カウンター
rogo.png


過去の記事・連載はこちらから

s

HOME > 掲載記事 > 2014たぬき汁

 毎週金曜日発行。月極め¥1200{送料込み・税別)申込はLinkIcon 印刷用表示 |テキストサイズ 小 |中 |大 |

tanuki.gif

2014.12.19 開票の遅さにイライラしながら当確を待つ

 やはり今回の衆院選も、豊田みよしの愛知11区の結果が判ったのは深夜0時を過ぎてからだった。毎度のことだが豊田市は開票が遅いのだ。

 巨大な労働組合が推し当選まちがいなしの古本さん陣営も、さすがにバンザイはNHKが当確を打ってから。そのNHKは豊田市の開票が始まらないことには当確を打たない。そんなわけで古本さんですらバンザイは夜10時30分を過ぎていた。これでも前回よりは30分早かった。

 なにせ豊田市は広い。すべての投票箱が開票所(運動公園体育館)に集まるのに時間が掛かるため、開票作業のスタート自体が遅いのだ。それは分かっていても、全国各地の当落結果が報道されていくなか2時間以上も開票率0%なのはイライラする。遠隔地の投票箱が集まるまで全体がスタートを待つ必要はないと思うのだが、厳格に開票するためには仕方ないのか…。

 古本さんのバンザイを見とどけた後、今度は八木さんの選挙事務所へ。こちらは比例復活当選まちだから、結果が分かるのはさらに遅い。日付を越えてからだ。事務所内はみな黙ってNHK選挙速報をみている。

 全国的に自民党が大勝しているなか、愛知県内の15選挙区では自民党の候補者が次々と負けていく。つまりその都度、比例東海ブロックの自民党議席を争うライバルが増えていくわけだ。

 選挙事務所内の空気が重苦しくなってきた0時30分頃、テレビに八木さんの当確が流れた!ご購読はコチラ.pdf

2014.12.12 ダムで河川環境悪化ウナギの生息環境は

 あまり馴染みのない言葉だが、川や池で行われる漁業のことを「内水面漁業」と言う。 これに対する言葉は海での「海面漁業」だ。矢作川でアユやウナギ等を捕るのは内水面漁業である。

 矢作川漁協のような一つ一つの漁協を束ねる組織として各都道府県に内水面漁業協同組合連合会(県内漁連)がある。さらにその上部組織として、全国内水面漁業協同組合連合会(全内漁連)もある。上部組織が2つもあるというのは何となく不愉快なことだ。

 その全内漁連が来年早々、矢作川へウナギの生息環境の調査に来る。「河川環境の物理的な変遷がウナギ漁にどのような影響を与えて来たか」を調べるそうだ。絶滅危惧種ウナギの生息環境を調べることで、川の健全性の回復を訴えていくのが大きな目的だろう。

 さてこの調査、ウナギ釣りが好きという理由で私が案内役になったのだが、どうしようか…。

 矢作川で物理的な変遷と言えば、筆頭は本流だけで7つもあるダム群だ。ウナギの回遊(上り下り)の障壁になっていることは間違いない。

 もう一つ、矢作ダム完成から30〜40年たった最近の10年間で、川底などの河川環境が極端に悪化してきたことは感覚的に分かる。ただ、それがウナギ漁(生息環境)に与えている影響は分かりにくい。そもそもウナギ漁なんて夜にコソコソとやるものだし、ほとんど出荷されないので漁獲量が分からないのだ。

 ウナギ漁を長年続けている人がいたら、ご連絡ください。ご購読はコチラ.pdf

2014.12.5 太陽光発電セミナーを聴いてきました

 国の制度の後押しもあって、この5年ほどで急速に太陽光発電パネルが普及した。家計費節約のメリットに加えて、エネルギーを自給できる満足感も大きいのだろう。

 私も興味アリアリだ。満足感はさておき、どれほど家計費が節約できるのだろうか…。

 そんなことを教えてくれるセミナーが先週末、リフォームの豊田ホームサービス㈱(豊田市東梅坪町)で開かれた。太陽光発電パネル施工の㈱松原電機(元宮町)とのコラボ企画だ。

 松原電機の松原俊介さんは、全国の勉強熱心な同業者でつくる「職人革命会」の会員で、海外メーカー視察に行くことも多い人だ。今回の講師には職人革命会でも講師を務める業界専門誌㈱リック(東京)の狩野晶彦さんを招いた。

 家計費に対する太陽光発電の最大のメリットは、日中に発電し、バカ高い日中の電気料金を消してくれることだ。おまけに余った電気は売電できる。

 金額でいうと、どれくらい助かるのだろうか

 賢い節電をしているであろう講師の狩野さん宅では月平均、買電6千円、売電1万7千円で、1万1千円のプラスだという。設置費のローンは2万4千円だから、支払いは毎月1万3千円ということになる。設置前の光熱費は1万6千円だったそうなので、ローンを払いながらも毎月3千円儲かっている計算だ。

 まあ、これは極端な例なのだろうが、ますます太陽光発電に興味が湧いてきたぞ。遅い?ご購読はコチラ.pdf

2014.11.28 わたしが考えるミライのフツー  貞島容子

 豊田市がいま、新豊田市誕生10周年プロジェクトのひとつとして「ミライのフツー☆チャレンジコンテスト」の募集を行っている。地域課題の解決や新たな社会など、提案者が描く「ミライのフツー」を提案するものだ。受付の締め切りは12月25日。
 このコンテストに事業を提案する上で、内容を充実したり他の団体や事業者と情報交換したりする場「ミライカフェ」が、年内に4回予定されている。旭交流館で22日に開催された初回のカフェでは、「あなたにとってのミライのフツーてどんなこと」などをテーマに話し合っていた。

 取材後、自分の想像する「ミライのフツー」を考えてみた。未来を考えるつもりが頭の中は過去の楽しい思い出に。私は猿投台中学校区の花本町に生まれ、今もそこで暮らしている。小学生の頃までは、春にはレンゲの花を目にし、夏には蛍を自宅近くで見かけた。夏と秋には町内挙げての祭り。母に浴衣や着物を着せてもらい、うきうきしながら出かけた。

 でも、いま、町内でレンゲの花や蛍を見ることは出来ず、祭りで着物を着ている子供も減った。寂しく感じる部分もあるが、いまある自然環境や伝統行事が未来永劫続き、皆の笑顔が見られることが、私の「ミライのフツー」かなと思っている。ご購読はコチラ.pdf

2014.11.14 安城市のNPOが加速水源の森トラスト運動

矢作川下流の安城市で、市民や企業の寄付金によって源流の奥山を購入・保全しようという「水源の森トラスト運動」が行われている。事務局を努めるのは認定NPO法人エコネットあんじょう。3年目の運動だ。

 購入するのは長野県根羽村所有の自然林36ヘクタールで、必要な資金は3600万円。この2年間で集まった額は約500万円だ。この募金運動を加速するため先週7日、決意表明のフォーラムが安城市民交流センターで開かれた。安城市長も出席していた。

 安城市は日本のデンマークと呼ばれた大農業地帯。もちろん矢作川の恩恵だ。そこへ水を送る明治用水は「水を使う者は、自ら水をつくれ」という考えで、大正時代に根羽村の山林を購入した。今では源流・上流域に計524ヘクタールもの水源涵養林を所有している。今回のNPOによるトラスト運動は、こうした明治用水の思想から生まれたものだろう。

 安城市長も協力すると話していたが、正直、なぜ市が率先しないのかと不思議に思った。資金集めの点では「豊田市水道水源保全基金」のように、市民の水道料金に「1トン=1円」を上乗せ徴収した方が力強い。

 この豊田市自慢のシステムにしても中途半端だと思う。本来なら矢作川の恩恵を受ける下流都市すべてが連合を組んで、「矢作川流域水源保全基金」を設けるべきだ。自治体同士にライバル心があってやり難いなら、市議会が連合を組んでやればいい。流域圏の意識も高まるぞ。ご購読はコチラ.pdf

