として採用された続きは本紙を

豊田市猟友会が鳥獣の慰霊祭 豊松町の御嶽神社で

8面・猟友会・慰霊祭・写真JP.jpg 狩猟や有害鳥獣駆除で奪った命を供養する慰霊祭が2月26日、豊田市松平地区豊松町にある御嶽神社三河誠心講で行われた。主催したのは豊田市猟友会…続きは

太田稔彦市政スタート 職員に就任挨拶 今は大転換期の認識で

1-OTASITYOU.jpg  太田稔彦新市長は20日初登庁し、幹部職員約350人に次の要旨の通り就任挨拶(訓示)した=やはぎウィークリーに関連記事=。
 今の時代は大転換の渦中に私たちがいることを、皆さんとの共通認識としたい。情報が組織に集約されていないことが今後の市の方向性を定める上で、足かせになっているのではないか。情報共有が大事だと思った。
 2点考えている。「足場を固める」「将来に備える」。それから住民自治・地域自治の確立、一層の行財政改革である。私たちが公正であることが、市民の納得をいただく最短にして最善の道だと思う。
 私の考える豊田市の強みは3つある。
 ①市町村合併によって得た地域の資源は、この豊田市にとって間違いなく強みと言える。
 ②ものづくりのまちとして豊田市が築きあげてきた、ものづくりの中核という強み。
 ③環境分野で進めてきた豊田市の先進的な取り組みの強み。
 以上申し上げた、この多様な地域資源の魅力、ものづくり中核の魅力、環境の先進的な取り組みの魅力。この豊田市の3つの強みをしっかり生かして、将来に備える。足場を固め、将来に備え、しっかりとしたまちづくりを進め、市民の皆さんに〝見せる化〟をしていけば、この大転換の渦中にある時代を乗り越えることができる、あるいは切り開くことができると思う。
 そういう考えで私は市政にのぞもうと考えているので、ぜひともここにいる(幹部職員の)皆さんは、それぞれの組織の中でガバナンスあるいはマネジメントの中核を担っているので、力を合わせまちづくりに取り組んでいただきたい。よろしくお願いします。続きは

ロータリークラブがフォーラム 西三河中分区4クラブ発表

ロータリー写真JPG.jpg 会社の経営者らが集まり社会貢献活動を行っている豊田、岡崎地区のロータリークラブの「西三河中分区インターシティ・ミーティング」が18日、名鉄トヨタホテルで行われた。これは年に一度、クラブの活動報告や活性化などについて発表しあうもの。鈴木公平市長が来賓出席。豊田・豊田西・豊田東・豊田三好・豊田中と岡崎地区4クラブの計9クラブから約250人のロータリアンが参加。豊田西、豊田中と岡崎南、岡崎城南の4クラブが取り組みを披露した。 今大会のテーマは「クラブ活性化のために」。クラブの将来計画策定にあたり、奉仕精神の下にどのような人たちが集
い、どのような雰囲気の中で活動を継続的に進めていくかが焦点となった。
 豊田西ロータリークラブの中川俊治会長は、厳しい経済状況のなか各クラブが会員数減少で悩んでいるにも関わらず、100人超の会員を維持している同クラブの取り組みを映像を交えて紹介した。会員への勧誘で大切なのは紹介者との関係であることを強調し、勧誘者は入会員の悩みを聞くことや親睦を深めることが会の継続につながると説明。また会員の職業についても触れ、3〜5年で交代する企業出向者が多いため年齢が変わらないことを特徴にあげた。
 豊田中ロータリークラブの浅岡多田志会長は、事務業務の負担軽減のためパソコンや携帯電話へ例会の内容などを発信していることを発表した。また活動報告として恒例行事である豊田市駅周辺の「ごみゼロ運動」の取り組みを紹介した。…続きは

下町の健康ささえ70年 トヨミ薬局

2-TOYOMI.jpg  豊田市中心市街地の喜多町に本店を構える「トヨミ薬局」は、約70年にわたって下町の健康を守ってきた老舗薬局。現在は本店のほか市内に2店舗、名古屋市に1店舗の薬局を運営し、一般薬や処方せんの販売などを行っている。
 地域に根付いた薬局として一番大事にしているのが、利用者との密なコミュニケーション。訪れた人の話をじっくり聞き、話し合いながら薬を決める。体調を悪くしてから来店する人がほとんどなので、特に高齢者の場合はセルフメディケーションを心がけ、販売のほかに生活相談なども行っているそうだ。
 近年は大型薬局の進出が著しく、若者世帯は品揃えの良い方向へ流れる厳しい状況だが、平山之朗社長は「顔の知れた人たちが友達のようにうちを頼ってくれるのは嬉しい。これからは誰もが気軽に寄られる薬局になりたいです」と笑顔を見せる。
 また、北街区再開発のエリア内にある本店についても「下町の薬局として、ぜひ続けていきたいと思っています」と意気込みを語ってくれた。続きは

復興支援チャリティーコンサート オカリナとモンゴル民謡

モンゴルコンサート・写真.jpg音楽を共有しながら社会貢献をしている「てづくり・コンサートの会」が豊田市岩倉町のフォレスタヒルズのガーデンテラスで19日、宮城県石巻市復興支援チャリティーコンサートを開いた。
てづくり・コンサートの会は2009年に発足。岩倉町の顯正寺などでピアノやオカリナのチャリティーコンサートを開催し、タイのストリートチルドレンへの支援活動を行ってきた。
 会場には約110人が集まり、オカリナ奏者の黒野宏通さん(寺部町)とモンゴル出身のテノール歌手包金鐘さんを含むユニット「大地之響」の演奏と歌声を楽しんだ。今回のコンサートは…続きは

イクメンの男祭り 豊田市男性保育師連盟協力

あすて・男祭り写真.jpg 父親の育児支援を行っている豊田市男性保育師連盟と、昨年5月から同連盟の講座を受けてきた父親たちが25日、最終講座となる「男祭り」を高岡地区本町の公益財団法人あすてで開催する。
 同連盟は市内の男性保育士(師)11名が集まり、2006年より父親の子育て参加を呼びかけ、親子あそびをあすてや交流館で開催している。
 「男祭り」は講座に参加した60人の父親たちの中の11人が実行委員となって企画・準備・運営を行い、家族みんなで楽しむという。バイク好きな父親や工作の得意な父親たちが子どものために楽しみながら取り組んでいる。なかにはJAXAに企画書を送り、子どもの宇宙服を用意した父親も…続きは

定年退職部長は市民部長ら5氏

 豊田市職員の定期人事異動が3月16日、発令される。停年退職者は部長級では、市民部長・井上隆広、建設部長・山田正秋、環境部長・岩田信男、消防長・西山泰広、消防次長・平澤𠮷朗の5氏。調整監では建設部・岩月明美氏。専門監では都市整備部・山本康彦、同・武田真司、豊田都市交通研究所・靍田寿文、豊田地域医療センター・松井道裕、市民部・三宅信義、上下水道局・野村幹夫の6氏。課長、一般職を含め計110人余が定年退職する。
 注目されるのは2人制の副市長人事…続きは

校歌・校章お披露目 新設1年の藤岡南中学

3面・校歌写真JPG.jpg3面・校歌写真JPG.jpg 藤岡中学校から分離・新設して間もなく1年を迎える豊田市立藤岡南中学校で11日、校歌と校章が披露された。
 校歌を作詞したのは著名な詩人・谷川俊太郎さん。使って欲しい言葉として生徒らに選ばれた「ともに生きる」「桜」「緑」などの言葉が生かされているという。校歌には珍しく、冒頭に問いかける言葉が使われている。
 作曲したのは、特に編曲の仕事で著名な富澤裕さん。語りかけるような調べで始まり、後半は力強い調べだ。当日は富澤さんも来校し、生徒の合唱を自ら指揮していた。
 体育館の壁に掛けられた校歌額=上写真=の文字を揮毫したのは、豊田書道連盟理事長の加藤矢舟さん。尊敬する谷川さんの詩を校歌として書きあげた喜びを語り、校訓でもある「ともに生きる」の部分を強調して書いたと話していた。
 この校歌を収めた額は元教員で藤岡町議も務めた西中山町の中村忍さんが寄贈したもの。中村さんは昨年12月、校訓の石碑も寄贈しており、この時も加藤矢舟さんが揮毫した。
 中村さんはまた、これらの寄贈を記念して自宅庭に、近年見直されつつある二宮金次郎の石像を建立…続きは

田舎で味噌作り 都市住民が旭地区で交流

3面・味噌づくり・写真.jpg とよた都市農山村交流ネットワークの「交流市民の会」が11日、旭地区杉本町の民家で味噌づくり体験を行った。この催しは都市住民と農山村に暮らす住民の交流を図るとともに、交流の担い手を育成する狙いで企画されたものだ。
 講師は、昨年旭地区で行われたミソ・サミットで手前味噌が好評だった伊藤美寿代さん(69・太田町)。市内外の親子連れ6人が参加して交流を深めた。
 使った大豆は、地元杉本こども園近くの畑を借り、地元の人と味噌づくりリピーターの三輪千晶さん(新町)が収穫したもの。参加者は伊藤さんの指導のもと味見をしたり、…続きは

太田市長、羽根田市議に当選証書

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 鈴木公平市長の任期満了に伴う市長選で無投票当選した太田稔彦市長(57)と、市議補選で無投票当選した羽根田利明市議(61)に対し、7日、当選証書が付与された。
 市選管主催の付与式では、鈴木英四郎選管委員長が太田市長に『当選証書』を渡し、「当選おめでとうございます。市民が安心して暮らせるまちづくりをして下さい」と祝った。
 太田新市長は「責任の重さを感じます。続きは

稲武の旧街道に雪灯籠

3面・稲武雪み.・写真JPG.jpg 豊田市稲武地区の旧街道で3・4日の夜、市内で指折りの降雪地という特色をいかした新イベント「雪み街道〜魅・美・見・味〜」が開かれた。
 これは、雪と灯りに包まれた美しい夜の町並みで、地元商店の温かい料理を楽しんで貰おうと企画されたもの。アートによる地域活性化をめざし始まった「いなぶアートフェスタ」の一環だ。どんぐりの湯から名倉川までの旧街道に約2千個もの雪灯篭が列べられ、要所ではオブジェとしても飾られていた。
 雪灯篭づくりを行ったのは稲武商工会の青年部。バケツを型にし、雪と水を混ぜて凍らせて作ったという。2千個を用意するのは重労働だったはずだ。子供むけに予定していた〝かまくら〟まで手が回らなかった事からも大変さが伝わってきた。
 記者が訪れた2日目は風が強く、あちこちで蝋燭の火が消えてしまったが、青年部メンバーや商店主たちが根気よく点火して雪灯篭を灯し続けていた。来年も期待したいイベントだと感じた。

猪 処理まなび美味しく 止め刺し・解体 研修会

4面・トップ写真.jpg わな猟で捕獲したイノシシを美味しく精肉にするための「止め刺し」「解体」の研修会が2月23日、豊田市小原地区の沢田町集会所で開かれた。主催したのは市農政課が事務局を務める鳥獣害対策連絡協議会。約30人が参加した。

 豊田市農政課はイノシシやシカによる農作物被害を自衛してもらおうと、農家の狩猟免許(わな免許)取得を支援しており、現在、市内で381人がわな免許を持っている。ただ、ほとんどの人は止め刺しや解体などの処理技術をきちんと習ったことがないため、捕獲したイノシシの多くは食べられずに埋設処分されているのが現状だ。これでは捕獲意欲も上がらない。今回の研修会はそうした課題を受けて開催されたものだ。

 講師に招かれたのは、新城市の「㈱三河猪家」で止め刺し専門員をつとめている熊谷好幸さん。東三河食肉地方卸売市場で働いていた経歴をもつ食肉のプロだ。

 熊谷さんは約1時間の座学研修を行ったあと、豊田市猟友会が2日ほど前に捕獲した二頭のイノシシを使い、ヤリによる的確な止め刺しと解体を実演した。

 熊谷さんお勧めの止め刺し方法は、イノシシの正面から胸骨の上あたりにヤリを突き入れるというもの。肉質に影響をあたえず、血抜きもしっかり出来る部位だという。研修会の参加者は上手く出来なかったが、熊谷さんが一刺しするとイノシシは痙攣を起こして動きを止めた。

 イノシシを美味しく精肉するために止め刺しは重要だが、さらに重要なのがその後の解体だという。熊谷さんは芸術的なナイフさばきを見せながら、解体時の注意点を解説していった。

 イノシシ肉が臭くなってしまう原因としてよく言われるのが「血抜き不足」だが、熊谷さんはそうじゃないと言う続きは本紙をご覧ください

夏の参院選勝利へ 自民大会・民主総会

両陣営とも地域活動を強化

 現政権党の自民、前政権党の民主の両党愛知11区支部が、3月3日、夏の参院選勝利にむけ、大会・総会を開催する。

 自民党11区支部(党員約2700人)は、2年に1回の支部大会兼総会。豊田市街地のJAあいち豊田ふれいあホールに約800人の党員を集め、13時から開催。

 八木衆院議員当選後初の大会であり、八木議員所属の石破グループから、石破茂・党幹事長が来場し、13時40分から約1時間、「これからの日本と自民党の役割」と題して記念講演する。満員予想。

 当日は大会開会前の11時40分から県議・市議・選対役員ら約100人が八木衆院議員と懇談。大会終了後の15時20分から1時間、石破幹事長との懇談会もある。

 八木支部長あいさつが大会メインの演説になるが、内容は未定。幹事長の岩月市議が「党情報告」し、次期は小選挙区で勝つための「党勢拡大」を前面に支部方針を述べる。

 夏の参院選は、党愛知県連の候補者予備選で11区支部は酒井庸行候補(60)=刈谷市選出県議=を応援。28日開票で酒井氏が勝ち、候補者として11区大会であいさつする予想。副支部長の三浦県議が閉会あいさつで、県連幹事長として所信を述べる。

 民主党11区支部総会は3日午前11時からカバハウスで。党員・サポーター150人が出席する。

 総支部長の古本衆院議員や支部長代行の中村県議らが、先の総選挙敗北を地方の立場から総括する。敗北理由として「支持者離れを加速したのは、党内の結束力欠如、離党者の増加、党代表の野田氏の軽率な言動」を上げ、今後の再生にむけ、地方組織の結束を呼びかける。

 今後にむけ、①定期的な街活動で再生計画を広く知ってもらい、女性・シニア層との意見交換会で現場から政策立案をする、②当市議会も改革実績を上げ、原点回帰の姿勢で信頼回復に努める方針だ。
 自民も民主も「地方活動を強化する」方針を全面に出す。続きは本紙をご覧ください

猿投公園線30日開通式

 豊田市御船町地内で工事中だった都市計画道路「猿投公園線」が今月末に完成する。亀首町の国道419号から西広瀬工業団地への新アクセス道となるもので、県道豊田明智線の毎朝の渋滞が緩和されそうだ。30日には地元主催で開通式典が行われる。

広瀬工業団地新アクセス道

2面・猿投公園線・写真.jpg都市計画道路「猿投公園線」(1600m)は、平成14〜17年の工事で東側が部分的に完成していたが、用地買収が遅れて長らく工事がストップしたままになっていた。

 猿投運動公園から東海環状自動車道下までの300m区間は既に開通しており、残る1300m区間が今回完成することで、西広瀬工業団地への新アクセス道となる。開通区間には高架橋や御船川を渡る橋も含まれ、総事業費は18億円(うち高架橋7億7千万円)。東西両端部には信号機が設置される。

 地元の御バイパス開通.ai船町自治区=澤田数衛区長=では念願の道路完成を祝い、30日午前10時からテープカットと「高架橋渡り初め」式典を開催する。太田稔彦市長をはじめとする豊田市関係者、用地提供者、工事関係者、地元住民ら多数が参加する予定だ。

 都市計画道路の将来の全体像の中で「猿投公園線」の位置づけをみると続きは本紙をご覧ください

若者の想いがつなぐ復興支援 気仙沼産サメ料理提供

 東日本大震災の復興イベントとして、VITS豊田タウン1階の「Vostok Cafe」で11日夜、宮城県気仙沼産の食材を使ったオリジナルメニューのイベントが行われる。時間は19時〜22時。料金は飲み放題付き5千円(税込)。気仙沼市の現状を映像で流したり、写真を展示したりもする。

 このイベントは、食事を楽しむとともに、映像や写真を通して被災地の現状を知ってもらおうと企画されたもの。主催は豊田市内の若手経営者らでつくる支援組織「熱き生き方プロジェクト」=代表・近田知晃㈱ニッポー社長=と気仙沼市の若手経営者らでつくる「気楽会」。今回で2回目だ。

 メニューには気仙沼産の魚介類を中心とした8品が並び、ビュッフェ形式で行われる。気仙沼は有名なサメの水揚げ地。今回のメイン料理はサメの心臓を使ったカツやユッケだ。このほか、フカヒレスープや塩辛を使った料理などが並ぶ。最後には気仙沼産の土産が当たる抽選会も行われる。

 近田さんは、東日本大震災前より気仙沼市の若手経営者らと交流があり、震災後から現地の実情を耳にしてきた。そのなかで、復興後に雇用を確保できる産業があるのかという疑問が浮かび、また、人としての生き方についても深く考えさせられたという。

 近田さんは「気仙沼市を紹介することが現地のまちおこしにつながり、それを支援し続けていく市民のまとまりが豊田市のまちづくりへとも繋がっていくのではないか」と語る。また、「支援はひとり一人が身の丈にあったことを行っていくことが大切です」とも話してくれた。問合せは同店(☎33・8478)へ。ご購読はコチラから

豊田市三軒町創業85年 漬物の早河食品に5代目誕生

跡継ぎ代々「兼」つく名

6面・早河食品・写真.jpg 創業85年をむかえる豊田市三軒町の老舗漬物店「㈲早河食品」では代々、跡継ぎの名に〝兼〟の字をつける慣わしがあるそうだ。現在の当主は3代目の兼義さん(48)。4代目となる充兼さん(24)も昨春から家業に入り、昨年末には5代目の至兼ちゃん(4ヵ月)も誕生した。

 早河食品の創業者は三好出身の兼吉さん(故人)。名古屋のたくあん漬け店で修行し、豊田に店を開いた。たくあん漬けは日本人の食事作法の一部。黙っていても売れたという。当時盛んだった養蚕より大根作りの方が楽なので、多くの農家の協力を得られたそうだ。職人肌の兼吉さんと、商人肌の2代目𠮷兼さん(75)で、家業を大きくしたという。

地産野菜の漬物にこだわる道を選択

 時代が変わり、たくあん漬けは食事作法の一部ではなくなった。さらに食品の価格が流通主導で決められる時代となり、漬物にも「早く、安く」が求められている。

 3代目の現当主・兼義さんは、そんな時代の波に流されず生き残るために、昔ながらの製法や地産地消にこだわる道を選んだ。「使う野菜も、作り手も、食べる人も豊田にこだわりたい。そんな漬物屋があってもいいでしょう」と楽しげだ。社長室を直売所に改装したのも、食べる人の顔が直接見えるようにしたかったからだという。

 跡継ぎとなる4代目の充兼さんは昨春、農協を退職して家業に入った。三代にわたり営んできた家業に魅力を感じ、漬物が和食の一部だという文化を守りたいと思って決めたそうだ。

昨年誕生した息子を至兼と名付けたのも充兼さん自身。家業をつなぐ決心の表れだろう。続きは本紙をご覧ください

耐震補強・塗装10億円 豊田大橋

平成11年完成し14年目の出費

1面・豊田大橋・写真.jpg 真っ白な塗装の剥げが目立ち見苦しくなってきた「豊田大橋」が、いよいよ25年度から3年計画で塗り替えられる。豊田市の25年度予算発表=2面に関連記事=で明らかになった。市は足場の設置にあわせて耐震工事も行う考えだ。複雑なデザイン構造であるため費用がかさみ、塗装と耐震の工事総額は3年間で10億円にもなるという。

 豊田大橋は平成11年に約100億円(通常の橋の2倍)をかけて完成した。豊田市駅からスタジアムへ歩く観客の渡り廊下でもあるが、完成から14年が経過して塗装の傷みや汚れがひどく、見苦しい状態だった。

 塗装工事の詳細は設計中だが、25年度にスタジアム側アーチ、26年度に都心側アーチ、27年度に両側のアプローチ、の3カ年計画で行うことになりそうだ。費用は25年度だけで1億400万円。3年間で合計2億円程にもなる。ちなみに、シンプルな久澄橋(県管理)の塗り替えは7千万円だったという。

 一方の耐震工事では続きは本紙をご覧ください

国の大型補正積極活用 豊田市新年度予算

 豊田市が平成25年度の当初予算を発表した=1面に関連記事=。国の大型補正予算を積極活用した3月補正分が加わるため、25年度は実質13カ月予算。実質総額1668億円(前年度比5・2%増)と過去3番目に大規模な予算となった。国の大型補正を活用する額は80億円。26年度に予定していた様々な事業を前倒しする形で積極的に手を挙げた。

 普通建設事業費は3月補正分を含め実質386億円。前年度比66億円の増(20・6%増)となった。公共建築物の延命化などの安全安心や市民生活に直結する予算を重点化したほか、区画整理事業や安永川改修などの基盤整備のスピードアップにも力を入れた。主な事業や新規事業は次の通り。  

まちの成長

 ①ものづくり…▼首都圏で企業立地セミナー開催(新規・370万)▼首都圏の中小企業見本市にものづくり企業を集団出店(新規・680万)▼上郷スマートIC整備(5700万)▼国道301関連市道整備(1・7億)▼南北バイパス関連市道整備(2億)

 ②環境…▼スマートハウス普及促進(3・4億)▼低炭素社会モデル地区整備(3・4億)▼再生可能エネルギー普及促進(500万)▼都心の緑化推進(1800万)

 ③暮らし満足都市…▼都市と農山村の中間組織「おいでん・さんそんセンター」を設置し多様なニーズに応じ交流機会を提供(2000万)▼農ライフ創生センター(2900万)▼農山村定住奨励金(8500万)▼グリーンツーリズム推進(430万)▼農産物直売所推進(460万)

