| わが村は美しく1位! | ||||||||||||
| (平成18年1月11日号掲載) | ||||||||||||
| 楓で3千・頬っぺまで紅に染める香嵐渓は、1日最大4万人の来客を記録する日本有数の紅葉の名勝だ。 もとは寛永年間(370年前)名刹香積寺11世住職参栄和尚の栽楓にはじまるが、その後に楓の植栽は続いた。昭和初期、時の深見林右衛門町長の卓越したリーダーシップに足助の町の青年らが呼応した。香嵐渓は林右衛門氏と足助の青年の協働の賜(たま)ものといえる。 それから80年、地域力で観光の循環経済を確立してきた。この観光地づくりの事例に学べと、年3百余の視察団の来訪を受ける足助である。 地域の「循環経済」は古くて新しい問題。足助は「保全は開発」と説くも、この頃は矢作川のむこうの小原で「四季桜の里」を守る加知國一観光協会長をお訪ねするようすすめている。 四季桜の花期は10月〜1月。75年の「村の木」指定に前後して、当時の板倉宏村長の肝いりで四季桜は村中に広まった。同村前洞の村医者が植えたという百年木を母樹に、挿木で増やした。その繁殖の凄さは西尾一史君の挿木技術の功による。 たまたまNTTを早期退職した西尾君は、農的くらしを求めて森林組合入りした。桜の挿木繁殖は困難なものだが、西尾君は挿木による苗木の大量生産に成功した。四季桜は役場や村民グラウンドを埋め、一戸一本を植える村民運動で、いまや総数7千本。四季桜は山村集落のたたずまいを一変させた。 南ドイツの村づくりコンテスト標語に 「わが村は美しく」 があるが、その日本版ががあれば1位! 秋は足助の紅葉と並び、小原の四季桜に長い車列ができるようになった。地域力による循環経済の模範事例である。 |
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