2014.11.07 稲武町でこだわり市場を開く若者達 貞島容子

 豊田市稲武町の古橋懐古館駐車場で2日、初の「いなぶまほろば市場」が開催された。里山の暮らしを大切にしながらものづくりをしている若者たちのこだわりの品々が並ぶと聞き、行ってみた。
 会場では採れたての野菜や米、お菓子、手作り雑貨などを並べ15店舗が出店。なかには、米作りに使用している肥料まで現物を持ってきて紹介している男性も。茶葉を売っている男性は試飲用にと香りの良いお茶を勧めてくれた。
 下山地区の男性が売っていた大きなシイタケが目に留まった。「木箱から笠の開いてないものを選んでもいいよ」と言われ、のぞき込む。大小様々なシイタケが箱いっぱいに詰められており、スーパーのものとまるで違うのにびっくり。シイタケ好きの家族のためにと1袋分購入した。
 まほろば市場実行委員でIターン夫婦の家具職人、松島周平さん・知美さんに、初開催の感想や今後の開催について聞くと、「結構賑わっていたので次回も出店したいという人もいた。次回開催は未定ですが出店者や地元の観光協会と話し合って決めていきたい」と話してくれた。
 来年4月、松島夫婦は古橋懐古館の敷地内にある建物を使いカフェ・ショップをオープンする(土・日曜・祝日限定)。長く使いたくなるような日用品や安全でおいしい食材を扱うそうだ。今回の市場開催はその宣伝も兼ねたものだったという。2人が開く店は地元にどのように受け入れられ、展開していくのだろうか。ご購読はコチラ.pdf

2014.10.31 小原漬物コンテストご飯3杯食べました

先週末、小原で漬物コンテストを取材してきた。

 3年前の第1回開催時にも取材したので、その楽しさと美味しさは知っている。午前中に足助で取材を終え、お腹を空かしたまま小原へ走った。

 出品リストに印刷されていたのは28品だが、直前の出品もあって全部で32品。会場を見渡すだけでも愉快だ。炊きたてのミネアサヒを受付でもらい、一品ずつじっくり味わっていく…つもりが、あまりに空腹だったのでガツガツ食べてしまった。おかわり!

 どれも本当に美味しい。おもしろい材料としては、枝豆、かぼちゃ、パプリカ、ゴーヤ等もあった。カレー風味の物もある。なんとも幸せな気持ちで一周し、特に気に入った物だけを再度味わってから投票した。3杯もご飯を食べたのは久しぶりだ。

 地産地消にこだわる豊田の漬物の老舗「早河食品」の若大将も会場に居たので、感想を聞いてみると「おふくろの味の集結ですよね。塩分を気にしている人にも食べやすい味ばかりです」と話してくれた。商品化のしやすさも見定めていたのだろうが、その顔はとても楽しそうだった。

 主催した海老澤咲子さんは、このコンテストを通して、お年寄り自慢の味を商品化したい想いをずっと持っている。これが実現したら何とも愉快な話だ。

 出品された漬物の小売りもあったので、お気に入りを5種類ほど買って帰ることもできた。こういう素朴なコンテストはいいね。ご購読はコチラ.pdf

2014.10.24 情報を鵜呑みにしちゃ駄目だよ 貞島容子

豊田市立大林小学校からの依頼で今週、「情報」の授業のゲスト・ティーチャーをしている。相手は5年生3クラスだ。

 この授業のねらいは、情報が氾濫する中で生きていく子どもたちに、取捨選択する力を身につけさせることなのだと思う。その第一段階としてテレビ番組の制作者や新聞記者を招き、作り手の意図や工夫などを学んでいるわけだ。

 新聞については事前の授業で全国紙を見比べ、同じ事柄でも取り上げ方が違うことを学んだようだ。私をゲストティーチャーに迎える直前には、全国紙と矢作新報を見比べて違いを考え、たくさんの質問を用意してくれていた。

 私がいちばん伝えたかったのは「読んだ情報を鵜呑みにしちゃ駄目だよ」ということだ 最初の授業は挙母祭りの翌日だったので、山車からまかれる紙吹雪を例にあげてみた。よく新聞記事では「勇壮な山車の曳き回しと綺麗な紙吹雪」という内容で書かれる。でも、紙吹雪は極論すればゴミだから問題視する声も多い。そんなことを話して、いろいろな見方や考え方があることを教えた。

 近年の「ウナギ激減」の問題についても話してみた。新聞記事の多くは「鰻丼の価格上昇」に焦点をあててきた。でも、本当の問題はウナギという生き物が激減したことだし、その原因は日本人の食べ過ぎにある。そんなことを説明して、情報を鵜呑みにしてはいけないことを伝えたつもりだ。みんな解ってくれたかなぁ…。ご購読はコチラ.pdf

2014.10.17 獲り尽くし漁業を正せない日本

 国際的にも絶滅危惧種に指定された「ニホンウナギ」の資源保護について、東アジア4カ国(日本・中国・韓国・台湾)の水産行政が話し合い、先月、共同声明を発表した。

 この4カ国で捕獲されている膨大な量のシラスウナギ(稚魚)は、養殖され、ほとんど全てが日本人の胃袋に入る。日本が最も真剣に考えなければならない問題だ。ところが水産庁から発表された共同声明の核心部分は骨抜きだった。

 その内容は「今シーズンは昨シーズンの80%しか養殖池に入れません」というものだ。一見、制限しているように思えるのだが、実は違う。

 昨シーズン(2013〜2014年の冬)というのは、不漁続き(減少続き)の過去10間年の中で例外的に〝ちょっとよく獲れた年〟なのだ。そんな年を基準にして80%制限をしても、実質的には制限しないのと同じである。せめて過去3年間なり、過去5年間なりの平均値を基準にすべきなのだが、そうはならなかった。本気で保護する気があるとはとても思えない。

 ウナギに限らず、ほとんどの魚種に対して、日本は〝獲り尽くし漁業〟を是正できない国だ。水産立国の中では例外的におかしな国らしい。

 正常な水産立国では、天然資源量をコントロールするため漁獲量を厳格に制限している。漁師たちは味の良い旬の時季に大きな魚だけを獲るようになり、その結果、高値で流通する。漁村はうるおい後継者にも困らない。日本は逆だご購読はコチラ.pdf

2014.10.10 雑魚料理コーナーの腹出し係を担当

 運よく台風通過の1日前に「矢作川感謝祭」を終えることができた=1面に詳細記事=。

 私の主な担当は雑魚料理コーナー。当日開催した「矢作川さかな釣り大会」で釣れた魚を料理しちゃうわけだ。おそらく釣り大会の釣果だけでは足りないので、数日前、友人と一緒に支流の篭川へ捕りに行ってきた。食べるための本気の雑魚捕りは久しぶりだ。

 メインのねらいは美味しくて篭川にたくさんいるシラハエ(オイカワ)だけれど、何が捕れてもいい。と言うより、雑魚料理なのだから色々な魚が混じっていた方がおもしろいだろう。

 食用なのでサイズだけは揃えないといけない。6センチ前後のチビは唐揚げに、8〜10センチ程のものは素焼きの生姜醤油味にすることを考えながら捕り、何とか500尾ほどを集めた。

 それからの腹出しが大変である。10センチほどある魚は簡単なのだが、6センチ前後のチビとなると、小さすぎて上手に腹を掻き出せないのだ。なかなか器用に動かない自分の手にイライラしながら、黙々と腹出し作業を続けた。

 イベント当日も私の役割は腹出しだった。釣り大会の検量を済ませた雑魚が次々と持ち込まれるのでゾッとしたが、釣った親子と話しながらの作業はとても楽しかった。雑魚料理の味も評判が良かったと思う。