安全安心

 ①防災・防犯…▼防災対策基礎調査(新規・300万)▼帰宅困難者対策基礎調査(新規・200万)▼避難所機能強化(2200万)▼ライフライン耐震化(36・5億)
▼学校の非構造部材耐震化(新規・9500万)▼防犯カメラ設置支援(5500万)

 ②子ども…▼こども園の新築改築(9・5億)▼こども園の空調設備(2億)▼小中学校特別教室への扇風機設置(新規・7500万)▼放課後児童クラブの充実(5・2億)

 ③公共施設の老朽化対策…▼公共施設安全安心基金創設(新規・10億)▼公共建築物の延命化(19・4億)続きは本紙をご覧ください

動きだす伊勢神トンネル 足助で杭打ち式開催

国際文化と芸術を浸透

伊勢神地図.pdf 国交省名古屋国道事務所が今年度より事業着手した「国道153号伊勢神改良事業」=新・伊勢神トンネル建設=の中心杭打ち式が、足助交流館のホールで16日に行われた。壇上には地元政財界の面々が勢揃いし、会場には足助・稲武の両地区を中心に多くの市民が集まった。

 国道153号は名古屋市から豊田市を経て、長野県の飯田・塩尻市に至る主要幹線道路。伊勢神峠は古くから交通の難所で、明治30年に初代「伊勢賀美隧道」が完成した。

 現行の2代目「伊勢神トンネル」は昭和35年に開通したもの。当時は画期的だったが、車両が大型化した現在は断面不足となり、大型トラック同士のすれ違いが困難だ。観光バスは敬遠することもあるという。また、トンネル前後にヘアピンカーブや急勾配な坂が多く危険なことや、大雨時には通行止めとなることからも、トンネル新設を含む道路改良が求められていた。特に稲武地区の住民には悲願だった。

 改良区間は足助地区明川町から稲武地区小田木町に至る約2・4㎞。新トンネル(1・9㎞)は現行トンネルの下に掘られる。事業費はおよそ80億円。今年度中に測量調査や予備設計を終え、来年度以降に用地買収、詳細設計、工事説明、工事に取り組んでいく。完成は概ね10年後なるようだご購読はコチラから

矢作川流域圏懇談会 苦しみつつ一定成果

3年1サイクルの議論全体会で総括

4面・流域圏懇談会・写真.jpg 矢作川流域圏懇談会の全体会議が豊田商工会議所ホールで18日開催され、この2年半の活動の総括が行われた。委員60人、傍聴者30人が参加した。

 同懇談会は、流域が抱える様々な課題について河川行政、関係機関、市民、有識者らが話し合い、調和のとれた流域圏の発展につなげるのが目的。国交省豊橋河川事務所を事務局に一昨年8月に設立された。一つの課題をつきつめる専門会議でないため歯がゆい部分もあるが、さまざまな立場の人が集まって将来の矢作川を話し合う意義は大きい。3年1サイクルで総括しながら、6年、9年と続けていく計画だ。今回の全体会議は最初の総括の場だった。

 同懇談会では小規模な会議や勉強会が毎週のように開かれている。特に議論を深めてきたのは山・川・海3部会の市民メンバーと研究者たち
だ。スタート当初はテーマを絞ることすら難しい部会もあったが、苦しみながら一定の成果をあげ総括に続きは本紙をご覧ください

地域移動販売車 足助商工会が計画 
トヨタ生協販売車と競合に対策

「買物難民」解消に知恵出し合う

7面・移動販売車・写真.jpg 山村地域の小規模な高齢化集落を巡回する「移動販売車」を来年度から本格スタートさせようと、足助商工会(浅井恒和会長・会員数319)が準備を進めている。トヨタ生協の移動店舗「メグリア便」との試験的な連携も予定されており、山村地域の移動販売サービスの今後を占う事業になりそうだ。

 山村地域に点在する小規模集落では、買い物が困難なお年寄りが増えており〝買い物難民〟という言葉も生まれている。この社会的課題を解決するため豊田市は移動販売への補助制度を設けており、これを使ってトヨタ生協がトラック2台を改造して始めたのが移動店舗「メグリア便」だ。地域貢献として市内6地区で巡回営業している。1号車は藤岡・小原・旭地区がエリア。2号車は石野・松平・下山地区がエリアだ。

 ただ、山村地域の商工会の中には「メグリア便との競合で地元商店が衰退してしまう」「そのあとトヨタ生協が撤退したらどうするのか…」との慎重論もあり、足助・稲武の2地区ではメグリア便は運行されていない。

 今回、足助商工会とトヨタ生協が連携することになったのは、足助地区内でのメグリア便の運行について、生協から商工会へ相談を持ちかけたのがきっかけ。2号車の土曜日のスケジュールが空いているからだった。

 商工会も「お年寄りのためにより良い形を考えよう」と判断し、地元商店を守るバランスを模索しながら試験的に連携することになった。

 連携するエリアは足助南西部の佐切地域と冷田地域。地元から希望のあった計11集落で停車・販売する予定だ。食品の担当はメグリア便。商工会の移動販売車は日用品を積んで一緒に回り、御用聞きも行う。3月スタートを目指して両者で準備を進めている。

 この連携とは別に、足助商工会は来年度から独自に続きは本紙をご覧ください

山・街の将来を見すえ「豊田学」を模索しよう 
愛知学泉大学100周年記念シンポ

学校法人安城学園が運営する愛知学泉大学豊田学舎(大池町)が、豊田産業文化センターで11日、太田稔彦豊田市長を招いて地域社会に関するシンポジウムを開催した。

 安城学園は昨年創立100周年を迎え、学泉大学豊田学舎にあった経営研究所とコミュニティ政策研究所を統合。豊田市の課題と具体的な解決策を模索し、持続可能な地域社会を目指そうと「地域社会デザイン総合研究所」を設立した。

 今回のシンポジウムは同研究所の設立を記念して行われたもの。太田市長の講演と、参加者との意見交換を通して豊田独自の地域社会学「豊田学」の構想に役立てようという目的がある。

 太田市長は「豊田市が直面する課題と今後の展望」をテーマに講演。話題は様々な分野に及び、パソコンで画像を使いながら各分野の課題や市の行う取り組みを丁寧に紹介した。話題の中心は過密人工林、獣害、都市との共生など山村地域の課題だった。

 講演の最後には旭地区にIターン移住し、農業を営んでいる横江克也さんを紹介。今の社会では都市を離れ、田舎で自給自足の生活を送る人は珍しい、と前置きし「こういった新しい生活を含め、都市や山村、様々な暮らしのあり方を市民が選択できる都市を目指していきたい」と考えを語った。
 講演後の意見交換で若者の雇用への考えを聞かれると続きは本紙をご覧ください



27年間の活動に幕 ミネルバ豊田

国際文化と芸術を浸透

3面・ミネルバ豊田JPG.jpg豊田市高岡地区の女性4人が中心となって昭和61年に立ち上げた市民団体「ミネルバ豊田」(伊藤絹枝代表・70・若林西町)が今月3日に活動の幕を閉じた。

 ミネルバ豊田は国際文化理解を活動目標に、コンサートや各種公演などを豊田市で開催してきたボランティア団体。その収益は海外研修生の育成を行っているオイスカや国境なき医師団などに寄付してきた。

 代表の伊藤さんは30年前に市の海外研修に参加。他国の女性たちと交流するなかで豊田市に国際文化や芸術を浸透させたいと思ったそうだ。

 第1回目は豊田産業文化センターに三味線の弾き語りの人を招いて人形劇を開催。このほか、中国雑伎団や狂言師を招いたり、ピアノコンサートなどを開いたりしてきた。時には外務省協賛で映画祭を行ったこともあった。

 公演は企画・運営・広報・経理のすべてを会員たちで実施。なかにはチケットを600枚売らないと成り立たない舞台や、会員たちでスライドや音響、照明などを行った「語り」もあったそうだ。

 伊藤さんは「私が言い出したことですが、協力してくれる人がいなかったらできなかったですね」と活動を振り返る。

 最終公演となった3日には伊藤さん宅で、ピアノ奏者はちまん正人さんを招いた「結びの会」が行われた。部屋には27年間にわたる活動を共にしてきたメンバーら約30人が集った。

 ミネルバ豊田の公演活動は伊藤さんが夫の介護を始めた10年ほど前から休止しており、自宅でお茶会などを行ってきた。当日は伊藤さんの夫の一周忌でもあり、節目として最後の会を行った。ご購読はコチラから

宮城の海岸林再生を支援 オイスカ豊田ファミリーデー

女優紺野美沙子さんの講演も

 国連開発計画の親善大使を務める女優の紺野美沙子さんの講演をメインとしたイベント「オイスカファミリーデー」が先週末9日に開かれた。会場の豊田市民文化会館大ホールには約1千人の市民が集まった。

 このイベントは、公益財団法人オイスカを市民の力で支えようと、オイスカ豊田推進協議会=光岡保之会長=が主催している恒例行事。6回目となる今回は、オイスカが宮城県名取市(仙台空港の地)で始めた「海岸林再生プロジェクト10カ年計画」への支援がテーマだった。

 仙台平野の海岸林は飛砂や潮風を防ぐ松並木で、約400年前の伊達政宗の時代に造成され始めたもの。その海岸林が3・11大津波で大被害を受け、再生には600万本以上のクロマツの苗が必要だと言われる。

 オイスカが始めたのは名取市民が取り組む苗木づくりへの支援。平成31年度までに合計44万8千本の苗木を出荷する計画だ。すでに昨春まかれた種子は順調に発芽し育っているという。支援総額は人件費や管理費も含めて10億円。津波被害を受けた地元農家の雇用にもつながる事業だ。

 講演会では紺野美沙子さんが国連開発計画の親善大使としての活動を紹介し続きは本紙をご覧ください

会長代理に倉知県議選出 自民党愛知県連   インタビュー

 自民党愛知県連(会長=藤川政人参院議員,自民県議49名)は1月29日開催の執行部会で、豊田市選出の倉知俊彦県議(81)=11期=を会長代理に選出した。国会活動で愛知県内での活動時間が少ない藤川会長に代わって、倉知県議が4月の名古屋市長選挙や7月の参院選挙を指揮する。

 会長代理に就任した倉知県議は、代理就任に至る経緯や、名古屋市長選、参院選の方針、県連の組織強化等について、2月1日倉知事務所でインタビューに応じた。



倉知.jpg──元県連会長の倉知県議が今回、会長代理に就任された経緯は。

 倉知県議 自民県議団から推薦があり、現会長の藤川さんから「今回はどうしても力を貸してほしい」と直々に頼まれ、お断りできなかったというのが真相です。

 ──4月の名古屋市長選をどう戦いますか。


倉知県議 自民党本部の調査で一つの結論が出ていますが、河村市長は減税や中京都構想で成果を上げられず、今や「ごく普通の候補」ですね。あの名古屋弁も「市民として恥ずかしい」という声が上がってきました。自民党も人選に入っているが、自・民・公3党候補で河村市長と戦う方針ですよ。まだ先の話ですが、大村知事とも戦うことになるのでは。総選挙で知事派は全敗でした。

 ──愛知県連は先の執行部会で、参院選愛知選挙区(改選定数3)の自民候補を決めるため、党員投票による予備投票の実施を決めましたね。

 倉知県議 候補者1本化のため、公開で党員・党友約3万2千人が予備投票をします。予備選の選挙管理委員会(委員5人)が県連内で発足しました。私が選挙管理委員長になって2月12日に候補者を受け付け、13日〜27日が選挙運動期間(郵送による投票期間)、28日県連で開票します。

 ──誰が優勢ですか。

 倉知県議 刈谷市選出の酒井庸行県議(60)=3期=が優勢でしょうね。県連の政調会長です。

 ──名古屋市中村区選出の寺西睦県議(48)=1期=も出馬するようですが、勢力は。

 倉知県議 差がつくでしょうね。予備選を公開で行って、候補者を1本化するところに意味があるわけですね。自由・活発な予備選を展開し、有権者の自民党への理解を高めたいですね。

 ──先の総選挙では愛知県内で自民党が議席数で圧勝したが、得票数はあまり増えなかった。愛知県連はどんな対策をとられるのか。

 倉知県議 一にも二にも組織強化ですよ。私は党員倍増論です。すでに県連の組織委員長をトップに組織強化の「プロジェクトチーム」が発足しているので、近々に方針が出て来るでしょう。

 ──その県連方針にそって、愛知11区支部の次期大会には、当地の党員倍増論が提案される…続きは本紙をご覧ください

下帯男の熱き響宴 「天下祭」 松平郷まつり広場で

2-天下祭上.jpg 冬の豊田を代表する裸祭り、松平地区の「天下祭」が今週末の9・10日、松平郷まつり広場で開催される。同実行委員会=原田好夫委員長=の主催で26回目。

 同地区は徳川家の始祖・松平家発祥の地。天下祭は松平家の初代・親氏公を讃える祭りだ。メイン行事の〝玉競り〟では、下帯姿の裸男たちが、厄除けや祈願成就の効果があるとされる木製の玉〝水玉〟を奪い合う。男たちの熱気に魅了され、毎年足を運ぶ観光客も少なくない。


その天下祭で今年、主役の座主(=親氏公の成り代わり)を務めるのが梅村長史さん(40・亀首町)、影浦健一さん(41・栄町)、佐藤宗樹さん(39・九久平町)の3人だ。

 天下祭への想いを尋ねると「先輩や地元から受け継いだ責任を果たし、情熱を次の世代につなげていけるように、心と体の準備をしている」と影2-天下祭下.jpg浦さん。今回が初めての参加だという梅村さんは「歴代続く伝統・風格を汚さないよう、座主という大役を演じていきたい」と話す。

 地元参加で座主を務める佐藤さんは「売店の手伝いなどは長くやってきたが、祭りへの参加は今年で2年目。地元からの参加なので、周りの声を良い意味で刺激にしたい」と語って続きは本紙をご覧ください

中学校区で防災体制を考える 猿投台中学校区地域・学校防災会議

大規模地震では児童生徒を学校に留め置く

 豊田市立猿投台中学校(宮川隆広校長・生徒390人)が同校で先月24日、「猿投台中学校区地域・学校防災会議」を開いた。

 これは、将来予想される大規模地震に備えて従来の学校防災計画を見直し、小中学校・地域・関係機関の連携の強化で円滑な防災体制を考えようと行われたもの。第1回目の会議には木本文也市議、市防災対策課、教育委員会、消防署、同中学校の教師や生徒、保護者ら32人が参加した。

 現在、市の学校防災計画では地震発生時には子どもを保護者へ引き渡すことが原則となっている。しかし災害発生時には交通機関や通信機能の麻痺、沿道の建物などの崩壊が予想される。学校側は、その状況下で子どもを速やかに保護者へ引き渡すのは困難だと説明。その際の計画案として震度5強以上の大規模地震が発生した場合、安全に保護者へ引き渡しができるまで児童生徒を学校に留め置くことを提案した。これに伴う学校側の体制や校舎内での避難生活についても考えを述べた。

 学校で子どもを留め置くことについて、保護者からは災害時の危険を考えると安心であると意見が出された。また備蓄する非常食等の費用負担やアレルギー体質の子どもへの対応などについて質問や意見が出された。さらに生徒からは…続きは本紙をご覧ください

高度な利水 どう調整? 矢作川研究所シンポ

4面・研究所シンポ・写真.jpg恒例の豊田市矢作川研究所シンポジウムが2日、豊田産業文化センターで開催され、約150人が参加した。今回のテーマは「水利用」だった。

 西三河の大農業地帯と大工業地帯を支える矢作川は、年間流量の40%以上が取水されている。全国でもトップクラスの過酷な水利用率の川だ。また、そうした水利用が農業・工業・上水・電力・漁業などの河川利用団体の調整と協議によって上手に行われていることでも知られている。シンポ前半の基調講演では法政大学の伊藤達也教授が、そうした矢作川の水利用の現状を中心に解説した。

 後半のパネルディスカッションは関西学院大学の古川彰教授がコーディネートし、川の利用は「人と人との調整」だけでなく「人と自然との調整」も必要であることを中心に4人のパネラーが話しあった。

 矢作川漁協顧問の新見幾男さんは、漁協が補償金を受け取らない体質に転換し、農業用水団体や電力会社と協議しながら河川環境の改善に努力してきた歴史を説明。河川環境を守るには漁協の真面目な姿勢が欠かせないことを語った。

 矢作川研究所元幹事の村山志郎さんは、自身の川釣りで観察し続けてきた〝川底の老化〟とも言える現象を語り、水源域の人工林の荒廃に問題があることを指摘。山肌の裸地化によって山の保水力が低下していることにも言及して「水を分けることだけでなく、有効に使える水を増やすことも考えて行かなければ」と語った続きは本紙をご覧ください

高度水利用と河川生態系 最先端の成功システムにー矢作川 

矢作ダム.jpg豊田市矢作川研究所の平成24年度シンポジウムが2月2日(土)13時から豊田産文センターで開催される。入場自由。テーマは「矢作川の水利用─過去・現在・未来─」。シンポは毎年1回、この時期に開催されてきた。

 矢作川水系は総数37基もの大小ダムが河川生態系を分断、矢作川本川(豊田市内)だけでも左図の7つのダムがあり、そのダム群の運用によって矢作川総流量の40%もの水を陸上に取水し、農水、工水、上水として高度利用してきた。
矢作川ダム.pdf
 1994年に豊田市・枝下用水・矢作川漁協が第3セクターで矢作川研究所(現在市営)を創設して以来、発電・農業・漁業が「共存共栄」の矢作川運営を続けた結果、全国最先端の保善システムができ、天然アユが大規模に復活した。3団体側のダム利用研究が今回シンポで検証されると思う。続きは本紙をご覧ください

政策判断しない市役所緑化拠点にマンション─ぶんや日記1月─(一部抜粋)

1月29日(火)晴れ。
 豊田都心の挙母神社東隣りのホームセンター・ヒラサダが閉店し、市都市整備部は、その跡地約3千㎡に15階建マンション建築を許可した。現地は挙母神社の鎮守の森を東へ拡大し、近自然改修予定の安永川を渡れば八幡公園、矢作川右岸の河畔林に至る。都心緑化の中心拠点だ。矢作川緑地を鎮守の森まで拡大指定しなければならない位置だと思う。現豊田市役所は土地利用の都市政策判断に関心が薄い。

 あの緑の拠点位置に大型マンションを許可するようでは、豊田都心緑化は夢のまた夢になる。住宅の庭にシバを張り、街路樹を植えるタイプの事業を「都市街緑化」と呼んでいるようでは新政権の末代までのハジになるだろう。都市計画決定で矢作川緑地を西に拡大し、都市林を創造する長期構想を市議会としても考えなければ。

 現在の総合企画部広報課はさらに意欲がない。マンション建設の位置図、配置図を求めたら、おどろいたことに情報公開の請求手続きをしなければ出せないという。住宅地図のコピーのような書類がなぜ簡単に出て来ないのか。広報課は市中枢の情報発信基地である。あまりの官僚化に驚いた。市役所の体質がこうなったのか?続きは本紙をご覧ください



〝川の学校〟森にも着目 豊田市立西広瀬小

裏山に「丸根山ビオトープ」整備

3面・西広瀬小・写真.jpg 水質測定を毎日続け「矢作川の小さな見張り番」として全国的に有名な豊田市立西広瀬小学校で、今春から、裏山を新たな環境学習の場にする取組が行われている。1月26日には保護者や地元住民を招き「丸根山ビオトープ」が除幕披露された。

 同校の水質測定は、粘土鉱山からの垂れ流しで矢作川が白濁していた時代の昭和51年にスタート。「遊べる川を取り戻したい」という思いだった。川の透明度はずいぶん前に回復し「見張り番」の役割は終えているが、今でも同校伝統の環境学習として続いている。その日数は連続1万3千日以上にもなった。

 裏山を環境学習の場にしようという新たな取組は、伝統の「川の環境学習」から離れるように見えるが、本来、川と森はセットのもの。マンネリ化しそうな水質測定に厚みと広がりを持たせてくれそうだ。

 学校の東隣にある丸根山に着目したのは、今年度赴任して4年生の担任となった林宗弘教諭。かつて上鷹見小学校で里山ビオトープづくりを手がけ、寿恵野小学校では放置されていた水辺のビオトープを再生した人だ。

 林さんは丸根山と周辺の里山環境を見て「このまま環境学習に活用できる」と直感したそうだ。木々や竹を整備してより良い自然環境にしたり、切った木でシイタケ等の産物を育てたりできる。周辺の休耕田に水をはればトンボの観察にも絶好だ。スギ・ヒノキの間伐学習をすれば、児童が家の山にも関心を持ってくれ
る。矢作川につながる沢もある。フィールド学習には絶好の裏山だった。

 地主の理解を得てさっそく4年生を中心に散策道の整備を開始。資金は高原環境財団の助成を受けた。里山生態系のアドバイスは市森林課の北岡明彦さんに求めた。木の伐採は地元の人たちが助けてくれた。林さんは朝夕1時間ずつの作業を続けたそうだ。

 26日の除幕式で講演した北岡さんは「この森の主人公はドングリのなる木です。樹液が出る木も大事にしてください。集まってくる虫、それを食べる鳥、ムササビ等の動物をじっくり観察すれば、丸根山の不思議が分かってきます」と子供たちに語りかけていた。続きは本紙をご覧ください

コンクリート剥がし第2弾 上郷地区の農業水路で実験

4面・コンクリート剥がし写真.jpg 豊田市上郷地区桝塚東町の農業用排水路(西大排水路)で、底のコンクリートを一部剥がす工事が行われた。平坦で水深の浅い水路に砂底の深場をつくり、小魚の生息環境がどのように改善されるかを見る実験だ。

 これは豊田市矢作川研究所が行ったもの。2年前の春にも、少し上流で第一弾のコンクリート剥がし実験を行い、直後からその深場を驚くほど多くの小魚が利用し始めた実績がある。