 イベントのメイン料理は事前に800尾ほども釣り集めた天然鮎の塩焼きだが、おもしろさでは雑魚料理の勝ちだな。ご購読はコチラ.pdf

2014.10.03 山のドングリ大凶作10月はクマに御用心

 お隣の岐阜県や長野県で先月から、ツキノワグマの目撃例や出会ってしまった人が襲われる被害が増えている。ドングリが大凶作で、空腹のクマが奥山から人里近くへ下りてきているようだ。

 同様にドングリが凶作だった4年前には、豊田市内でも何件ものクマ騒動が起きた。市内にはクマが定住できるような規模の天然林は無いから、岐阜や長野から流れてきたクマだろう。

 当時の資料をみると、目撃・痕跡情報が最も多かったのは10月(36件)だ。地区別には長野県に接する稲武地区(25件)や、岐阜県に接する小原地区(18件)で多かった。都市部に近い御船町にも出たから驚きだ。

 ドングリの凶作は周期的なものだが、加えて今年は大発生した毛虫(マイマイガの幼虫)の影響も大きいようだ。葉を食べ尽くされた樹が実を付けられなかったらしい。さらに近年の「ナラ枯れ」で大木が枯れたことも、ドングリ不足に拍車をかけている。

 今のところ豊田市内でクマの目撃例は無いものの、やはり岐阜や長野から流れてくると考えておいた方が良いだろう。山へ入る時には音を鳴らす等の予防策をとろう。

 クマ騒動で忘れがちになるのが、彼らをそっと見守ってあげる意識だ。特にイノシシ捕獲用の檻に入ってしまうと見守るのはもう無理。檻を嚙んで牙が折れ、暴れる姿をみると射殺を選択しても仕方ない。4年前には市内で4頭が射殺されている。今年はそうならないようにして欲しいものだ。ご購読はコチラ.pdf

2014.09.12  長良川と寒狭川で鮎釣り師3人死亡

 長良川で先週末、アユ釣り師の死亡事故が起きた。私も現場に居たからショックを受けている。

 この日は美濃市の長良川で「全日本鮎釣りチーム選手権」という大きな釣り大会が開かれていた。3人1組で釣果を競うおまつりイベントだ。全国各地から約150チームが参加していたから、スタッフを含めると約500人は集まっていたと思う。

 長良川は前日の雨でやや増水していたが、私が見ただけでも10人ほどが対岸へ渡った。私もその1人だ。もちろん大丈夫と判断してのことだが、胸より深い所もあり、50mほどの川幅を横切るのに100mほども流されるような状態だった。

 瀬を渡りきってフラフラになり、息を整えていた頃なのだと思う。300mほど上流で瀬肩を渡りそこねて激流に吸い込まれた人が、意識不明のまま私の近くを流されていったらしいのだ。

 何人もの参加者が気づいたそうだが、助けられるような流れじゃなく、引き上げられたのは2㎞ほども下流だ。はるばる栃木県から参加した人だった。もちろん大会は中止になった。

 悲しい事故は続くもので、その翌日も関市の長良川でアユ釣り師が亡くなった。さらに同日、新城市の寒狭川でも有名なアユ釣り師が亡くなっている。

 私も含めて多くのアユ釣り師は、川に慣れていると思っているだけで、本当はナメているだけなのかも知れない。川は楽しいけれど、危ないのだ。あらためて肝に命じよう。
ご購読はコチラ.pdf

2014.09.05  合併10周年イベントオープニングに嫌気

 豊田市と東西加茂郡6町村が広域合併したのは平成17年4月。もうすぐ10年になる。豊田市は先週末、「新☆豊田市誕生10周年プロジェクト」をスタートさせ、来年度にかけて様々な事業やイベントを行っていく。

 同プロジェクトのオープニング・セレモニーを取材しにエコフルタウン(加茂病院跡地)へ行って来たのだが、ステージ上は何だかチャラチャラしていて、カメラを構えている自分が恥ずかしくなってきた。

 最初に登場したのは、豊田のご当地アイドル「Star☆T」。まあ、イベントには盛り上げ役も必要だし、かわいいからから許せる。

 続いて登場したのは、ゆるキャラの着ぐるみ「こめったくん」だ。〝いなかとまちの交流大使〟に任命されているから、合併記念イベントに出てくるのは、まあ当然か…。最近は見慣れてきた。

 とよたPR大使の2代目に就任した女性3人も登場した。合併記念イベントには何だか場違いのような気もするが、まあ許せる。かわいいし。

 どれも個別には嫌いじゃないのだが、さすがに、かわいいの3連発には嫌気がさしてきた。太田稔彦市長の言葉がごく短いものだったから、なおさらだ。

 農山村への関心が薄い都市住民に興味を持って貰うための演出なのだろうが、市町村合併後の10年間をこれから真面目に検証して行かねばならないというのに、そのオープニングがあれで良いのだろうか。意気込みが伝わらなかったぞ。ご購読はコチラ.pdf

2014.08.29  深夜の水中でウナギは…

毎年この時期は、深夜の矢作川へウナギ釣りに通っている。数は釣れなくていい。大物ねらい専門だ。

 もともと大物ねらいの傾向はあったのだが、ウナギの絶滅が危惧されるようになった数年前からは意識的に切り替え、その魅力にはまった。食べるのは年に2〜3本でいい。いや、1本でいい。足が震えるような大物を釣り上げたいのだ。

 今年ついに国際的にも絶滅危惧種に指定されたので、ますます肩身が狭くなったが、そんな釣りを続けながらウナギの現状を発信していこう。釣りをやめて無関心層に埋もれるより、ずっとウナギ保護に役立つはずだ。

 大物ねらいを続けていて気づいたことがある。大物ウナギが居着いている場所には、小型のウナギや小型のギギ(ナマズの仲間)がほとんど居ないのだ。おそらく捕食されているのだろう。もちろん深夜の水中を見たわけではない。釣り糸を通しての想像だが、間違っていないと思う。大型ウナギが小型ウナギを襲う場面を想像すると、ますます狙いたくなる。 話はかわるが、深夜のウナギの行動について、他県の釣友からおもしろい話を聞いた。彼がダム湖でウナギ釣りをしていた時のことだ。一緒に竿を出していた師匠が突然、水中ライトを持って深夜のダム湖へ潜って行ったそうだ。そこで見た光景は…。

 立ったまま水没している枯木の枝に、鳥のように、ウナギが何匹もとまっていたそうである。ウナギという魚は実に不思議でおもしろい。ご購読はコチラ.pdf

2014.08.22  親子で楽しんだ芳友町の万燈祭  貞島容子

 たいまつを振り回したり盛大に花火ができたりする豊田市石野地区芳友町の「万燈祭り」=上段に詳細=に、中学1年の息子を2日間参加させてもらった。

 もちろん息子は初めての体験だ。火のついたたいまつを扱えるか心配したものの、本番ではことのほか上手に振り回していた。かけ声の「来んば来い」が「来るなら来てみろ」の意味だということも前区長から教えてもらった。

 子ども中心の「火振り」だが、地元の男性が一人豪快に振り回すと、子どもに交じって参加する男性が何人もいた。周りからは自然と「がんばれ」などの励ましの声が飛び交い、麦ワラがすっぽ抜けると、大きな拍手がおこっていた。 

 「火振り」の後の花火大会も豪快だった。ロケット花火や爆竹が多く、都市部では絶対に苦情が出る、というほどの迫力あるものだった。

 長年継承されてきた万燈祭りを主催する室集落の世帯数は23戸。主役となる小中学生は過疎と少子化で減り、現在は女児1人を含めて4人だけ。子どもだけで行ってきた祭りの準備などにも大人の応援が必要不可欠となっている。今回、地域外の子どもを募集したのも納得がいく。

 残念だったのは、2日間を通して子ども同士の大きな交流がなかったことだ。準備や後片付けが地元の人任せだったことも気になった。けれども、祭り初体験の息子と地元の生田君から「祭りはずっと続いてほしい」と同じ言葉が聞けたのはうれしかった。ご購読はコチラ.pdf

2014.08.08  矢作ダム再び減水渇水対策スタート

 西三河の水瓶「矢作川ダム」の貯水率が再び急低下していることから、矢作川水利調整協議会は8月5日、今後の水需要を勘案して第1回節水対策を始めた。上水道10%、工業用水30%、農業用水20%の節水だ。豊田市上下水道局にも同日、渇水対策本部が設置されている。

 それにしても今夏は雨が少ない。矢作ダム水源域(上矢作)の降雨量をみると、6月は平年値の34%ほどしかなく、過去の渇水年と比べても最低だった。矢作ダムの貯水率は7月初めに50%を切る寸前まで下がった。

 7月上旬の台風8号に伴う雨で、貯水率は満水ちかくまで回復したが、その後はまた降っていない。7月の降雨量は平年値の60%ほどで、過去の渇水年と比べてこれまた最低だった。矢作ダムの貯水率は8月6日現在51%まで下がっている。今週末、台風11号に伴ってまとまった雨が降ればよし、降らなければ困った事態になりそうだ。
 さて豊田都心の矢作川では、春に三河湾から遡上してきた天然アユが成長し、よく釣れ始めたところだ。間もなく盛期を迎えて9月いっぱい続くだろう。今年はサイズが大きく、高橋付近で早くも26センチを超える大物も釣れている。

 盛期とはいえ、渇水が続くとアユが活発に動かないので釣れなくなる。釣り師もやはり水が増えて欲しいのだ。かといってこの盛期に、矢作ダム湖を掻き回すような洪水が起きては、濁りが長期化して困る。矢作川の釣り師たちは今、そんな想いで台風の影響を見つめている。ご購読はコチラ.pdf

2014.08.01   合併10周年で市職員ボランティアチーム  貞島容子

 豊田市と東西加茂郡6町村が広域合併したのは平成17年4月。来春には10周年を迎える。市は今年8月から来年度いっぱいかけて「新☆豊田市誕生10周年プロジェクト」事業をを進めていく。

 今月23日には「暮らし満足都市」「環境先進都市」に関する特別番組の放送が予定されている。製作は中京テレビだというから大がかりだ。また30・31日には「いなかとまちの夏休み」と題して、とよたエコフルタウンでイベントが行われる。「24時間テレビ37・愛は地球を救う」の募金会場にもなるという。

 さまざまな事業が予定されるなか、市の職員も7月に2つのボランティアチームを立ち上げた。各開催事業のPR方法を考えるチームと、来年3月にスカイホール豊田で開催される「満サイ展」の計画を練るチームだ。職員が10年間のまちづくりの取り組みを知ることや、ボランティア活動を通して所属の違う職員同士が関わりを持ち、自らの仕事に活かすことが狙いだという。市企画課が6月から募集をかけて集ったのは21人。業務命令でなく自主的にだ。なかには市町村合併後に採用された若手職員もいる。そんな若手の目線も大事にしながら話し合いを行っていくそうだ。話し合いをしている様子を取材してみようと思う。ご購読はコチラ.pdf

2014.07.25   富士登山にチャレンジ  貞島容子

 富士山が世界文化遺産に登録されてから、2度目の登山シーズンとなった。登山者の増加と自身の体力不足を気にしながらも、今月18・19日、友人と富士登山に初挑戦した。初心者向けの吉田ルート(山梨県側)を使うガイド付き・山小屋泊のツアーだ。

 18日午後3時、曇り。5合目からツアー客約25人で登山スタート。ガイドさんから「体力が心配な人は先頭の方へ」と言われ、私は前から4番目をキープした。ガイド歴22年目の男性は歩くペースや足の置き場を配慮しながらゆっくり進み、休憩時には深呼吸をするよう声をかけてくれた。登ってきた道のりを振り返ると、雲が眼下に広がり何とも言えない気持ちに。7合目の岩場をヘッドライトの灯りを頼りに登っていたとき、冷たい強風に襲われたのには心底ヒヤリとした。

 午後9時頃、8合目の山小屋に到着。高山病になることもなくカレーライスを平らげた。仮眠を取った後、ご来光を拝むため山頂を目指す予定だったが、友人が体調を崩したので2人でリタイアすることにした。

 山頂へ登った中国人女性から「明け方は天候が悪くてご来光は見えず、すごく寒かった。途中で下山した男性もいた」と聞き、登らずに正解だったと思った。

 初登山で自然の雄大さと恐ろしさを体験したものの、下山して思ったのは「来年はリベンジだ」ということ。豊かな自然環境の維持と遺産の保全にと入山料(任意)1千円を納めてきた。ご購読はコチラ.pdf

2014.07.18   今年も開催準備中!おいでんグランプリ

 豊田のご当地グルメ選手権「おいでんグランプリ」が、今年も9月に豊田スタジアムで開催される。いま出展者と協賛金を募集中だ。

 このイベントは豊田青年会議所(豊田JC)が、豊田の名物料理にふさわしいメニューを育てようと始めたもの。今年で4回目になる。過去3回のグランプリ受賞メニューが豊田の名物料理になったとは言えないし、イベント自体もまだ地域に根付いてはいないのだが、目的も内容もおもしろい取り組みだと思う。

 審査に参加してみて(食べてみて)気になるのは、焦点を絞りにくいことだ。「焼きそば選手権」や「コロッケ選手権」のように狭い定義の中で競うタイプではないため、何をどう評価すべきか分かりにくいのである。今年は「串グルメ」「創作グルメ」「団体グルメ」の3部門を設けて、それぞれ5店舗、合計15店ほどで競い合う形になるそうだ。ますます評価しづらくなりそうだが、どんな料理が考案されるか楽しみだ。

 おいでんグランプリを始めた当初、豊田JCは「3年を目途に運営を他団体に引き渡したい」と考えていたが、なかなか相手が見つからないまま単独で続けて来た。今回は豊田商工会議所青年部と共催することになり、実行委員会形式で運営するそうだ。

 おいでんグランプリの開催日は9月27・28日。とよた産業フェスタと同時開催だ。8月下旬には関係者や報道各社を対象にした試食会もあるので、また取材したい。ご購読はコチラ.pdf

2014.07.04   環境DNA調査の将来性と課題

 すくった水に溶けているDNAを分析すると、その水中にどんな生き物が棲んでいるか分かる…。

 そんな最先端の「環境DNA手法」を用いたアユの調査が矢作川で行われているというので取材させて貰った=6面に詳細=。河口〜源流の29地点を回るうち中間の平戸橋町で落ち合い、採集した水の濾過作業を見ながら話を聞けた。採水ポリ容器といい、濾過装置といい、化学の水質分析にしか見えない。これがアユの調査か…。

 このような解りにくい不思議な研究をしていると、思わぬところで反感を買うこともあるらしい。この日の朝も、採水中に地元のオッサンが寄ってきたそうだ。

 「水をすくって、その中のDNAを解析して、どんな魚がいるかを…」と説明したのだが、やはり理解して貰えず
 「まじめに考えて研究しなさいよ」 と説教されたらしい。

 私もこのオッサンと同じくアナログ人間だが、話を聞くうち、この研究の将来性と課題が見えてきた。水中の生き物の調査はどうしても手間暇が掛かる。近い将来こうした簡便な手法が導入されるはずだ。ただ、簡便な手法が一般的になると、無人爆撃機による攻撃と同じで、生き物の痛みに気づかなくなるに違いない。そこが問題だな。
ご購読はコチラ.pdf

2014.06.20 ニホンウナギが国際的にも絶滅危惧種に指定

 先週、ニホンウナギが絶滅危惧種に指定された。ニュースを見聞きした人の中には「あれ?すこし前にも絶滅危惧種に指定されなかった?」と思った人も多いだろう。

 そう、昨年2月にも絶滅危惧種に指定されたが、あれは日本の環境省によるもの。つまり国内指定だ。あの時はマスコミの報道姿勢もいい加減で、「鰻丼のピンチ」的なものが多かった。