 今回の第二弾では、コンクリートを剥がす面積を前回の約5倍(12m×7・5m)に広げた。冬季は水路の水深が5㎝程しかないが、この深場は30〜40㎝。平坦なコンクリート水路に淵を創出した形だ。

 淵の底には砂利と砂を敷いてある。また、片側はスロープ状にして浜もつくり、水中と陸上の曖昧な境界部分も創ってある。どちらも生きものへの配慮だ。土のう袋で囲まれた部分=写真参照=にはアシの根が入った土を積んであり、春には芽吹いてくるはずだ。

 この実験で強度を考えながらコンクリートを剥がしたのは、矢作川研究所事務局長の内田良平さん(41)。もともとはコンクリート水路を設計してきた人だというから面白い。「今回の第二弾は川幅の広い場所で規模を広げての実験です。底に変化をもたせましたが、これが川の流れでどう形づくられていくか楽しみです」と話してくれた。

 こうした淵は小魚の越冬にも必要な場所だ。第一弾の実験場では底に堆積した葉っぱの中でメダカやドジョウが寒さをしのいでいる。

 これまで治水優先で進められてきたコンクリート水路づくりだが、生物多様性が求められるようになった今続きは本紙をご覧ください

民主党11区 得票激減 どう総括か

hyou .pdf 民主党愛知11区総支部(古本伸一郎支部長、党員・党友約7百人)が、3月3日(日)午前10時から豊田市丸山町のカバハウスにて、第12回定例総会を開催し、先の総選挙について総括をする。

 民主党は全国的には惨敗で政権の座を降りたが、民主党王国の愛知県内15選挙区でも大敗し、小選挙区で勝ったのは愛知2区(名古屋)と当地愛知11区だけだった。2選挙区でも自民候補が接近戦を展開し、2候補は比例代表で復活当選した。

 愛知11区については、まだ支部総会の議案ができていないので、どんな総選挙総括が行われるのか、詳細はわからない。

 愛知11区の民主・古本伸一郎氏は全トヨタ労連の組織力で堂々の4選を果たしたものの、得票数は過去最低だった。上表にはこれまで3回の総選挙での古本氏の得票数の推移を記載した。全トヨタ労連の組織戦をもってしても得票数はその時々の〝風〟次第で、大きくゆれ動いた。

 2005年総選挙は民主は野党時代だった。自民党の小泉せん風が吹いた選挙で、民主党には向かい風の選挙。自民党・土井真樹氏が比例代表で復活当選。それでも2選目の民主・古本氏は13万票台を確保した。

 2009年総選挙で民主党は政権の座に。古本氏は17万票台に乗った。 2012年は第3極せん風の総選挙。民主惨敗で、古本得票は過去最低の12万票台に落ちた。支部長代行の中村晋県は「2005年は民主は野党だったからキズは軽かったが、2012年は政権党が批判され、無党派層から見はなされたと思う」と語っていた。

 今回の愛知11区支部定例総会で、総選挙の総括はどこまで深められるのかよくわからない。

 第1に、もし民主・古本氏が自民・八木候補と第3極のハサミ打ちになっていたら、どういう結果になっていたか。

 第2に続きは本紙をご覧ください

西三河一の訪問リハビリ 豊田市梅坪町 リハビリネクスト㈱

豊田市梅坪町6の事務所を拠点に西三河地域で訪問リハビリを行っている「リハビリネクスト㈱」が、在宅医療・介護・訪問リハビリに関する公開勉強会をインターネット回線で放送している。

2面・リハビリネクスト写真JP.jpg 訪問リハビリとは、理学療法士・作業療法士・看護師を家庭に派遣して行うリハビリテーションのこと。平成12年の介護保険法施行で民間の営利企業も行えるようになった。もちろん介護保険や医療保険が使える。

 リハビリネクスト㈱の利用者は豊田市内を中心に約280人。西三河で最大級の規模だ。その半数は脳血管障害による半身麻痺の人で、高齢のため体力低下した人や様々な難病の人もいる。

 社長の八木真次郎さん(44)は17年前から病院や施設を掛け持ち、在宅リハビリを根付かせる活動を続けてきた人。介護保険法施行の平成12年に同社を立ち上げた。スタッフは現在21人。うち20人が有資格者だ。

 インターネット回線を使った公開勉強会の放送は平成22年に開始。ライブ動画配信サービスを使って遠方の講師から学ぶことができる。医療・介護関係者向けの内容が中心だが、一般の人が楽しめる回もある。

 医療・介護の業界ではよく勉強会が開かれるそう。「それを多くの人に公開したい」
「繰り返し観られるようにしたい」というのが八木さんの想いだ。遠隔医療が普通になるであろう近い将来にむけ続きは本紙をご覧ください



とよた山里暮らし通信員 横江さんを訪問

 豊田市はいま、従来型の「農山村振興」の考え方を一歩進め、都市と農山村の共生の中で市民が多様なライフスタイルを選択できる「暮らし満足都市」を目指している。農山村で自分らしい暮らしを実践している若者4人に、山里暮らし通信員「おいでん・さんそんず」として魅力を発信して貰っているのもその一つだ。
 太田稔彦市長は15日、旭地区榊野町に夫婦でIターン定住して農業を始めた横江克也さん(29)を訪問し、畑や鶏舎などの暮らしぶりを視察。短時間ではあったが地元住民を交えて意見交換会も行った。
 今回は消費者グループ連絡会長の澤田惠美子さんと大学生の鈴木華子さんも、都市住民の代表として市長の視察に同行。横江さんはたまご出荷用に飼育している名古屋コーチンの餌へのこだわりや、草や落ち葉などを使った自然栽培の畑について説明し、抜いたカブを市長らに丸かじりしてもらっていた。
 視察後の意見交換会の中から、市長と横江さんのコメントを抜粋し以下に要約した。

お金で価値判断しない山里の心豊かな暮らし

3面・横江さん・写真.jpg太田市長 広報とよたの特集で4人と意見交換したとき、横江さんは山村の暮らしについて「不便なことがむしろ良いんです」と言われましたね。

横江さん 大学生の時に「生きていく力が自分には足りない」と思いました。ご飯も、服も、家も、すべてお金で買って済ます世の中を漠然と不自然に感じていたんです。不便がいいと言うより、便利な暮らしが恐いという気持ちですね。最低でも食べ物は自分で作りたいという気持ちがあって、ここで暮らしを始めたんです。

太田市長 東日本大震災の時、便利さを追求してきた都会の人たちは生活が成り立たなくなりましたね。便利さを追求し過ぎた生活は凄くモロイのだと感じました。そうかと言って横江さんみたいな生活に踏み出せる人ばかりじゃない。そのあたりの折り合いの付け方で、みんな迷っているんでしょうね。

 現金を価値判断にするととてもじゃないけれど出来ない暮らしのように見えますが、そこを乗り越えてしまえば、こんなに人の暮らしやすい場所はないんでしょうね。どの山村地域にもそれぞれ暮らしやすい場所があるはずです。それを別の価値判断で見てきてしまった。

 横江さんのような人を〝変わり者〟にさせないためにはどうしたらいいのか。それが我々の悩みなんですね。そのあたりが上手く回るようになると、横江さんのような暮らしが選択肢になってくると思う。過疎化対策の一番の基本はそこじゃないだろうかと思っています。

横江さん 僕ら夫婦は難しいことは考えていなくて、楽しい暮らしをしたいんです。たまたま職種が農業だというだけで、仕事は何でもいいと思うんです。家族が暮らせる最低限のお金は確保しなければいけませんが、それ以上、月収20万円がいいのか、30万円がいいのかというと、結局ラインが上がってしまうと思います。最低限のラインを決め、「ここまでならいい」という暮らしをしていきたい。

 自分たちが楽しい暮らしをしていった結果として、近所づきあいができたり、たまたまこの地域が元気になったり、農村の活性化につながれば、いちばん気が楽ですし、楽しいだろうと思っています。続きは本紙をご覧ください

農業を市民に伝える店 夢農人マルシェ1周年

4めん・夢農人・写真.jpg 豊田産の農作物の良さを消費者に直接伝えようと、市内の若手農家らが挑戦しているアンテナショップ「夢農人マルシェ」が、1周年を迎えた。

 夢農人とよた(鋤柄 雄一代表・30農家)は、20〜40代の若手農家でつくる団体。地元農作物・畜産物の良さを消費者へ積極的に発信し、地産地消を進め、さらにはブランド化していこうと様々な取組を続けている。

 竜神町の「夢農人マルシェ」は、農家たちが自ら運営する全国でも珍しい形態の店だ。お客さんとの会話を通して、自分たちの農業を伝える場になっている。ただ、販売は専門外。この一年間は手探りだったそうだ。

 営業日は毎月第1・3土曜日。夢農人とよたの副会長で、マルシェの責任者を務める大橋鋭誌さん(37・大橋園芸)は、「1カ月に2回の店なので各メンバーの旬の作物を把握し、旬のフェアでお客さんを楽しませるよう考えています。一年やってきてお客さんがとれたて野菜を求めていることも分かってきた。若手に野菜農家が少ないので、そこに力を入れるよう作戦を練り直しています」「自分たちが行動しなければ知って貰えません。若い人が買いにきてくれれば、それが地元のためにもなる。豊田の農業は元気があるよというところを見せたいですね」と話してくれた。

 19日の一周年祭は特別価格で行われ、野菜の詰め放題、イチゴの積み放題、おいでんグランプリで優勝した「このまちうどん」など、様々な屋台販売も行われていた。

 夢農人とよたは結成して3年目になる。これまでの感謝の気持ちを込めて2月24日に会費制の感謝パーティーを開く。ニューヨークパパのカバハウス店で17時半から2時間ほど。50名限定で会費3千円だ。

 内容はビュッフェとトーク続きは本紙をご覧ください

新しい名誉市民に2人 浦野烋興 鈴木公平氏

1面・浦野やすおき写真.jpg 豊田市の市制62周年記念式典が、3月2日(土)午前10時30分から市民文化会館小ホールで開催され、席上で太田稔彦市長が、元衆院議員(6期)の浦野烋興氏、前市長(3期)の鈴木公平氏を同市の新しい名誉市民として認定し、両氏の栄誉をたたえ、功績を顕彰する。

 同市「名誉市民」は市議会が議決をもって名誉市民を推挙(推薦と同義語)し、市長が名誉市民の功績を顕彰し、礼遇を実施する制度。鈴木公平.jpgすでに咋年12月市議会が議決を終えている。

 市制62周年記念式典では今回、浦野烋興、鈴木公平両氏に「名誉市民章」を授与、市制功労者、各種功績者を表彰する。総数約4百人出席予定。

 豊田市四郷町下古屋の浦野家では、先代幸男氏が衆院議員・労働大臣をつとめ、37年前の1976年名誉市民に。当代烋興氏は衆院議員・科学技術庁長官(国務大臣)時代の功績で名誉市民に。

 東海環状自動車道・中部空港建設促進議員連盟事務局長、21世紀万博誘致議員連盟副会長として地元に貢献。中選挙区時代の愛知4区で当選6回、小選挙区の愛知11区で議席を失った。退任後、豊田市図書館顧問5年間。

 先代幸男氏は浦野家の庭園内に花木や緑化木を植えに植え、36年前に63歳で急逝。烋興氏はそれから衆院議員を6期。今庭園の手入れに多忙だ。

 前市長の鈴木公平氏は在任3期12年の間に、市役所内では市政経営化の体制を確立した人だが、市民は「市町村合併を実現した市長」「農山村の味方」と公平市長を評価する。市営おいでんバスを走らせ、矢作川堤防を抜本強化し、水害から市街地を守った市長として知られる。農ライフ創生センターの創始者続きは本紙をご覧ください

芸術山村おばらで地域の作家展 小原デザインフォーラム

8面・小原の作家展・写真.jpg 有名な小原和紙工芸の他にもさまざまなジャンルの芸術家が創作活動をしている豊田市小原地区で、いま「小原地域の作家展」が開催中だ。陶器、デザイン、現代美術、書、日本画の17人=左記載=の作品が列んでいる。永太郎町の和紙のふるさと和紙展示館で27日まで。

 主催する小原デザインフォーラム(田中真会長)は、和紙工芸作家、陶芸
家、地域住民有志らで結成されたもの。美術や音楽に限らず、こころ豊かに暮らす工夫や向上心を生活のデザインと考え、明るく個性ある地域社会づくりを目指している団体だ。

 今回の「小原地域の作家展」は、小原デザインフォーラムが市わくわく事業補助金を使って、平成19年から行っているもの。小原で創作活動をしているさまざまなジャンルの芸術家の作品を展示し、交流を図りながら、小原の芸術の多様性や作家の魅力を発信するのが目的だ。また地域住民が芸術を身近に感じ、触れることにより誇りを持ってもらおうという想いも込めている。

 会場には陶器や書などの作品が多数列び、その中に素晴らしいデザインアートのコーナーや、ちょっと不思議な現代美術もあっておもしろい=写真=。あらためて小原が芸術の山里であることを感じさせてくれる展覧会だ。

 和紙展示館は入館200円。月曜休館。問合せは和紙のふるさと(☎65・2151)へ。
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緑十字金章で警察庁長官から表彰 豊田市吉原町山内希男さん

2面・山内さん.jpg 豊田市高岡地区の吉原町で「碧園お茶の純平」を経営する山内希男さん(78)が、16日に東京で開催された「交通安全国民運動中央大会」で、警察庁長官・(財)全日本交通安全協会長連名の交通栄誉章「緑十字金章」を受章した。

 これは、山内さんの57年間におよぶ交通安全に対する献身的な尽力や多大な功績が認められ、警察本部長と交通安全協会長の合議により推薦されたもの。今回の金章受章は愛知県下では一人で、豊田署管内では初の受章となった。

 山内さんが交通安全協会に入ったのは昭和30年。当時の吉原町は碧海郡高岡町で安城署管内だった。高岡町が豊田市に合併後、豊田支部へ編入された。家業の製茶業を営みながら交通指導員として奉仕活動にあたり、「車のまちとよた」を事故のない明るいまちにしたい想いで事故防止に取り組んできた。当初の活動では、交通量の多い場所や通学路に横断歩道をかいたり、地域で葬儀があったときには交通整理も行ったりした。

 山内さんが特に力を入れてきたのが交通指導員としての立哨活動で、47年間にも及んだ。現在は、愛知県交通安全協会豊田支部監事と豊田地域交通安全活動推進委員幹事を務め、子どもやお年寄りの交通事故防止のための交通安全教室などを行っている。この他、豊田東名ライオンズクラブの元会員として盲導犬育成支援にも力を入れている。

 山内さんは「ドライバーは事故を起こさないという気持ちと、スピードを出し過ぎないことが大切です。お年寄りは夜はなるべく出歩かないよう心がけてもらいたいですね」と語った…続きは本紙をご覧ください

豊田市が早期導入へ地元企業の参画支援 メガソーラー発電施設

 東日本大震災以降、環境分野の中でも注目が集まる再生可能エネルギー。豊田市は昨年11月に導入指針を作成し、12月議会で早期の実施を行うと答弁した。その一方、市に先駆け独自にメガソーラー(大規模太陽光発電施設)を建設する民間企業があらわれた。市の再エネ事情が大きく変わろうとしている。

3-ソーラーパネル.jpg 豊田市は平成21年に国の環境モデル都市に選定され、市内企業と協働で低炭素社会の実現に向けた様々な実証実験に取り組んできた。しかし、再生可能エネルギーの分野、特に電力の固定価格買取制度の導入で全国的な盛り上がりを見せるメガソーラー建設では、他の自治体に大きく先行されている。

 そこで市は昨年11月、再生可能エネルギー導入指針を発表。指針によると、①地元企業の参画促進、②市民・事業所・地域への導入支援、③公共施設への導入推進、④補助金など市独自のメリット提供、⑤取り組みの見せる化、が市の主な役割としてあげられている。

 現行の「とよたエコファミリー制度」の拡充や、再生可能エネルギー導入のため屋根・土地の賃借契約の仲介役を担う「仮称・とよた再エネ促進サポーター制度」を実施予定。また、地元企業の積極的な事業参画を目指し、補助金や人材育成等の環境づくりにも取り組む考えだ。

 一方、固定価格買取制度を受け、市に先駆けて独自でメガソーラー施設の着工に乗り出す民間企業もあらわれはじめた。

 豊田市内で初のメガソーラー施設を建設しているのは日本ルツボ㈱=本社東京都=。猿投地区御船町にある豊田工場の敷地3万6千㎡に、約8千枚のソーラーパネル(発電量2メガワット)を設置中だ。この敷地は粘土の採掘場だった場所で、今回のメガソーラー建設は使わなくなった土地を有効活用しようと計画したもの。現在の進捗状況は全体の30%ほどで…続きは本紙をご覧ください

味と安全にこだわり長期飼育 名古屋コーチン

4面・写真①コーチン写真.jpg 豊田市の最北東端、稲武地区大野瀬町の「池ヶ平牧場」では、愛知の地鶏・名古屋コーチンの味を追求し、こだわりの飼育をしている。

 鶏舎の隣が長野県、隣の尾根が岐阜県というこの場所は標高1140mの高原。暑さが苦手な鶏を飼育するには良い環境だし、良い水が出るのも好条件だ。「高原コーチン」の名で年間3万数千羽を出荷している。

 もともとは牛の牧場だったが、15年ほど前に名古屋コーチンの飼育を始めた。きっかけは代表の新美洋右さん(72)が中国の僻地で食べた地鶏の美味さだったそうだ。

 新美さんは味にこだわり、肉に匂いが残る動物性飼料は使わない。植物性飼料のみで長期間飼育しているのが特徴だ。

 鶏の飼育期間は一般的なブロイラーで40〜50日。名古屋コーチンでは100〜120日が普だが、ここでは雄で130〜140日、4面・写真②新美洋右さん.jpg雌は180〜200日間かけて育てている。コスト高となり儲けは少ないそうだが、手間をかけるほど美味しく育つのがおもしろいそうだ。

 手間をかけることは食の安全にも直結するとの考えで、ヒナの時だけは抗生物質を使うそうだが、その後は薬品を使っていない。新美さんは、「こだわりすぎて儲か
らないのがツライ。でもね、こういう時代だからこそ、こだわっていいと思う。味では絶対に負けません」と言う。

 3年ほど前からは長野県に生産場を持つ「薬用養命酒」の会社とタイアップし、使用済の薬草14種類を餌に混ぜて与えている。肉の成分を分析すると、うまみ成分のイノシン酸が一般の名古屋コーチンの3倍以上あるそうだ。この1月には養命酒の会社と正式契約を結び…続きは本紙をご覧ください

豊田市駅前 イルミネーションストーリー

5-イルミ左.jpg豊田市駅前ロータリー一帯で来週の14日㈷まで、「イルミネーションストーリーinとよた」が開催されている。同実行委員会の主催。

 同イベントは毎年、イルミネーションにテーマを設けて飾り付けをしている。今年のテーマは「出航〜未来へ旅立つ勇気と夢をのせて〜」。駅前ローターリーやペデストリアンデッキ、参合館広場、コモスクエア広場、喜多町3丁目交差点ポケットパークの5カ所を会場に、巨大な舟や海の動物などをモチーフにした約5万7千球のLEDライトで彩っている。
5-イルミ下.jpg
 このイルミネーションは平成5年、商工会議所や地元商店街が賑わい創出と商業の活性化につなげようと始めたもの。現在の実行委員会形式になったのは平成14年だ
が、元をたどると初開催から20年近く経つ冬の恒例イベントだ。

 近年では市内の子ども園や「学生によるまちづくりの会」と協働し、電飾のアイデア募集や飾り付けを行うほか、豊田の地酒やお菓子を集めた関連イベントを企画するなど、イルミネーション以外での集客力の強化にも努めている。

 しかし、本来の目的である〝商業の活性化〟が近年大きな課題となっている。地元商店街ではイベント期間中に使用できるクーポンを発行しているが利用者が少なく、肝心のイルミネーションも足を止めて見る人は少ない。どちらかというと続きは本紙をご覧ください

LEDの街路灯で夜道照らす 豊田竹生通り

街路灯・本多さん.jpg
豊田市の中心市街地を南北に走る竹生線。市都市整備部は竹生線の電線類地中化や車道と歩道の段差解消事業を行い、平成21年春にリニューアルさせた。この事業と平行して、市と同線沿い4自治区でつくる「まちづくり協議会」、5つの地元商店街が協力・連携し道路整備を行った。現状の課題を現場で確認し、快適な都市生活が送れるようあらゆる面で協議が重ねられ、歩道は両側とも3mから4mに拡幅され、車道の幅は狭められている。
 歩道部分については市との話し合いで、ヒートアイランド対策に有効な保水性平板ブロックが使われ、車道には排水性舗装が使用された。暖色系の平板ブロックの色やデザインは住民らの意見が反映されている。街路灯..jpg
 歩道の拡幅は歩行者や車いす、ベビーカーなどを利用する人のために行われたことだが、短時間の路駐もしにくくなるため駐車場の少ない商店街からは困惑の声もあがったという。 
 街路灯については商店街が設置し、維持管理を行うことになった。求められたのは歩行者、商店街、住民に配慮した設置方法だ。商店街の人たちの様々な意見をくんでくれた群馬県の賛光電器産業㈱にオーダーメイド
し、LED式の街路灯に建て替えた。設置された52基は高さや電球の向きは商店街によって異なるものの、色や形は竹生線全体で統一された。街路灯を変えたことで、省エネのほか灯りが遠くまで行き渡るようになったという。
 一番街商店街振興組合の代表理事を務める本多勝幸さん(ホンダ薬局
・桜町)は、街路灯の高さや電球の向きなどにもこだわり、試行錯誤しながら設置方法を決めた。「道路や街路灯の整備が整ったことで、歩行者も安心して商店街に足を運ぶことができます。新しく店を出したいと考える人もいるのでは」と胸を張る。
 竹生線のリニューアルには、都市部の防災機能の強化と景観の向上を含め、中心市街地の活性化を狙いに5年の歳月と10億円の工事費が投じられた。ご購読はコチラから



美容室α/reizが地域清掃

清掃活動.jpg 豊田市内に4店舗ある美容室「α/reiz」が、全店舗(元城・高原・荒井・丸山町)で地域清掃活動を続けている。これはスタッフから出された意見をもとに始められた地域貢献のボランティア活動。お客さんに快く足を運んでもらおうという想いもある。
 平成記念橋のたもとにある荒井町の3号店troisでは、半年ほど前から毎週水曜日の
朝、開店前に20分間かけて平成記念橋や国道153号沿いのゴミ拾いを行っている。スタッフがお揃いの清掃用クロスをつけての作業だ=右下写真=。始めた頃よりずいぶんゴミが減ってきたという。
美容室の女性JPG.jpg
 女性スタッフは「清掃中に地域の人から挨拶されたり、励ましの言葉をかけて貰ったりするのが嬉しい」と話す。清掃がきっかけとなり来店してくれるようになったお客さんもいるそうだ。
 清掃活動の内容は店舗それぞれで異なり、2〜3年続けている店や、週4回以上行っている店もある。店長を集めたミーティングを月に一度開
き、良いアイディアが出たときは全店舗に展開しているそうだ。若いスタッフから思わぬおもしろい発想が出ることもあるという。清掃活動のほか、老人ホームでの出張無料カットなどの地域貢献も行っている。
 α/reizが掲げる社訓は「すべてはお客様のために」「人のことを考えて動ける人間」「想いを行動に移す」の3つ。オーナーの伊藤敦さん(41)は「スタッフが社会貢献を通し、地域とコミュニケーションをとりながら人間としても成長してくれたらいいですね」と話してくれた。ご購読はコチラから

山内一生氏総理大臣賞

孫と共にダブル受賞

山内章平氏.jpg原和紙工芸作名称未設定-2.jpg家の山内一生氏(82)が、6月11日〜19日に東京都美術館で開催される第22回工芸美術「日工会展」で内閣総理大臣賞を受賞した。受賞作「芳潤」は、黄金に稔った力強い麦の生命を表現した作品。82歳になった今も制作意欲は衰えないようだ。
 山内一生氏は昭和4年生まれ。同22年に藤井達吉氏に師事して紙漉を始め、上記のとおり数々の受賞を重ねてきた。内閣総理大臣賞の受賞は平成9年の「日展」に続いて2回目だ。
 また、この日工会展では、山内一生工房で和紙工芸作品の制作に励んでいる孫の山内章平氏(26)も、公募出品した作品「静量」で日工会賞を受賞した。偉大な祖父と新鋭の孫のダブル受賞と…続きは本紙を

消防操法大会で成果を競う 豊田市消防団

大災害時の頼みの綱

2面・消防団・写真.jpg 豊田市消防団の第56回消防操法大会が3日、矢作川河川敷の白浜公園で開催され、各方面隊から選ばれた15チームが日頃の訓練の成果である行動規律や消防技術を競い合った。
 市町村合併によって多団制を採っている消防団も少なくないが、豊田市消防団は合併後も1団制を採用。10方面隊・44分団の大組織だ。団員数は2087人で県下2番目の規模。平成19年頃に減ったが、ここ数年は微増傾向にあるそうだ。団員が不足がちな山村地域では災害時にOB団員に出動して貰う「機能別団員」の制度も22年度から始まっている。消防操法の訓練は盛んで、県大会で何度か優勝している。また、通常の消防活動を行う分団の他にも、ラッパ隊、女性のカラーガード隊、出初め式で演技する階梯隊などもあり活発に活動している。
 今回の消防操法大会は、各方面隊ごとに競技会を開いて選抜した15チームによって開催されたもの。優勝した上郷地区は昔から伝統的に強いという。市町村合併後に加わった山村地域の分団も徐々に力を付け、今では旧豊田市内の分団と互角の勝負をするようになってきたそうだ。今回の成績は次の通り。
 ▼優勝…第3方面隊第11分団(上郷)、▼準優勝…第1方面隊第4分団(豊南)、▼3位…第4方面隊第17分団(猿投台・井郷)、▼4位…第4方面隊第15分団(保見)。
 東日本大震災の被災地で地元消防団が大活躍したことからも分かるように、大災害が起こったとき市民の頼みの綱となるのが消防団だ…続きは本紙を

豊田市猿投発の新しい味 椎茸キーマカレー 食べるオリーブオイル

豊田市猿投地区の猿投温泉ホテル金泉閣と無門福祉会「青い空」がそれぞれ、新しい味の食品を販売している。両施設とも食べる人の健康と笑顔を求めて取り組んできた。

自家生産の干し椎茸使ったカレー

3面・カレー親子.jpg 社会福祉法人無門福祉会が豊田市四郷町で運営する知的障がい者援護施設「青い空」が、自家生産のシイタケを使った「椎茸キーマカレー」を販売している。レトルトパック1袋420円。
 このカレーは昨年秋、レトルトカレーを製造販売している奈良県の社会福祉法人団体に商品化を依頼して完成させたもの。子どもからお年寄りまでが食べやすいようにと試作を繰り返し、辛さをおさえた和風味に仕上げた。一袋に生シイタケ50〜60グラムにあたる量のスライスされた干しシイタケが入っている…続きは本紙を

健康をテーマに本物の味を追求

3面・料理長と支配人写真JPG.jpg 豊田市加納町の猿投温泉ホテル金泉閣が「食べるオリーブオイル」の第3弾として、辛さと香りをメインにした「黒こしょう風味」を販売している。
 新商品の「黒こしょう風味」には、オリーブオイルに赤ネギ、ピーナッツ、ガーリックフライなどが入っており、和・洋・中華どの料理にも合わせられるようになっている。オリーブオイルはオレイン酸を多く含み、ヘルシーで幅広い効能を持つとされる。朝食のパンにオリーブオイルと少量の塩をつけて食べたり、生野菜や冷や奴、チャーハンなどにかけたりしてもおいしいという。
 「食べるオリーブオイル」を考案したのは…続きは本紙を

学校ビオトープ最優秀賞 豊田市立挙母小

4面・ビオトープ写真JPG.jpg 豊田市中心市街地の市立挙母小学校(630人)にある学校ビオトープが、この度、NPO法人日本ビオトープ協会主催のコンテストで学校ビオトープ部門の最優秀賞に選ばれた。岩手県盛岡市で8日に表彰される。
 同協会は、ビオトープ(生き物の生息場所)の創出を市民に啓蒙したり会員の施工管理技術を高めたりすることで、人間と自然が共生する社会を広めようと活動している団体。コンテストは毎年全国各地の優秀なビオトープを顕彰しているものだ。
 挙母小学校の学校ビオトープは市河川課によって平成13年に完成。面積は約1千㎡で、その中に90mの小川が蛇行して流れている。近くにある近自然公園「児ノ口公園」と同様、矢作川から引き入れた豊富な水量が自慢だ。草木は同公園から移植され、この10年の間に実生で生長した木も多い。単なる学校ビオトープでなく、豊田都心の緑のネットワークを…続きは本紙を

源氏ボタル今年も発生 豊田市御船町北部の小川で

ホタル継続発生のモデルになるか?

  • 御船ほたる.jpg 豊田市御船町(猿投地区)北部の込行という集落の、古いコンクリート三面張り農業用水路で、一昨年(平成22年)の夏、源氏ボタルが突然大発生し、込行集落は驚き、喜びにわいた=写真=。樋田川という矢作川の3次支流にあたる〝村の小川〟でのことだった。

 その源氏ボタルの大発生は、昨年も3次支流の樋田川で続き、さらに2次支流の山田川へ発生域を拡げた。下水道整備が進めば、1次支流の御船川へ広がるだろう。
 そして、3年目の今年5月28日夜、込行のホタル観察者の一人、沢田武さん(65)からホタル情報。「今年初めて川の土手でホタルが4匹光っていた。夜が寒いのでまだ飛ばないが、6月になれば…」。
 ほかに地元には、沢田正義さん、太田義勝さん、沢田史郎さんらのホタル愛護グループの人材が居て、ホタルの幼虫のエサになるカワニナ(巻貝)の増殖につとめ、川の土手の草刈などにも細心の注意を払う。
 御船町は下水道整備が早かった。樋田川の水源である弘法池の改修もホタル大発生の前年に…続きは本紙を

トヨタ生協メグリア便 移動販売車好評

7面・移動販売車・写真.jpg 豊田市のソーシャルビジネス支援事業の補助金を受けて始まったトヨタ生協の移動販売車メグリア便が、山村集落のお年寄りに人気だ。
 ソーシャルビジネスとは、村おこしや少子高齢化などの地域課題を、ビジネスを通して解決しようとする活動のこと。市は事業費の2分の1以内、上限500万円の補助金を出している。
 トヨタ生協の移動販売車は、山村集落の買い物弱者を支援しようと昨年度、約1200万円の専用車両を制作して始まったもの。23・24年度とも上限500万円の補助を受けた。販売は月〜土曜の週6日で、小原・藤岡・旭地区の合計45集落を回っている。1カ所の停車時間は30分程だ。
 音楽を流しながら集落に到着すると、すぐ、あちこちからお婆ちゃんたちが集まってくる。みんな買い物自体を楽しみにしている様子で「何を買うか決まっていなくても来ちゃう」と話してくれたお婆ちゃんもいた。
 販売員の加藤学さんは「一度要望があった物は積んでいるので注文販売みたいなもの」「喜んでくれるので楽しい仕事ですよ」と話してくれた。
 お客さんは平均して1集落8人程。多い所では20人も集まってくるが、車両費を別に考えても経営は赤字。トヨタ生協の社会貢献と言っていい。

山村の商工会には慎重論

 このように山村集落で好評で、エリア拡大の構想もあるトヨタ生協の移動販売車だが、山村地域の商工会や市会議員の間では慎重論がある。
 その理由は、①地元商店の更なる衰退を招きかねない、②もし移動販売車が赤字続きで撤退した時、地元商店がやめていたら何も無くなる、③地域バス利用促進と整合しない、などだ。
 ソーシャルビジネス支援事業は市産業部の仕事だが、農山村の課題については主に社会部(地域支援課・支所)や総合企画部(農山村振興担当)の仕事。市役所内の横の連携が充分かという点にも疑問が持たれている。そもそも市と地元商工会との協議や、市から市議会への情報提供が充分ではなかったようだ…

こりゃキツネだ 豊田市井上町の近藤歯科で

8-キツネ.jpg 豊田市猿投地区井上町1丁目の近藤歯科医院の敷地内で、捕獲檻にキツネが捕まる珍しい事件が起きた。
 近藤歯科医院の周辺では1カ月ほど前から野良犬と思われる雑種犬が徘徊しており、周辺住民の安全確保のために、豊田市へ捕獲檻の設置を頼んだばかり。早朝に野良犬の鳴き声を聞きつけ檻を見てみるとキツネが入っていたという。
 捕まったキツネは体長60センチほど。かなり興奮しており、檻から出ようと暴れていた。口の周りはかなり出血していたので、檻をかんで牙が折れていたかも知れない。
 その後…続きは本紙を

地域特性を守れるか
足助・稲武・旭・下山の観光4社 経営統合

 豊田市の山村4地域にある第3セクターの観光会社4社を経営統合する「㈱とよた山里ホールディングス」が6月1日に発足し、15日に臨時株主総会と記念パーティーが開催された。
 ㈱三州足助公社(従業員150人)、㈱どんぐりの里いなぶ(70人)、㈱旭高原(35人)、㈱香恋の里(16人)の4社は、市町村合併前の足助町・稲武町・旭町・下山村がそれぞれ、地域の活性化や雇用創出を目的に設立した観光拠点施設。市町村合併後は豊田市社会部の所管になっていた。
 今回の経営統合は、市社会部が4社の経営診断をもとに「すべて存続させるにはホールディング会社(持株会社)化しかない」と判断して行ったもの。経理事務の統一化をはじめとする経営改善の一元管理により、4社の経営基盤を安定させるのが一番の狙いだ。金勘定だけの徹底した合理化を進めるのではなく、子会社4社が地域のために誕生した経緯を大切にして、それぞれの特性を強化するために経営部分を強化するという考え方だ。将来は社員研修や人事交流もやっていきたいという。
 組織としては4社はホールディング会社の子会社となり、株主たちはすべてホールディング会社の株主となった。大株主である豊田市(約80%保有)、JA、豊田信用金庫、森林組合には新たな増資も依頼している。
 ホールディング会社の社長を務めるのは前副市長の中村紀世実氏(66)=3面にインタビュー記事=。専務取締役は元市民部長の安藤隆文氏(62)だ。子会社4社のトップも写真のとおり市役所幹部OBが占めており、彼らが執行役員となって組織全体=3面に組織図=の方向性を考えていくことになる。子会社4社の部長や課長が民間感覚をしっかり保たないと、役所体質となる恐さもありそうだ。
 最も心配されるのは…続きは本紙を

(株)とよた山里ホールディングス設立
INTERVIEW 中村紀世実社長

 豊田市社会部が所管する第3セクター経営の4会社「㈱三州足助公社」「㈱どんぐりの里いなぶ」「㈱旭高原」「㈱香恋の里」を経営統合するため6月1日に設立された「㈱とよた山里ホールディングス」を訪ね、中村紀世実社長にインタビューした。

3面・中村紀世実社長・写真.jpg新見記者 まずホールディング会社を作ることになった経緯からお聞きしたいと思います。

中村社長 この4会社は市町村合併で豊田市に引き継がれたのですが、市の社会部が4会社の経営診断をしてみると将来的に不安な会社もあった。それで経営を合理化するためにホールディング化を選んだわけです。
 でも、この4会社は地域活性化や地域雇用のために作られたものですから、この精神だけは絶対に残さないといけない。精神だけでなく実行も必要です。それがホールディング会社の使命だと思っています。経営の合理化といっても、例えば、他地域から安い物を仕入れて売るのでなく、少々高くても地域の物を買わないといけない。そう考えています。共同仕入れもできますし、子会社同士での取引もできますよ。

新見記者 具体的にはどんな例があげられるでしょうか。

中村社長 私が副市長の時代に、足助公社とどんぐりの里いなぶの社長を5年間しました。その時の例なんですが、足助は11月にとても忙しく、五平餅を需要分だけ作れなかった。すべて手作業でしたからね。一方、稲武の五平餅づくりは機械化している部分もあるので朝1〜2時間の作業で1日分が出来てしまう。そのあと機械が空くので、かなり安い値で足助へ出すことができた。そんな事が他にもあると思う。それから、4会社の中には仕入れを市外から行っている場合もある。それを市内山間地域で…続きは本紙を

新組合長に清水元久氏 豊田森林組合

4面・森林組合・写真.jpg平成17年の合併で誕生した新生「豊田森林組合」が24日の総代会で3期目の役員改選を行い、新役員体制(理事21人・監事3人)がスタートした。
 総代会後の第1回理事会では役付役員3人の互選が行われ、代表理事組合長に下山地区野原町の清水元久氏(64)が選出された。清水氏は旧下山村長を平成7年から市町村合併の17年まで務め、合併後は豊田市議を2期務めた人。政治手腕が求められる組合長にはうってつけだ。下山土地改良区理事長も務めている。
 また、実務を牽引する常勤の代表理事専務には、中根芳郎前組合長を補佐してきた林冨造氏(73・旭地区)の3期目続投が決まり、代表監事には可児敏彦氏(75・小原地区)が決まった。
 清水組合長は就任直後「今後の方針はこれから専務と摺り合わせていきますが、組合員あっての組合ですから、組合員に喜んで頂けるようにしたい」と話してくれた。
 豊田市の森林行政は、市と市民の共働で人工林の団地化・間伐が進んでいることで有名だが、そのスピードが上がっているわけではない。森林組合の課題の一つは、それを間伐作業の面で引っ張るパワーアップだろう。
 ただ、間伐に対する国の補助制度が変わってきており、スピードを上げるための〝伐り捨て間伐〟では補助金を得にくくなってきた。間伐材の搬出を求められるため、作業道整備や大型機械の使い方も課題になる。
 さらに、間伐材の搬出が増えた影響で…続きは本紙を

豊田市運動公園 上池の水質は大幅改善

 豊田市高町の市運動公園内には、上池(広さ約2800㎡)と下池(約1万1000㎡)の二つの池がある。峠のような地形の上にある池で、水源がない池であり、小さい方の上池では毎夏のように水温が上がり過ぎ酸欠等でたくさんの魚が死に、腐臭がただよった。
 広い上に水深がかなり深そうな下池の方は、水質が上池に比べ非常に悪く、魚の存在が確認できていない。
 そういう事情だったが、5年程前から、近くの市上下水道局の水源井戸から上池・下池合わせて日量1千トンの水が池に投入されるようになった。面積がせまく浅い上池では効果抜群ですでに水質が目に見えて良くなった。魚が死ななくなった。
 ところが広い上に深い下池は…続きは本紙を

展示場で舞台も 豊田市民ギャラリー

3面・市民ギャラリー写真.jpg豊田市民ギャラリーを演劇・映像・音楽などの新しいジャンルを取り入れた空間にしようと、市と民間団体が共働で動き出した。
 市民ギャラリーは豊田市駅南側のVITS豊田タウン地下1階にある市営の施設。絵画や書、工芸などの展覧会に利用されており、公演を主とした活用は今まで行われていない。今回の構想は演劇アカデミー修了生の人材育成の場ともなる舞台芸術を行うことで、中高生や若者を取り込み、まちを活性化する狙いだ。また駅周辺店舗とのコラボも模索していく。
 市民文化会館で8日に行われた第1回実行委員会に集ったのは市文化振興課、公益財団法人豊田市文化振興財団、自主映画制作団体「M.I.F.」(ミフ)の清水雅人さん、劇作家で演出家の石黒秀和さ
ん、演劇アカデミー修了生ら16名。委員会では、市より公演の目的と、今年度に1週間の公演を3回開催するとの発表があった。1回目の公演は9月末に決定しているが…続きは本紙を

生き生きした関係とり戻そう 心理臨床の実践本を出版
本紙に『カウンセラー・映画』連載中 川上範夫さん

 当紙で『カウンセラーから見た映画の愉しみ方』を連載してくれている臨床心理カウンセラーの川上範夫さんが、この春『ウィニコットがひらく豊かな心理臨床〜ほどよい関係性に基づく実践体験論〜』を出版した。子どもやお年寄りの世話に悩んでいる人、また、日本がどこかおかしくなったと感じている人にも読んで欲しい本だ。


4面・川上先生・写真.jpg新見記者 今回出された本はどのような内容でしょうか。 

川上さん これは子どもやお年寄りの世話をする人、治療する人、人間関係でつながりたい人のための本です。まず、私がどのような考えでカウンセラーをしているか、どのように人に関わっているかを紹介し、そして、イギリスの精神分析の小児科医ウィニコットのことを紹介して、次に、どのようにカウンセリングをしたら良いか書いてます。それから、現代の家族関係や社会関係がどうなっているかも紹介してます。

新見 本のサブタイトルにもあるように「関係」がテーマですね。4面・本の写真.jpg

川上 例えば、赤ちゃんはお腹がすいてるからおっぱいを飲み、それに満足し、学習しておっぱいを飲めるようになると言われてきました。欲望を満足するために経験していくという考え方です。でもウィニコットさんは「それは違う」と言います。赤ちゃんは乳首をくわえさせられても飲むとは限らない。そのとき呼吸をしてゴクッとのみ込んで、それが記憶となり、飲めるようになるわけです。関係することから始まり、関係が上手くいけば発達するし、上手くいかなかったら発達しないという考え方です。発達障害の人がうろうろ動き回るのも、欲求不満だからでなく、世の中とどう関わったらよいか分からないからなんです。

新見 社会的な関係の体験が必要なわけですね。

川上 そうです。当然、治療のアプローチも変わってくる。「発達障害は欲求不満だからうろうろする」という従来の考え方では、満足させてあげないといけなかった。でも、発達障害の人は満足させればさせるほどエスカレートします。関係が上手くいかないのですから、満足させられたら「もっとやっていい」と思ってしまうんです。社会的な体験をさせてあげないといけない。
 リストカットする人を例にあげましょう。欲求不満や不安だから手首を切るのなら、満足させてあげないといけません。でも、満足させても「虚しい」と言う。恋人がいても虚しい。関係の虚しさなんです。関係が充実していない、関係が生き生きしていないんですね。20世紀には、人間は満足していないから不幸なんだという考え方がありましたが、今では、関係体験が行われていないから不幸になると考えています。その決定的な違いを、この本では素朴な言い方で説明しています。
 話が飛びますが、お年寄りの痴呆が進まないために一番大切なことも関係することなんです。話しかける、誰かが一緒にいる、食事の時間を一緒に過ごす、こういうことが痴呆の進行を遅くします。場合によっては回復もさせます。

新見 若者はどうでしょう。

川上 若者も深刻な状況にありますよ。「便所メシ」という言葉を知っていますか。便所で飯を食べるんです。普通はそれを「人の目が気になるから便所で食べるんだな」と思うでしょ。それはとんでもない間違いで、一緒にご飯を食べてくれる人が居ないという姿を見られたくないからトイレで食べるんです。つまり彼らは関係をどうやって保持するかに汲々としている。
 若い人たちが飲み屋で異様に盛り上がるのも、仲間だというふりをするのに一生懸命なんです。世の中が守りの体制になり、会社も組織も停滞している。若者はそこに自分が居続けられるだろうかと不安なんです。頑張ったり個性を発揮したりするのでなく、自分をできるだけ抑えて周りとうまく付き合って居心地よく居させて貰うようになってきた。就職活動でも、邪魔にならない自分を演じるよう指導される。つまり世の中の仕組みが変わってしまったんですね。個性の自殺に失敗した人はみんな問題児になってしまう。世の中が悲しい状態になりましたね。だから、何とかして関係を生き生きさせてはどうか、生き生きさせないと日本の将来はないぞ、というメッセージをこの本に込めました。
新見 日本は何故こうなってしまったんでしょう…続きは本紙を