 今回の絶滅危惧種指定は「国際自然保護連合」による国際的なものだ。重みが増したと感じたのか、前回の不真面目な報道姿勢への反省なのか、今回はまともな報道が多かったと感じる。「ウナギが激減した原因は日本人による食べ過ぎ」と、本質的な報道も多かった。日本人もこれで少しは目が覚めるだろう。

 さて、今後は「ワシントン条約」の保護対象となり…ご購読はコチラ.pdf

2014.06.13 豊田市御船町の源氏ボタル物語 新見幾男編

 矢作川右岸の支流に御船川がある。そのまた支流を山田川という。

 ここまでは自然河川だが、そのまた支流の樋田川はコンクリート直壁2面張りの農業用水路だ。豊田市御船町北部の込行集落を東西に流れている。

 このコンクリート水路に、4年連続で、1年に数千匹の源氏ボタルが安定的に大発生してきた。樋田川の延長は1㎞弱、川幅は1m程か。コンクリート直壁の高さは70㎝位だろう。両岸は田畑や道路の土手である。

 川が小さく、道路沿いにあるので、ホタルが目の前に見えるのが魅力。夜8〜10時頃、集落の外灯を消してくれる。

 樋田川の源流には良く整備された農業用水池があり、水量・水質が比較的安定している。しかし川の水深数㎝で、生物生息環境は良好とは言えない。なぜ源氏ボタルが安定発生するのか。

 思うに樋田川は源氏ボタル発生のために〝完全管理〟されているからだろう。集落の協力も得て、「込行ゲンジボタル愛護会」の澤田武会長(豊信OB)らが川掃除や草刈り、水質管理を続け、特に源氏ボタルの幼虫の生息に欠かせない巻貝(カワニナ)にはエサを周年与え、繁殖につとめる。

 愛護会事務局の澤田史郎さん(トヨタOB)は源氏ボタル発生数を毎夜定点観測し、記録は会報にのせる。源氏ボタル研究が進み、異常に即対応も可能だ。

 昨年は5月26日〜6月14日に総数3014匹確認、前年の1・5倍。今年は5月25日初確認、例年より少ない。6月中旬終息予想。ご購読はコチラ.pdf

2014.06.06   飲食店同士のコラボ面白い 貞島容子

 取材として、一市民として、豊田市駅周辺をよく訪れる。

 最近ちょっと面白いことに気づいた。市駅交番前にあるおにぎり屋さんで、市内のB級グルメイベントでグランプリに輝いた「とよたカレーカリカリポテト」の揚げたてが食べられること。㈱夢現(喜多町3の19)1階で開いている日本茶カフェ店で稲武地区のブルーベリーを使ったお菓子や、市内のお茶屋さんが考案したスイーツなどが食べられること。お菓子は期間限定での販売だ。もうひとつあげるなら、豊田市の新名物にとヴォストーク・カフェ(西町)のオーナーが猿投地区の豆味噌漬けを使って考案したタコス「トヨタコス」が市駅周辺の飲食店数店舗でも食べられることだ。

 市内で作られた料理やお菓子が、作った店だけでなく、ほかの店でも味わえるのは、作り手の努力や広報活動はもちろんのこと、受け入れる店側の体制・体質にも深く関係していると思う。

 日本茶カフェ店の女性オーナーは「新聞で取り上げられた(本紙でも5月に掲載)ことで、さらにいろんな人が訪れるようになり、どんどん楽しくなってきました」と微笑んでいた。店内には写真と見間違えてしまうほどの人物画が多数展示してあった。今月13日には女性ピアニストによるライブも予定されている。演奏を聴きながらドリンクとお茶を使ったスイーツが楽しめるそうだ。時間は14時〜15時。料金1千円。要予約。問合せは同店の高木さん(☎080・9736・9810)へ。ご購読はコチラ.pdf

2014.05.30   市町村合併10周年は人間くさくやろうよ

 豊田市と東西加茂郡6町村が広域合併したのは平成17年4月。来春には早くも10周年を迎える。市は今年8月から来年度いっぱいかけて「新豊田市誕生10周年プロジェクト」を進める考えだ。

 今年度は8月〜1月に、合併後の取り組みの成果を発信する10事業を展開し、年度末の3月8日にスカイホールでシンボル的な記念イベントを開く。さらに来年度は、振り返るだけでなく一歩踏み出す新たな展開も考えている。

 そんな10周年プロジェクトを、楽しく市民を巻き込みながら実施していくための協力組織として、市企画課が事務局となって「10周年プロジェクト市民会議」を立ち上げた。構成メンバーは市内のさまざまな分野で活躍している22団体の代表者たちだ。市の外郭団体も、完全な民間団体も含まれている。

 発足時の意見交換で、商工会代表の浅井恒和さん(足助商工会長)がこんな話をしていた。

 「香嵐渓は紅葉の美しさでは全国3番目くらいと評価されていますが豊田の人にどれだけ愛されているだろうか…。遠方から観光バスで来て貰うだけでなく、豊田市民に来て頂けるようにしたい。この頃、そう考えているんです」 浅井さんはこんな内容の話もしていた。

「きれいな10周年イベントをぶちあげるだけでなく、つらかった時、今、今後について、都市部と山村部がお互いに分かり合えるような10周年イベントにしたい」

 うん、大賛成だな。
ご購読はコチラ.pdf

2014.05.23   トヨタの総務部長が下山開発について講演

 愛知県産業廃棄物協会西三河支部の定時総会が15日、名鉄トヨタホテルで開かれた。支部長の梅村正裕さん=㈱鈴鍵社長=は「南海トラフ巨大地震の発生に備えて、災害廃棄物処理支援体制の整備を最優先課題として取り組まなければならない」と、26年度の事業計画を説明していた。

 第2部の講演会には、講師として太田稔彦豊田市長と、トヨタ自動車の財津裕真総務部長が招かれていた。財津総務部長の講演テーマは「下山新研究開発施設と里山保全」。ごく簡単に要約すれば、こんな内容だったと思う。

 ──里山や谷津田(谷状の地形の水田)には人間の営みと共にできた生態系がある。高齢化によって里山での人間の営みが減っている今、企業が進出するからこそ継続して守ることができる部分がある。そのモデルケースにしたい──

 この下山開発には野鳥関係の環境保護団体を中心に反対運動があり、詳しい環境アセスメント調査が行われたし、計画変更もあった。地元住民も開発エリア内の里山で保全や利用に関わっている。開発によって失われるものも有るだろうが、企業、地元、環境保護団体がうまく連携して、高いレベルで生態系を守ってくれそうだ。

 私も自然保護派の一人だが、活動フィールドはダムだらけの矢作川だ。すでに徹底的に利用されているし、守るべき生態系の大半は水中にあって分かりにくい。正直、下山開発での生態系保全の分かりやすさが羨ましかった。ご購読はコチラ.pdf

2014.05.16   矢作川アユ漁解禁天然はまだ遡上中

 矢作川のアユ漁が例年どおり5月11日に解禁した。今年は日曜日と重なったので上流域(旭地区や小原地区)の有名釣り場は人だらけ。竿と竿が当たるほどズラリと釣り人が並んでいた。解禁日はアユ釣り師にとってお祭りの様なものなのだ。

 ややこしい話だが、解禁したと言っても、釣りになるのは上流域だけ。釣れるのは人工孵化・飼育された「放流アユ」だ。中・下流域は川が広く、放流アユの密度が薄いので(それだけの理由ではないけれど)、まだほとんど釣れない。

 一方、三河湾でひと冬を過ごした「天然アユ」は、まだ群れで遡上している真っ最中だ。特に今春は水温の上昇が遅く、遡上が半月ほど遅れた。この天然アユが群れを解き、縄張りを持つようになると中・下流域でもよく釣れるのだ。