全日本マレットゴルフ選手権大会

全国百万人の愛好者がいると言われるマレットゴルフの第8回全日本選手権大会(文部科学大臣賞授与)が、5月27日(日)28日(月)の両日、豊田市内2カ所の専用マレットゴルフ場で行われる。豊田大会開催は4年前に続いて2回目。全国から約3百人の代表が集まる。
 会場は豊田市河合町・河合池マレットゴルフ場(市中部)と同市畝部東町・柳川瀬マレットゴルフ場(市南部)の2カ所。同市は愛好家が多い上に、市内40カ所に専用ゴルフ場を持つマレットゴルフ全国先進地だ。
 今回の第8回大会は…続きは本紙を

斬新な色彩 仮面と骸骨 ジェームズ・アンソール展

2面・アンソール展写真JPG.jpg  豊田市美術館が6月17日まで、ベルギーを代表する近代画家ジェームズ・アンソールの絵画展を開催している。ベルギーアントワープ王立美術館所蔵の傑作「陰謀」などアンソールの作品約50点が並ぶほか、彼に影響を与えたブリューゲルやルーベンス、同時代の画家達の作品も展示され、アンソールの芸術を生み出した背景を探ることもできる。会場には、アンソールの「光と激烈さの画家」としての写実的な作品と、「仮面の画家」としての斬新かつ幻想的な作品が展示されており両方が楽しめる。
 アンソールのグロテスクで奇っ怪な絵は、観る人に恐怖心を与えたり奇妙な絵だと印象づけたりすることが多い。傑作と言われる「陰謀」や「仮面の中の自画像」がまさにそれで、仮面をつけた人間や骸骨が色鮮やかに描かれている。愚かな人間像や怪奇な生き物をモチーフとした作品も並ぶ…続きは本紙を

若手の新組織「棒盛会」が演技会 豊田市棒の手保存会

3面・棒の手・写真.jpg豊田市内の各地区から棒の手剣士が集まり、各地区保存会の演技力を披露しあう催しが20日、猿投町の棒の手ふれあい広場で行われた。
 市内には4地域(旧豊田・藤岡・足助・旭)の23地区に棒の手保存会があり、連合組織として豊田市棒の手保存会(山田良一会長)がある。また23地区の各保存会は鎌田流・見当流・起倒流・藤牧検藤流の4流派に大別もできる。このように組織立ってみえる棒の手だが、秋祭りの時期が重なるため、各地区保存会はお互いの演技力をよく知らないのが現状だ。
 今回の演技会は、棒の手を市内全体で盛り上げるため、まずお互いをよく知ろうと企画されたもの。主催したのは各地区保存会の中堅の現役剣士らで昨年末に発足した新組織「棒盛会」だ。豊田市棒の手保存会の総会の日に合わせて開催した。
 棒盛会は豊田市棒の手保存会の下部組織で、行事の際に若い感覚で提案したり実働部隊となったりすることを目的に発足し、毎月1回の話し合いを続けている。
 この日、豊田市棒の手保存会が開いた総会でも議題の中心は棒盛会について。最高機関の豊田市棒の手保存会として、若手の活発な活動をどう支えるかが焦点となった。
 後継者不足の山村地区の保存会からは「人口の多い地区と一緒にされては困る」という意見もあったが、これに対して…続きは本紙を

豊田の湿地群 ラムサール登録の意義は?

INTERVIEW 豊田市自然観察の森 所長 大畑孝二さん

4面・大畑さん.jpg 豊田市内にある矢並湿地・上高湿地・恩真寺湿地の3湿地が「東海丘陵湧水湿地群」として、湿地保全の国際条約「ラムサール条約」に登録されることが内定した。7月6〜13日にルーマニアで開催される締約国会議で正式登録される。
 この登録にはどのような意義があるのか、平成16年に登録を提唱した日本野鳥の会(豊田市自然観察の森・指定管理者)の大畑孝二さんに聞いた。

新見 ラムサール条約への登録にはどのような意義があるのでしょうか。

大畑 湿地の背後の集水域まで含めての登録も、湿地群としての登録も、湧水湿地としての登録も、日本では初めての事例ですから、今後湿地を守っていくうえで意義があると思います。それから、登録は国が責任を持って保護することを世界に約束するものですので、地元での保護活動に環境省からお金がおりやすくなると思います。

新見 登録への方向性を持っただけでも保護意識が高まりましたね。

大畑 大学も含めて植生調査や生物調査、簡易ボーリング調査など様々な調査が行われました。湧水がどこから来ているかも調べられています。関心が高まれば今後も様々な調査が進むはずです。これも登録の大きな意義の一つでしょうね。

新見 地元の人たちの保護意識も高まっていますか。

大畑 矢並湿地にはすでに地元保存会がありましたが、今回の登録への動きをきっかけに、恩真寺湿地と上高湿地でも地元で保存する動きが強まりました。市内全体の湿地を保護するための連絡会も立ち上がりましたよ。

新見 豊田市のまちづくりの点ではどうでしょうか。

大畑 釧路湿原のような観光化は無いでしょうが、世界のトヨタ自動車を抱えるものづくり都市豊田が、国際的な自然保護条約の登録地を持つ意義は大きいと思います。

新見 教育面ではどうでしょうか。

大畑 教科書にも載るでしょうから…続きは本紙を

豊田市議会議長に梅村憲夫議運委員長登用 自民クラブ団長は都築繁雄氏

 豊田市議会最大会派の自民クラブ議員団(議員定数46中29人)は、平成24年度の議員団役員と、市議会役員候補者の選考を進めていたが、5月16日の第4回選考委員会と議員団総会において選考を終了した。議員団役員については即日発効したが、議会役員候補者については5月17日の市議会本会議の議決を経て、承認される。賛成多数で承認される見通しだ。
 自民クラブ議員団の今回の選考の特色は何だったのか。
 これまでは、団長が選考委員長になって自分を「議長候補」に指名することが慣行化していたが、今回杉浦弘高団長はそれを避けた。3年前の自民クラブ幹事長の経験者で、現在は市議会ナンバー3のポストである議会運営委員長の梅村憲夫氏を議長候補に選んだ。自らは議会トップの議長就任を辞退し、議会運営委員長就任の道を選び、次期以降をうかがうことにした。
 以上、今期選考で非常に重要な議会改革が進行した。これまでの改革で、専門職の議会選出監査委員は「2期連続」就任に合意していたので、八木哲也氏が2期連続就任。元議長の松井正衛氏が監査委に初就任する。
 自民クラブ議員団の4役人事に話を戻すが、これまでに団長⇨議長、幹事長⇨団長の2つの既定路線があったが今回議長人事が変わっただけで、団長には都築繁雄幹事長を昇格登用した。後任幹事長には近藤光良・元政調会長を登用。杉浦昇総務会長が市議会副議長候補に転出したため、そのあとに神谷和利政調会長が昇格登用された。
 結果、団4役のうち…続きは本紙を

みよし市新庁舎完成 耐震・エコの2つを重点施工

2-みよし庁舎.jpg  みよし市の新たな顔として建設が進められていた新庁舎が4月末に完成し、7日から供用がはじまった。この新庁舎の機能・特徴を市民に知ってもらおうと、同市は7日から11日までの期間、市民向けの庁舎見学会を開催した。
 新庁舎は敷地面積およそ1万㎡で、鉄筋コンクリート造7階建ての建物。大規模地震にも耐える耐震・免震機能と、環境に配慮したエコ建築の2点を大きな特徴にしている。
 見学会はこれらの機能を市職員が説明し、それを聞きながら庁舎内をまわるもの。普段は入ることのできない地下や屋上の様子も見られるとあって、見学会は連日大盛況。5日間で486人が訪れた。
 見学団が最初に向かったのは、免震装置のある地下室。ゴムの力で横揺れの衝撃を緩和するアイソレーター(免震ゴム)や、オイルの抵抗力で揺れを抑えるオイルダンパーなどを見学し、「このゴムはどんな構造なのか」「どれくらいの揺れに耐えられるの」などと職員に質問していた。
 また、地下室には非常用の貯水槽も設置されており、担当職員が「ここには100人が4日間過ごせる量の水が貯められています。そのほか、雑水のタンクには雨水や井戸水が貯め2-みよし庁舎引っ越し.jpgられ、庁舎のトイレを流す水などに利用されています」などと説明すると、市民は感心の声をあげていた。
 免震設備の後は屋上に移動し、環境への取り組みの説明へ。吹き抜けを通る空気で温度を調節するエコボイドや、太陽光発電パネル、屋上緑化などが紹介された。太陽光パネルは今後の電力需要の増加も視野に入れ、増設が行える設計になっているそうだ。
 最後に屋上から各階を順に下り…続きは本紙を

川に子どもを呼び戻すには? 矢作川「川会議」

3面・川会議・写真①.jpg
 矢作川愛護の市民団体や河川行政の関係者らが集まり、今後の川づくりのあり方を話し合う「川会議」が、今年も5月第2土曜日に古鼡水辺公園で開催され、16団体・218人が参加した。参加者全員によるディスカッションでは〝川に子どもを呼び戻すにはどうしたら良いか〟が焦点となった。
3面・川会議・夏丸.jpg 基調講3面・川会議・川端裕人JPG.jpg演に招かれたのは作家で自称〝多摩川人〟の川端裕人さん(顔写真左)。会場前の矢作川に目をやり「こんな素敵な川に来て、僕が川について何を話せばいいのか…」と切りだし、ニュージーランド滞在中や地元の東京でやってきた子供との川遊びについて自然体で語った。
 続くディスカッションで司会を務めたのは、矢作川を愛する地元作家の阿部夏丸さん(顔写真右)。「川で子どもが遊ぶ風景を取り戻したいと思いますか?」と問いかけると、ほとんどの人が手をあげた。
夏丸さ3面・川会議・写真②会場.jpgんは参加者から、川遊びの思い出話や現在の考えを引き出していった。話題は「なぜ川遊びをする子供が減ったか」へと進展。〝危険〟や〝責任〟に対する市民の認識が焦点となった。
夏丸さんは「川遊びの復活には危険を無くさなければ駄目なのでしょうか。何が危険か教えるのが大人の務めでは?」と問いかけ、参加者からも様々な意見が

芸術選奨に加藤矢舟氏 豊田市文化振興財団

001 加藤矢舟2416-1.jpg 地域の文化芸術の振興発展への功績や、青少年健全育成への功績を称える公益財団法人豊田市文化振興財団表彰の今年度の受賞者が決まり、市民文化会館で6月3日、「文化表彰」・「青少年表彰」・「特別表彰」合わせて18個人・4団体が表彰される。文化表彰は今年で34回目。今年度より従来の特別賞に新たに文化新人賞が設けられている。
 豊田芸術選奨には、書道家の加藤矢舟氏(58・神田町)が選ばれた。
 加藤氏は、江戸時代後期の禅僧良寛の研究に力を入れ、その書風を基調とした作品は高い評価を受けている。日展入選16回。平成8年に中日書道展準大賞、平成18年に第23回読売書法展グランプリ読売新聞社賞を受賞した。また、書道研究雙根会を主宰し、書道教育にも熱心に取り組んだ。平成23年、豊田書道連盟理事長に就任し、市内小中学校へ同書道連盟の会員を「書写補助指導ボランティア」として派遣することを企画提案するなど書道文化の振興と発展に寄与した

豊田市議会次の議長候補は梅村憲夫氏か? 自民クラブ役員選考委

 豊田市議会自民クラブ議員団(29人)の次期正副議長候補や同クラブ次期役員を選ぶ選考委員会が、5月15日に第3回委員会を開催し、同日中に選考を終えるようだ。今期は波瀾の少ない平和的空気の選考が予想される。次の4点が焦点だろう。
 ①梅村憲夫議員(69)=3期・写真下=は3年前の自民クラブ幹事長だが、その後は議員団4役に復帰しなかった。現在、市議会役職では議長・副議長に次ぐ議会運営委員長である。次期議長候補は杉浦団長か、梅村議運委員か。それが第一番の焦点だ。梅村議長なら杉浦議長は…続きは本紙を

和紙で着物 豊田市小原の加納夫妻

和紙の着物・写真縦JPG.jpg 名古屋市東区のStageあうんで4月に開催された傑作展で、豊田市猿投地区加納町の螺澤智子さんと、同市小原地区下仁木町の加納恒・登茂美夫妻が和紙工芸を出品した。
 螺澤さんは、自分で漉いて染色した和紙で会場内のテーブルなどを彩り、加納夫妻は和紙の着物を会場の常連客の花木久美さん(春日井市)に着てもらうことで発表。
 和紙の着物を作ったのは、昨年春、同会場の展示会で花木さんが「和紙で着物が作れたら」と言った一言がきっかけだ。初めての挑戦に、加納夫妻は小原の四季桜を使うことを決心…続きは本紙を

南山ロッククライミング場 安全利用のために整備

8面・クライミング・三島さん.jpg
 豊田市石野地区山中町の南山ロッククライミング場で、4月18日、クライミングの安全対策の整備に来ていた男性に会った。男性は、あつた勤労者山岳会の三島刻廣さん(64・名古屋市)。登山学校のコーチでもある。
 南山ロッククライミング場は、県内でも有名なトレーニングゲレンデ。年間を通して多くの人が訪れるが、安全のための整備が定期的に行われることはない。平成20年頃、事故があった時に任意で豊田山岳会が整備。その後、22年春に愛知県勤労者山岳連盟が、安全性が高くて錆びにくい支点(リングボルト)を岩壁に100本以上埋め込んで整備した。三島さんはその時の整備にも参加しており、今回が2回目。同時に、傾斜が厳しい女岩に1ルート増やすことも目的に…続きは本紙を

カヌー競技日本のエース 羽根田卓也選手 壮行会で決意

1面・羽根田・写真②.jpg 矢作川で育ち、世界トップ級の選手に成長したカヌースラローム競技の羽根田卓也さん(24・豊田市小川町・スロバキア留学中)が、7月のロンドン・オリンピックにむけ最後の帰国をした。以前からあった落ち着きに加え、精悍な顔つきが印象的だった。
 今回の帰国はハードスケジュールだった。富山市で開催された日本選手権大会出場や、日本カヌー連盟が東京で開いた壮行会への出席。地元の豊田市でもオリンピック出場を市長に報告し、22日には後援会が名鉄トヨタホテルで開催した壮行会に出席した。
 こうした忙しいスケジュールの合間にも、矢作川中流の〝源氏の瀬〟(富田町)で体を動かした。ここは10歳の頃からカヌーを練習してきた場所。リラックスしていることが表情からも分かった=左写真=。
 河畔で見守っていた父親の邦彦さんは、卓也さんについて「子供の頃から物怖じしない性格で、レースでもあまり緊張しないようです。でも4年前の北京オリンピックの時は、私から見ても緊張しているのが分かりました。やはりオリンピックには独特の雰囲気があるんですよ」 「今回は2度目のオリンピックだし、卓也のレベルも上がっています。北京の時とは違うと思いますよ」と話してくれた…続きは本紙を

役職順送りの従来路線か 自民クラブ次期役員選考委スタート

実力団長登用の改革路線遠のく

 4月20日、豊田市議会最大会派の自民クラブ議員団(杉浦弘高団長・29人)の総会があり、同議員団の次期役員を選ぶ選考委員会がスタートした。同選考委は市議会正副議長と市議会選出監査委員の自民側候補も併せて選ぶ。5月15日頃までに選考を終え、翌日の議員団総会に提示する。
 選考委メンバーは従来路線通り、団4役・正副議長・団長指名の計8人で決まった。選考結果も従来路線を踏襲し、団長が議長候補になり、幹事長が団長になるというような、役職順送りになる可能性が濃い。市長候補人選段階で自民側は労組側に大敗し、元気がない。敗北の総括もしていない…続きは本紙を

ざっくばらんボラカフェ 太田市長まねき語り合う

3面・ボラカフェ写真JPG.jpg豊田市高岡地区本町の公益財団法人あすて(豊田彬子理事長)が22日、「市長と語ろうこんな街にしたい」と題して、ボランティアカフェを開いた。
 ボランティアカフェ(ボラカフェ)とは、様々な分野で活躍している人と参加者がざっくばらんに語りあい、その中から自身のボランティア活動につながるキーワードを見つける場所をいう。あすてで第1回目となるボラカフェには太田稔彦市長が招かれ、15人の参加者が集った。カフェは参加者の自己紹介もないままスタートした。
 太田市長は、自分の考えを伝えるのは非常に難しいことを実感していると話し、日常の基本は「お互い様」「お陰様」に行き着くのではないかと参加者に語りかけた。 
 参加者の中には、竹林の荒廃をくい止めて活用方法を見い出したいと竹炭を使った消臭剤を持参したグループや、ごみのポイ捨て問題を企業や学校を交えて取り組んでみたらどうかと意見する人がいた。野外キャンプ場でボランティア活動をしている女子大生は、子どもに外で遊ぶ楽しさを伝えたいと話した。太田市長は参加者それぞれの意見や質問を真剣に聞き、市の取り組みや抱えている問題を説明しながら答えていた。
 無投票当選で市長になったことについてどう思っているかを聞いた人も数名おり…続きは本紙を

定年退職 農ある第2の人生へ

トヨタ労組「農業体験」3年目

4トップ上.jpg 定年退職後を豊かに生きるには、いまトヨタの労働者は何を経験しておけばいいのか──。農ある暮らしも定年後の第二の人生の選択肢の一つになるのでは──。
 そんな構想でトヨタ労組が稲作の「農業体験」事業を始めて今年は3年目。29家族・68人が夫婦・子供づれで参加した。自分で稲作をするにはまだ自信が持てないと、11家族が3年連続で参加した。
 4月22日朝10時、3年目の初日は雨。開会式は現地の「すげの里」大広間で。主催者のトヨタ労組・竹株清副委員長、労組事業を足助地区・豊田市新盛町で受け入れてくれた「とよた都市農山村交流ネット」の山本薫久代表、現地で農業指導担当の「新盛里山耕流塾」の鈴木邦夫会長の3氏が挨拶。3期生・2期生・1期生、計29家族・68人の交流会的開会式が続いた。

雨の中で水路や畦道の補修作業

4トップ下.jpgトヨタ労組社会政策局部長の佐々木孝明さんの司会で、開会式、自己紹介、交流会は一時間程で終わり、29家族・68人は近くの田んぼ(約1反歩=1000㎡)に出た。5班編制に分かれ、新盛里山塾の農家が各班に1人ついた。労組スタッフもついた。将来の自立的農作業に向けての…続きは本紙を


豊田市駅前通り北街区 再開発スタート

特定業務代行者方式を初採用

空中写真.pdf 豊田市駅前の南街区再開発事業として4年前、コモ・スクエアが完成した。現在、そこから駅前通りを挟んだもう一つの駅前〝北街区〟の再開発が、新たな展開を見せている。
 この「北街区再開発事業」=河木照雄同準備組合理事長=は、駅前通り北側の建物の老朽化改善や、人の賑わい・回遊を目的に平成13年から協議会(準備組合)で検討されてきたもの。世界同時不況などの影響を受け実現が危ぶまれた時期もあったが、組合員らの努力もあり、今年3月に都市計画決定がされた。
 同事業の総事業費は約190億円で、敷地面積8千3百㎡、延床面積は6万㎡。建物は東西2棟のビルに分けられ、マンションや商業施設、高齢者福祉施設などが入居する。ビルの間にはイベント時などに利用するふれあい広場が設置され、地下には250台規模の駐車場の建設も予定されている。また、工事に伴い駅前通りが23mに、一本北側の市道1号線が12mに拡幅される。
 事業費の負担割合は組合が50%で、国・県・市が残りの50%を負担。組合は権利変換がされない床(保留床)の売却で資金の全額を調達する。国などは補助金(国50%・県25%・市25%)のほか、道路の拡幅などで使われる公共管理者負担金でこれを賄うそうだ。豊田市の負担金は保留床(地下駐車場)の購入費などを考えると、総額40億〜50億円ほどになると予想される。
 北街区再開発は事業費・面積ともに南街区とほぼ同規模の事業内容になっているが、大きく異なるのは今回初めて導入された「特定業務代行者」制度だ。
 特定業務代行とは、地権者の代行者となる建設業者が、保留床を購入するテナント入居者とグループをつくり事業提案を行うもの。組合側からすれば保留床の買い手が決まっているため、資金面の見通しが立ちやすくなることが一番のメリットになる。事業の円滑な推進に主眼を置いての導入と言えるだろう。
 組合では建設・住宅・高齢者福祉施設の3業者でつくるグループを対象に昨年12月、代行者を募集。4月18日時点で4グループからの応募がきている。この募集は今日20日が応募期限で、これから事業案の審議を行い、6月に選定内容が発表される。再開発ビルの中身が具体化する段階だ。
 再開発ビルに入る業種は、特定業務代行で保留床を取得する住宅・福祉施設以外はまだ決まっていない。しかし…続きは本紙を

田んぼの真ん中に鳥居 豊田市戦没者遺族連合会

2面・戦没者遺族会・播種会・.jpg 豊田市立童子山小学校の近くの水田(御幸町)に鳥居が建てられ、4月2日に地鎮祭、13日に播種祭と呼ばれる神事が行われた。これは豊田市戦没者遺族連合会(今井専一会長)が主催する愛知県護国神社献穀事業の一環。同事業は毎年県下の英霊のふるさとから斎田を選び、県護国神社、靖国神社、伊勢神宮、明治神宮などに新穀を奉納するもの。県内各地の戦没者遺族会が主催するようになって今年が10回目になる。昨年は稲沢市、一昨年は豊川市の遺族会の主催で行われた。
 豊田市内では過去に2回、足助地区の遺族会が主催したことがあるが、平成20年に市内12地区の遺族会で連合会を組織してからは今回が初めてだ。斎田の地主は鈴木寮平さん、管理するのは鈴村寿伸さん。植えられる米は「イセヒカリ」という品種で、伊勢神宮から貰ってくるそうだ…続きは本紙を

わくわく事業が抱える課題

 新年度に入り、豊田市内26カ所の地域会議で「わくわく事業補助金」の申請受付が始まった。
 平成17年に始まった同事業は、地域課題の解決や地域づくりに取り組む住民活動を、市が補助金で支えるもの。毎年250件以上の活動が行われ、1億円前後の補助金が使われている。豊田市が全国に自慢できる地域自治の取り組みの一つだが、補助金事業には課題が付きもの。わくわく事業にも課題はある。
 課題の一つとして挙げられるのが、同じ団体への慣例的な補助金になりかねないことだ。同じ活動で続けて申請する場合、3年目からは自己評価をする仕組みになっているが継続は可能だ。わくわく事業を所管する市地域支援課もその点には怖さを感じているという。同課としては活動の新たな挑戦・発展や、各住民団体が自己資金を見いだして自立していくことも期待している。
 新たな活動団体の発掘も課題だ。わくわく事業はハードルの低さが魅力だが、それでも申請や発表会などがあるため「敷居が高い」と感じる市民は多い。地域支援課の前田洋希副主幹は「小さな活動も吸い上げ、わくわく事業を活発にしていきたい」と言う。
 これまで見落とされてきた重要な課題もある。わくわく事業で行われる活動の中には地域の自然環境を扱うものも多いが、その活動が自然環境に悪影響を与えないものであるかをチェックする体制が無い。つまり、地域のために良かれと思って行った活動が…続きは本紙を

トンビにあぶらあげ 深見町吉金今子さん

4面とんび・写真JPG.jpg トンビが旋回しながら畑へ降りていく。その方向には一人の女性。そんな光景を見かけたのは4月初め、小原地区へ取材に向かう途中の車中からだった。
 興味津々で話しかけると、「トンビに油揚げをやっているんだよ」と教えて4面・とんび吉金さん.jpgくれた。
 女性は豊田市藤岡地区深見町の吉金今子さん(61)。吉金さんが油揚げを投げると、トンビが2羽、3羽と旋回しながらアスファルトすれすれに降りてきて、足でしっかり掴み取って行く。その一瞬に感動し、「なんてラッキーな一日」と、上機嫌で取材先へ急いだ。
 次の日、もう一度あの瞬間を見たいという思いで、油揚げとカメラを抱えて吉金さんに会いに行った。といっても、吉金さんと約束をしたわけでもないし、トンビがくるとも限らない。私の悪い癖だ。
 待つこと30分。やっとトンビが飛んできた。しかし、前日のようには降りてこない。空高く輪を描いているだけだ。
「思うようにならんなぁ」と撮影中止。帰社。 数日後、また吉金さんと会い、話を聞くことができた。吉金さんは、50代後半に風邪をこじらせたのがきっかけで大病を患い、長い間入院していたことがあったそうだ。退院後、リハビリを兼ねて散歩に出たときに、畑にばらまいた残飯をトンビとカラスが食べているのを見かけた。それを機に一年ほど前から、トンビに油揚げをやりに毎朝散歩に出るようになったという。
 トンビは多いときには10羽飛んでくるといい、そのうち鳴くのは2羽ではないかという。トンビは止まり木を決めているようで、吉金さんが油揚げをばらまく場所もいつも同じ。油揚げはカラスも狙っているので、トンビと奪い合うシーンも…続きは本紙を


過疎と向き合う豊田市の山村 まず旭地区まちづくり計画

旭.jpg 今年3月29日、豊田市役所旭支所の塚本誠支所長(当時)と旭地域会議の鈴木正晴会長(当時)の2人が、市役所内の市政記者会見クラブを訪れ、旭地区まちづくり構想「旭ビジョン」の第1期5カ年計画を発表した。
 この旭ビジョンの第1期5カ年計画(2011〜2015年)の特長は、次の3点だと思う。
 第1に、旭ビジョン構想の実施計画である「第1期5カ年計画」には、各事業ごとに目標年次を明示した。真面目な姿勢がうかがえた。
 第2に、旭ビジョン構想・第1期5カ年計画と同時に、集落ビジョンも発表された。こちらは集落づくり「構想」と、その「実施計画」である5カ年計画を兼ねている。
 地域内35集落ごとに「集落カルテ」を作り、集落懇談会(各3回)を経て策定された。旭ビジョンと集落ビジョンを併せて読むと、山村の少子高齢化が重層的に理解できる。支所職員と集落住民の共同作品だ。
 第3に、旭ビジョンは直接的に「過疎打破」を宣言しているわけではなかった。山村の少子高齢化は厳しい。その中で地域が生き残るための知恵を結集したのが、今回の旭ビジョン・5カ年計画である。旭地域は5カ年計画を重ねる過程で、過疎脱出のチャンスをつかむのではないか。続きは本紙を

写真は明賀集落での懇談会の様子。旭地区全体の35集落では集落ビジョン作りに延べ1174人が参加した。

国道153伊勢神 新トンネル事業採択

伊勢神地図.pdf 国土交通省中部地方整備局の24年度予算概要が6日発表され、豊田市の長年の悲願であった国道153号「新・伊勢神トンネル」建設が事業採択されたことが分かった。24年度は5千万円の予算で測量・地質調査・道路設計が行われる。
 工事が行われるのは2・4㎞区間=下図=。詳細はまだ豊田市も説明を受けていない段階だ
が、新トンネルは現行トンネルの下(やや北側)に掘られ、稲武側の出口から大きな橋で段戸川を越えることになりそうだ。完成時期は未定。地質調査の結果次第だが順調ならば7〜8年後には完成するか。心霊スポットとしても近代遺産としても有名な明治30年建造の初代トンネル、昭和35年建造の現行トンネルに続き、同じ山に3つのトンネルが掘られる珍しい事例になる。

大型車のすれ違い困難な現トンネル

 現行の伊勢神トンネルは中部地方整備局の直轄国道で唯一、高さ制限(3・5m)のある狭いトンネルだ。大型車は車体の左上部を内壁に接触させないよう中央線をはみ出して走行するため、すれ違いが困難。乗用車で通っていても大型車とのすれ違いで怖い思いをすることが多い。
 またトンネル前後の7・4㎞区間が連続雨量150㎜で通行止めになる事も大きな問題だ。中央自動車道の恵那山トンネルがガソリン等の危険物積載車両の通行を禁じているため、国道153号はその迂回路として一日平均116台もの危険物積載車両が通行する。名古屋・飯田間の重要な輸送ルートだ。稲武地区をはじめとする地元の救急医療のための重要な搬送ルートでもある。
 このような事情から…続きは本紙を

豊田市猿投地区の隠れ名所 御船湿地 シデコブシ 井上町 シダレザクラ

 豊田市猿投地区の御船町と井上町に、地元では知られた隠れた花の名所がある。御船湿地の貴重なシデコブシは今が満開。井上町1丁目の見事なシダレザクラは散りザクラか。

世界的に珍しい絶滅危惧種の木

シデコブシ.jpg 貴重なシデコブシの花を気軽に間近で見られるのは、御船川下流にある御船湿地だ。
 シデコブシはモクレン科で花の大きさは7〜10センチ程。花びらが神事で使う四手に似ていることから名付けられたという。見る者を驚かせるような咲き誇り方ではな
く、どこかはかなげだ。同じ場所に生えていても木によって白色、淡いピンク、濃いピンク、赤紫と表情が違うところがおもしろい。
 シデコブシは東海地方の湿地にしか自生していない「東海丘陵要素植物」の一つ。世界的にみてもたいへん貴重で、絶滅の危険が増大しているとして国が種絶滅危惧Ⅱ類に分類している。
 豊田市内の群生地としては巴川最下流の琴平町が有名だが、山中で場所が分かりにくい。気軽に行けて見やすいのは御船町のシデコブシだ。
 同町内には御船湿地を中心に約80本のシデコブシが自生しており…続きは本紙を

濃いピンクの花と枝っぷりが美しい

桜・横写真.jpg 豊田市立井上小学校西側の三河線跡沿いにひときわ目立つしだれ桜が1本ある。井郷地区の名所にもなっている〝一丁目しだれ桜〟だ。
 この木は40年ほど前、地元の故安西照男さんが長野旅行の土産として植樹したものだ。やや濃いめのピンク色の花と見事な枝っぷりが、大変美しい。平成16年4月の名鉄三河線(猿投駅〜西中金駅)の廃線イベントの時に桜が満開だったため、多くの人が知るようになったという。井郷交流館にある『井郷便利帳』にも掲載されている。
 桜の木は、車の通りが少ない住宅地のなかの畑に植えられている…続きは本紙を

豊田市内の貴重な湿地群 ラムサール登録ほぼ確実

湿地地図.pdf 豊田市環境部は市内の貴重な湿地群を国際条約「ラムサール条約」に登録しようと3年ほど前から準備を進めてきたが、このたび登録がほぼ確実な情勢になった。今年7月にルーマニアの首都ブカレストで開かれる締約国会議には、太田稔彦市長が認証を受け取りに行くかも知れない。
 豊田市が登録しようとしているのは矢並湿地、上高湿地、恩真寺湿地の3カ所。シラタマホシクサ、ミカワシオガマ、シデコブシ=3面に関連=など東海地方固有の湿地植物が自生しており、世界的にも貴重な場所だ。登録申請ではこれら3湿地を「東海丘陵湧水湿地群」の名称にまとめた。〝豊田〟の文字を省いたのは、将来的に市域を越えて同種の湿地を加える可能性もあるからだ。
 ラムサール条約への登録には、まず国内で選定されることが必要。選定要件は、①国際的に重要であること、②国の法律で自然環境が保全されていること、③地元自治体から登録の賛意が得られていること、の3点だ。要件①と②についてはもともとクリアしていた。
 残る要件③についても、3月9日に環境省から地元の意思を確認する文書が届き、地主・市長・湿地保存会・自然愛護協会の4者が賛意の返信をしてクリアしている。国が選定した湿地が登録を断られることはまず無いため、ラムサール登録はほぼ確実な情勢だ…続きは本紙を

猿投駅前の朝市 毎週土日午前営業

 名鉄三河線北のターミナル・猿投駅の「朝市」が、あす4月7日午前9時〜正午、再開される。厳寒期1・2・3月は野菜の集荷が困難なため、一時休業していた。4月以降はこれまで通り、毎週土・日曜日午前中、野菜や果物の朝市が立つ。 
 すでに地元の井上自治区(浦野芳樹区長、約2千戸)が全戸に回覧を回し、「買いにおいでん・見においでん」と猿投駅前ひろばの朝市再開をPRしている。
 この朝市の開催主体は「猿投駅前朝市産直部会」(後藤恒雄会長、会員21人)という名の地域自主組織。会員は朝市を運営する役員(スタッフ)、出荷者合わせて21人。いずれも地元の井上、平戸橋、四郷、御船、青木、花本の住民。
 出荷者は市街地内の市民農園、農業クラブなどの小農園や、市街地周辺の小規模農家の野菜生産者。朝取り野菜を出荷する。自家消費と出荷用を区別していないので、安全野菜が朝市に出る。
 朝市で買い物をするのは市街地内の消費者。高齢者が多い傾向。売る側の会員・出荷者も高齢者中心で、顔見知りが多い。買い手・売り手の間で会話がはずむ。
 この朝市は…続きは本紙を

豊田南ライオンズ45周年 記念事業に震災遺児支援

 豊田南ライオンズクラブ(柴田隆広会長・57人)が結成45周年を迎え、今週末7日午後4時半から、名鉄トヨタホテルで記念式典を開催する。
 豊田南ライオンズクラブは昭和42年、豊田ライオンズを親クラブとして誕生。中学生の善行表彰、平芝公園への梅の植樹、少年少女サッカー大会支援などを長年継続していることで知られている。
 市内中学生への善行表彰は結成以来の継続事業で、毎年、市長や教育長をはじめ多くの来賓を招いて生徒を讃えている。生徒会の活動やボランティア活動などが評価される生徒の喜びは大きいそうだ。
 また、児童養護施設梅ヶ丘学園の子どもたちを励ます事業も継続している。遊具の設置や樹木の剪定などで支援しているほか、子どもたちが健やかに育つようにソフト面でも支援。敷地内の落ち葉をかき集めて一緒に焼き芋をしたり、餅つきをしたりして交流を深めてきた。
 平芝公園への梅の植樹は25周年事業として始めたもので、今年3月にも45周年記念の植樹を行った。これまでにしだれ紅梅や八重寒紅など35種・約550本を植えており、市民の間で「梅林公園」として親しまれている。
 海外との友好関係では、豊田市の姉妹都市デトロイト市からの交換留学生を受け入れるホスト家庭を支援し、1975年に同市のライオンズと姉妹クラブ提携。また日韓親善サッカー大会にも…続きは本紙を

小原にミニミニ郵便局 近所で年金おろせます

7面・加知さん・写真.jpg 過疎化の進む山村地域。そんな豊田市小原地区の道慈小学校区に3月19日、小さな小さな郵便局が開局した。地域のお年寄りたちの生活を支え、大きな喜びとして重要な役割を担っていきそうだ。
  のどかな小原地区大平町に青色の海運コンテナーを改造した自称〝日本で一番小さな郵便局〟がある。この「道慈簡易郵便局」を建て、開局したのは日本画家でもある地元の加知満さん(63)だ。
 以前は隣接する千洗町に農協が委託され運営していた簡易郵便局があったが、5年ほど前に閉鎖された。農協の支店が閉鎖7面・郵便局・写真JPG.jpgされたためだ。日常生活のなかに有って当たり前だと思っていた郵便局が急になくなったことで、地元の人たちは不自由な生活を余儀なくされた。車の運転が出来ないお年寄りのなかには、都市部に住む息子に小遣いの払い出しを頼んで届けてもらったり、公共料金や税金などの振り込みも頼んだりしなくてはならないそうだ。最寄りのATMまで片道5㎞はあるという。
 時代はIT化が進み便利になっていくが、山村地域では郵便局や銀行が閉鎖され、近くにはコンビニもない。同じ時代に暮らしながら便利な都市とはほど遠い環境に住む人たちがいる。
 加知さんは小原村時代に村議を務めていたこともあり、お年寄りが自宅から歩いて行ける距離に郵便局は必要不可欠だと強く感じていた。「自分の年金や小遣いくらい自分で管理したいですよね」という…続きは本紙を

JAあいち豊田マスコットキャラ決定 こめったくん

こめった.jpg 合併10周年を迎えたJAあいち豊田(本店=西町)は1日、マスコットキャラクター「こめったくん」を発表した。
 マスコットキャラクターの創作は、合併10周年を契機に、市民にとって身近で親しみのあるJAを目指そうと行われた記念事業。3月に4つのキャラクターの中で人気投票が行われ、投票数が最も多かったものが採用された。
 「こめったくん」は、お米・おむすびをイメージしてつくられたキャラクター。麦わら帽子と手ぬぐいを農家風に身につけ、しゃもじを背負い、犬のような可愛らしい顔をしている。今後は宣伝部長として、地域の食と農を守るための「食農教育」を広める役割を担うそうだ。
 また、多くの市民に親しまれるキャラクターになるようにと、着ぐるみの製作も行われている。5月27日に豊田スタジアムで開催される「わくわく元気まつり」で初披露されるそう。その後は市内の関係施設など年間100施設を目標にPR活動を行う予定だ。ご購読は

山村校137年の歴史に幕 築羽小学校
都市の学校にはエコ校舎 土橋小学校

少子高齢化で入学児童が減少

 旭地区の築羽小学校(川澄之保校長・児童9人)は25日、137年の長い歴史を閉じた。閉校式典には太田稔彦市長や笠井保弘教育長、在校生、卒3面・つくば小・写真.jpg業生、父母、地元の人たちなど約300人が出席した。
 同校は明治7年、旧東加茂郡惣田村立明川学校として開校。昭和10年現在の地に移り旭村立築羽国民学校、同22年旭町立築羽小になった。戦後のベビーブームなどで同33年には295人と開校以来最多の児童数になった。
 昭和45年の校舎新築(鉄筋3階建)の際には、地元は区有林を売って建設資金を拠出したという。
 その後、過疎化や少子化で年々入学児童が減少。平成12年以降は全校児童が20人を割り、今年度卒業した6年生2人を除くと在校生は9人(1年生4人・2年生1人・3年生3人・4年生1人・5年生0人)となっていた。
 閉校式は、児童らの「築羽子ども太鼓」で開式し、児童を代表して6年生の安藤英基くんと浅井優奈さんが校旗を返納。児童全員が舞台で「私たちは築羽小とお別れです。学校緑化でみどりの少年団が総理大臣賞を頂きました。校門坂の桜の美しかった入学式。学校農園でじいちゃんと自然薯をつくりました…」と別れの言葉を述べた。
 在校生らは新年度から、約6キロれた敷島小(児童45人)へスクールバスで通学する。校舎の有効活用については、学区の検討委員会(委員長=鈴木康爾築羽自治区長)が市側と協議して決めるという。

トヨタ生協が花苗約150本を寄付

 挙母地区の土橋小学校(坪井富士夫校長・児童329人)は平成22年、環境省の「学校エコ改修・環境教育事業モデル校」の指定を受け、このたび4億7千9百万円(国庫補助2分の1)をかけた鉄筋4階建ての南・北校舎のエコ改修が完了した。延べ約5千7百㎡。
 改修は「自然環境に親しみ・学び・行動できる子ども」をテーマに、小澤紀美子・東海大特任教授(環境教育研究会アドバイザー)らの指導で行われた。基本デザインには児童らがエコ学校にふさわしいアイデアを描くなどして参加した。
  エコブリッジ(渡り廊下)の〝緑のトンネル〟…続きは本紙を

里山交流まつりin足助すげの里

「山村に住む人自身がその気にならんと…」

4面・会場写真.jpg 都市住民に田舎暮らしへの興味を持ってもらおうと、豊田市が足助地区の新盛町に今年度整備した里山くらし体験館「すげの里」で25日、初めての大型イベント「ほんわか里山交流まつり」が開催された。記者も家族サービスを兼ねて取材に行ってきた。
 今回のイベントは、行政・市民団体・地元住民の連携強化もねらって行われたもの。田舎暮らしの体験施設に大型イベントが似合うだろうかと心配したが、市所有のバスが少し離れた駐車場との間をピストン運行したおかげで、山里の狭い道路に自動車があふれることもなく、田舎らしい雰囲気を保っていたのが好印象だった。
 飲食販売の中心になっていたのは田舎でのスローライフを大切に思っている若者たち。4面・チェーンソーアート.jpg
同種のイベントで慣れているので手際もいいし味もいい。地元のお年寄りが焼いた五平餅も実に美味しかった。
 こうしたイベントとしては珍しかったのが、施設周辺の山を使ったプレーパーク。伐採された山の斜面を使った子どもの遊び場だ。ちょっと危ないと思うほどの急斜面にロープがたらしてあり、それにつかまって延々と登るだけだが、5歳の息子の冒険心を満たしてくれたようだ。チェーンソー・アートの制作実演も見応えがあり、家族みんなで楽しめる内容だった。
 山村活性化を目的としたイベントは少なくないが、それを取材する度に「イベントが山村活性化につながるのか…」と気になる。今回の会場で話した古老もこんなことを言っていた。
 「これまで山村でいろんなイベントが行われてきたけれど、山村の過疎化は止まっていないだろ…」「山村活性化のために頑張ってくれる人たちの気持ちはとてもありがたい。けれど、山村に住む人たち自身がその気にならない限りアカンのだぞ…」
 山村に住む人たち自身の〝その気〟とは何だろう…続きは本紙を



市役所経営陣刷新へ部長大異動 豊田市職員定期人事

総合企画部長 鈴木産業部長抜擢

 太田稔彦市長が、同市長初の平成24年4月職員定期人事異動を、3月16日付けで発表した。昇任・異動・採用・退職を含め総員1251人の平年並みの異動だったが、新市長の方針で、市役所経営陣刷新のため組織横断型の部長級大異動が行われた。 
 太田市長が部長時代に担当していて空席だった総合企画部長には、中心市街地活性化・産業振興・農山村振興で成果を上げた鈴木辰吉産業部長が、抜擢登用された。
 産業部長の後任には、総合企画部ナンバー2の小栗調整監が登用された。今回異動では一番若い部長。小原支所長時代に実績を残した。今回異動の目玉は「産業部の鈴木」と「総合企画部の小栗」の異業種職域間の部長交代だろう。
 幸村部長の副市長就任で空席になる福祉保健部長には福島総務部長が、職域横断で登用された。これも今回異動の目玉。後任部長には黒栁総務部調整監が昇任。
 定年退職で空席の市民部長には環境部の三宅調整監が昇任。社会部長には藤村子ども部長、子ども部長には水野社会部長が相互乗り入れで異動した。定年退職で不在になる環境部長には、末継監査委員事務局長が異動。
 建設部は部長、調整監とも定年退職。伊藤専門監が2段飛びで部長に昇任した。上下水道局長兼調整監だった岡田氏は、今回兼任の調整監を解かれ、専任局長に昇任。
 水野議会事務局長は消防長に異動。同局長補佐だった杉山氏が内部異動で局長に昇任した。教育行政部の那須調整監が、今回環境部長へ異動の末継氏の前ポスト・監査委員事務局長に異動した。
 今回異動の特徴は第1に…続きは本紙を