 さてさて今年の天然アユの遡上数はどうか。明治用水ダム(河口から約35㎞)の魚道を通過して豊田都心の矢作川に入ってきた数は、5月10日時点で約32万尾。多いとは言えないが、一安心とも言える数字だ。

 これまた、ややこしい話なのだが、天然アユの遡上数が多ければ豊漁になるという訳でもない。5月後半〜6月に遡上する5センチに満たないチビ鮎は、秋になっても大きく成長せず、釣りの対象にならないのだ。

 私たちアユ釣り師はこのチビ鮎を「役立たず」呼ばわりしてしまうが、彼女らも秋になれば立派に産卵する。翌年の天然資源につながるのだ。馬鹿にしてはイカンですね。ご購読はコチラ.pdf

2014.05.02   旭で素敵な結婚式太田市長も祝福に 貞島容子

太田市長・茂さん・智子さん.JPG 豊田市旭地区小渡町の夢渡野公園で27日に行われた、水野茂さん(47)と金川智子さん(39)の人前結婚式に出席させてもらった。

 式が始まる前には太田稔彦市長もお祝いに駆けつけた。新婦の智子さんが市の空き家情報バンクを利用して小渡町にIターン移住し、地元の男性と結婚した初めての女性だったからだ。智子さんは農業をやりたくて移り住んだ人だ。

 太田市長は「平成17年の市町村合併が二人の出会いに少なからず貢献しましたか」と質問。新郎の茂さんのうなずきにIMG_6436.JPG、「よかった!それが聞きたかったんです」と嬉しそうだった。この言葉でお二人の緊張も和らいだようだ。

 歓談が終わると、市長から新郎新婦に祝福の花束とリーフレタスが贈られ、三人で記念撮影も。寄り添う二人の姿を、市長が写真に収める場面もあった。二人にとって、とても思い出深い結婚式になっただろう。

 式をさらに素晴らしいものにしてくれたのが、影で支えていた地元有志の皆さんだ。会場設営や受け付け、司会進行などで忙しく動き回っていた。そんな皆さんの姿をおさめた写真を、記者から二人にプレゼントしたいと思っている。

 新緑が眩しい山をバックに、親族の皆さん、地元のおじいちゃんやおばあちゃん、子どもたちが見守るなか、愛を誓い合った茂さんと智子さん。地元の皆さんとの絆も一層深まり、最高の思い出となったことだろう。末永くお幸せに。ご購読はコチラ.pdf

2014.04.25   森の健康診断今年が最終回

10年間続けようと始まり、毎年6月の第1土曜日に行われてきた「矢作川森の健康診断」が、今年で10回目を迎える。いま、最後の参加者募集が行われているところだ。

 私がふだん野山へ行く時は、たいがい釣り竿や鉄砲を持っている。歩くのは河畔林や雑木林ばかりで、スギ・ヒノキの人工林に入る機会なんて、ほとんど無い。

 そんな私に、人工林が放置・荒廃していることを実感させてくれたのが「森の健診」だ。過去9回開催されたうち、7回参加させて貰った。

 その以前から、人工林が荒廃していることを知識としては知っていたが、実際に人工林の中を歩き、調査したことで、荒廃の度合いを実感できた。森林問題について考える上で欠かせない経験だったと思っている。

 一方で、それまで殺風景なだけだと思っていた人工林に、動植物のいろいろな生活があることも知ることができた。いろいろな意味で森の健診に参加してきて良かったと思っている。

 過去9回の参加人数は延べ2200人。多くの市民がハイキングの様に楽しみながら、科学的な調査をする楽しみも味わった。すこし世の中のためになっているという満足感も味わったと思う。調査を終えた地点数は合計550カ所にもなるそうだ。矢作川で始まったこの森の健診は、この10年の間に全国各地に広がっている。

 元祖「矢作川森の健康診断」の最終回は6月7日(土)。森の健康診断ポータルサイトから申込できる。ご購読はコチラ.pdf

2014.04.18   小学2年の息子と朝練習を始めたぞ

 私の息子は水泳とサッカー、そして野球をやっている。小学2年生にしては忙しすぎる気もするけれど、どれも今のところ楽しんでいるようだ。暫くはこのまま続けさせてみようと思っている。いろいろなスポーツをやるのは賛成だ。

 先日、息子と久々にキャッチボールをすると、思いのほか勢いのあるボールを投げるようになっていた。捕るのはまだまだ下手くそだが、少しは上達している。

 そんなわけで私も面白くなり、運動不足の解消も兼ねて、息子と一緒に朝練習をしようと決めた。朝食前の30〜40分ほどしか付き合えないが、日課として続ければずいぶん違うだろう。

 私はサッカー少年だったので野球の指導なんて出来ないが、それも少しは勉強しようか。とりあえず少年野球のノウハウ本で父親コーチの心構えだけは学んだ。家の裏にティーバッティング練習用の簡単な設備を作ってやろうかとまで妄想している。

 そんな昨晩、風呂で少年野球チームのことを聞いて楽しんでいると、息子がこう言った。 「とうちゃん、ぼく、なんの部活に入るか決めたよ」

 ふむふむ。4年生からの話だな。2年も先の話だぞ。で、野球か? それともサッカーか?
 「陸上部に入るわ!」
 おいおい。父ちゃんの膨らんだ妄想はどうしてくれるんだ…。

 まあ、息子がどんなスポーツをやってもいいのだが、しばらく朝練習には付き合ってもらうぞ。楽しいのだ。ご購読はコチラ.pdf

2014.04.11   豊橋西武百貨店地下のたこ焼き

 もう25年程も前、愛知大学の豊橋キャンパスへ通っていたころの話だ。

 豊橋駅でちょっと楽しみだったのが、駅前にある西武百貨店の地下で買うたこ焼き。当時の豊田では食べたことのない醤油を焼き込んだタイプで、夕方ともなればいつも行列ができていた。豊橋市民のソウルフードだったのだろう。

 腹の立つほど愛想の悪いオヤジが仏頂面で焼いていたそのたこ焼きは、たくさん買うと途中で嫌になるほど味が濃かった。でも忘れられなくなる味なのである。いつの間にか私も虜になっていた。屋号は知らず「西武の地下のたこ焼き」と呼んでいた。

 数年前に久々に豊橋へ行ったとき、そのたこ焼きを無性に食べたくなったのだが、すでに西武百貨店は無く、たこ焼き屋も無かった。人気店だったからどこかへ移転したのだろうが、探す時間もなく諦めて、そのまま忘れていた。

 先日、酒を飲んでいてそのことを話すと、友人の奥さんがインターネットで検索してくれた。

 なんと「豊橋駅前の西武百貨店の地下にあったたこ焼き屋の味が忘れられません」という質問が見つかり、そして、答えも載っていた。

 ──豊橋西武地下にあった「むらたのたこ焼き」は、現在「駅ビルカルミア」地下に移転して営業しています──

 インターネット万歳!近いうちに豊橋まで行ってこよう。あの仏頂面のオヤジは80歳半ばを過ぎているはず。もう焼いていないだろうな…。ご購読はコチラ.pdf


2014.03.21   高町で徘徊高齢者捜索する模擬訓練

 徘徊高齢者を地域住民の協力で捜索する模擬訓練が16日、豊田市運動公園のある高町自治区と豊田福寿園地域包括支援センターの連携で行われた。

 高町自治区は約180世帯と小規模なこともあり住民の連帯感が強い地域。また、地区内に特別養護老人ホーム豊田福寿園があるため、認知症高齢者への住民意識も高いそうだ。市内で初めて捜索訓練に取り組み、今年で4年目になるという。

 やり方は、まず徘徊者の特徴を町内スピーカー放送で流し、地域住民が見かけたら優しく声をかけたうえで、地域包括支援センターへ電話もするというもの。徘徊者役に同行して記者も歩いてみると、30分ほどの間に地域住民7人に発見され、福寿園が出した捜索車にも発見された。これならば本当に徘徊があった時もすぐに見つけて貰えそうだ。