持続可能な都市めざす シンポ「農山村へのシフト今・未来」

自治で生きる誇り取戻せ
3面・農山村へのシフト・写真.jpg 農山村で続けられてきた持続可能な社会システムをあらためて評価し、都市の行政施策やライフスタイルのあり方をそちらへシフトしていこう
 そんな古くて最先端の社会づくりを考えている「とよた都市農山村交流ネットワーク」が18日、足助交流館でシンポジウムを開いた。豊田市後援。
 基調講演の講師には、豊森なりわい塾委員長の渋澤寿一さんが招かれた。
 渋澤さんは「3・11震災のとき東京の店から食べ物と水が消え、都市の人々はお金があっても生活できなくなることを知った」 「被災地の人々はコミュニティが必要なのだと思い直した」と語り始めた。
 渋澤さんは昭和8年の大津波にも触れ、その際にはたった4ヵ月後に村民たち自身で復興計画をまとめたことも紹介。その内容が、お互いの支え合いや、次世代を育てるための個人資本の投下であったことを解説して、「今回の復興計画は国からの建設系の話ばかりでしたが、昭和8年の復興計画ではどんな社会を作るか考えていたのです」 「お金の社会でなく、自治で生きる誇りを取り戻す方向へ進めば良いのだと分かって来ました」とまとめた。
 都市・農山村交流の事例発表では、農山村側から2件、都市側から1件の報告があった。3面・農山村シフト・渋澤・顔.jpg
 農山村側の取組を発表したのは旭地区の2氏。敷島自治区の鈴木正晴さんは、「地元のやる気と都市から訪れた人の気持ちが合致すると数倍の力になる」と話し、旭木の駅プロジェクト実行委員長の高山治朗さんは「都市の人の力が加わって山主が動き始めた」と、交流の成果を話していた。
 都市側から発表したのはトヨタ自動車労組の副執行委員長・竹株清さん。同労組は、社員の定年退職後の生きがいや地域との関わりを…続きは本紙を

一般質問傍聴記 勇気を持って質問項目を減らしては

 豊田市議会の議会活性化推進特別委員会が昨年11月、約3600人を抽出して行った「市民意識調査」による
と、市議会を傍聴したことも無く、放送などで見聞したことも無い市民は66%いた。議会開催をPRすると同時に、より分かりやすい一般質問にしていくことが大きな課題だ。
 議会活性化委員会では、市民に分かりやすい市議会を目指して改革してきたが、毎回傍聴取材している記者からみて、まだまだ一般質問は分かりにくいと思う。
 議員は自分が作成した原稿を読みながら質問するし、答弁する当局側も同じなので両者は分かり合っているが、傍聴する市民には大まかな項目しか渡されない。使われている用語もよく分からない。制限時間に追われて早口になる議員もいる。傍聴者にはとても分かりにくいはずだ。
 議事録と異なる文書が出回ることには抵抗があるかも知れないが、やり方を考えればいい。分かりやすい一般質問を目指すなら、傍聴者が目で文字を追いながら聞けるようにして貰いたい。
 もう一つ、いつも気になるのが質問項目の多さだ。短い質問時間内で、関連のない別項目の質問を2つも3つもされては、傍聴者は頭がついていけなくなるはずだ。結果としておもしろくない。議員の皆さんには、勇気を持って質問項目を絞り込んで欲しいと思う。続きは本紙を

伊勢神宮の宮域林に学ぶ とよた森林学校が見学へ

超長期計画で人工林を育成
豊田市からの委託で豊田森林組合が開講している「とよた森林学校」が9日、伊勢神宮の宮域林見学ツアーを行った。
 とよた森林学校は、より多くの市民に森林や林業のことを知ってもらい、人工林の保全と活用を推進しよ4-ISE1.jpgうと開催されているもの。山主、森林ボランティア、自然好きな一般市民など、さまざまな市民を対象とした各種講座を開いている。
 今回の「200年の森づくり見学会」は、長期計画でしっかり管理された人工林を見学し、その考え方を実感することで、人工林管理への意欲を高めようと企画されたものだ。マイクロバス2台で44人が伊勢神宮へ向かった。
 見学したのは内宮の背後にある約5千㌶の宮域林。神宮司庁の営林部が管理している山だ。

式年遷宮のため大正に営林開始

 伊勢神宮では社殿を20年に一度造り替える「式年遷宮」が1300年も前から続けられている。世界にも類を見ない大祭だ。来年が62回目のその年にあたる。
 宮域林は式年遷宮で使うヒノキを伐り出す山だ。ただ、大径材の不足で伐採地は他に移り、江戸時代以降は木曽の国有林(旧神宮備林)から伐り出している。今回見学した宮域林の営林活動は、再び宮域林で大径材を賄おうと4-ISE2.jpg大正12年に長期計画で始まったものだ。見据えたのは200年先。現在まだ折り返しにも来ていないが、来年の式年遷宮で初めて、この森から伐り出した材も一部に使われるそうだ。
 今回とよた森林学校の一行が訪れたのは、昭和2年に植林したエリア。樹齢は83年で揃っていても太さはまちまちだ。大樹候補とされた木には幹に白い二重線が記され、次いで生長が期待できる御用木候補には一重線が記されている。植樹から30〜40年で優劣が現れるので、その段階で将来性を見込んで選んでいるそうだ。その作業を神宮司庁の職員が代々受け継いでいる。目指すのは大樹が…続きは本紙を

野菜づくりで地域貢献 農ライフの会

1面・農ライフ会場写真.jpg 豊田市農ライフ創生センターの修了生でつくるOB会「豊田農ライフの会」の総会が23日、産業文化センターで開かれた。太田市長や産業部長、農政課長、柴田JAあいち豊田組合長らが来賓出席した。
 同会は平成21年秋に、OB同士の情報交換や、連携による地域貢献を目的に発足した組織。修了生の大半が入会しており1期〜7期生223人の大所帯だ。会長は1期生の八木道徳さん(67・梅坪町)が務めている。今回の総会では、農ライフ創生センターの創設者である鈴木公平前市長の顧問就任が決まった。
 同会としての活動は、各種イベントに出展参加している他、会員が作った農作物の販売ルート開拓に力を入れている。そのために設けた販売委員会の中には、①JA産直プラザで定期朝市を開く「産直販売部会」(20人)、②市の学校給食センターに食材を納める「学校給食部会」(15人)、③市場の卸売業者を経由しトヨタ生協4店舗で販売する「メグリア部会」(38人)、の3部会がある。
 会員の中には、農業で生計を立てようと頑張る若い人もいれば、生きがい農業をしている高齢者もいる。個々の農業スタイルを尊重しつつ、皆が農作物の出荷を通して地域貢献するのが同会の目指すところだ。その根底には、市の事業で農業を教えて貰ったことへの恩返しの気持ちがある。
 同会として出す農作物はもちろん安心・安全もウリにしている。給食センターへの納入の場合も、誰がどう作った物か生産履歴をハッキリさせて…続きは本紙を

ロンドン五輪出場壮行会 羽根田卓也激励

羽根田.jpg 豊田市小川町の羽根田卓也選手がカヌースラローム競技の日本代表選手として今年7月開催のロンドンオリンピックに出場することになり、来る4月22日午後5時から名鉄トヨタホテル7階金扇の間で、羽根田選手を激励し、遠征・強化費を地元として支援する目的で、壮行会が開催される。会費1万円、高校生5千円。300人余出席の予定。
 壮行会は羽根田卓也後援会(会長=神谷俊吉光生アルミニューム工業社長)が主催。豊田市・市教育委員会・市体育協会・中日新聞社後援。
 壮行会の発起人は、古本衆院議員、鈴木参院議員、倉知・三浦・小島・中村・樹神県議、河合市議会議長、大村県体協会長(知事)、小幡市体協会長、三宅豊田商議所会頭、柴田JAあいち豊田組合長、小澤豊田法人会長、近藤市鉄工会理事長、森田三軒屋区長、日置杜若高校長、加納朝中校長、菅沼衣丘小校長、福田日本カヌー連盟会長、久野県カヌー協会長、加茂市カヌー協会長。
 壮行会の会場に羽根田卓也選手が入場するのは…続きは本紙を

山村校137年の歴史に幕 築羽小学校
都市の学校にはエコ校舎 土橋小学校

少子高齢化で入学児童が減少

 旭地区の築羽小学校(川澄之保校長・児童9人)は25日、137年の長い歴史を閉じた。閉校式典には太田稔彦市長や笠井保弘教育長、在校生、卒3面・つくば小・写真.jpg業生、父母、地元の人たちなど約300人が出席した。
 同校は明治7年、旧東加茂郡惣田村立明川学校として開校。昭和10年現在の地に移り旭村立築羽国民学校、同22年旭町立築羽小になった。戦後のベビーブームなどで同33年には295人と開校以来最多の児童数になった。
 昭和45年の校舎新築(鉄筋3階建)の際には、地元は区有林を売って建設資金を拠出したという。
 その後、過疎化や少子化で年々入学児童が減少。平成12年以降は全校児童が20人を割り、今年度卒業した6年生2人を除くと在校生は9人(1年生4人・2年生1人・3年生3人・4年生1人・5年生0人)となっていた。
 閉校式は、児童らの「築羽子ども太鼓」で開式し、児童を代表して6年生の安藤英基くんと浅井優奈さんが校旗を返納。児童全員が舞台で「私たちは築羽小とお別れです。学校緑化でみどりの少年団が総理大臣賞を頂きました。校門坂の桜の美しかった入学式。学校農園でじいちゃんと自然薯をつくりました…」と別れの言葉を述べた。
 在校生らは新年度から、約6キロれた敷島小(児童45人)へスクールバスで通学する。校舎の有効活用については、学区の検討委員会(委員長=鈴木康爾築羽自治区長)が市側と協議して決めるという。

トヨタ生協が花苗約150本を寄付

 挙母地区の土橋小学校(坪井富士夫校長・児童329人)は平成22年、環境省の「学校エコ改修・環境教育事業モデル校」の指定を受け、このたび4億7千9百万円(国庫補助2分の1)をかけた鉄筋4階建ての南・北校舎のエコ改修が完了した。延べ約5千7百㎡。
 改修は「自然環境に親しみ・学び・行動できる子ども」をテーマに、小澤紀美子・東海大特任教授(環境教育研究会アドバイザー)らの指導で行われた。基本デザインには児童らがエコ学校にふさわしいアイデアを描くなどして参加した。
  エコブリッジ(渡り廊下)の〝緑のトンネル〟…続きは本紙を

里山交流まつりin足助すげの里

「山村に住む人自身がその気にならんと…」

4面・会場写真.jpg 都市住民に田舎暮らしへの興味を持ってもらおうと、豊田市が足助地区の新盛町に今年度整備した里山くらし体験館「すげの里」で25日、初めての大型イベント「ほんわか里山交流まつり」が開催された。記者も家族サービスを兼ねて取材に行ってきた。
 今回のイベントは、行政・市民団体・地元住民の連携強化もねらって行われたもの。田舎暮らしの体験施設に大型イベントが似合うだろうかと心配したが、市所有のバスが少し離れた駐車場との間をピストン運行したおかげで、山里の狭い道路に自動車があふれることもなく、田舎らしい雰囲気を保っていたのが好印象だった。
 飲食販売の中心になっていたのは田舎でのスローライフを大切に思っている若者たち。4面・チェーンソーアート.jpg
同種のイベントで慣れているので手際もいいし味もいい。地元のお年寄りが焼いた五平餅も実に美味しかった。
 こうしたイベントとしては珍しかったのが、施設周辺の山を使ったプレーパーク。伐採された山の斜面を使った子どもの遊び場だ。ちょっと危ないと思うほどの急斜面にロープがたらしてあり、それにつかまって延々と登るだけだが、5歳の息子の冒険心を満たしてくれたようだ。チェーンソー・アートの制作実演も見応えがあり、家族みんなで楽しめる内容だった。
 山村活性化を目的としたイベントは少なくないが、それを取材する度に「イベントが山村活性化につながるのか…」と気になる。今回の会場で話した古老もこんなことを言っていた。
 「これまで山村でいろんなイベントが行われてきたけれど、山村の過疎化は止まっていないだろ…」「山村活性化のために頑張ってくれる人たちの気持ちはとてもありがたい。けれど、山村に住む人たち自身がその気にならない限りアカンのだぞ…」
 山村に住む人たち自身の〝その気〟とは何だろう…続きは本紙を



市役所経営陣刷新へ部長大異動 豊田市職員定期人事

総合企画部長 鈴木産業部長抜擢

 太田稔彦市長が、同市長初の平成24年4月職員定期人事異動を、3月16日付けで発表した。昇任・異動・採用・退職を含め総員1251人の平年並みの異動だったが、新市長の方針で、市役所経営陣刷新のため組織横断型の部長級大異動が行われた。 
 太田市長が部長時代に担当していて空席だった総合企画部長には、中心市街地活性化・産業振興・農山村振興で成果を上げた鈴木辰吉産業部長が、抜擢登用された。
 産業部長の後任には、総合企画部ナンバー2の小栗調整監が登用された。今回異動では一番若い部長。小原支所長時代に実績を残した。今回異動の目玉は「産業部の鈴木」と「総合企画部の小栗」の異業種職域間の部長交代だろう。
 幸村部長の副市長就任で空席になる福祉保健部長には福島総務部長が、職域横断で登用された。これも今回異動の目玉。後任部長には黒栁総務部調整監が昇任。
 定年退職で空席の市民部長には環境部の三宅調整監が昇任。社会部長には藤村子ども部長、子ども部長には水野社会部長が相互乗り入れで異動した。定年退職で不在になる環境部長には、末継監査委員事務局長が異動。
 建設部は部長、調整監とも定年退職。伊藤専門監が2段飛びで部長に昇任した。上下水道局長兼調整監だった岡田氏は、今回兼任の調整監を解かれ、専任局長に昇任。
 水野議会事務局長は消防長に異動。同局長補佐だった杉山氏が内部異動で局長に昇任した。教育行政部の那須調整監が、今回環境部長へ異動の末継氏の前ポスト・監査委員事務局長に異動した。
 今回異動の特徴は第1に…続きは本紙を

持続可能な都市めざす シンポ「農山村へのシフト今・未来」

自治で生きる誇り取戻せ
3面・農山村へのシフト・写真.jpg 農山村で続けられてきた持続可能な社会システムをあらためて評価し、都市の行政施策やライフスタイルのあり方をそちらへシフトしていこう
 そんな古くて最先端の社会づくりを考えている「とよた都市農山村交流ネットワーク」が18日、足助交流館でシンポジウムを開いた。豊田市後援。
 基調講演の講師には、豊森なりわい塾委員長の渋澤寿一さんが招かれた。
 渋澤さんは「3・11震災のとき東京の店から食べ物と水が消え、都市の人々はお金があっても生活できなくなることを知った」 「被災地の人々はコミュニティが必要なのだと思い直した」と語り始めた。
 渋澤さんは昭和8年の大津波にも触れ、その際にはたった4ヵ月後に村民たち自身で復興計画をまとめたことも紹介。その内容が、お互いの支え合いや、次世代を育てるための個人資本の投下であったことを解説して、「今回の復興計画は国からの建設系の話ばかりでしたが、昭和8年の復興計画ではどんな社会を作るか考えていたのです」 「お金の社会でなく、自治で生きる誇りを取り戻す方向へ進めば良いのだと分かって来ました」とまとめた。
 都市・農山村交流の事例発表では、農山村側から2件、都市側から1件の報告があった。3面・農山村シフト・渋澤・顔.jpg
 農山村側の取組を発表したのは旭地区の2氏。敷島自治区の鈴木正晴さんは、「地元のやる気と都市から訪れた人の気持ちが合致すると数倍の力になる」と話し、旭木の駅プロジェクト実行委員長の高山治朗さんは「都市の人の力が加わって山主が動き始めた」と、交流の成果を話していた。
 都市側から発表したのはトヨタ自動車労組の副執行委員長・竹株清さん。同労組は、社員の定年退職後の生きがいや地域との関わりを…続きは本紙を

一般質問傍聴記 勇気を持って質問項目を減らしては

 豊田市議会の議会活性化推進特別委員会が昨年11月、約3600人を抽出して行った「市民意識調査」による
と、市議会を傍聴したことも無く、放送などで見聞したことも無い市民は66%いた。議会開催をPRすると同時に、より分かりやすい一般質問にしていくことが大きな課題だ。
 議会活性化委員会では、市民に分かりやすい市議会を目指して改革してきたが、毎回傍聴取材している記者からみて、まだまだ一般質問は分かりにくいと思う。
 議員は自分が作成した原稿を読みながら質問するし、答弁する当局側も同じなので両者は分かり合っているが、傍聴する市民には大まかな項目しか渡されない。使われている用語もよく分からない。制限時間に追われて早口になる議員もいる。傍聴者にはとても分かりにくいはずだ。
 議事録と異なる文書が出回ることには抵抗があるかも知れないが、やり方を考えればいい。分かりやすい一般質問を目指すなら、傍聴者が目で文字を追いながら聞けるようにして貰いたい。
 もう一つ、いつも気になるのが質問項目の多さだ。短い質問時間内で、関連のない別項目の質問を2つも3つもされては、傍聴者は頭がついていけなくなるはずだ。結果としておもしろくない。議員の皆さんには、勇気を持って質問項目を絞り込んで欲しいと思う。続きは本紙を

伊勢神宮の宮域林に学ぶ とよた森林学校が見学へ

超長期計画で人工林を育成
豊田市からの委託で豊田森林組合が開講している「とよた森林学校」が9日、伊勢神宮の宮域林見学ツアーを行った。
 とよた森林学校は、より多くの市民に森林や林業のことを知ってもらい、人工林の保全と活用を推進しよ4-ISE1.jpgうと開催されているもの。山主、森林ボランティア、自然好きな一般市民など、さまざまな市民を対象とした各種講座を開いている。
 今回の「200年の森づくり見学会」は、長期計画でしっかり管理された人工林を見学し、その考え方を実感することで、人工林管理への意欲を高めようと企画されたものだ。マイクロバス2台で44人が伊勢神宮へ向かった。
 見学したのは内宮の背後にある約5千㌶の宮域林。神宮司庁の営林部が管理している山だ。

式年遷宮のため大正に営林開始

 伊勢神宮では社殿を20年に一度造り替える「式年遷宮」が1300年も前から続けられている。世界にも類を見ない大祭だ。来年が62回目のその年にあたる。
 宮域林は式年遷宮で使うヒノキを伐り出す山だ。ただ、大径材の不足で伐採地は他に移り、江戸時代以降は木曽の国有林(旧神宮備林)から伐り出している。今回見学した宮域林の営林活動は、再び宮域林で大径材を賄おうと4-ISE2.jpg大正12年に長期計画で始まったものだ。見据えたのは200年先。現在まだ折り返しにも来ていないが、来年の式年遷宮で初めて、この森から伐り出した材も一部に使われるそうだ。
 今回とよた森林学校の一行が訪れたのは、昭和2年に植林したエリア。樹齢は83年で揃っていても太さはまちまちだ。大樹候補とされた木には幹に白い二重線が記され、次いで生長が期待できる御用木候補には一重線が記されている。植樹から30〜40年で優劣が現れるので、その段階で将来性を見込んで選んでいるそうだ。その作業を神宮司庁の職員が代々受け継いでいる。目指すのは大樹が…続きは本紙を

豊田市議会代表質問 「基盤産業の建設業危機」

 豊田市議会は3日、代表質問戦を行った。代表質問は、3人以上の市議会議員をかかえる自民クラブ(29人)、市民フォーラム(9人・民主系)、公明党(4人)の3派代表者だけにしか質問権がない。しかも質問対象は、市長施政方針・教育長の行政方針演説の内容に限定される。
 代表質問戦は3月市議会だけにある特殊行事。各派代表者が古い慣行通りに長広舌をふるう。市民の傍聴者に人気がない。焦点をしぼった〝一点突破〟方式を各派ともまだ開発していないのだ。
 そんな中で自民クラブ議員団代表の杉浦弘高団長が、地元土木建設業界を育成・保護するための市側の政策展開を求めた。同業界は野放しの自由競争にさらされ、公共事業費が大幅に縮小されたため、業界の多くはすでに大型土木機械を手放した。経営も崩壊状況。
 平成12年の東海豪雨型の大災害が起きても、今の土木建設業界は対応できない。道路、河川、橋、森林の保全があやうい。新市長は曖昧ながら、一歩前進の答弁をした。

杉浦団長 豊田市の基幹産業が自動車産業ならば、土木建設業は(市内の大地を保全する)基盤産業だ。新年度予算の普通建設費320億円は市外流出させず、地域内経営循環を推進し、市内に環流すべきだ。
 保護主義には批判もあろうが、基幹産業には土地・設備・特別資金やエコカー補助などで長年保護政策を続けてきた。勇気をもって地盤産業保護に対しても、政策展開をするよう提言する。

太田市長 地域内経済循環による地元業者の育成は、入札契約制度のみならず、産業政策と一体で進める。杉浦議員提案の「競争できるだけの経験を積ませる機会の確保」「一定の時間をかけても地元業者の育成を図ること」に加え、「税の還元」の観点から「地域内経済循環」の視点は重要と考える。分離分割・早期発注などで地元優先策を継続する。引き続き工事発注の際には、企業の技術力を勘案し、市内業者優先発注、育成に努める。…続きは

副市長に幸村的美氏 4月1日就任へ

名大工学部で応用物理を専攻 下水・住宅・都計を経て福祉へ
幸村.jpg 豊田市の太田稔彦市長は3月1日、市議会議会運営委員会に副市長の選任同意案件を提出、現職福祉保健部長の幸村的美氏(59)=の副市長選任を審議するよう求めた。3月市議会7日の本会議で、全会一致又は賛成絶対多数で同意成立確実。反対意見はない。選任同意案件は成立し、幸村的美氏が4月1日副市長に就任する。現職の中村紀世実副市長は3月末で退任する。
 最近の市当局は職員の「個人情報保護」を理由に、選任同意対象者の学歴、家族構成、細部の職歴などさえ公表しない。選任同意の審議も形式的な内容になる傾向だ。
 当社の聴き取りによると、…続きは本紙を