 ただ、一緒に歩いてみて実感したのだが、隣接する井上自治区や御船町自治区方面へ行ってしまったら簡単には見つからないだろう。広域での連携体制づくりが大きな課題の一つだ。

 豊田市は昨年度、多くの市民が徘徊者の捜索に協力できるよう、中学校区単位で徘徊情報をメール配信する「かえるメールとよた」を始めた。記者もたった今、携帯電話のメールアドレスを登録したところだ。

 「緊急メールとよた」は毎日うるさいほど配信されるので嫌気が差しているが、「かえるメールとよた」はそうでもないだろう。皆さんも地域貢献の気持ちで登録してみては?ご購読はコチラ.pdf

2014.03.14   自治区の評議員2年目スタート

 私の地元・御船町自治区の25年度総会が先週末に行われた。地域のためにとボランティア感覚で引き受けた評議員のお役だが、総会となるとそんな感覚ではいられない。どこか矢面に立たされたような気持ちになってしまうから不思議なものだ。

 御船町自治区の評議員の任期は慣例で2年間。1年目、私は文化部の担当として、おいでんまつりへの参加や盆踊り大会開催の取りまとめをしてきた。予備知識ゼロで、全体像すら分からないままスタート。いま何をすべきか理解するのに時間が掛かってしまい、夏までの5カ月間は心底つらかった。そのぶん、盆踊り大会を終えた後の達成感も格別だった。

 さて2年目が始まる。何をどう進めれば良いのか分かったので呑気に構えていたのだが、なんと総務部の担当に配置換えになってしまった。評議員の半数入れ替えの都合もあるので仕方ないようだ。昨年の苦労を生かせないのは残念だが、1年目のようにゼロからのスタートじゃないだけマシである。

 総務部の主な役割は、毎月ある自治区役員会、年4回の組長会、年度末に開催する総会の資料づくりと仕切りだ。何を隠そう私は〝物事をそつなく進める〟ということが大の苦手である。御船町自治区、危うしっ!

 さてさて、本当に危うくなっては困るので、さっそく4月の組長会にむけて資料づくりを始めよう。まずは何をすべきか理解しなければ。

 各自治区の役員を務める皆さんも頑張って下さい。ご購読はコチラ.pdf

2014.02.28   「夢農人とよた」と太田市長が意見交換

 夢農人とよたが先週末、ホテルフォレスタで消費者との交流パーティーを開いた=左上に掲載=。

 夢農人のメンバーはみな若い専業農家だ。本業につながるとは言え、地域の農業を改革しようと活動を続け、大イベントまで開くのは大変なことだろう。メンバー個々で忙しさが違うはずだし、気持ちの温度差もあると思う。それでも志で一つにまとまり着実に活動内容を広げている。市民もこの活動を本物だと感じ始めていると思う。

 夢農人の事務局を務める広告代理店㈱ルーコの井上美穂社長は、交流パーティーで「夢農人は変態の集まりです。変態がスタンダードになるよう頑張っていきます」と話していた。変態というのは〝常識にとらわれない〟という意味だろう。

 従来の常識にとらわれない夢農人は、いち早くいろいろな異業種とコラボレーションして新商品を生み出してきた。いわゆる「農業の6次産業化」だが、新商品の販売は簡単ではないという。問題はそれを〝豊田の新名物〟として販売する場が無いことだ。副会長の大橋鋭誌さん(38)は「いま6次産業化の流れに乗っかっても、打ち上げ花火で終わってしまうだけ。それでは駄目なんです」と言う。

 そうした課題について夢農人メンバーの意見を聞こうと、太田稔彦市長がテーブルを設けた=右上に掲載=。30分ほどの短い時間だったが内容が濃く、聞いていて面白かった。そんなわけで、今週号3面は「夢農人とよた特集」にしました。ご購読はコチラ.pdf

2014.02.21   豊田のプロレスラー青柳政司さんが出場

 豊田市京町に本部をおく空手道場「誠心会館」の館長で、プロレスラーでもある青柳政司さん(57)が来週27日の夜、豊田市柳川瀬体育館で行われる「プロレスリング・ノア」の興行に出場する。前売チケットはローソン、ぴあ等で販売中だ。

 青柳さんは昨年の夏、地元豊田への恩返しのつもりでボランティア・プロレス「豊田夢ファクトリー」を立ち上げ、イベント等に出演してきた。子どもやお年寄りに夢や元気を与えたい思いから始めた活動だ。レスラーは青柳さんの空手の弟子たち5人。往年の有名レスラーも招いているそうだ。青柳さん自身もマスクを被り、マグナム豊田のリングネームで楽しんでいる。

 昨年10月に出演した「足助地区ふれあいまつり・足助商工会ニコニコフェスタ」には、太田稔彦市長や八木哲也衆議院議員も訪れ、リング上でマスクを被って盛り上げてくれたという。今後は子どもたちにプロレスを見せるかたわら「イジメは駄目だよ」というメッセージの劇もやっていきたいそうだ。


 来週27日の興行はボランティアでなく、本物のプロレス。27年間のプロレス生活で左目の視力は無くなってしまったそうだが、「こんな年寄りでも頑張っている姿を見せたい。そういう人間が居てもいいでしょう」と話してくれた。

 記者もアントニオ猪木やジャイアント馬場、初代タイガーマスクらの試合を夢中でテレビ観戦した世代だ。一度くらいはナマでプロレスを観てみたいな。ご購読はコチラ.pdf

2014.02.14   児童文学作家が科学を学ぶ時代 貞島容子

 豊田市立佐切小学校で8日、児童文学作家の岩崎京子さん(91・東京都)を招いた児童との「語る会」が行われた。

 これは、岩崎さんが同校の動物飼育をモデルにした児童図書『ヤギのリリのおくりもの』の発刊25周年を記念して企画されたものだ。「語る会」には全校児童22人と、本の登場人物である卒業生6人らが集った。

 児童たちは『ヤギのリリのおくりもの』を読んで、印象に残った場面や、リリのおくりものとは何だったのかを発表した。リリからのおくりものを、命の大切さや思いやり、経験、感動と発表する子どもが多かった。

 この本のあとがきに岩崎さんは「動物とともに生きることで、人類は多くの大切なことを学んできました」と記している。本のなかには、ヤギのうんちを手で受ける場面や、リリが子ヤギを産むときに子どもたちが見守る場面が書かれている。

 当時の校長であった藤綱隆三さんは子どもたちに「動物は飼うのではなく、育てるのだよ」と話しかけていたそうだ。

 岩崎さんは東京で子どもたちに本の読み聞かせをしていることを紹介し、『かさじぞう』を読み聞かせると、「地蔵は寒いなんて思わない」「地蔵が米や野菜をそりでどうやって運ぶの」と、質問が出ることを話した。科学的に物事を捉え、科学は本当で、物語は嘘と考える子どももいるそうだ。「でもね、質問には真剣に答えなくちゃね。だから今度は科学を勉強していこうと思うの」と岩崎さんは話していた。ご購読はコチラ.pdf

2014.02.07   森林資源の活用法を京都の女性から学ぶ 貞島容子

 豊田市営の環境学習施設エコットで2日、森林資源のエネルギー活用をテーマとした講演会が行われた。講師には京都府で森林バイオマス燃料の普及活動や火を使った暮らしを提案している㈱Hibanaの松田直子社長が招かれた。

 講演で面白いと思ったのは、松田社長の会社設立までの経緯だ。学生時代に外国の熱帯林を見て森林が減っていることを知るとともに、日本の森林資源が使われていないのを不思議に思ったそうだ。日本の森林の適切な利用が世界全体の森林保全に繋がるのではないかと考え、帰国後、国内の森林資源の利活用や問題、木の流通などについて調べ始めたという。

 森林資源を活用した燃料「木質ペレット」についても興味深かった。ペレットは木の粉を固めた直径約6㎜×長さ5〜25㎜の固形燃料。取り扱いが容易で燃やしても煙が少なく、燃焼効率が良いなどの利点があげられていた。価格は10㎏約5百円。京都市ではペレットを使うストーブが普及しており、ペレットストーブ購入補助制度も設けられている。森林の間伐材などを有効利用することで、地域のなかで循環型社会をつくり出し、雇用創出へとも繋げているそうだ

 豊田市でも森林資源を使った新しい事業ができないものか。しかし、若者のなかにはマッチを擦ったこともないオール電化で暮らす人たちが増えているとも聞いた。火のある暮らしを伝えるところから始めなくてはな

らないのか、と愕然とした。ご購読はコチラ.pdf

2014.01.31   本紙がつないだ足助と旭の二人

「矢作新報に載ってた旭の女の子(金川智子さん)に会いたいが、なんとかならんかなぁ」と、足助の小澤庄一さんから申し出があった。

 二人とも豊田市の中山間地で農作業に励んでいる人たちだ。経験・知識とも豊富な小澤さんと、農作業をやりたくて都市部から旭地区に移り住んだ金川さんが交流することはきっと良い繋がりになるのではと思い、金川さんに連絡を入れた。

 当日は記者も同行し、正午前に小澤さん宅を訪問。3人で昼食の準備に取りかかった。自宅庭には山から清水が流れており、野菜や食器はその水で洗った。メインはイノシシ肉で、小澤さんが30年以上も使っている外国製の薪ストーブにフライパンを載せて焼いた。庭先で摘んできた薬草やニンニクが肉と絡み合い、何とも言えない美味しい香りが立ちこめた。ご飯も小澤さんの自家製だ。

 小澤さんは肉をほおばりながら、農業に興味を持ったきっかけや旭地区での農業の手法について聞いていた。また現役の足助町職員時代に、海外研修で目にした広大な農場や果物の美味しさについて語った。小澤さんの話は農業に携わる人や食のあり方など多岐に渡り、金川さんは目を輝かせながら話を聞いていた。

 二人の話で共通していた点は、自分で作ったものが一番安心・安全でおいしいこと、シンプルな食生活を送りゴミを出さないことだった。  

 新聞は情報を読者に提供するだけでなく、人と人を結びつける役割もあることを改めて感じた。ご購読はコチラ.pdf

2014.01.24   リハビリ患者の作品ホームページで販売

豊田市梅坪町6を拠点に西三河の広い範囲で訪問リハビリ・訪問看護を行っている「リハビリネクスト㈱」が、患者さんを応援するバザーを始めた。

 脳機能障害にともなうリハビリでは、ベッドから起きて何かをする生活リズムづくりが大切。継続が大事だが簡単なことではないだろう。同社ではそうした患者さんたちの励みにして貰おうと、リハビリで作った塗り絵・折り紙・手工芸などの作品をホームページ上で紹介してきた。もう10年近くになる取組だ。

 今回始めたバザーはこの取組を発展させたもので、作品をインターネット通販のように買うことができる。いま販売されているのは同社が選んだ完成度の高い作品12点。時間をかけて作ったことが伝わってくる物ばかりだ。と言ってもアート作品の類ではないので値段は安い。高くても500円ほどだ。リハビリ中の患者さんを応援する気持ちで購入すると、売上はすべて社会貢献団体へ寄付されるので、二重の寄付になる。

 作品を買ってくれた人には作者(患者)からの手紙も添えるそうだ。また、作者には社会貢献の寄付につながったとして同社から感謝状が贈られる。社長の八木真次郎さん(45)は「そうやって人と人がつながる物語を大切にしたい。リハビリ中の患者さんは社会参加の機会が極端に減っています。社会に参加している気持ちになることはとても大切なんですよ」と話してくれた。

 リハビリネクスト社のホームページを覗いてみよう。ご購読はコチラ.pdf

2014.01.17   老犬介護セミナー介助の仕方考える 貞島容子

 豊田市保健衛生課が10日、老犬の飼い方や介護の仕方を学んでもらう「老犬セミナー」を開いた。講師に招いたのは(公財)日本動物病院福祉協会認定の家庭犬しつけインストラクター梅村由佳理さん(名古屋市)。質疑応答時間には、いわさ動物病院(豊田市和会町)の岩佐成倫院長も答えていた。

 講師の梅村さんは自身の老犬介護体験を話しながら、会場に連れてきた犬を使って犬の老いや介護について説明した。

 犬の老化は後ろ足からはじまることが多く、一歩一歩がゆっくりとなり、足の動きが棒のようになるそうだ。足腰が弱って散歩が出来なくなった犬や、排泄のポーズが保てなくなった犬に使用する介助専用グッズを紹介しながら使い方を説明していた。老化予防にはバックで歩かせることが良いとも話し、その方法についても紹介していた。

 話を聞いていくうち、犬も人間と同じように老い、介助側の接し方も同じようにするんだとあらためて気づいた。印象的だったのが「老犬に対して、最後にどこまで尽くしてあげるか。どうしてあげたいのか」を考えること。老犬のなかには認知症になったり、寝たきりになったりする犬もいるそうだ。

 家庭によっては家族の一員として可愛がってきた犬が、老いて介護を必要とするときがくるかもしれない。我が家にも8歳のコーギー犬がいる。セミナーで学んだことを参考に、家族で考えてみたいと思った。
ご購読はコチラ.pdf

2014.01.10   我慢とコツコツで今年も頑張ります

 新春恒例の「豊田市新年あいさつ会」が6日、市民文化会館で開かれた=3面に写真=。オープニングは豊田文化功労賞を今年度受賞した岩城雅邦さん(チェロ)と、奥田育子さん(ピアノ)が生演奏。正月に洋楽もなかなか良いものだ。

 挨拶に立った太田稔彦市長は、次のような内容の話をしていた。

 ──東日本大震災の直後は国民の意識が一致していたが、今は不安感が増していると思う。アベノミクスも同じではないか。失われた10年、20年に戻っても良いと思っていない点では国民の意識は一致していると思う。あとは我慢できるかだ。今年一年は我慢の年になると思う──

 我慢か…。アベノミクス効果が中小企業にも表れ、当社のような極小企業にも光が射して、小遣いを減らされたままの私の財布を温めるのは何時のことだろうか。よし、今年も我慢だ。

 閉会後、その足で取材に向かった自民党11区支部の賀詞交歓会では、ウマ年にちなみ、八木哲也衆議院議員が次のように話していた。

 ──国政で1年間勉強して、この地域の課題は日本の課題と同じだと分かった。ならば市議13年の経験に自信を持って働きたい。国政にはサラブレッド議員がたくさん居る。競争しても勝てないけれど、三河の農耕馬ならではの働き方がある。サラブレッドには出来ない耕す力を発揮してコツコツやるしかない──
 よし、私もコツコツやるしかないな。今年もよろしくお願い致しますご購読はコチラ.pdf

担当

新見克也編集長

katuya2.jpg1968年4月27日生まれ。豊田市井上町で育つ。豊田北高から愛知大学へ。卒業後2年間、岐阜大学教育学部で魚類調査の研究生をした後、高知市の(株)西日本科学技術研究所生物研究室に5年間勤務。主に魚類調査の仕事をした。1998年に矢作新報社へ入社し、新聞記者に。
 2〜4面の編集・レイアウトを担当しています。以前やっていた仕事柄、淡水魚類の調査が得意ですので、「矢作川天然アユ調査会」に所属し、本業のかたわら矢作川の調査をしています。矢作川漁協の組合員でもあります。豊田市自然愛護協会の理事もしています。趣味は魚釣り、スッポン漁、自然薯掘り等です。
 ブログ始めました。またご感想をお寄せください。「軽トラ記者が行く」

関連リンク
ENTERENTERENTER