100%小原産和紙めざせ

 豊田市小原町ユヤミで3面・コウゾ写真.jpg7日、同地区の特産品である和紙の原料「コウゾ」の植栽が行われた。植栽場所は国道419沿いにある約1400㎡の耕作放棄地。和紙のふるさとから根分けされたものや、地区内に自生するコウゾ約700本を地元住民や市職員ら約15人が植栽した。
 この事業は耕作放棄地の増加や景観の悪化など市山間部が抱える共通問題の解消に加え、コウゾを地域で育て100%地元産の和紙を作り出そうというねらいがある。平成21年から地域会議で議論され、今年初めて地域予算提案事業として実施された。管理は年3回の草刈り・芽かきをシルバー人材センターに委託する予定。
 小原地区はコウゾの栽培に適した環境で、きれいな水があるため、500年ほど前から和紙づくりが盛んに行われていた。しかし近年は需要の低下に伴ってコウゾを栽培する農家がなくなり、地元の和紙工芸作家も他県から原料を仕入れているのが現状だった。
 今回植えられたコウゾは早ければ来冬から収穫でき、3年後には…続きは本紙を

うねべ里山できた 
豊田市畝部東町 地元「緑野の会」が5年がかりで

4面・うねべ里山・写真.①.jpg 豊田市上郷地区の畝部東町に残る数少ない林「うねべ里山」の整備が、地元の人たちの手で5年かけて完了した。
 この場所は矢作川堤防沿いにある細長い林で、整備を始める前は放置されて竹が密生し、堤防上から捨てられた粗大ゴミがいっぱいだった。
 人が入れる里山にしたいという構想は、平成初期、地元の若者たちによる「柳川瀬まちづくりフォーラム」の中でもあったが、この時は実現しなかった。
 構想が動きに変わったのは、地元のお年寄りを中心につくる環境保全ボランティアグループ「緑野の会」が発足してから。市わくわく事業を活用して平成19年から整備を始め、昨年度からは上郷地域会議の地域予算提案事業の対象にもなって、竹の伐採や散策道整備、ベンチ設置などの整備が一気に進んだ。構想から17年かけての完成だ。竹を間引いたので野鳥も飛び交うようになった。
 緑野の会事務局の加納一弘さん(58・加納造園社長)は、「まだ地元でも知らない人が多いので散策コースとしてPRしたいし、子どもたちが自由に遊ぶ場にもしていきたい。クスノキの巨木やカブトムシの集まるクヌギもありますよ。地元の子育てグループ等にも知恵を借りながら、たくさんの人が入る里山にしていきたいですね」と話してくれた。
 今後の大きな課題は、…続きは本紙を

天野さんら市政功労者に

天野弘治.jpg髙木キヨ子.jpg中根大.jpg豊田市制61周年記念式典が3月3日午前10時半から、市民文化会館小ホールで行われる。古本伸一郎衆院議員や倉知俊彦・三浦孝司・小島丈幸・中村晋・樹神義和県議、名誉市民の加藤正一元市長らが来賓出席。表彰者や関係団体の代表ら約450人が参加する。
 同市の発展に貢献した功績で、▽元市議の天野弘治氏、高木キヨ子氏、中根大氏、▽元市監査委員の楠恭雄氏、▽元JAあいち豊田組合長の奥田克也氏の5氏=写真=に、市政功労章を授与する。市政功労者は213人(現存者67人・故人146人)だったが、今回の5氏を加え計218人になる。 
 このほか市表彰条例による地方自治功績で、平成13年から10年市公平委員を務めた硲さくら氏(矢作川川会議代表・水源町)や、3期当選の市議、教育・文化・福祉・産業・スポーツなどの分野の永年勤続者、成績優秀だった選手・監督など計136人・41団体を表彰する。
 記念式典は愛知県無形民俗文化財・藤岡の棒の手(市棒の手保存会藤岡支部・勝野英雄支部長)による、勇壮な「棒の手」演技で…続きは

地域産業担うリーダー育成 ものづくり一気通観エンジニア

2-MONODUKURI1.jpg 豊田市挙母地区栄生町の豊田工業高等専門学校で2月23日、同校の生徒や地元企業、市が連携して進めるプログラム「ものづくり一気通観エンジニア養成」の発表会と修了式が開かれた。
 同プログラムは文科省の「地域再生人材創出拠点の形成」に基づき行われている事業。地域産業の開発力強化や次世代産業育成のため、ものづくりの構想から出荷までの全工程を見通せるリーダー的な技術者の育成を目的としており、今年で3年目を迎える。
 今回の発表会は、その第1期の研修生が行うもの。研修生は2年間で課題研究のほか、産官学を交えた技術研修やマネジメント講座、技術者としての感性を磨くためのセミナーなどを受講してきており、発表会はその成果が問われる集大成の場になっている。
 発表会には同プログラムに参加した豊田高専の生徒25人と、ものづくり企業技術者(地元企業)13人の合計38人が登壇。レゴブロックを使ったF1カーを、全自動のロボットで造る生産ラインづくりについての発表を…続きは

ログハウス造り13年 豊田市中切町深見公志さん 地元の森林資源を活用

3面・ログハウスの深見さん写.jpg  豊田市足助地区中切町で市内山間部の材木を利用してログハウス造りをしている深見公志さん(62)。学生時代のアウトドア好きが高じてカナダのログハウス造りツアーに参加し、プロの指導を約20日間受けたことがこの道に入ったきっかけだったという。 
 今まで造ったログハウスは大小あわせて約20軒。白馬の大自然の中で、28坪のログハウスを造ったことが印象に残っていると目を細める。
 ログハウス造りには70〜80年くらい経った8m以上の材木を使うそうだ。深見さんがログハウス造りを始めた13年程前は、長い材木は特注だったため市内では手に入れるのがむずかしかったという。長い丸太を組み合わせるログハウス工法が在来の木造建築とは異なったためではないかと深見さんは推測している。現在は足助や稲武、旭地区にあるスギやヒノキを豊田森林組合から購入しているという。豊田市内の森林面積は約68%を占め、スギやヒノキの人工森林面積はその48%。「豊富な材木を利用しない手はない」と…続きは

矢作川流域圏懇談会 山・川・海の課題定まる

  矢作川流域の民・産・学・官が同じテーブルに着いて話し合う「矢作川流域圏懇談会」が、3年1サイクル計画の2年目を終えようとしている。2月23日には豊田産業文化センターで、主要な会議である「地域部会」が開かれた。
 同懇談会は流域で活動する各団体をネットワークでつなげようと、国交省豊橋河川事務所の音頭で始まったもの。今後の矢作川の河川整備に関わる情報共有や意見交換が大きな目的だ。
 今回のように流域の自治体や経済団体も集めて開く主要会議は年に1〜2回だが、山・川・海の各分野で熱心に活動している市民メンバーによる会議や勉強会は、学識者も加わって今年度だけで20回以上も行われてきた。
 今回の主要会議では、市民会議がまとめてきた「山・川・海の各分野での課題」と「課題解決に向けた今後の取り組み」が提案発表され、それを基に、自治体や企業も含めた参加者全体で議論・意見交換した。
 3年1サイクル計画の3年目である24年度は、課題解決に向けた行動に入り、次の3年間、さらにその次の3年間につなげて発展させる構想だ。
 山・川・海の各分野で今後取り組まれるのは、次のような内容だ…続きは

豊田市役所 政権交代終る あすから「公平さん」に
職員・助役・市長人生58年

退任記者会見
1-SUZUKISITYOU.jpg  第7代豊田市長として3期12年を務めた鈴木公平氏が、任期最終日の17日午後に記者会見を開き、高橋村役場時代から58年間の長い公務員生活を終える心境や、今後の豊田市への想いを下記の通り語った。冒頭の挨拶は寂しそうな語り口だったが、記者とのやりとりでは爽やかな笑顔を見せながら答えてくれた。

鈴木公平氏 今の偽らざる心境は、ありがとうという感謝の気持ちです。私には物事に取り組む馬力もあまり無いし、政治家としての素質もあると思っていません。すべての分野で、いろいろな人達に、いろいろな形で応援して頂いたおかげだと思っています。
 長い公務員生活でした。家庭も私自身も公務に浸かりきった日々でした。今後は残り少ない人生を、一市民として築いていきたい。おかげさまで体調はそう悪くないと信じています。元気に自分の時間を有効に使えるよう努力しながら、地域の方々との関わりも深めたい。そういう暮らし方を自分なりに創りあげていけたらいいなと考えています。市役所に来る機会はあまりないと思いますが、街なかでうろうろすると思いますので、声をかけたら知らんぷりしないでくださいよ。

記者クラブ 今後何をされるか具体的に決まっていますか。

鈴木公平氏 誰に会ってもそう聞かれるのですが、これだというものが見つかっていません。思っていることがいっぱい有りすぎて見つからないというのが正直なところですが、準備を始めたものも幾つかあります。趣味、地域社会との関わりもそうですし、山間地域の人達とも何らかの形で関わらせて頂きたい。まだ具体化していませんが、そんな鈴木公平個人の人生を創っていきたいですね。

記者クラブ 鈴木市長は市町村合併という大きな決断をされました。決断した時の思い、地域自治を進めてきた思い、これからどう発展してほしいかという思いを聞かせてください。

鈴木公平氏 合併に取り組んだのは国家的な流れもありましたが、私には山間地域がこれからも何とか地域社会として持続して欲しいという思いがありました。その根底は平成12年(2000年)に起きた東海豪雨災害です。人工林をはじめとする山間地域の環境が荒れると、下流域にも災害がおよぶと実証されたわけですので、下流域も山間地域に対して一定の責任を持たなければいけないという思いでした。
 悔しい思いもありますよ…続きは

上郷地域バス本格運行延期 利用者少なくもう一年検討へ

 豊田市上郷地区の社会実験として、昨秋10月に市営「上郷地域バス」が運行されたが、当初目指していた24年度からの本格運行は見送り、もう一年のあいだ検討を続けることになった。17日に開催された豊田市公共交通会議で、上郷支所から報告があった。
 この社会実験は上郷・末野原地域の生活交通利便の向上を図るため、地域内の病院や買い物施設などを周回して愛知環状鉄道の駅も結んだもの。上郷線(水・金曜)と末野原線(火・木曜)の2路線で昨年10月に1ヵ月間、1日16便ずつ運行された。車両はジャンボタクシーを使い、料金は大人100円、小人50円だった。
 乗車人数は2路線で大きな違いがみられた。運行ルートにメグリア本店や永覚店などの買い物施設がある末野原線は、1日あたりの乗車人数が86・8人とまずまず。地元自治区へのアンケート調査では、活性化や交流促進などのバス効果を実感できたという評価も得られた。地域バス運行に対する地域負担や利用促進への意識も高かったという。
 一方の上郷線は、運行ルートに買い物施設が無いこともあって、1日あたりの乗車人数は36・1人と少なかった。地元自治区へのアンケートによると、現状よりも将来的な必要性を感じる人が多く…続きは

自宅を開放して子育て支援15年 朝日地区くりくりクラブ

  母親が孤立せず、親子で仲間づくりができるように豊田市朝日町で自宅を開放して子育て支援をしている久米秀子さん。自身も小学生〜成人5人の子どもの母親だ。子育てをするなら楽しくやっていきたいと、2人目が入園した平成8年、園で知り合った母親たちに声をかけて自主グループ「くりくりクラブ」を立ち上げた。昨年11月に15年目を迎えたところだ。現在、入園前の子どもを持つ21組の親子が参加している。
 活動は毎週木曜午前中で、一年間の行事を会員同士が話し合って決めている。自宅敷地内での運動会やイモほり、クリスマス会、餅つきなど盛りだくさんのスケジュールだ。毎月の誕生日会では、手作りの大きなサイコロを子どもが転がす。サイコロの目には「だっこ」や「たかいたかい」などが書かれ、…続きは

矢作川史上最大かいぼり 阿摺ダムの下の淵水抜き大調査
アメリカナマズの巣窟探る

アメナマ水野=.jpg  矢作川中流の阿摺ダム直下の大きな淵で21日、水をすべて抜いて魚を捕る大規模な〝かいぼり〟調査が行われた。
 矢作川では特定外来生物アメリカナマズが繁殖しており、茨城県霞ヶ浦でみられたような爆発的な増加が心配されている。市民グループ矢作川水族館が効果的な駆除方法を研究するため調査を続け、阿摺ダム直下の淵で生息密度が高いことが分かっていた。
 今回のかいぼり調査はアメリカナマズの生息状況の把握と駆除を目的に企画され、さらに、在来の魚がどれだけ生息しているかも把握しようと行われたもの。豊田市矢作川研究所が中心となり、矢作川漁協、市河川課と環境政策課、市民グループ、研究者、学生ら約80人の大人数で実施した。国交省矢作ダム管理所、愛知県豊田加茂建設事務所、ダム管理者である中部電力も協力した。こいJPG.JPG
 矢作川史上最大規模のかいぼり〟とあって、淵を閉め切るために使った矢作ダムの堆積土は2千㎥(ダンプ350台)。水の抜き取りには大型ポンプ6台を使って…続きは

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豊田市体育協会 創立60周年・法人化30周年
公益財団登記へ 税制優遇 中京大体育会も会員に

豊田マラソン.jpg 豊田市内のスポーツ39団体(会費納入会員4万2千人)で構成される財団法人豊田市体育協会(小幡鋹伸会長)の創立60周年・法人化30周年記念式典が、12日豊田市駅前通りの名鉄トヨタホテルで開催された。
 同体育協会は今年4月「公益財団法人」の知事認可・登記を受け、これまでの「スポーツ競技団体」中心の運営から大学・企業・地域を含む「市民スポーツ振興団体」への発展をめざす方針。
 公益財団化に伴い、市民・企業から体育協会への寄付に対し税金控除の優遇措置が取られる事が確定しており、同市では交通研究所・国際交流協会・文化振興団体と並んで、体育協会も自主財源拡充・事業拡大路線を歩む。その意味でも記念すべき式典になった。
 記念式典には古本伸一郎衆院議員や大村秀章県知事(愛知県体育協会長)、倉知俊彦氏ら各県議、鈴木公平市長、笠井保弘市教育長、三宅英臣豊田商工会議所会頭らが来賓として出席した。体育功労者や昨年の各大会で優秀な成績を収めた選手・役員ら約400人が参加した。
 式典は2部制で行われ、1部で張富士夫トヨタ自動車取締役会長(日本体育協会長)の記念講演、2部で記念式典があった。
 記念式典で主催者の小幡会長は「鈴木市長には豊田スタジアムや新総合体育館を造っていただき、車のまちとスポーツのまちが協力して町づくりをする土台ができた」とお礼の挨拶をした。続きは

「賜冠」の酒蔵初公開

2-SAKAGURA.jpg 豊田市旭地区の笹戸町で12日、地域振興イベント「笹戸温泉ウォーキング」が開催され、家族連れら50人が参加した。地元住民で構成される笹戸温泉振興会(宇井清司代表)の主催。
 旭地区は笹戸・小渡・榊野の3つの温泉がある地域で、笹戸温泉は県下でもっとも古い歴史を持っている。温泉をはじめ、豊かな自然や地産の食材など同地域の魅力を都市住民に知ってもらおうと、市の観光まちづくり事業の支援を受け企画された。
 イベントの参加者らは笹戸の棚田を通り、笹戸橋〜有平橋の矢作川両岸を歩く全長5・5㎞のコースを散策。ガイドの話す旭の歴史などの説明に耳を傾けながら笑顔で足を進め、散策後は旅館とうふやで温泉と特産品の自然薯を使った料理を味わった。
 今回のウォーキングでは目玉企画として、清酒「賜冠」で知られる中垣酒造(中垣裕已代表)の酒蔵公開が行われた。創業以来初めてのことで、…続きは

春を迎えるひな人形 足助・中馬のおひなさん 140軒6千体がずらり

3-OHINASAN.jpg 豊田市足助町の古い町並み一帯で3月11日まで、冬の恒例イベント「中馬のおひなさん」が開かれている。開催時間は10時から16時までで、同地区のまちおこしグループAT21倶楽部と足助観光協会の主催。
 中馬のおひなさんは資料館や地域住民が所有するひな人形をまちなかに飾ることで、観光客の減るこの時期の集客につなげようと14年前から行われているイベント。開催当初は15軒ほどしかなかった参加者も年々増え、今年は約140軒・6000体の個性的なひな人形が足助の古い町並みに彩りを添えている。
 期間中は町内の民家や商家、公共施設など様々な場所にひな人形が飾られるが、中でも本町区民会館の土びなは一見の価値あり。現代のひな人形と比べるとかなり素朴な作りだが、歌舞伎役者などバラエティに富んだ人形が楽しめる。会場にはボランティアが常駐しており、解説を受けることができるのも面白い。
 また、昨年に国の重要建造物群保存地区(重伝建地区)に選定された…続きは

矢作川研究所シンポ 流量・砂量減り川底疲弊
ダム建設30年後に新問題

4面・研究所シンポ①JPG.jpg 豊田市矢作川研究所の恒例のシンポジウムが11日、JAあいち豊田ふれあいホールで開催された。設立翌年の平成7年から毎年開催しており、今年で17回目だ。今回のテーマは「川の力を取り戻す」。生き物の視点に加え、河川工学の視点からも矢作川が抱える課題を語り合った。
 昭和45年に矢作ダムが完成し40年が過ぎた。上流からの土砂の供給を絶たれ、洪水も調整されるようになって30年を経過した頃から、矢作川の川底には、老化とも思えるような疲弊現象が目立つようになった。いま、川の力を取り戻す必要性が問われている。言わば新たなダム問題だ。今回のシンポは、矢作川の流域住民がこの大課題に取り組んでいくためのスタート地点になったかも知れない。
 河川工学の視点から講演したのは、埼玉大学大学院の浅枝隆教授と、愛知工業大学の内田臣一教授の2氏。工学の人でありながら生物学に歩み寄った研究者たちだ。
 浅枝教授はダムや堰の建設によって川が受ける悪影響のメカニズムについて講演。「ダムは下流で瀬や淵を形作る土砂を減少させ、河床を平坦にしてしまう」「瀬や淵が形成されるためには大きい石を含む様々な粒径の土砂が運ばれ、それを移動させるだけの十分な流量が必要だ」と話した。また、一旦生じた河床形状の回復には大きな労力が必要なため、河川管理には十分な予測が必要だと訴えた。
 内田教授は、矢作川ではこの40年間で水生昆虫などの底生生物が極端に増えたことを説明。「ダムによって土砂が流れて来なくなり、自然の川ではあり得ないほど川底が…続きは

愛知県38市「議長会」が豊田市で総会 
会長に河合芳弘議長選出

 愛知県下全河居.jpg市の市議会正副議長が年一回一堂に会し、国政や地方自治の在り方などについて検討・協議する愛知県市議会議長会(会長=加藤賢次刈谷市議長)の平成24年度総会が3日、豊田市の名鉄トヨタホテルで行われた。
 県下38市から正副議長、議会事務局職員ら120人が出席。開催都市の豊田市議会からは河合芳弘議長、加茂みきお副議長や関係職員ら17人が出席した。
 役員改選の議事では、理事会案通りに県議長会長に豊田市の河合議長(65)を選出した。任期1年。河合議長(自民クラブ3期、御幸本町)は56代豊田市議会議長。
 県議長会は、各市からの市政に関する調査・研究課題を理事会や総会に取り上げ、国・県に要望する。県議長会長にはすでに豊田市議会から杉浦定治議長(昭和30年)、石川佐一議長(同38年)、可知功議長(同55年)の3人=故人=が就任しており、河合議長は4人目。
 鈴木公平市長が「東日本大震災で自動車産業地盤の愛知も税収面で影響が出そうであり、各市の連携が必要です。私は今期で退任し、新しい太田稔彦市長が誕生しました」と来賓挨拶。続きはぶたいを

舞台をかえた表現者たち とよたアートナウ 写真や絵画など多ジャンル展示

豊田市小坂本町の市美術館市民ギャラリーで12日まで、「とよたアートナウ・舞台をかえた表現者たち」が開催されている。市文化振興財団の主催。
 とよたアートナウは、豊田市近郊を拠点に活動する作家たちの美術展。毎年絵画や書、彫刻など多ジャンルの著名作家が出展することから人気の展覧会だが、10回目の今回は、昨年開催された「農村舞台アートプロジェクト」に主点を置いた構成になっている。
 農村舞台とは山間地を中心に分布する歴史ある芸能舞台のこと。同プロジェクトではその活用と新たな文化の創造を目的に多くの作家が作品を出展し、20の農村舞台でリレー個展が開催された。
 今回の美術展は…続きは

おしゃべりボランティア チームころころ

 豊田市高岡地区花園町で独り暮らし高齢者の安否確認やおしゃべり相手などの活動をしている市民団体「チームころころ」が3日、市職員をまじえ、活動報告会を兼ねた定例会を開いた。同団体は平成21年度から市高齢福祉課との共働事業に取り組んでいる。
 定例会では、1月の電話でのおしゃべりが21件、訪問が10件であったことを報告し、1月末に行ったボランティア勉強会の反省点や今後の取り組みなどについても話し合った。活動件数が増えないことや対象者がリピーターであることから、本当に支援が必要な高齢者へ展開できているのかが課題にあがった。
 活動を通して独り暮らし高齢者から聞こえてくるのは「孤独死の恐れ」や…続きは

姿わるい野菜は調理販売 フードセンターいたくら 地産地消をテーマに新装オープン

商店の立4面・いたくら野菜コーナー.jpg場で地産地消に取り組む豊田市大林町12の「㈱フードセンターいたくら」が、ありそうで無かった形で農家の応援をしている。
 同店は惣菜や弁当に力を入れている中型スーパーマーケット。店舗とは別に、工場や介護施設などの給食用の食材卸しも行っている。ありそうで無かった形の農家応援とは、この「野菜販売」「惣菜販売」「給食食材卸し」の3業態をフルに活かして行っているものだ。
 店内の野菜コーナーは産直売場のように、生産者の写真やこだわりが掲示してある。ただ、この売り方は「不揃いでいい」と言いつつも、ある程度は姿形を揃える必要がある。
 同店の取り組みの肝は、普通なら出荷できない姿形の悪い野菜も含めて農家から買い取り、選別し使い分けていることにある。少々形の悪いものは給食用に卸し、さらに形の悪いものは店内の惣菜コーナーで調理しているのだ。
 農家にとっては廃棄するしかなかった野菜がお金になり、しかも、…続きは

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